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活動報告

2021年7月 来年度の予算について要望しました

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。一気に暑くなりましたね。熱中症などご自愛ください。 予算要望って? さて、7月16日には年に一度の「予算要望」というものがありました。予算要望とは、次年度の予算組みをする際にこんなことをして欲しいといったお願いや、意見交換などを市長サイドにできるものです。 議会以外でしっかりと話をするのは実はこの機会くらいなのではと思うくらいで、しかもざっくばらんに話せるので、とても貴重な時間です。 要望は会派ごとに行い、人数で時間が決められています。私たちワクワクはたらくは2名で30分。市長と副市長、総合政策部長、財務部長らが出席する中で、主に市長とコミュニケーションを取ります。 1年目はてんで何をするのかよく分からず、2年目は限られた時間を有効活用するのが難しく、ようやく今回3年目で話したいことは話せた!という実感がありました。 会派によっておそらくやり方は異なるのだと思われますが、私たちは毎年話したいことの箇条書きメモをお渡しし、その順番にポイントを伝えます。 何を要望したの? 今年は大きく3つのテーマについてお話をしました。 学校改築の進め方について 実効性ある環境政策について 感染症の影響と対策について この3点です。 学校改築については、これから個々の学校の計画・設計が決められていきます。8月には議員に対し、全員協議会という場で説明がなされることになっていて、そこでは一中・五中の改築コンセプトについて発表があるそうです。 そうしたことを踏まえ、要望としては大きな方向性として、これまでの市の学校改築についてきちんと検証し、過去の経験を生かして欲しいこと、また情報提供をしっかりとして欲しいことなどを要望しました。 環境政策については、まず低炭素化を目指し諸々計画など出ていますが、実際にどうするのか、具体的で効果的な施策を行うよう求めました。また、それとエコreゾートの関係性、大枠としてのSDGsなど話は広がり、市民からもわかりやすい広報、そして市民参加を促進していけるようにとお願いをしました。 最後に感染症の影響と対策ですが、これについてはそろそろはっきりとした数値が出てきており、本当に困っているところはどこか、どうすればその人に届くのかといった、実態把握やこれまでの施策の効果検証を行い、そのうえで効果的な施策を打って欲しいと伝えました。 税収増なども報道されていて生活への影響がよく分かっていないものの、自殺者数は特に子どもにおいて明らかに増えていて、高校生年代などの性被害や犯罪に巻き込まれるケースも出ていること、こうした部分に対しては早急な対応が必要として予算化を求めました。 具体的に何ができるか難しさはありますが、子どもたちをサポートできる人を一気に増やすなども提案し、限られた時間の中で議論することができ良かったです。 今後のスケジュール 次は8月の閉会中の委員会にいろいろと動きがあるはずですが、8月の議会が終わるとすぐ9月の議会が始まるという、五輪スケジュールでいつもと違ったペースです。 細かな施策についてはまた9月の一般質問に向けて準備していきたいと思いますが、さらに今年は市長選があり決算委員会が9月から12月に変わるため、いまいちペースが掴めません… 前述した通り学校改築の情報提供が全員協議会で行われたりもするので、またそのあたりもレポートしていきたいと思います。 お知らせ 武蔵野市のワクチン集団接種予約情報です。 基礎疾患のあるかたの集団接種予約を受け付けます。予約受付開始日時:7月21日(水曜日)午前8時30分接種日:8月1日(日曜日)予約方法:インターネット予約サイトまたは市コールセンター(電話番号0570-666-852) (注意)予診票に基礎疾患について記載し、接種時に必ず申告してください。(注意)接種当日にお薬手帳、診療報酬明細書、健康診断結果など、基礎疾患が証明できる書類をご提示ください。ご提示いただけない場合は、当日接種を受けられません。 http://www.city.musashino.lg.jp/stopcovid19/kenko_hoken/1031272/1032594/1032613.html 今回は基礎疾患のある方の予約受付となっています。何かしらの証明書類も必要とのこと、ご注意ください。

