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お知らせ

9月議会でも一般質問します|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 さまざまな選挙が終わり、ようやく少し落ち着いているかと思う政治界隈ですが、国政のほうが一挙手一投足みられている感じですね。 さて、先日6月議会が終わったと思ったら、もう9月議会です(2025年第3回定例会)。今回も、武蔵野市の考えを問う一般質問を行います。 質問事項を事前に提出するきまりで、今回は以下の内容を出しました。これから読み原稿など準備していく予定です。まずは質問のみですが、どんな内容なのか、ぜひ下記をご覧ください。 実際の質問日は9月5日夕方以降か、9月8日午前中になりそうです(提出順・16番目)。中継もありますのでチェックしていただけると幸いです。 ライフスタイルと価値観の変化に伴う武蔵野市の対応等について 1 ライフスタイルの変化に伴う武蔵野市の対応等について (1)働く人が増えたことによる変化について 労働力・担い手不足は日本全国どこでも課題となっており、働く人が増える傾向は今後も変わらないだろう。それにともなってこれまでのやり方が通用しなくなってきている。市もこれに合わせた大きな変化をしていく必要があると考えるが、行政の取組におけるこの変化のメリットやデメリット、今後の方向性について見解を伺う。 (2)需要の変化について ①未就学児の保育や学童保育の需給予測につき、大きな波を越えるところまで来ていると考える。今後のシミュレーションやあらゆる転用の可能性などについて、どのように検討されているか現段階でわかることを伺う。 ②夜間や土日祝日に働く家庭の保育需要に対し、どのように保育の提供や支援をしているか。多様な働き方が推進される中で、多様な支援体制が求められる。保育提供の主体が行政ではなかったとしても、働き方によって不公平になるのはいただけない。対応の状況や見解を伺う。 ③障害のある方の「居場所」として、作業所の前後の時間に利用できるサービスが求められている。支援がないことで、保護者・ケアラーの就労にも影響が出ていると考えるが、見解、対応策を伺う。 (3)置かれた状況の変化と要件変更の必要性について ①子ども・子育て世代への支援における所得制限について子ども・子育て支援における所得制限についての議論はここ数年で急激に変化を遂げてきた。所得制限は働きたいのに働けない、働きたくないというデメリットを生むものであり、昨今の日本の状況を鑑みれば有効な施策と思えない。いまだ残されている所得制限について、主にどのようなものがあるか伺う。 ②障害児支援における保護者の所得制限について障害児という支援を必要とする方々が、支援を受けられない状態を生み出しており、支援対象者自身へのデメリットをも発生させている。早急な制限撤廃を求めるが見解を伺う。 2 価値観の変化に伴う武蔵野市の対応等について (1)施設の更新と合わせた市の「働き方改革」について先日中野区役所の新庁舎を視察した。施設の更新に際し、働き方を変える取組に数年前から取り組むことで、スムーズに移行できたとのことである。例えば固定電話を廃止しフリーアドレスや在宅勤務がしやすいようにする、システム化や書類の保存ルールの見直しを行いペーパレス化を促進する、紙媒体が減ったことにより保存場所を削減して他に使える床面積を拡大するなどである。 このようにハードを変えるタイミングでソフトを変えるという合わせ技が有効であると実感した。入念な準備と改革志向が必要と考えるが、取組への見解を伺う。 (2)「モノの図書館」という取組について自分で買うには少し高価な物や期間限定でしか使わない物などを図書館のように貸し借りするという取組が主に欧米にある。そもそもは環境への取組として広がっているようだが、物をシェアするという考え方から、行財政改革の一環として取り組むことができるのではないかと考えた。 東京大学においても「価値循環プラットフォームシステム」といった実証事業が行われており、武蔵野市の行政全体、はたまた市民へも広げられる可能性を秘めていると感じている。公共施設の更新にともない、そうしたタイミングで「物品の保有」についての考え方も更新していく必要があると考えるが、見解を伺う。 (3)投票の秘密を守ることについて選挙期間中、撮影した投票用紙を見せることで投票した証とする事象が多数発生している。それにより報酬を得た団体がいるとされ、公職選挙法違反の報道も出ており、投票の秘密を守る必要性を強く感じている。 武蔵野市の投票所では撮影が禁止されていると認識しているが、条件付きで許可をしている自治体があるとも聞いている。他者に迷惑をかけないということだけでなく、投票の秘密という概念についての啓発が必要と考えるが見解を伺う。

