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「市が担う公共の役割の再構築や学校給食・里親制度等」質問原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2025年第1回定例会でも、一般質問を行いました。まずはその読み原稿を掲載します。今回は7000字近くとなりました。 以下原稿です。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。今回は大きく4つ、市が担う公共の役割の再構築や、学校給食、里親制度、そして市民からの質問意見について質問します。冒頭、少し代表質問のようになりますが、年頭の議会ということで、全体的な議論をさせていただきたいと思っております。 1 武蔵野市が担うべき「公共の役割」について(1) 公共の役割を問い直す時期に来ているのではないかということについて昨今、社会保障制度をどのように考えていくべきなのか、国政における議論が過熱しています。少子高齢社会が進み、働く世代の負担がますます重くなるとされる中において、年金制度の賦課方式とそもそもの仕組みや、社会保険料の増額についての反発が高まっています。 その一方で高額療養費制度については最後の砦であるという意味合いも強く、こうしたところについては社会保障の取り組みが奏功しており、必要性を認識している国民が多くいるのではないかと感じています。 昨日、衆議院における予算審議でもこの件が取り上げられており、ちょうど武蔵野市選出の福田かおる議員が質疑されていたので、中継動画を今朝追って拝見しました。厚生労働省、そして財務省としても、どうやってこの仕組みを持続可能なものにしていくかという観点に依っており、さまざま模索しているもののいかんせんプロセスが見えにくいことから、今回のように唐突な印象を与えてしまっていること、そして1つひとつの制度だけを見るのではなく全体感を持って考えていかなくては、私たち自身も矛盾した意見を出してしまう可能性もあるなと感じた次第です。 ①このようなことは「公共が担う役割」を再構築するものと考えるが、市としてはこうした国民のうねりに対し、どのような見解を持っているか伺います。②市としてもこれまでと異なる考え方、価値観を模索していく必要性があるとも考えるがいかがか伺います。 (2) 長期計画と公共施設等総合管理計画について第六期長期計画・二次調整計画の策定が完了し、次は第七期長期計画の策定準備へと向かう期間に突入します。 昨年、令和6年第2回定例会においても、地域偏在の現状認識について伺いました。その際の小美濃市長の答弁は「行政サービスを提供する手段が、公共施設の場合、本市ではこれまで3層構造の考え方を基本としつつ、提供すべきサービスの性質や内容に応じて、どの程度のエリアの範囲を考えて整備すべきか、整理をしてまいりました。例えば3駅圏ごとにあるべき図書館や市政センターなどは、各エリアに均等に整備されております。またより身近なエリアでは、コミュニティセンターのほか、子育てひろば、こどもクラブなど、地域偏在が少なくなるよう、各エリアへ整備を進めております。 様々なサービスや機能の地域偏在は難しい問題ではありますが、既存施設の改修や改築のタイミングを捉え、エリアで求められるサービスや機能を充足する複合化や多機能化を実施したり、身近な地域の多目的施設であるコミセンを拠点として展開することのほか、地域生活環境指標などで、サービスや機能の地域偏在を見える化することが大切であると考えております。(中略)いずれにいたしましても、行政サービスとして提供する必要など、長期計画や個別計画の策定や既存施設の改修や更新を捉えて、市民の皆様の声を伺いながら考えてまいります。 再質問の答弁においても「またそれを見える化していくということも非常に大事なことでございますので、どういうふうにそれを示していくのかというのは今後の議論になってくると思いますが、これから公共施設の整備をしていくわけでありますけれども、そういう中にはそういう視点はぜひ入れていかなくてはならない、また議論もしていかなくてはならないと思っています。」 さらには再々質問の答弁で「最終的には策定委員の先生方が、どういう論点、テーマでやるかというのを決めていただけるのですが、そういうところもぜひ議論していただければなというふうに思っておりますので、今おっしゃったことを庁内でも議論させていただいて、策定委員の皆さんにもその旨はお伝えさせていただき、その議論が七調に結びつけられるようにしていければなというふうに考えています。」 とまでおっしゃっていただいています。私がもう一声とお願いしたシーンなのですが、ここまでおっしゃっていただいているので、私としてはこれから具体的な取組がなされると考えているわけです。その後この議論がどうなっているのか、教えていただきたいと思います。 今のやりとりは私と小美濃市長によるものですので、実際庁内ではどのように動くことになるのかというヒントについても触れておきます。令和4年度決算特別委員会での総合政策部長の答弁があります。 私の同様の問題提起についての答弁で「かなり全般的なというか、広範な部分なので、難しい部分もあるのですが、お話しいただいた公共施設という視点で見た場合は公共施設等総合管理計画。例えば大規模改修ですとか、更新、さらなる延命化をするのかといったときには、その劣化状況をいわゆる機能的劣化。その機能的というのは、今の社会状況に、例えばバリアフリーなんかも違いますし、使われ方。今で言えばIT系とかそういうものも含めて見る。 そういう基準を公共のほうで──資産活用課が主管課ですが──全庁で議論して示した上で、その施設、施設をどう見るかというのは、分野の計画の中で大体包含されている場合が多いですが、個別の分野別で見ていく形になります。また、当然各分野の計画をするときには、長計にひもづいてですけれども、その各計画の進捗の中で新たなニーズを見直しのときには入れて、そういう視点で。 ただおっしゃっていただいた、この間一般質問で出た、民間のサービスまで出てくるというと、まだ今後課題の部分もあるかなと思いますが、全庁的な今の進め方としては、今御説明したとおりかなと思います。」 