活動報告

選挙話|都議選を目の前にして

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。賑やかだった選挙期間もあっという間に過ぎ、いよいよ明日が投開票日になりました。 今日も期日前投票をやっているので、土曜ということもあり投票所は多少混雑しているのではないかなと思います。ぜひお天気がいいうちに足を運んでみて欲しい!とようやく筆をとりました(言い訳は子どもの体調不良で今週は戦闘力ダウン…です)。 私自身はどの陣営にも属しておらず、意図的にそうしています。普段から議会では議案ごとに審議をする立場を取っており、与党でも野党でもないとして行動しているからです。他の人がどうということではなく、今の市議会のバランスにおいても私の場合はそうしたほうが責任を果たせると考えています。なのでこの記事は誰かに誘導するような内容にはしません。 議会でも市に求めてきた投票率向上を目標に、今回も私自身SNSでの広報などに力を入れてきました。なるべくフラットに、きっかけとなるような記事にしたいと思いつつ以下記します。 武蔵野市からは1人しか当選できない!1票が運命を変える大激戦エリア 武蔵野市からは1名が当選することになります。「1人区」(いちにんく)というやつです。1人しか通らないので、誰に投票するかはとても重要な意味を成すと思っています。 NHKの選挙WEB「選挙の基礎知識」を見てみます。(https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/knowledge/) 正確には有権者数ですが分かりやすく人口で見ると武蔵野市は14万人、同じ1人区の小金井市は12万人。その一方、おとなり三鷹市は18万人で2人区、2人当選することになります。 うーん、羨ましい…ちなみに同じ2人区の府中市は26万人。これまたずいぶんな差がありますね。どこかに線を引かなくてはなりませんが、これが俗に言う「1票の格差」というのに繋がっています。 最も多いところは世田谷区(93万人)の8人、次いで練馬区(72万人)と大田区(71万人)がそれぞれ7人当選です。前回も今回もいくつかの選挙区で増減の調整があり、少しずつ変わってきてはいますが、武蔵野市としては1人しか選ばれない、大激戦のエリアとなっています。 選挙ドットコムでは2019年に1票以内の差で候補者が決まった選挙がなんと26もあったとのことです。(https://go2senkyo.com/articles/2019/12/28/47613.html) ちなみに前回の武蔵野市議会議員選挙でも、当選ラインは1,215票、その次の方が1,192票とその差は23票!!!ね、1票がどれだけ大事か感じていただけたでしょうか… いろいろあってどれを見ればいいか迷う…そんなときは「選挙公報」を見てみよう! 選挙公報は東京都選挙管理委員会のページで全部見られるようになっています。(https://www.r3togisen.metro.tokyo.lg.jp/campaign-bulletin.html) 選挙公報はオフィシャルのものなので全戸配布です。上記のようにネットでも見られますし、投票所にも並んでいます。ちなみに掲載順はくじで決まります。 今回は4人しかいないので見やすいですが、市議選ともなると前回は37人分で新聞をめくるような感じに…それはそれで目立ち方が異なり、読むほうも結構気力が要ります。 お住まいによってはちらしが配られたり、候補者からのはがきが届いたりしていることでしょう。ちらしの投函はポストの状況によって配布状況が異なりますよね。ポスティングNGとなっているところも多いかもしれません。 はがきについてはなんで自分の情報知られてるの?と焦った方もいるかもしれませんが、有権者の名簿から書き写すことが認められており、それをもとに郵送されているものが多いかと思われます。時代錯誤…と思うやり方かもしれませんが、オフィシャルなやり方ではあるので、送り主を責めず、今後の選挙のあり方についての議論にぜひ意見を出して欲しいところです。 結局どこを重視したらいいの? さてようやく中身、まずはどんな考えを持っている人なのか、プロフィールなども簡単に書かれています。武蔵野市の選挙公報はこちら。 また、それぞれどんな価値観を持っているかというのは、NHKの候補者アンケートがシンプルにまとまっていて分かりやすいです。都政への評価や新型コロナウイルス感染症対策についてなど。とはいえ似たような考えを持つ傾向もあり、絞り込みには使えると思います。(https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/survey/) 都議は武蔵野市と東京都の繋がりとして、非常に大きな役割を担っていると日々感じています。