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活動報告

農業委員会との意見交換会に参加しました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年11月25日、総務委員会の視察としてひらかれた、農業委員会との意見交換会に、委員外ではありますが参加させていただきました。 意見交換の前に実際の畑で収穫体験!大根と白菜を収穫し、その大きさ、立派さに驚きました。武蔵野市産の野菜、新鮮でとても美味しいのです。 そのあとは畑の中を見ながら、ハウスの状況なども教えていただき、途中でねずみの死骸にも遭遇…最近特に害獣対策が大変であることも伺いました。 会議室に移動後は議員からの質問に答えていただく形で意見交換会を実施。夏の暑さについてや設備投資、また野菜の適正価格とは?という大きなテーマについても議論を深めることができました。 都市農業を引き継いでいくことの大変さは、相続税への対応のみならず、設備の老朽化などからもあいまっています。農業委員と議会との連携に向けて、今後も意見交換を行っていくことを約束しました。

活動報告

臨時会が開催されました|武蔵野市議会レポート

2024年11月22日、武蔵野市議会では臨時会が開催されました。これは都議補選にともなって辞職したひがし前議員が副議長であったことから、その空席の人事を行うことを主な目的としてひらかれたものです。 下記の流れで多数の手続きを経て、最後にはこの間行われた選挙についての専決処分の議案も審議されました。 [当日の流れ]・本会議 副議長選挙→与座議員に・議会運営委員会 この後の流れの確認など(与座議員になったことにより総務委員長の交代などが発生)・総務委員会 委員長推薦→やぶはら議員に・全員協議会 都市計画審議会委員抽選→東山議員に決定・本会議 東京都十一市競輪事業組合議会議員及び東京都六市競艇事業組合議会議員指名→木崎議員に決定 議運・外環委員会の定数減 専決処分の承認(衆院選・国民審査・都議補選の補正予算) 淡々と手続きは進みましたが、選挙費用の場面ではやはり皆さんいろいろなご意見があり、急な選挙となったことに対する影響や、連続の選挙となったことでの費用の詳細など質疑がありました。 また、都議補選については投票率が大幅に下がったことを受けて、課題感の共有がはかられました。 [裏話]副議長選挙の際、たまたまですが開票立会人になったので、小林議員と2人前に出て開票作業を近くで見ていました。 すると欄外に書かれたものが1枚。この場ではこれが無効票扱いとされ、24人中23人が与座議員に投票、1人は無効票にということになったのです。 しかし休憩を挟み事務局が確認をしたところ、欄外にあっても他意がないと読み取れるようであれば有効とした判例が見つかり、結果としてこの1票も有効ということで修正がなされました。 なかなか珍しい状況になりましたが、またひとつ勉強になりました。 [今後の議会スケジュール]12月の定例会に向けて、準備が過密になっていく時期となります。来週には一般質問の締め切りがあるので、皆そこに向かって…というところ。 また11月23日には「市民と議会の意見交換会」も行われますので、ぜひ当日はお気軽にご参加ください。 13時半から武蔵野市役所にて、詳細はこちら。

お知らせ

不審者情報が相次いでいます|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 連日、武蔵野市内で不審者情報が絶えません。 先日、三鷹市大沢で強盗未遂の報道がありました。複数名のうち1名が逮捕されたとのことでしたが、「闇バイト」との関連も言われており、被害者にも加害者にもならないための注意が必要です。 武蔵野市でも毎日市内のいたるところで、不審者についての通報がなされています。通報されているものは氷山の一角と考えると、動きとしてはもっと多いと思われます。 警視庁などからの注意喚起についてポイントを記載しますので、ぜひご家族や地域の周りの方に、お伝えいただきますようお願いいたします。 ■ドアは開けずにインターホンで!「バザーに出す不用品はありませんか」「屋根が壊れているから見せてほしい」などと言って、コミュニケーションを取ったり家の中に入ろうとしてきたりするそうです。知らない人には対応せず、家族構成なども話さないようにしましょう。 ■迷わず通報を!家の周りをうろうろしていたり、壁や表札を触ったり、建物の写真を多数撮影したりといった事態が発生しています。怪しい状況があれば迷わず通報してください。(通報があると警察も巡回してくれるはずです) 家にいる時間でもドアは施錠し、人が出入りできそうな窓なども注意が必要です。物騒なことでとても残念ではありますが、地域の目で予防していきましょう。ご協力をお願いいたします。