ということでした。ここからすると、庁内としては担当課だけでなく他の分野のところが意見を出せるフェーズがあるということなのだと思うのですが、実際どうなっているんでしょうか。 また、私自身議員になる前に空き家対策の計画策定の市民委員をやったことがあるのですが(当時は議員になるとは思ってもいませんでしたが)策定のプロセスというのはやはりほとんどが出されたものを微調整していくもので、大枠はすでに決まっています。そうなるとやはりこの前段階、大きな方針を検討する場において、この施設をどうするのか、このエリアをどうするのかという戦略的な議論が必要で、それができるのは経営層そして長期計画策定の段階だと思うのです。 先日の第二次調整計画の全員協議会の場でも、長期計画の抽象度レベルについて問題提起をしました。ある種、武蔵野市における経営的な議論というのは長期計画議論の場で行うものですから、ここのやり方を変えないといけないと思いますし、また現在の公共施設等総合管理計画においてはこうした議論を仕掛ける点において不足があると考えています。 ただ、一応書いてはあるんです。第二期公共施設等総合管理計画、私は本当はこれ大好きなんです。でもその通りに進んでいないんですよ。基本方針にこうあります、 「公共施設等は、まちの魅力や都市文化を醸成する重要な要素であるため、個々の施設の維持・更新に留まらず、施設整備や管理の適正化、サービスの提供主体の最適化に取り組む必要がある。そのため、公共施設等のあり方、道路や公園、未利用市有地の有効活用などについて、従来の考え方にとらわれることなく様々な工夫を行い、武蔵野市の将来像を見据えた大きな視点を持って、施設の再構築を図るとともに、必要な投資は行いながら新しい価値を創造していく。」 私がこの短い期間で同じことを何度も何度もしつこく質疑しているのは、もう時間がないと考えているからです。このままずるずるいくと、公共施設がこれまでと同じようにリニューアルされ、公共課題は埋もれて解決に至らず、少子化の波の中で手放さなくてはならない資産が多数出てくることになろうかと思います。あるいは問題を50年後に先送りするだけです。市長にはこれまでのやり方を変えるのだというご決断をいただきたいと思っています。前向きに留まらず具合的な答弁をお願いし、以下質問いたします。 ①これまで何度も議論してきたサービスや機能の地域偏在について、横断的なプロジェクトにおいて再検討を要望するが見解を伺います。②また、関連する公共施設等総合管理計画について現在捉えている課題を伺います。③そしてこの 2 つの計画の関係性と今後の策定スケジュールについて伺います。 2 学校給食の質や量、食事の取り方について(1) 学校給食無償化の影響について質や量ともに影響は出ていないということでよいか、状況を伺います。物価高の影響で、他の自治体の例を調べるとやはり量が足りていないという声が出ていたり、規定の栄養量が足りていなかったという事態が発生したりしているようです。また、そうした困難な状況において、事業者が突然に閉鎖となり、急に給食が提供されなくなるといったことも起きています。武蔵野市においてはそのような状況が起こっていないのか、確認したいと思います。 (2) 量についてこれまで質の議論は多くしてきたと思うが、量についてはどのように考えているのか、文科省の通知や市の資料も見たが、市内の実態がわからないため伺います。量においては個人差があるためにその配慮を行うことになっていると思うが、どのように調整がなされているのかについても伺います。 (3) 食事の取り方について食事が足りないという声があり、その原因についてさまざま調べてみると、単純に量が不足していることだけでなく、例えば食べる時間が短いことやその環境等によっても満腹感が左右されるようです。こうした点についての見解、課題、工夫を伺います。 実際に私の周りにいるこどもたちに給食について聞いてみたところ、学年もさまざまですが、中学年高学年からは足りないという声が多く出ました。私の息子は1年生ですが、低学年ではあまりそのようには感じていないようです。一方、幅広く出たのは、やはり時間が短いということです。食べ終わらないということもあるし、急いで食べることによって満足感を得難い状態にあるのではないかということも推察されます。また自校調理ではないために、全体的にぬるいという声もありました。質を上げるというのは食材の話だけではないのではないでしょうか。ぜひ多角的な検討をお願いしたいと思い、今回の質問を行いました。 3 里親制度の啓発について先日、武蔵野プレイスで行われた、里親制度の啓発イベントに参加しました。里親となった方が実際の体験談をお話されたり、いただいた冊子にも里親の方々の事例が生の声として掲載されていて、本当に貴重なお話を伺うことができたなと感じています。 里親というと身元を引き受けてずっと一緒に暮らしていくというイメージが強いですが、都の施策においては普段施設で暮らすこどもを週末や長期休みだけ預かるというフレンドホーム制度というものもあるようです。週末だけということについてはどういうことなのだろうと思っていたのですが、施設で暮らすこどもが家庭での生活を体験するという意味があるそうです。 例えば、お父さん、男性が髭を剃る、ということは施設では目の当たりにしないまま大人になる可能性があるということで、確かに生活するメンバー、状態によっても、どのようなことを知りながら大人になっていくかというのは異なるなと感じました。公園へ行ったり、外食をしたり、そういった1つひとつが経験になるということです。こうした取組の重要性を知ることができ、私自身も大変興味深く、当事者意識を持ってこのテーマについて関心を寄せているところであります。 (1)啓発・広報について市として行っている活動について伺います。(2)都との連携について今後市内にできることになっている児童相談所との連携も合わせて伺います。(3)多様なこどもたちが存在していることについて制度の広報だけでなく、身の回りに多様な状況のこどもたちがいるということ自体を私たちが理解し、行動する必要があると考えるが、市の見解を伺います。 先日、児童養護施設で働く方々とお話する機会があり、そこで、地域の人にどんなことをしてもらいたいですかという話がありました。