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2024年度まとめ(pdf)|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 今回は1年分まとめてのレポート作成を行いました。毎回の定例会詳細はブログを多数アップしておりますので、こちらの資料はざっとまとめて読みたい方にぴったりです。 Dropboxにて公開しております。紙媒体のポスティングも行いますので、もしほしいという方がいらっしゃいましたらLINEやメールなどでご連絡ください。 https://www.dropbox.com/scl/fi/98lbndim2djifwzdzlgwh/2024-1-ver2.pdf?rlkey=5dl3dbboni6vmmq7ighhi6vk5&st=dlnjjwf2&dl=0

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予算審議2025まとめ④|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。6日目「教育費・水道、下水道、国保などの特別会計」において質疑したことをまとめました。 ・レポート①はこちら・レポート②はこちら・レポート③はこちら [学校施設整備の費用は教育費だけではないという考え方]学校の改築に膨大なお金がかかるわけですが、教育費としてすべて計上されているために、誤解を招くのではないかという指摘をしました。というのも、学校は災害時避難所であり、地域の文化スポーツの場であり、地域の核になる場所だからです。 行政の費目では教育費として計上されてしまうために、例えば今後少子化の中で、なぜこんなに教育費が高いんだ?といった議論が出てきてしまったら、と考えました。予算は「配分」するものなので、正確な捉え方をしなければ他との比較が難しくなります。そもそも複合化されている役割について、発信の仕方を考えてほしいと問題提起しました。 [スクールロイヤー導入]現場からもようやくという声あり。先生方などが法律的な見解に困ったときなど、有効活用されることが期待されます。 [給食無償化と単価の考え方]東京都の補助金により無償化が決まった学校給食。各自治体で1食の単価は異なりますが、それは今後どうなっていくのか伺いました。補助金にも上限はあるそうなので、それがまずは目安となること、栄養などの基準を守るメニューとなるためものすごくオーバーになるようなものが出るというわけではないという説明がありました。 西東京市では給食事業者が辞退し、4月からの提供が困難になっている学校が発生しています。また、連日ノロウイルスによる食中毒の報道も絶えず、行事などでの飲食についても不安な声が保護者から出ています。まずは給食の安定供給を重ねてお願いしました。 [校庭の釘は大丈夫か?グラウンド整備の重要性]グラウンドの大規模陥没、釘によるこどもの大けがなど、ニュースが絶えません。杉並区では1.5万本、江戸川区では2.8万本も釘などが見つかったとのこと。 武蔵野市も昨年金属探知機を使用しての調査を行い、釘を撤去。整備方針を定めて対応しているとのことです。学校改築のスケジュールをにらみながらの対応だと、保守整備が不足することも考えられます。今利用しているこどもたちを守るためにも、丁寧な整備を求めました。 [武蔵野東学園からの転学相談など状況は]連日報道されている市内私立学校について、教職員の大量退職も取り沙汰されています。この学校からの市立学校への転学や、多様な相談についての状況を聞いたところ、やはり市役所にも来ているとのこと。そもそもで言えば公共における受け皿についての課題もあり、より丁寧な対応を要望しました。 本件については報道が出始めた頃から常に市議会において話題となっていますが、なかなか現実的な課題解決に結びつかず、困難を極めています。こどもの権利が守られ、安心して学び過ごせる環境となるよう、私たちも取り組みを続けます。 [ワンポイント予算質疑]・図書館の複本の状況は?以前は30冊もあるものがあったが、基準を定めて15冊までとした。今後整理がなされ減少傾向になる見込み。 ・水道、下水道事業における市民意識調査で満足割合が下がっており、重要割合が上がっているが分析は能登半島地震の後に調査した結果なのでそれも影響していると思う。臭気対策も継続的に取り組む。 ・水道、下水道事業についてのさらなる啓発を確かにインフラとしてもっとやらないといけない。浄水場見学などは小学生にもやっているが、広く啓発を行いたいとのこと。 ▼討論予算特別委員会の最後に、議決の姿勢を示す討論をしました。詳細は本会議で行うというのが通例のため、簡単なものになりますが以下読み原稿です。 「会派ワクワクはたらくを代表し、全ての予算に賛成の立場で討論いたします。今回、冒頭に市民意識調査報告書を紹介し、武蔵野市のポテンシャルを感じながら質疑を展開させていただきました。入り口でがっかりさせない、関わりやすいスタイルを追求していくことが、地域活動でも、防災でも、民間事業者の参加においても大切だと思います。 大きな目玉や新規事業を多数立てるということではなく、地に足のついた、細やかな施策の展開というのが、市政においては非常に重要だと思っています。実効性のある施策展開を期待していますので、引き続きよろしくお願いいたします。」 ▼今後のスケジュール次回は3月27日の本会議にて、予算の議決が行われます。2月から始まった定例会もいよいよ最終日です。ぜひご注目ください。