都全体としての立ち位置ももちろんあると思いますが、それでもやはりこの地域から1名しか都議会へは行かないわけで、期待は大きいです。 市議会にいると、しょっちゅう都の話が出てきます。お金も流れてきますし、都の取り組みをそのまま市が委託されて行うということも多々あります。少し例を挙げると、 都道がいつどのように工事されるのか(沿道の方には大きな影響が及びます) 都営水道一元化をどのように進めていくのか(市の水道は老朽化が進んでおり、自分たちで行っていくのはコストが高すぎて困難な状況です) 外環道路をどうするのか(最近調布で道路陥没があった道路工事、武蔵野市も東部に住んでいる方以外はあまり知らないかもしれませんが大きな道路工事です) こうした大きな公共工事に関することや、保健所や児童相談所といった都管轄の施設機能との連携、再編といったこと、また学校関係でも地方公務員としての採用人事関係は都に権限があります(教育の中身は元をたどれば文科省ですが)。都立公園も私たちの生活に密着したものですね。 国民健康保険についても武蔵野市では億単位での赤字繰り入れを続けており、財政健全化を図っているところではありますが、都や国に対し負担を減らすよう求めています。 こうした武蔵野市の今、今後を知るには第六期長期計画という計画が一番上の計画となり、これに沿って具体策が打たれます。イラストたっぷりで見やすいです。(http://www.city.musashino.lg.jp/res/projects/default_project/_page/001/026/874/tokuchou_gaiyo.pdf) また感染症下においては、医療体制はもちろんのこと商業に対する制限と補償、最近では吉祥寺への療養施設設置についてなども大きな話題となっていますね。 というように、武蔵野市に住んでいて東京都議会にいろいろと要望していかなくてはならないこと、たくさんあります。その席が1つしかないのですから、とっても大切な選挙です。 市にも大きく関係することとして公報を見る限りでは、鈴木さんは都営水道一元化をさらに進めていく姿勢、土屋さんと五十嵐さんは保健所機能を市にもという視点、そして土屋さんは都立公園の設備、五十嵐さんは外環道路反対の意思を表明しています。もう一人の候補者遠藤さんは武蔵野市に特別限った政策ではなく、消費税廃止などを述べられています。 あとはそれぞれ独自性があり、得意を生かす内容になっているのではないでしょうか。経歴やスキルによってアピールポイントは変わりますね。 また私見ですが、大枠で見たときに土屋さんは元市長・元国会議員のお父さんがいるわけで政権与党である国とのパイプに強い、五十嵐さんは今の武蔵野市長の後継と言われており市とのパイプに強い、鈴木さんは都議会与党だったので都とのパイプに強い、そんな関係性も見えてきます。 こうした人脈や各所との関係性というものも、働く中では非常に重要なことだと思いますし、仕事のやりやすさには関係してきます。人対人で仕事をしていることからすれば当然人柄なども気になるところですが、そのあたりはぜひ皆さん演説や動画、SNSなど見てみることで少しずつ感じ取ることができるのではないでしょうか。 武蔵野市にとってしっかりと働いてくれる方を推したい、私はそう考えます。誰かとは書きません、それぞれの価値観を大切に、その1票に託して欲しい。 投票は20時まで!散歩がてら寄ってみませんか さて、長くなりましたが投票に行きませんか?武蔵野市の期日前投票はこちらで行っています。すべての自治体での期日前投票所一覧はこちらです。券がなくても、明日行けない理由が何でも、直接突っ込んで大丈夫です。 どうしても迷ったら、何も書かないで投票することもできます(白票と言います)。投票結果が世代別で出たとき、少ない世代に対する態度が変わってきます。何も言わないなら優先的に考えなくてもいいだろう、そう思われてしまいます。ぜひ世代の投票率を上げましょう。 世代別の投票率結果、前回のものが出ています。10代・20代・30代、投票に行こう行こう行こう!大事なことなので3回言いました。(https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/numerical/) お子さんと一緒に投票所に入れます。投票所に入ったことがあるお子さんは将来投票する確率が高いというデータも出ています(総務省調査)。投票へ行くことが自然なこととして捉えられるのかもしれません。 ふう、結局書いていたらこんな時間になってしまいました…この記事で1人でも多くの方が投票に行ってくだされば本望です。私もこれから行ってきます!