そこで、避けたりせずに挨拶をしてほしいと言われたんですね。その事業者さんの養護施設は、中古の戸建てなんかを活用しているものが多く、住宅街の中にある、溶け込んでいるようなところにあるとのことです。複数のこどもたちがそこで生活していて、職員さんは泊まり込みでかわるがわる生活のサポートをしている。保護者会なんかにも行くそうです。 そうした家庭環境がある、そこで暮らしているこどもがいるということを、私たちは想像の中に入れておく必要があると思います。何か特別なことをするということではなく、さまざまな状況にあるこどもたち、また保護者がいるということ、何か事情があるのかもしれないな、という想像力を働かせることで、不要な争いや誤解、傷つけるようなことや悩ませることも減るかもしれません。 4 市民からの質問や意見について直近で寄せられた質問や意見について答弁を求めます。 (1) 武蔵野市の成人式について準備の困難性等から午前ではなく午後からの開催を検討してほしいという声があるが見解を伺います。また、そういった声をこれまで集めてきているのか、毎年対象者が異なるために改善の難しさがあると感じるが、どのようにブラッシュアップしてきたかについても伺います。 (2) 小中学校で利用するタブレットについて故障に対する現在の対応を伺います。本体の故障だけでなく、バッテリーや充電ケーブル等も本調子ではないと聞くが、そういった細かなところまでフォロー体制ができているのか、本来の目的である学びの促進にかなう状態になっているのか確認のため伺います。 (3) 喫煙マナーについて市内でゴミ拾いをすると、最も多いのはタバコの吸い殻であると感じます。他の自治体でも全域で路上喫煙を禁止したり、罰則を設けたりする施策が進められていますが、市としてはトレーラーハウス設置以外に方策があるのかを伺います。公園でも喫煙する方や、大量の吸い殻ゴミが発見されており、お怒りの声をいただいています。もはやこうしたことについて思うのは、吸うということではなくポイ捨てがまずいけないのだということなのですが、吸う人も吸わない人も気持ちよく生活ができるよう、市が強いリーダーシップを執る必要性を感じるが見解を伺います。

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一般質問まとめ(2月28日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月28日(金) [こども]▼登下校時の見守り・ボランティアではなくシルバー人材センターの仕事として募集できないか(市長)意見として参考にしたい。(市)期間限定などの形でほとんどの学校で行われている。地域のこどもは地域で守るという姿勢、さまざまな体制取られている。市のホワイトイーグルや警察などの見守りも行われている。各校区に合わせて対応していきたい。 ・学校改築中の対応(市)校長が決定する通学路に沿って通うことになる。スクールバスには添乗員、バス停にもスタッフを付ける。 ▼給食後の歯磨き・歯科医師会が昭和46年から続けて要望してしているがどうなっているか(市)設備が不足していることや感染症対応などあり課題が多い。希望者には個別対応している。 ▼学童クラブ・都型認証について、今後課題があるか(市長)新制度について補助要綱がまだ示されていない、課題がある可能性はある。大多数のクラブで要件を満たすことが難しいと考えている。市内全クラブの47室のうち4つが40人を超える定員で運営している。国の条件でやっているため、都の認証に合わせて定員を減らしそれにより待機児を出すということは考えていない。→このまま移行するのは難しいとするならば、市長会などで都ときちんと交渉してほしい。(市長)市長会でも話題に出ている、要望していきたい。 ▼保育・誰でも通園制度(市長)国は一時預かりと同じ条件を想定していると思われ、市もそのように考えている。制度の意義には賛同しているが、保育施設などでさまざま課題があることも理解している。準備を進めたい。 ▼こどもとLGBT・慎重さが必要なテーマ(市長)こどもを対象にしたLGBT教育は実施したことはない。性の多様性については自分らしさを大切にするという観点で教育に盛り込まれている。(市)標準服の指定をなくす、呼称の工夫など対応を行っている。教師の理解重要。 [防災]▼学校改築での対応・同じ敷地で2校が使用となるが対応は(市長)五中・一中については、小学校が入ってくることから、備蓄品などは当面倍になる。→それぞれのエリアの方も避難先が変わることになるのか(市長)原則は在宅避難になる、一定の方は避難先へ。 ▼災害用トイレ・ためておくタイプのものはどれくらいいけるのか(市)10日以上いける、清掃業者と契約しておりバキュームカー2台で対応してもらうことになっている。実効性は高めていきたい。 ▼避難所・段ボールベッドの状況は(市長)業者と契約しており発災時に運ばれてくることになっている。→どうやって並べるかといった訓練はどうすればいいのか。(市長)一小での訓練でもブルーシートで大体これくらいの広さというのをやったが、スフィア基準にもっと近づけていかないと二次被害が出る。実効性のある訓練をもっと行っていきたい。 ・高齢者が運営になっていることがほとんど(市長)頼りにしているが、それだけでなく提案のように昼間いる可能性の高い中学生や高校生、大学生などにも訓練伝えて参加してもらいたい。先日訓練でもトイレの組み立てを中学生にやってもらった。 ・液体ミルク導入は(市)保存期間が1年半と短く温度管理もあるためなかなか難しい。液体ミルク自体を伝える活動は防災フェスタなどで行っている。 [福祉]▼訪問介護・報酬引き下げに対する市独自補助はできないか(市長)現段階では事業者の撤退などには至っていないが、困難な状態にあるのは感じている。拍車がかからないよう国への働きかけなど検討する。 ▼災害時避難行動要支援者・名簿の入れ替えはどうしているか(市)1年に一度必ずやっている。ちょうど今の時期。 ▼男女平等・女性向けの相談はあるが、男性向けは都ウィメンズプラザへ誘導となっている(市長)性別関係なく使える相談窓口もある。今後ニーズあれば考えたい。