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お知らせ

市議会Note2023夏発行|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。台風の影響が出てきています。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。私自身もどうしても後回しにしてしまいがちですが、今後に備えて、身近なところから防災に取り組んでいきたいものです。 さて、武蔵野市議会Noteの最新号を発行しました。画像データのため、そのあとにテキストをそのまま掲載します。 6月議会まとめ 補正予算では物価高対応や園バス安全対策支援、自転車ヘルメット購入助成、西久保はらっぱ公園拡充などが、また五中の改築工事請負契約や下水道施設の長期包括業務委託に向けた事業者選定準備のための議案などが可決されました。 一中の改築については入札不調が起こったため、時期をずらすための補正対応も今回の議会で行われています。 陳情ではインボイス制度延期について会派として反対しましたが、これは2021年に出された関連陳情から一貫して、すでに準備している事業者も多く今からストップするのは混乱をきたすと考えるためとしています。 制度運用の中で不備はおそらく出てくると思いますが、都度修正が必要であり、見直しを求めることには賛同する立場です。その他、全国霊感商法対策弁護士連絡会の不当な声明に対する陳情含め、議会では不採択(否決)となっています。 「学童の育休退所要件について」などを市に質問しました! 毎回の議会定例会で議員が自分の決めた内容を市に質疑できる一般質問。今回私は学童や認可保育の要件、小中学生の荷物重い問題、産後ケアの拡充などをテーマに質疑を展開しました。 概ね前向きな回答をいただけたあるいは問題提起になったかと思います。中継の録画もありますのでぜひラジオ的にチェックしていただければ幸いです。 世田谷区「うめとぴあ」を視察しました! 超党派議員の有志団体「東京若手議員の会」の研修会に参加し、世田谷区の保健医療福祉の拠点うめとぴあ内、保健医療福祉総合プラザを中心に視察しました。 武蔵野市で現在進められている保健センターとこども子育て支援施設の事業とも通ずるところがあり、スペースの考え方や行われている取り組みなどを知ることができ良かったです。 現在動きのある公共施設関連まとめ 施設やまちづくりなど土地建物関連の大きな事業について紹介します! 建て替えなど 保健センターとこども子育て支援施設 実際の設計を行うべく、近接・近隣住民の方への説明会などを開催。旧図書館跡地を増築場所とするため、日照権などの議論が生じています。 小中学校(一中・五中・五小・井之頭) 五中は新築工事へ。一中は入札不調により条件の組み直しを行い再入札へ。伴って一中と井之頭小のスケジュールに遅延が発生。こどもたちや地域住民への影響を最小限にとどめてと各所から要望あり。 武蔵野公会堂 周辺のまちづくりの進捗を踏まえ、ひとまずの改築として耐震化とバリアフリー対応がなされます。これから設計事業者が決まり、実際にどのような設えになるか具体化されていく予定。 高齢者総合センター・障害者福祉センター 順に改築を行うため、中町の旧自転車保管所の土地をサービス提供代替地として整備中。エレベーター無しで設計できるようにということで広い市有地に。平屋のプレハブが建つことになっています。 市有地の利活用 旧赤星鉄馬邸 吉祥寺本町4丁目、大規模住宅と広い庭で構成され、 建物は登録有形文化財として登録されました。市HPにアンケートあり。 吉祥寺東町1丁目市有地 旧平井医院跡地、意見交換を踏まえ内容決定後、事業者募集を行ったが応募なし。現在庁内で検討中です。 吉祥寺南町3丁目市有地 看護小規模多機能型居宅介護事業所が整備されます。 まちづくりや交通関連 吉祥寺パークエリア将来像立案へ 公園口の面的な整備に向けて、新たなバスロータリーとなる交通広場だけでなく一体的にイメージを構想中。オープンハウスなど今後への広報活動が行われています。 三鷹駅北口交通環境基本方針策定へ 2ロータリー化や広場の拡張などさまざまな案が出され、ワークショップも開催されてきました。現在庁内で方針検討中。 7年ぶりの友好都市訪問へ~武蔵野市議会で安曇野市を訪れました! 昭和の時代、旧豊科町から長らく続く友好関係のある安曇野市、中道通りのアンテナショップ麦わら帽子でも特産品がたくさん並んでいるのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。わさびやりんご、玉ねぎなどが有名だそうです。 今回は任意参加の視察でしたが、前期もコロナ禍で機会がなく初めてであったため、参加させていただきました。 あづみ野祭りへの参加や市内各所の訪問、さらには安曇野市議会基本条例研修にて、武蔵野市議会にはない、議会報告会や市長への政策提言などさまざまな取り組みについて教えていただき、今後の議会改革に繋がるアイデアを多数いただきました。 詳しい視察レポートはこちら 過去のレポートが格納されたDropboxはこちら