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予算審議2025まとめ③|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。5日目「労働費・農業費・商工費・土木費・消防費」において質疑したことをまとめました。 ・レポート①はこちら・レポート②はこちら [闇バイトや催眠商法など、新たな取り組みが必要では?]若い世代への取り組み強化を改めてお願いしました。闇バイトもそうですが、雇用や委託契約についても啓発が必要です。 また、催眠商法は高齢者が被害に遭いやすいとされますが、家族が気づいてとめるというパターンが多くあり、そのためにも若い世代へ発信する必要があるとされています。紙媒体での発信だけではなかなか届かないので、SNSなど積極活用し、被害拡大を防いでほしいと思います。 [共創のプラットフォームづくりで事業者の公平性担保を]いつも同じ事業者ばかりと思われないようにするためにも、広く募るしくみが必要と提案しました。以前視察した堺市のSDGs推進プラットフォームや、府中市の協働・共創の窓口など、事業者と課題解決に取り組むスキームを検討してほしいと思います。 また、「麦わら帽子」についても市の2050ゼロパートナー制度に参画していないなど、庁内での連携も不足していると感じており、率先して取り組んでほしいとお願いしました。 [商店会の地域における役割が増大、市の対応は?]町会がほぼない武蔵野市において、商店会の役割はとても大きいものです。防災や防犯の取り組み、また街路灯についても商店会のものが多くあります。これらはあまり市民からも知られていないのではないかという課題感を持っています。 市が商店会の事務の効率化や補助などもしているが、商店会の役割について広報していくことも大切なのではないか、発災時のことを考えても、商店会の活動をお知らせしていく必要があると提案しました。 [実効性のある防災訓練の実現に向けて]これまでと異なるやり方で先日行われた帰宅困難者訓練のように、実際の流れをきちんとたどるような取り組みが増えています。 コロナ禍から推奨されるようになった在宅避難について考えると、これまでの訓練とはまた別のスタイルの訓練・啓発が必要と考え、新たな取り組みを要望しました。 [ワンポイント予算質疑]・商店会出店活性支援金のスキームに変更はないか?変更なしで継続するとのこと。市内から市内への移転は対象外だが、拡大移転なども対象として検討してほしいと要望。 ・吉祥寺駅前広場整備、電源工事だけなのか?帰宅困難者訓練を経て、備品の設置場所など課題が見えている。一緒にできる工事はまとめて行えるよう課題整理を要望。 ・住まいのなんでも相談室、稼働率2割前後だが見直しは?木曜しか設定されていないことも影響しているのではないかとして問題提起。委託先が5団体あるが報酬がバラバラなことも含め、再検討を要望。 次回は3月24日、教育費・特別会計・水道&下水道事業会計などの審議が行われます。最終日、ぜひご注目ください。

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予算審議2025まとめ②|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。4日目「民生費・衛生費」において質疑したことをまとめました。(初日は説明のみ、2日目と3日目のレポートはこちら) [保育園などでの事故の状況は?]武蔵野市でも連続して起きている置き去り事故、また報道にあるようなりんごのすりおろしで窒息といった件など、心配は尽きません。専門員の巡回や園長会議などでチェック、啓発を行っているとのこと。 これまで市内で大事に至っていないだけであることから、とにかくでき得ることを全てやってほしいと思います。 [産後ケア施設での安全対策は?]国のガイドラインができたため共有、また安全講習会を年に2回行っているとのこと。産後ケア施設が増えてきたことから、事故を起こさないためにも対策の徹底が必要です。 [父親の育児うつへの対応は?]