(市)令和4年に国がアンケートを取り、単独自治体での規模感が難しいことがわかっている。一定必要性は理解している。相談員の確保や動線などさまざま課題あるため検討したい。 ・パートナーシップ制度はファミリーでこども含め考えるべきでは(市)こどもの権利という視点では確かに制度がないことは課題。制度のつくりが自治体によってさまざま。整理したい。 [健康]▼健康アプリ・ポイント活用事業を進めては(市長)他自治体でもかなり導入されてきている、研究したい。 [行財政]▼カスタマーハラスメント・都条例の影響(市長)明文化された意義ある。啓発グッズ届き、掲出している。これまでもロープレある研修してきたが、条例踏まえたものにした。大小問わずハラスメントを受けたというのは、令和4年の職員アンケートで50%から出ている(会計年度任用職員含む)。→衝撃的な数字、これまで以上に対策しないといけないのではないか。(市)部としては健康福祉部が多い。録音装置を付けたり、状況見ながら対応広げている。アドバイザーも入れ相談できるようにした。 ▼少額随意契約・物価高などの影響(市長)20−50万円、50−80万円、80万円以上と分けて対応している。50万円以上が契約書を必要とするため煩雑になるが、それが劇的に増えているという状況にはまだない。他市についてもまだそのような状況は見られていないが、今後の動向を見て市長会など通して意見していく可能性がある。その中で、検討しているという通知が昨日総務省から来た。→分割発注にしたりということになると事務量がさらに膨大になることから、国の動向見て改善してほしい。 ▼行財政アクションプラン・意見募集に課題があったのではないか(市長)確かに参加者少なく、意見交換会やパブリックコメントで出た意見は合計41件。知ってもらう工夫をしたい。 ▼公共施設における営業行為・武蔵野プレイスギャラリーでの事例(市)個別に判断する必要がある、今回の事例については展示の趣旨など主催者へのヒアリング検討している。こどもたちの居場所について、スペースCは開放して自習室にする試験運用を行う予定。

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一般質問まとめ(2月27日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月27日(木) [こども]▼学校給食・給食無償化の影響は(市)質や量への影響はないと考えている。どうしても不足する場合には補正予算をお願いしてきている。→みかんが半分になっている。栄養価が足りているからいいということではない。こどもに悲しい思いをさせている。(市)確かにその通り。今回は長らくみかんをお願いしていた熊本の事業者が体調不良で仕入れられず、別の事業者にしたところ値段が倍になってしまった。イレギュラーではあるが、こどもたちに残念な思いをさせてしまいお詫びしたい。 ・サービスが一方通行にならないようにしてほしい(市)タブレットなど活用しながら、特にコミュニケーションが取りにくい調理場のほうとのやり取りについても考えていきたい。 ・給食のゲルマニウム半導体検出器による食材検査を続けるか(市)すでに一定の役割は果たしたと考えていることから、今後は学期に1回の測定とする。 ▼時間講師・市講師や都講師の状況や待遇は(市)市講師と都講師ともに約100名ずついる。市講師については、時給2950円と賞与あり。都講師は経験により異なり時給1950〜3480円。学校運営上の役割はなく、授業関係のみ。PCと机の用意はなく共有となっている。 ▼ジャンボリー・具体的な対策の状況は(市長)雪解けを待ち、防護柵を設置予定。6月頃に完成すると見込まれる。→結論を出すタイミングはどこなのか?7月から実施することになるがそのペースで大丈夫なのか。判断のプロセスについて見える化してほしい。(市長)これまでは中止になるということがなく、その判断基準自体が設けられていなかった。昨年を契機にそうしたこともルール化してキャンセル対応などもきちんとできるようにしていかなくてはならない。最終的にはこどもたちの安全第一で、準備を重ねたい。実行委員会で視察を予定しており、市長も同日程かはわからないが視察するつもり。 ・他市の状況や専門家への相談は(市)三鷹市・町田市は近くに熊が出ておらず、昨年も決行している。他のキャンプ場などで電気柵を設置しているところに聞き取り中。長野県のNPOに専門的な相談をしている。 ▼児童手当・ギャンブル依存症などによる受給者変更について(市長)個人情報にかかるため詳細は割愛するが、さまざまな事情で受給者変更の相談がある。 ▼子育て支援・産後ケアの稼働状況は(市長)年間700人ほどが申請している、日帰り型ほぼ100%稼働率、宿泊型50〜80%程度、訪問型は迅速対応できている。特に日帰り型の予約が取りづらいとの声。市内事業者が来年度3から5に増えることから協議を続けている。→一律での予約システム導入できないか(市)それぞれの事業者がシステムを使っており、他自治体からも受け入れを行っていることもあって、なかなか統一は現状難しい。 ・ゆりかご面接や健診の受診ない場合(市長)ゆりかご面接申し込みなく、連絡がつかない場合は子ども家庭支援センターと連携し状況把握に努めている。保育園や幼稚園どちらにも通っていない場合は、自宅訪問などして状況確認している。 ・ひとり親家庭訪問型学習 生活支援事業の状況(市長)ここ数年ずっと満員だったが、前回15人定員にで11人となった。3月に募集を早めたことから新年度の様子見もあったかもしれない。見直して、定員割れの際は追加募集など行う。 ▼中学校英語スピーキングテストESAT-J・トラブルなどはどうか(市)過去2年の受験において、特に何も生徒から声は出ていない。都は何かあれば連絡するよう伝えている。検証し結果公表することは望ましいと思うが、現状それを要望するには至らない。何かあればもちろん学校にも話が来ると思う。実態把握に努めることは必要。 ▼中学校の特別支援学級の通学支援・通学にガイドヘルパー活用はどうか(市)現状通学に利用できない制度になっている。他の支援のやり方で対応したいと考えている。 ・通学に時間がかかっていることで負担が大きい(市)確かにそうだが、五中に新しくできることによって少し解消されるとも思っている。