活動報告

文教委員会視察報告2024|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今年も常任委員会ごとの視察が行われ、私は文教委員として10月16日~18日に参加をしてきました。今回はそのレポート記事です。 視察の概要 ・長野市:児童生徒の学校以外の居場所「SaSaLAND」・石川県:県立図書館における子どもの居場所機能・滑川市:学力向上の取り組み「科学の時間」・立山町:子育て支援策と元気交流ステーションみらいぶ 視察の詳細 ▼長野市:児童生徒の学校以外の居場所「SaSaLAND」 視察工程上、現地まで行くと時間が足りないということで市庁舎にて。 平成2年築の分校だった建物を使用している。教育支援センターとしての位置づけだが、学校とは異なるものという「感覚」の部分が重要なポイントであると感じた(勉強しなさいとかなになにしなさいとかはない)。 これだけ経費をかけて、本当に人は来るのか?という内部的な意見への対峙がまずあった。凶暴な子が来るのか、親は何をしているのかといった近隣の声もあった。こうしたことについては、担当者の熱い想いで向き合ってきたことがお話の中で随所に感じられた。 人件費やバスの経費が年間4,000万円ほど。元養護教諭や元消防士などがおり、緊急対応ができる。熱意や情熱で採用。給食も運ばれてくる。生徒の評価は在籍校が行う。 武蔵野市においてもこうした居場所の重要性が叫ばれる中で、地域偏在が課題とこれまでも指摘してきた。SaSaLANDについても同様の課題はあるのではないかと思う(送迎バスや保護者送迎で対応)。 市内各所に教育支援センター自体は多数配置されているとのことで、それらのサポートや連携体制が重要とも考えられる。施設のイメージはぜひ下記サイトを見てほしい。 ・長野市ホームページhttps://www.city.nagano.nagano.jp/n601000/kosodate/p001548.html 担当者が、不登校の原因についての調査がようやく最近行われるようになってきたとお話されていた。確かに不登校の数ばかり注目され、原因分析をきちんと行っていないのではないか?そうすると対策がずれるのは当然である。 国が重い腰を上げる中、現場でのリサーチももっと深くスピーディーにやっていかないといけない。 ▼石川県:県立図書館における子どもの居場所機能 とにかくインスタ映えする大規模図書館。基礎免震構造にしていたのと、円構造が効いて、震度5強でも強かったとのこと。 最近、教育委員会から管轄を離し、県政の課題に取り組む体制が整ってきている。ここは大きなポイントであったと思う。単なる図書館に終わらせず、「文化」活動を押し出しているように感じられた。地元の技術を活かしたアートが随所に飾られている。 こどもエリアの家具は遊具のように(参考:福井県のエンジェルランド:せんだみつる氏)。 とにかく巨大な施設でゆとりがある。多世代の居場所になっていた。車社会であることから使い勝手は良いのかもしれないが、こどもがふらっと立ち寄るには距離があるのではないかというのも課題感としてあり。 向かいにある大学もリニューアルされたことで、一帯がこれまたアートのように設えられていた。学生との連携も行われており、ものづくりの部屋は休日満杯とのこと。 終日テレワークをしている人もおり、それがよしとされていること、ライフスタイルを包摂していることが魅力的だった。 ・石川県立図書館 公式ホームページhttps://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/ ▼滑川市:学力向上の取り組み「科学の時間」 主体的な学びや問題解決能力を養うべく、2017年度から「科学の時間」を開始。理数教育とともにICT教育に取り組む。 小中での学習のかぶりがないように配慮をしていたり、先生の負担軽減も鑑みて事例集のようなスタンダード集を作成したりしている。地元企業との連携もあり、工場見学なども盛ん。 はじまりは教育長発信、ものづくりについて取り組んでいきたいという想い。市長もものづくりに対して想いがあった。 そもそも教育委員会が「テレビ寺子屋」なる番組を制作していた過去もあるなど、興味深い取り組みを多数されていると感じた。 一方、この取り組みによる成果の指標が難しく、特に全国テストなどでの変化は見られないとのこと。アンケートも設計が難しいことを質問したが、今後の課題であるとの答えをいただいた。 予定にはなかったが、ちょうど駅前に新しい公共施設「メリカ」ができたとのことで、電車を待つ間に視察。 災害時の避難施設であり、交流にも繋がる複合施設。下記の立山町の施設と同様に、駅直結なのが嬉しい。 ▼立山町:子育て支援策と元気交流ステーションみらいぶ モンベルのリュックサック配布でニュースになったのを覚えている方も多いのでは。子育て支援に力を入れており、保育の代替としての「まごもり」報奨金事業では、祖父母等による保育へ経済的支援を行っている。 保育園を完全に整備するというのはやはり今後への影響も考えられるため、こうしたソフト面での施策は魅力的である。 駅直結の施設みらいぶは、これまた地域交流の場となり、また保健センターの役割等も含まれていて、気軽に立ち寄れる施設として賑わっていた。 ・孫守り(まごもり)報奨金https://www.town.tateyama.toyama.jp/supportsite/kosodateguide/kosodateshienseido/6592.html ・小学校通学用リュックサック無償配布https://www.town.tateyama.toyama.jp/kosodate_kyoiku/gakko_kyoiku/shochugakko/5538.html ・元気交流ステーションみらいぶhttp://miraibu.jp/ 終わりに 衆院選のさなか、視察の受け入れをありがとうございました。またプライベートでも訪れたいと思わされる、自然豊かで魅力的な地ばかりでした。 このたびの学びの機会に、感謝申し上げます。施策のできた経緯だけでなく、今ある課題についても伺うことができ、良かったです。今後の武蔵野市政に活かしていきます。