活動報告

安曇野市への視察報告|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。暑い日が続くと思うと、今度はゲリラ豪雨…気を付けなくてはならないことが多いですが、お互いに体調管理に注意していきたいですね。 さて、7月最後の土日は安曇野市へ視察に行ってきました。武蔵野市と長野県安曇野市(旧豊科町)は昭和58年頃からの交流があり、友好都市として交流や災害協定などを結びさまざまな活動を共にしてきています。 武蔵野市議会でも定期的な訪問を行ってきましたが、コロナ禍もあり今回は7年ぶりの視察となりました。私自身、前期は一度も行く機会なく、今回が初めての訪問です。 視察自体は任意参加で、今回17名の議員が参加しました。旅程は以下の通りです。 1日目武蔵野市役所→大王わさび農園→あづみ野祭り→歓迎会 2日目安曇野市議会研修(議会基本条例など)・議場見学→安曇野スイス村ハイジの里→ビレッジ安曇野→武蔵野市役所 市内のさまざまなスポットを見せていただきましたが、ここでは特に今回大きな学びを得られた研修の内容をまとめておきたいと思います。 議会基本条例研修からの学び 研修では、安曇野市議会の議会基本条例や関係例規について紹介があり、条例ができてからの議会改革を含む取り組みについてさまざま事例をお伝えいただきました。 議会基本条例というのは、議会や議員の活動原則などの基本的な事項を定めるもので、武蔵野市議会でも令和2年から施行されています。 それぞれの市議会でオリジナリティがあり、今回は安曇野市議会のこの条例が施行されてからすでに10年ということもあって、先進的な内容が多く刺激を受けています。以下、武蔵野市議会との違いを踏まえてのポイント紹介です。 「議会報告会」を開催している これは武蔵野市の周辺自治体でもあるところがありますが、安曇野市議会では議会報告会を年1回以上行うと定め、個人の見解を述べる場ではなく、議会の説明の場として定期的に開催をされているそうです。 コロナ禍でオンラインでの実施にも挑戦し、現在もリアルとオンラインを併用しているとのこと。 個々人の発信を追うのももちろん大切だと思いますが、こうした公式の場があると、議会の取り組みに興味を持っていただきやすいのではと考えています。 「文書質問」のしくみがある こちらは議員3名以上の連署で議長に提出し、市側に文書で質問ができるという制度。過去に一度使われたとのことで、どのような際だったのか質問してみたところ、職員の対応についてという内容。 一般質問にそぐわないから文書にしたのか聞くとそういうことではなく、議会のない時期にタイムリーに聞く必要がある内容であったためとのことでした。 私は文書質問と言うと、コロナ禍でもよく話題になりましたが登庁できない場合に使うようなイメージがあったので(あるいは産前産後といったときにも)そういう話なのかと思ったら全然違い、そうした使い方もできるものなのだなと気づきがありました。 「政策討論会議」と「市民の意見を聴く会」なるものがある まず政策討論会議は、武蔵野市議会でいう全員協議会に似たような会議として、テーマを定めて政策討論をする会議。これまでに例えば新総合体育館について、コロナ対策についてといった内容があったそうです。 そこでさらに、市民の意見を聴く会も開かれていて、上記の新総合体育館についてというのをテーマに実施されたことも。議会での会議と市民の意見を聴く場が両方とも行われているというのは、双方向、両輪のようなイメージがあり、印象としても非常にいいなと感じました。 これとはまた別に、安曇野市議会には「政策提言」というしくみもあって、常任委員会で取りまとめた提言を毎年市長へ公式に出しているとのこと。 これは全会一致で賛成があった内容のみで、そうした形で提言できるというのは市議会としての大きな影響力が出せるのではと思うばかりです。 議会報の「モニター制度」がある 議会だよりについて市民がモニターになり、意見を出し合う制度のこと。中学生から高齢の方まで、幅広い方が応募して参加しているそうです。 見やすくわかりやすい市議会だよりになるよう、活発な意見交換がされているとのことで、確かに充実した紙面だなと感じる内容でした。 ・安曇野市議会基本条例はこちら・武蔵野市議会基本条例はこちら 終わりに すべてのプログラムに安曇野市議会の正副議長が同行されるという歓待を受け、感謝の気持ちでいっぱいです。安曇野市の皆さま、本当にありがとうございました。 安曇野市の特産品などは武蔵野市内の麦わら帽子(中道通りにあるアンテナショップ)でも購入することができます。豊かな自然、特にとっても綺麗な水がベースとなっている野菜や乳製品など、美味しく魅力的です。ぜひチェックしてみてくださいね。 なお、今回私自身は0歳児連れで参加をさせていただきました。特に別途費用などもかからないというところから可能性があるのではと模索をしてみましたが、安曇野市議会の皆さまそして武蔵野市議会の皆さまのご理解あっての実現で、心からありがたく思っています。 すべての公務が子連れというのは難しいと考えていますが、皆さまのご厚意によりこうした機会を私にもいただけたこと、さまざまな状態にある人が議員活動を行うことができるというひとつの後押しにもなるのではないかと考えています。 今回の交流、そして研修などから得た学びを今後の議会活動に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。