シンプルにバスを出してドアtoドアということではなく、子どもにとっての最善の利益考えたい。 ▼武蔵野東学園・高等専修学校での退学処分と撤回についてどう感じているか。(市長)報道で知り、退学処分の撤回となったことにはひとまず安堵した。今何ができるのか、こどもの権利擁護委員は取組検討を続ける。 ・グループホーム友愛寮閉鎖にともなって(市長)在宅になった人数については個人が特定される可能性があるため開示できない。在宅であっても、日中活動自体は変わらずにできると思う。→在宅を選択したということなのか?(市)家族の意向として在宅となったという認識を持っている。 ▼教育委員会と市長部局・総合教育会議と教育委員会をオンライン傍聴できるようにしてほしい(市長)まず総合教育会議は公開の会議のため、オンラインも考えていきたい。 [福祉]・がん患者のアピアランスケア三鷹市では医療用ウィッグや人工乳房などの費用助成がある。武蔵野市にはない。 (市長)前向きに検討していく。 ・ギャンブル依存症やゲーム、ネット依存の相談体制構築状況は(市長)都の計画を参考にしながら、窓口やハンドブックなど検討する予定。→闇バイトをしてしまう経緯もギャンブルというのが多くある、小学校高学年からの予防教育が重要 [インフラ]▼下水道・八潮市の陥没事故を受けて(市長)ストックマネジメント計画に基づき、優先順位をつけて点検している。2月には事故を受けて、重要な箇所の点検を通常清掃と合わせて行った。 ・雨水対策で民間の大学の地下活用はできないか(市長)下水道関連の施設を民間の土地に整備することは、存続の可能性や代替地の確保など含めて難しい。→杉並にも影響が出ている、ゆっくりしていられない(市長)善福寺川のすぐそばに住み、杉並の方々の苦労についてもよくわかっているが、簡単なことではなく、無計画に話をするようなものではない。やってくれるようなところがあるのならもちろん頼みたいくらいだ。まずは公有地から、最大限やれることをやってから。 ▼都道・女子大通りと花の通学路(市長)都の優先整備路線になっているが、事業化の日程は未定とされている。花の通学路については市から事業化を働きかけていない。女子大通りは歩道が狭く、自転車利用者なども安全ではないことから、事業化を望んでいる。反対の声ももちろん聞いており、補償など都に丁寧な対応を求めている。このままではなかなか進まない、複雑な状況。今の歩道の状況も悪いのでそこだけでも先に手をつけられないか相談している。 ・天文台通り(市長)用地買収を進めている。所有者不明など課題も多い。たましん跡地413平米を購入し、4分割して代替地に充てている。 ▼三鷹駅北口・2030年に三鷹駅は開業100周年を迎える、南北一体となりエリア活性化を(市長)現段階で100周年に向けては話していないが今後検討したい。交通環境基本方針の検討を進めていることから、それらを通してまちづくり進めたい。 ▼吉祥寺駅南口・井の頭通りの渋滞(市)交通広場の完成によってだいぶ変わるとは思っている。→吉祥寺駅へ向かうために右折できるようにならないのか。(市)実車のタクシーが右折で入れないかという検討は令和3年度に行ったがバスもあり難しいという判断をした。 ▼JRホームドア・2030年とされていた予定が繰り上がり2028年度までの設置に向けて事態が動いている(市)都の補助スキームがあるため、調整中。 ▼緑化・武蔵野プレイス前の公園(境南ふれあい広場公園)に市民参加で雑草を植えてはどうか(市長)ワークショップでさまざま議論がなされ、広場の仕上げについてどうするかについてはこれから。憩いとイベント利用を鑑みた設えを検討していく。既存樹木の植え替えなども考えている。 [行財政]▼待遇改善・会計年度任用職員のベースアップや休暇制度について今後の方針は(市長)令和7年度の早い段階で検討を行っていく予定。 ▼公共施設・マネジメントや施設保有量について(市長)ファシリティマネジメントに他より早く取り組んだ。現状1人あたり2.05平米の保有量で基準とした2.08を下回っている。 ・事務所使用料を市に納めていない団体などはあるか(市長)生涯学習事業団が使用料を収納した記録ない。市民防災協会は市の事業協力を行っているため、使用料を納めていない。記者クラブは秘書広報課が管理するスペースのため、使用料納めていない。(市)生涯学習事業団の件は歴史的経緯あり、しかし重く受け止めている。自主財源がないためどうするのが良いか、今後検討する。(市)記者クラブは都や国と趣異なる、取り上げてもらえるようにこちらが働きかける立場というのもある。一方、記者クラブに入っていないフリーの方などでも、記者会見に参加できる。 ・自治労の使用料いつから(市長)平成26年3月に使用料条例を制定したことがきっかけで、自治労の使用料徴収を始めた。 ▼非課税世帯への給付金・給付金事業の予算や適切な対象について(市長)今年度の予算において3事業、総予算で事務費含めて20億円、全額国の交付金。給付世帯の照合が難しいことは認識している。国の制度設計に基づいて支給している。(市)課題がないとは思っていないが、まずはスピーディーに支給することを重視している。

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施政方針に思うこと|武蔵野市議会レポート