活動報告

中学生議会が開催されました|武蔵野市議会レポート

2025年8月17日、武蔵野市議会では中学生議会が開催されました。昨年は子ども議会という名称でしたが、中学生による議会のために変更がなされました。 この議会で議員となるのは、市内中学校に通う生徒の皆さんです。各校から2〜4名が参加。今日に向けて3ヶ月ほどの準備期間があり、質問・提案に至るまでを議会運営委員会の市議会議員がサポートしてきました。 各校からの提案内容をかいつまんで紹介します。 (発表順) ▼第三中学校 給水BOX、楽器の練習場所について・熱中症対策で市中に「給水BOX」を設置したい・給水BOXは公衆電話BOXのような箱型で夏は涼しく冬は暖かいようにする・公園の水はぬるく飲みたいと思わない状態、新たなスタイルの機器必要・楽器練習場所が少ない、中学生だけだと借りられないケースも・コミセンで中高生向けの利用時間帯を作れないか?個人用防音BOXもあると便利・夏休みの学校利用を拡大できないか? ▼第一中学校 ゴミ箱の設置と充実した公園づくりについて・公共の場にゴミ箱を設置してほしい、特に吉祥寺のポイ捨てが気になっている・魅力的なまちなのに景観の妨げにもなっている・透明なゴミ箱でテロ防止、入り口を小さくし家庭ゴミ防止など対策・公園をひらかれたものにするため、ユニバーサル遊具を増やしたい、現在は高架下公園のみ・屋根のある公園を増やしてほしい、暑さや雨を防げる ▼第六中学校 自転車利用者と歩行者の安全について・自転車と歩行者のトラブルを減らしたい・歩道を走っているときの事故が多く、講習会をもっと工夫したほうがいいのでは・小中学校での講習会に自動車視点の内容も加えたらどうか?・市の講習会が知られていない、申込制のハードル・電車広告で交通ルールのクイズ動画を流してはどうか? ▼第四中学校 吉祥寺のゴミ箱設置と道路拡張について・吉祥寺のポイ捨てに対し大きな課題感・お店同士が提携してゴミ箱を設置し、提携店舗ならどこでもゴミが捨てられるようにする取り組み、市から補助金を出すしくみはどうか?・スマートゴミ箱の導入、高価なゴミ箱だが広告を載せることでコストを下げる・命を守るための自転車専用道路の拡充、特に中央通りに・五日市街道の西久保3丁目あたり、片側の歩道が極端に狭いため反対側の歩道を削り拡張できないか? ▼第五中学校 公園、修学旅行、夜道と駐輪場について・三鷹駅前に公園をつくり、北村西望の作品をもっと見てもらい平和に繋げたい、帰宅困難者対策にも・境浄水場に蓋をして大きな公園を作れないか?ミストのある公園も良い・バスケットコートが少ない、高架下や大通り沿いなどで騒音対策を行い公園にしてほしい・学習指導要領にある目的に照らし、海外への修学旅行はどうか?期間を長くすることも有効では・部活動の帰り道など暗い、光害に配慮しつつ設置を増やせないか?あるいは生徒個人が持つ懐中電灯の配布はどうか?・駐輪場は2時間まで無料だが塾などでは足りない、もう少し長くできないか?学生割引も ▼第二中学校 武蔵野市の魅力発信について・観光客は増えているが、若い世代や外国人観光客への魅力発信が足りていないのではないか?・SNSをさらに活用、おすすめスポットマップ作成、魅力発信新聞の発行・中学生が学校ローテーションでインスタ投稿案を作成し共感を呼ぶ・TikTokで魅力的な場所の動画を発信、隠れスポット、映えスポットなど・中学生が取材し新聞に(ここで実際に作成してみたという新聞を配布してくださいました!武蔵境のイタリアンバルが紹介例に) 以上のように、多角的なテーマ設定での提案が行われ、それぞれに対して議会運営委員会の市議会議員から答弁としての前向きな姿勢が示されました。 昨年はここで話された内容がその後の議会での質疑に多く反映され、各議員が自身の問題意識と絡めながら展開をされていき、実際に施策に反映されたことも複数ありました。◇昨年のレポート 今日も市長や教育長だけでなく、副市長、部長などの職員も多数傍聴していたので、今年もこれらの提案がさまざまなところで取り上げられることになると思います。 声を届けること、根拠を持って提案することの重要性、政治が身近な暮らしの延長にあることを中学生の皆さんにも実感していただけていたら嬉しいです。 参加された皆さん、お疲れさまでした!貴重な提案をありがとうございました。

活動報告

行政書士会の議員懇話会に参加しました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 今日は神泉にあります東京都行政書士会の会館にて行われた、東京行政書士政治連盟 会員議員懇話会 意見交換会(第4回)に参加しました。 私自身2014年から行政書士として活動し、過去2回の選挙において会員として団体から推薦をいただいてきたという経緯があります。 意見交換のテーマは「行政書士法改正と行政手続きのデジタル化」。かねてから各所で尽力されていた行政書士法の改正が今年ようやく成立となり、以下の点が改正理由として紹介されました。 近時の行政書士制度を取り巻く状況の変化を踏まえ、行政書士の使命及び職責を明らかにする規定を設けるとともに、特定行政書士が行政庁に対する不服申立ての手続について代理し、及びその手続について官公署に提出する書類を作成することができる範囲を拡大するほか、行政書士又は行政書士法人でない者による業務の制限違反等に対して両罰規定を設ける等の必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。 『日本行政』No.632 Special Report(2025年7月) 国政、都政、市区政と25名ほどの会員議員が集まり、団体関係者がその倍くらいでしょうか、参加され、非常に活発な情報交換が行われました。 法改正がなされた後、現場でどう形にしていくかが問われます。私も市議としてこの法改正をいかに市政においてプラスにできるか、動きを考えていきたいところです(施行は2026年1月~)。 このたびはお招きいただき、ありがとうございました。