母親に限らず、父親や祖父母などの育児体制支援が必要として、武蔵野市でも取り組みが広がっています。最近はこうのとり学級を2日とし、これまで通りの保健センターでの1日目に加えて、0123や桜堤児童館でグループワークなどを行う2日目を実施しているとのこと。生まれてから入館するハードルを下げる取り組みとのことでとてもいいと思いました。 [学童クラブでの配食弁当事業の進め方]昨年立ち合い予算をつけ、シルバー人材センターやアルバイトの時間延長などで対応してみたところ、知らない人がどんどん来るような状況よりも現場のアルバイト延長がいいということになり、その方針で進めているとのこと。 また、事業者の固定化を懸念していましたが、参入障壁はなるべく下げつつも、こどもたちに向けた弁当の内容であるかなども踏まえて判断していく必要があるという話が出ました。 [学童クラブの育休退所問題]調べてもらったところすべてのクラブで年間20名程度が育休退所しているかというところで、4年生以上の受け入れ検討の中で難しいのもわかるがなんとかならないのか要望しました。 難しいという答えではありましたが、産後うつや看護できない状況というのがあれば相談可能とのこと。そのことがきちんと伝わる入会案内など検討してほしいとお願いしています。 [若年性認知症への取り組み強化は?]福祉総合相談窓口など活用していただいており、個々により幅広く異なる悩みに応えているとのこと。 ホームページにはどうしても高齢者支援の枠組みに掲載されており、迷いが出るのではないか、ピアサポート的な取り組みなど推奨されているため昨年の質疑に引き続いてお願いしています。 [ワンポイント予算質疑]・居宅介護支援事業所事務支援事業はなぜケアマネだけなのか?東京都の補助事業に乗るため今回はこの施策。採用が懸念であることは認識しており、合同就職説明会など企画中。 ・事業者向けの情報掲載を進めてほしい。特に許認可関係における申請書など全然掲載されていない。お互いに手間では。確かにあまり掲載していないので、これから検討したい。 ・生活保護受給者の方が身寄りがないために救急車からおろされたという話があったが実態は?現状そのようなことは聞いていないが、医療費の支払いができるかというのを病院側は確かに気にするところがある。 ・高齢者なんでも電話相談はなぜ24時間365日か、利用は1日2件ほどの状況。深夜や早朝に不安な気持ちが強まりかかってくる。1時間ほど話す方もいる。 ・高齢者安心コール事業、実績が37人で人数としては横ばいだが、昨今の特殊詐欺などによる電話への影響大きいのでは。武蔵野市はマンションが多いことから行っている事業。家族と話すような会話を15分程度する。→高齢者以外にも対応できるように考えてほしい。 ・害虫等駆除対策で、吉祥寺だけねずみ対策となっているが三鷹や境は?まちぐるみで行うのは初めてのこと、まず吉祥寺をモデル事業にして広げたい。 ・むさしのエコポイントやエコリゾートに来ているキッチンカーなどかかわる事業者の公平性は?なかなか広げられていない、リニューアル予定。 ・2050ゼロカーボン制度の参加事業者広がっていない苦慮している、メリットを押し出していきたい。 次回は3月21日、労働費・農業費・商工費・土木費・消防費、最終日24日は教育費・特別会計・水道&下水道事業会計などの審議が行われます。ご注目ください。

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予算審議2025まとめ①|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。初日は説明のみ、2日目と3日目の審議が終わりましたので、実質2日間で自身が質疑したことをまとめました。 質問は持ち時間20分/日(答弁時間は含まない)であるため、なんとかぎゅぎゅっと詰め込んで質疑しています。 [市民意識調査から見る武蔵野市のポテンシャル]現状として高い定住意識や満足度が見られる中で、地域の活動にこれからかかわってみたい、制度を知っているだけだったが使ってみたいといった前向きな層が一定数いることがわかり、可能性を感じる結果と評価しました。 この調査は隔年実施のため、今後もっと答えやすいWEBモニター制度など、多様な手法を検討し併用していくとのことです。commonでの市民目安箱などもスタートし、広聴のしくみが前進しつつあります。 [専門家への謝金の基準明確化を]市の相談窓口を専門家に委託しているものについて、単価がバラバラになっていることを指摘しました。さまざまな経緯があり現状があることは理解しますが、基準と呼べるものがなく、また例えば同じ相談対応なのに団体ごとに単価が異なっているなど、公平性における疑問があります。 計画策定委員会などへの有識者の会議出席についても、謝礼金の一覧を出していただき、大きく差がある会議体も見えました。