2025年2月26日の本会議では、市長の施政方針に対する、会派代表からの質疑が行われました。我が会派ワクワクはたらくからは宮代議員が質問しました。 施政方針演説は、小美濃市長にとって2度目となりますが、昨年は当選後すぐのタイミングであったため、今回が初めての本格的な予算編成であるとして、さまざま突っ込んだ質疑がなされました(昨年は公約についての質疑がとにかく多かった記憶があります)。 施政方針の内容まとめはこちら 私自身の施政方針への感想は、内容が個別具体であるがゆえに公平性が気になるな…というものでした。かいつまんだ施策が並んでいるのですが、全体感とバランスが捉えにくいということです(最近の課題感を通ずるところがあるため、ちょっと指摘が多くなりますが、これを書くことで次の議論に繋げさせてください)。 これはおそらく施政方針における基本的な考えの部分が以前に比べて簡略化され、また国や都の動きの部分も割愛されたことから、各論の施策の部分が全体の配分の中で多く感じられたのかなと思っています。 確かに演説の際、いつもよりだいぶ早いなと感じたのですが(前は1時間半近くかかっていた気がするのですが1時間で終了)、全体の分量自体が大幅に減っているのでそりゃそうだとなったわけです。 このことについては賛否両論あると思います。施政方針というもの自体を長々とする必要はないのかもしれませんし、ダラダラ書くよりいいというのもわかります。ただその場合各論となる施策の部分は、公平性を鑑みてもう少し記述の仕方を考えるとか、演説する箇所には入れないといった工夫も必要かもしれません。実際、演説の箇所にはないけれども、目玉のような施策というのは他にも多数あります。その中でなぜこれをピックアップしたんだろうという疑問が残ります。 そもそも予算の集中審議は特別委員会でやるわけで、個別具体的な施策はあとでいいのです。施政方針は方針ですから、大枠の課題認識、問題提起などがもっとあると良かったと思います。 先日の長期計画の全員協議会においても、長期計画の抽象・具体レベルをどこまでに設定していくのかという問題提起をしました。 武蔵野市は計画行政を重視しており、それ自体は良いことだと思うのですが、同じような作業が多数発生していること、策定プロセスにおける整理ができていないことが課題と考えています。 その中で長期計画という一番おおもとになるものについて、あまりに具体化しすぎているのではないかという課題感を持っています。そこまで具体的にするのであれば個別計画はなんなんだということになるからです。 これは長期計画条例などに基づいているのでそこから変えなくてはなりませんが、この条例ができた当時に比べて個別計画の存在感が大きくなっていることから、長期計画の役割自体を見直す必要があると思います。 長期計画、そして毎年の予算編成方針である施政方針においては、もう少し抽象レベルをあげて、今武蔵野市が、日本がどのような局面に立たされているのか、どのような課題を認識しているのかといった、議論の前提となる情報の共有、共通認識を持つためのものにしたほうが良いのではないでしょうか。 今日の各会派からの質疑もどうしても個別的な話になってしまい、予算特別委員会ではそれはやらないの?と思うわけです。結局役割が重なってしまっていて、議論の場としてもったいないと感じます。 ということで今日は施政方針の個別具体的な内容ではなく、全体感、構成についてコメントしました。施政方針の中身についてはYouTubeでもお話していますのでぜひご覧ください。 明日から2日間は各議員からの一般質問が行われます。私は28日のお昼前後に登壇予定です。

お知らせ

2025年2月の登壇予定(一般質問)|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会第1回定例会がスタートしました。今回は予算があるので、35日間と長い開催となります。 まず2月28日(金)お昼前後に、一般質問にて登壇予定です。質問の要旨は下部に記載。今回はこのあと予算特別委員会にも委員として出席する予定のため、そこに向けた頭出しの意味も込めており、いつもより質問数が多いです。 1 武蔵野市が担うべき「公共の役割」について (1) 公共の役割を問い直す時期に来ているのではないかということについて昨今、社会保障制度をどのように考えていくべきなのか、国政における議論が過熱している。少子高齢社会が進み、働く世代の負担がますます重くなるとされる中において、年金制度の賦課方式とそもそもの仕組みや、社会保険料の増額についての反発が高まっている。 その一方で高額療養費制度については最後の砦であるという意味合いも強く、こうしたところについては社会保障の取り組みが奏功しており、必要性を認識している国民が多くいるのではないかと感じている。 ①このことは「公共が担う役割」を再構築するものと考えるが、市としてはこうした国民のうねりに対し、どのような見解を持っているか伺う。 ②市としてもこれまでと異なる考え方、価値観を模索していく必要性があるとも考えるがいかがか伺う。 (2) 長期計画と公共施設等総合管理計画について第六期長期計画・第二次調整計画の策定が完了し、次は第七期長期計画の策定準備へと向かう期間に突入する。 ①これまで何度も議論してきたサービスや機能の地域偏在について、横断的なプロジェクトにおいて再検討を要望するが見解を伺う。 ②また、関連する公共施設等総合管理計画について現在捉えている課題を伺う。 ③そしてこの 2 つの計画の関係性と今後の策定スケジュールについて伺う。 2 学校給食の質や量、食事の取り方について (1) 学校給食無償化の影響について質や量ともに影響は出ていないということでよいか、状況を伺う。 (2) 量についてこれまで質の議論は多くしてきたと思うが、量についてはどのように考えているのか、文科省の通知や市の資料も見たが、市内の実態がわからないため伺う。量においては個人差があるためにその配慮を行うことになっていると思うが、どのように調整がなされているのかについても伺う。 (3) 食事の取り方について食事が足りないという声があり、その原因についてさまざま調べてみると、単純に量が不足していることだけでなく、例えば食べる時間が短いことやその環境等によっても満腹感が左右されるようである。こうした点についての見解、課題、工夫を伺う。 3 里親制度の啓発について (1)啓発・広報について市として行っている取組について伺う。 (2)都との連携について今後市内にできることになっている児童相談所との連携も合わせて伺う。 (3)多様なこどもたちが存在していることについて制度の広報だけでなく、身の回りに多様な状況のこどもたちがいるということ自体を私たちが理解し、行動する必要があると考えるが、市の見解を伺う。 4 市民からの質問や意見について (1) 武蔵野市の成人式について準備の困難性等から午前ではなく午後からの開催を検討してほしいという声があるが見解を伺う。また、そういった声をこれまで集めてきているのか、毎年対象者が異なるために改善の難しさがあると感じるが、どのようにブラッシュアップしてきたかについても伺う。 (2) 小中学校で利用するタブレットについて故障に対する現在の対応を伺う。本体の故障だけでなく、バッテリーや充電ケーブル等も本調子ではないと聞くが、そういった細かなところまでフォロー体制ができているのか、本来の目的である学びの促進にかなう状態になっているのか確認のため伺う。 (3) 喫煙マナーについて市内でゴミ拾いをすると、最も多いのはタバコの吸い殻であると感じる。の自治体でも全域で路上喫煙を禁止したり、罰則を設けたりする施策が進められているが、市としてはトレーラーハウス設置以外に方策があるのかを伺う。 公園でも喫煙する方や、大量の吸い殻ゴミが発見されており、お怒りの声をいただいている。吸う人も吸わない人も気持ちよく生活ができるよう、市が強いリーダーシップを執る必要性を感じるが見解を伺う。 その他の議員の一般質問についても、見出しが掲載されていますのでぜひ武蔵野市議会ホームページをご覧ください。

活動報告

市長による施政方針演説2025まとめ|武蔵野市議会レポート

小美濃市長により、2025年度の施政方針演説が行われました。施政方針とは、予算編成方針の意味合いで、今回の予算案がどのような視点でつくられたか、想いを含めて規模や特色などを知ることができるものです。 冊子になるほどの内容ですので、こちらではポイントをまとめてみます。詳細を知りたい方はぜひ武蔵野市ホームページでのテキストや、実際に演説の様子がわかる市議会中継動画(数日内にアップされます)をご覧ください。 なお、この方針に対する質疑は2月26日に行われます。 基本姿勢 ・子育て関連における書かない窓口、ご遺族に寄り添ったお悔やみ窓口などDXを進めてきたが、さらに利便性向上と業務効率化に努めたい。 ・広聴としての市長への手紙や語ろう会、commonにおける市民目安箱の試験運用を本格化し検討を進める。 ・武蔵野芸能劇場などで民間事業者による指定管理が始まることを含め、日本一市民のために働く市役所を目指し、連携協働や事務事業の見直しを進める。 基本政策 [防災]・家具転倒防止金具購入補助を進めてきたが、さらにPRし設置を促進するとともに、災害時のトイレ対策を進める。・防災訓練の実効性を高める。 [医療]・団塊の世代の方が全員後期高齢者となる2025年、さらなる体制強化が望まれる。・吉祥寺南病院の休診も相まって予断を許さない状況。市としても都などと連携強める。 [防犯]・闇バイトや特殊詐欺被害が増加、連日不審者情報がある。・注意喚起のみならず、防犯カメラやカメラ付きインターホン、防犯フィルムなどの防犯対策補助、危険箇所への防犯カメラ設置検討を行う。 [福祉]・高齢者や生活困窮者、障害者などへの就労支援の強化。・認知症予防(eスポーツ活用も)や、障害者の住まい確保などに取り組む。 [こども]・私立幼稚園などの保護者補助増額。・むさしのジャンボリーは熊対策をしての開催を目指す。・学童保育の長期休業中弁当配食につき父母会に負担かけない方法の試行実施を行う。 [教育]・学校改築における物価高騰などの影響を鑑み広く意見交換や検討を行う。中学の適正数も議論する。・開かれた学校づくり協議会を全市立小中学校に拡充し、学校の魅力を高めていく。 [環境]・吉祥寺東町2丁目に防火水槽を備え、緑を楽しめる空間を創出する。・友好都市の岩手県遠野市と協定締結し木材提供を受け、誕生祝い品として木のおもちゃを贈呈する木育を推進する。・善福寺川などにおける下流域自治体への負担軽減のため、雨水管理計画策定を進め、対策を講じる。 [まちづくり]・吉祥寺南口駅前広場事業の着実な推進、イーストエリアにおける喫煙トレーラーハウス設置や路上禁煙地区追加指定など環境美化活動を進める。・本町コミセン移転に合わせ、中高生世代の居場所づくりなど複合化を検討する。・三鷹駅北口の補助幹線道路早期相互通行、桜通りの改修などに向け検討を深める。 [交通]・30周年を迎えるムーバスにつき、EVムーバスを1台導入しゼロカーボンドライブを実現する。・移動に不便を感じる高齢者や子育て世代に対して、必要な支援を行えるよう協議する。 [インフラ]・こどもや高齢者の事故が後を絶たないため、生活道路の交通安全対策を試行実施する。・下水道菅が原因である可能性が示唆される道路陥没事故が発生していることからも、市も適切な管理や予防保全に努め、AIを活用した道路自動点検システム導入など、路面の変化に機動的に対応できるよう取り組む。 [平和]・戦後80年を迎えるに当たり、市内で本格的な空襲を受けた中島飛行機武蔵製作所の件も含め、次世代に繋いでいく必要がある。三鷹市と連携して戦争遺跡を紹介する特設サイト開設や、多摩26市での平和サミット開催を予定している。 予算の規模・特色 [予算編成方針]「市民の命を守るまちづくり 次世代に平和な未来をつなぐ予算」と位置付け、持続可能な市政運営を目指し、限られた財源を真に必要性・緊急性が高い事業に配分することを基本とした。 [規模・特色]・一般会計予算約880億円(前年度比8.0%増)市税が52.7%で、個人市民税・法人市民税ともに増収見込み。・国民健康保険事業会計約139億円(前年度比3.8%減)・後期高齢者医療会計約46億円(前年度比3.0%増)・介護保険事業会計約132億円(前年度比1.9%増)・その他水道事業、下水道事業会計別途あり

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社会保険労務士会の方々と意見交換しました|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2025年2月19日、武蔵野スイングホール10階にて、社会保険労務士会武蔵野統括支部の皆さまと多摩東部エリアの市議会議員との懇談会がひらかれ、私も参加してきました。 私が行政書士、母が社会保険労務士という仕事をしてきた関係で、選挙の際は推薦をいただき、今回もご招待いただきました。いつもありがとうございます。 社会保険労務士の方々のお仕事は、中小企業支援から個人の年金まで、とても幅が広く、そのため懇談の中身もあちこちに展開。 