国の支払基準など、何かしらの目安をもって説明ができると、透明性に繋がります。今回は問題提起とし、今後の課題とさせていただきました。 [ホームページの使い勝手を改めて]階層のリニューアルはまだ先とのことでしたが、利用者のニーズに合わせた導線の確保をお願いしました。例えば相談一覧のページにもすべての相談が掲載されておらず、せっかく事業を行っていても知ってもらえないのではもったいないということです。 実はこの質疑を行っている議会中にもすぐ対応いただき、すでに改善されたところもあります。できるところから改善しようとする姿勢を大切に、今後もどんどん手を入れていただきたいです。2024年度にスタートした広報アドバイザーの方の任用も継続が決まり、広報のさらなるブラッシュアップが望まれます。 [営利/非営利の考え方に課題あり]公共施設やコミュニティセンターにおける貸館業務の中で、営利事業ってなんだろうという疑問が広がっています。営利だからだめなのか、営利団体でも事業に公益性があればよいのではないか、ではその基準は?というところで、一定の整理が必要です。 地域活動を活性化させるためにはあまり制限をかけないことが望まれると思いますが、議論のうえでガイドラインの作成や貸館利用料での差をつけるしくみなど、検討してほしいと考えます。 [青少年健全育成という価値観のアップデートを]どことなく若者は悪いことをする、といった観点でつくられた事業や表現が無きにしも非ず、というところからの問題提起で、武蔵野市らしい青少年問題協議会(青少協)が存在していることや、多様な事業が展開されていることを否定するものではありません。 その中で、青少協の地区委員会メンバーが高齢化しており新たな世代が入っていくことが求められている点、あるいはこどもの自殺者数が過去最多と言われる中でそれに対する取り組みをメッセージとして伝える必要性についてなど、「青少年」というテーマで語るべき部分を再構築する必要があるのではないかと指摘しました。 [ワンポイント予算質疑]・新規事業「おくやみサポート相談窓口」の評価は?満足度90%超で好スタート。手続きがスムーズになっただけでなく、亡くなる前の相談にも応じている。 ・ペーパレスは進んでいる?庁内印刷所の11月時点データで前年比65%だったことから、着実に減っている。 ・国勢調査での対面対応は厳しいのでは?非常に難しくなっていることから、調査員不足が見込まれる。現場の声を国にも届ける。 ・監査のシステム活用は?重要な役割である監査のDX、研究をスタートしている。 ・選挙に向けて新たな取り組みは?今年の都議選、参院選に向けて不在者投票の投票用紙等のオンライン請求、音声コードユニボイスを導入予定。 ・議会のYouTube配信に費用はかかる?現状の中でできると考えているが、アーカイブ機能に課題があるため現在のシステムと併用することになるだろう。 ・議会の全員協議会は中継すると予算増える?増やさなくても現在の中で対応可能と考える。多くても年間で3回程度と見込んでいる。 以上、総括・歳入・議会費・総務費における質疑のまとめでした。次は民生費・衛生費・商工費などに進んでいきます。 他の議員からも旧赤星邸の活用検討についてや市内コンビニへのAED設置、子どもの権利擁護センターの状況など、多種多様な質疑が展開されています。 スケジュールやリンク一覧など武蔵野市議会定例会のお知らせはこちら

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議案まとめ(2025年第1回定例会)|武蔵野市議会レポート

議案が本会議にて上程され、()内にある委員会て審議されます。簡単に内容をまとめました。→3月5日総務・6日文教・7日厚生・10日建設・13〜24日予算特別委員会 ・武蔵野市固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について(議案第2号3号・可決)任期満了となる2名を再度選任するもの。 ・専決処分の承認を求めることについて(議案第1号・可決)想定以上のふるさと納税があったため。市内の家電メーカーが参入したことが大きな要因。 ・刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例(議案第4号・総務)懲役・禁錮と記載のあるものを法改正に伴い拘禁刑に変更するもの。 ・武蔵野市個人番号及び特定個人情報の利用に関する条例の一部を改正する条例(議案第5号・総務)行政手続きにおけるマイナンバー活用の法律の項ずれに対応するもの。 ・武蔵野市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例(議案第6号・総務)育児休業、介護休業等の福祉に関する法律等の改正に対応するもの。感染症による学級閉鎖や入学式等に休暇を適用させる、また超過勤務の免除を3歳までから小学校入学前まで延長するといった内容。 ・武蔵野市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例(議案第7号・総務)・武蔵野市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(議案第8号・総務)・武蔵野市教育委員会教育長の給与、旅費、勤務時間及びその他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例(議案第9号・総務)武蔵野市特別職報酬審議会の答申を踏まえ、経済情勢を鑑み報酬の増額を行うもの。 ・武蔵野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(議案第10号・総務)配偶者への扶養手当を廃止し子への手当を増額、通勤手当上限引き上げ、管理職員特別手当の対象となる時間帯が0から5時のところを22時から5時に拡大。 ・武蔵野市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例(議案第11号・総務)雇用保険法の改正に伴い、退職手当につき対応させるもの。 ・武蔵野市財政調整基金条例の一部を改正する条例(議案第12号・総務)・武蔵野市高齢者住宅運営基金条例の一部を改正する条例(議案第14号・総務)・武蔵野市青少年善行表彰基金条例の一部を改正する条例(議案第13号・文教)・武蔵野市介護給付費等準備基金条例の一部を改正する条例(議案第15号・厚生)基金の一括運用を行うため、基金の現金を必要に応じて最も確実かつ有利な有価証券に換えることができるとするもの。 ・武蔵野市都市計画事業基金条例(議案第16号・総務)新たに基金を設置するもの。駅前ロータリー等、これから見込まれる財源の確保をするため。 ・武蔵野市手数料徴収条例の一部を改正する条例(議案第40号・総務)法改正への対応。 ・武蔵野市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例(議案第24号・総務)法改正への対応として、35年以上の区分を追加するもの。 ・武蔵野市非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例(議案第45号・総務)法改正への対応。 ・武蔵野市高齢者福祉総合条例の一部を改正する条例(議案第17号・厚生)食事サービスの廃止に伴うもの。 ・武蔵野市高齢者福祉サービス事業の利用に関する条例の一部を改正する条例(議案第18号・厚生)ガス安全システムの給付終了に伴うもの。 ・武蔵野市農業振興計画策定委員会設置条例(議案第19号・総務)新たに委員会を設置するもの。 ・武蔵野市まちづくり条例の一部を改正する条例(議案第20号・建設)・武蔵野市旅館業者の責務等に関する条例の一部を改正する条例(議案第44号・総務)旅館業の建築物の基準を定め、営業についても必要な措置を追加するもの。 ・武蔵野市三鷹駅北口街づくりビジョン改定委員会設置条例(議案第21号・建設)新たに委員会を設置するもの。 ・武蔵野市下水道条例の一部を改正する条例(議案第22号・建設)排水設備工事責任技術者の事業所の専任義務の見直しに伴うもの。都内事業所での兼任を妨げない。 ・武蔵野市が設置する都市公園における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例(議案第23号・建設)法改正への項ずれ対応。 ・武蔵野市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例(議案第27号・建設)法改正への対応。実務経験についての緩和等。 ・武蔵野市教育委員会の所管する計画の策定に関する審議会設置条例の一部を改正する条例(議案第25号・文教)武蔵野市学校施設整備基本計画を追加するもの。 ・武蔵野市立学校設置条例の一部を改正する条例(議案第26号・文教)・武蔵野市学童クラブ条例の一部を改正する条例(議案第43号・文教)第五小学校の改築工事による移転に伴う対応。 ・契約解除に係る損害賠償の額の確定及び和解について(議案第28号・文教)昨年のジャンボリーの中止に伴うもの。事業者と協議のうえ、6,027,189円を支払う。 ・武蔵野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例(議案第41号・文教)・武蔵野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例(議案第42号・文教)法改正への対応。 ・令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第9回)(議案第29号・各委員会)・令和6年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第1回)(議案第30号・厚生)・令和6年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)(議案第31号・厚生)・令和6年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第3回)(議案第32号・厚生)・令和6年度武蔵野市水道事業会計補正予算(第1回)(議案第33号・建設)年度末の調整多数。 ・令和7年度予算(議案第34〜39号・予算特別委員会) 議案資料はこちら