労働条件審査や公契約条例について各自治体どうなっているか(武蔵野市は外郭団体において労働条件審査導入済) 教員の働き方改革における見解は(議員からの話でしたが私も以前話題にしたことがあり、労基法で考えればアウトなことをどう現場に浸透させていくかが課題というまとめに) 介護現場の人手不足が顕著(SNS採用についてなど新たなアイデアも) などなど、多数の話題が上がりました。2025年問題と言われる、高齢社会での担い手についても大きな関心が寄せられました。 私たち議員のところにもよく相談がある、障害年金や退職時の手続きについてなど、社労士会でも無料相談などやっていますよということでお知らせいただいたので、リンクを置いておきます。 https://www.tokyosr.jp/entrance/consulting/ 武蔵野市役所でもロビーでよく相談会がひらかれているので、スケジュールについて市報にてご確認ください。 今回も学びの多い時間となりました。業界団体と言われる方々とのお話は深いところまで理解が及ぶので、ありがたいです。 今後ともよろしくお願いいたします。

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長期計画についての全員協議会がひらかれました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2月になり寒さがさらに厳しくなりましたね。体調に気を付けていきましょう。 第六期長期計画・第二次調整計画の策定について 市長公約との整合を図るため、長期計画のさらなる議論がこの半年間展開されました。策定委員会8回(市長、教育委員、市議会それぞれとの意見交換含む)、市民との意見交換会4回、中高生世代との意見交換会1回が行われたとのことです。 それらを踏まえて策定された計画について、議会への説明の場となる全員協議会が2月12日にひらかれました。 全員協議会における本多の質疑・意見 原則オンラインでの策定委員会良かった 市長公約との整合というのは初めてのトライだった、今後も情勢の変化などに対応するための実績にしてほしい 財政計画をここでやる意味はどこにあるのか、財政計画の主体は市であり策定委員会に持っていくというのでいいのか、プロセスに違和感がある 長期計画の抽象度をどこに持ってくるか検討したほうがいいのではないか、長期計画と個別計画のバランスを考えるべき その他、各論への意見や市長公約との整合について、財政計画の内容などの質疑が各議員から行われました。 第7期長期計画の議論がすぐ目の前に迫っていることから、今日の議論について市側で早期に検討いただきたいと思います。 ◆計画の詳細についてはこちら(武蔵野市ホームページ)

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文教委員会がひらかれました(2025年2月)|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2月は閉会中の委員会がひらかれています。委員として文教委員会に出席しました。 行政からの「武蔵野市立南保育園・武蔵野市子ども協会立東保育園の整備方針の見直しについて」報告がありました。 これは2021年度に今後の方針として、仮設園舎をつくり、順次2園を建て替えると決めたものを、今回見直すことになったという内容でした。 経緯が書かれた文教委員会の資料はこちら。 以下、質疑の中でのメモを掲載します。 ・劣化調査は行っており、その都度対応している。しかし老朽化はしていることから、職員からの声は上がっているのが実情。 ・コンクリートの中性化自体は進んでいる。アルカリ性を戻していく手法や打ち直しなどの方法があり、保守対応として検討実施する。アスベストは解体工事検討の際に調査する。 ・数年程度延期とはどれくらいなのか。今後の見通しはまだ立てていない。今回は見直しをするという情報共有。 ・仮設園舎を建築予定だった南町苗木畑公園については、現状何も手を入れていない。敷地の調査を行ったのみで、想定していた遊具撤去なども行っていない。 ・公園の敷地調査や機能の検討など今年度やってきた。仮設園舎の費用について見積もり取得、事務を着実に進めてきたが、昨夏頃から確認をする中で比較検討し、今回の見直しに至った。 ・来年度予算を組む中で、事業者と話し、人手不足や資材高騰など、相当厳しいという意見があった。予算確定をするにあたり、スキームとして現状では難しいと判断した。 ・仮設園舎の費用と新園舎の費用、ほぼ同じような金額になる見込み(1園つくるのに一般的には4-5億円程度かかる)。 ・1月15日経営会議においてこの方針決定。すべての事業のローラーというよりは、事業ごとに精査している。手法の見直しがメイン。 ・市立の意義、医療的ケア児など受け入れを考えた新園舎を想定している(ストレッチャーの入るエレベーターなど)。市立4園の方針は変わらない。 ・市保連に対しても、近日中にお伝えをする予定。 (本多意見)決めたことを見直すのは悪いことではないが、スピードは重要。公立の意義を考えつつ、保健センター改築見直し同様に前向きな見直しとして取り組んでもらいたい。利用者や職員に対しても、方針を早く打ち出し、小出しに情報を提供してほしい。それが市民理解に繋がると考える。

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武蔵野市議会だより399号が発行されました|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 年4回発行の武蔵野市議会だより、2025年2月号となる399号が発行され、お手元に届いているかと思います。 定例会での議論内容が1面となっており、中面は一般質問。各議員の質問内容がぎゅぎゅっとまとめられています。 私は「支え合いのまちづくり」を持続可能なものにするためにというテーマで、市の人材についての考え方や採用、あるいは地域活動の今後の可能性などを質問しました。 ぜひ紙面をチェックしていただければと思います。なお、次号の400号からはデザインが変わり、リニューアルします。議会広報委員会委員長としてこの1年間準備に臨んできました。お楽しみに! ▼武蔵野市議会だよりはこちら ▼YouTubeでのショート動画はこちら(自身のチャンネルで市議会だよりについて取り上げています)