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「市が担う公共の役割の再構築や学校給食・里親制度等」質問原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2025年第1回定例会でも、一般質問を行いました。まずはその読み原稿を掲載します。今回は7000字近くとなりました。 以下原稿です。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。今回は大きく4つ、市が担う公共の役割の再構築や、学校給食、里親制度、そして市民からの質問意見について質問します。冒頭、少し代表質問のようになりますが、年頭の議会ということで、全体的な議論をさせていただきたいと思っております。 1 武蔵野市が担うべき「公共の役割」について(1) 公共の役割を問い直す時期に来ているのではないかということについて昨今、社会保障制度をどのように考えていくべきなのか、国政における議論が過熱しています。少子高齢社会が進み、働く世代の負担がますます重くなるとされる中において、年金制度の賦課方式とそもそもの仕組みや、社会保険料の増額についての反発が高まっています。 その一方で高額療養費制度については最後の砦であるという意味合いも強く、こうしたところについては社会保障の取り組みが奏功しており、必要性を認識している国民が多くいるのではないかと感じています。 昨日、衆議院における予算審議でもこの件が取り上げられており、ちょうど武蔵野市選出の福田かおる議員が質疑されていたので、中継動画を今朝追って拝見しました。厚生労働省、そして財務省としても、どうやってこの仕組みを持続可能なものにしていくかという観点に依っており、さまざま模索しているもののいかんせんプロセスが見えにくいことから、今回のように唐突な印象を与えてしまっていること、そして1つひとつの制度だけを見るのではなく全体感を持って考えていかなくては、私たち自身も矛盾した意見を出してしまう可能性もあるなと感じた次第です。 ①このようなことは「公共が担う役割」を再構築するものと考えるが、市としてはこうした国民のうねりに対し、どのような見解を持っているか伺います。②市としてもこれまでと異なる考え方、価値観を模索していく必要性があるとも考えるがいかがか伺います。 (2) 長期計画と公共施設等総合管理計画について第六期長期計画・二次調整計画の策定が完了し、次は第七期長期計画の策定準備へと向かう期間に突入します。 昨年、令和6年第2回定例会においても、地域偏在の現状認識について伺いました。その際の小美濃市長の答弁は「行政サービスを提供する手段が、公共施設の場合、本市ではこれまで3層構造の考え方を基本としつつ、提供すべきサービスの性質や内容に応じて、どの程度のエリアの範囲を考えて整備すべきか、整理をしてまいりました。例えば3駅圏ごとにあるべき図書館や市政センターなどは、各エリアに均等に整備されております。またより身近なエリアでは、コミュニティセンターのほか、子育てひろば、こどもクラブなど、地域偏在が少なくなるよう、各エリアへ整備を進めております。 様々なサービスや機能の地域偏在は難しい問題ではありますが、既存施設の改修や改築のタイミングを捉え、エリアで求められるサービスや機能を充足する複合化や多機能化を実施したり、身近な地域の多目的施設であるコミセンを拠点として展開することのほか、地域生活環境指標などで、サービスや機能の地域偏在を見える化することが大切であると考えております。(中略)いずれにいたしましても、行政サービスとして提供する必要など、長期計画や個別計画の策定や既存施設の改修や更新を捉えて、市民の皆様の声を伺いながら考えてまいります。 再質問の答弁においても「またそれを見える化していくということも非常に大事なことでございますので、どういうふうにそれを示していくのかというのは今後の議論になってくると思いますが、これから公共施設の整備をしていくわけでありますけれども、そういう中にはそういう視点はぜひ入れていかなくてはならない、また議論もしていかなくてはならないと思っています。」 さらには再々質問の答弁で「最終的には策定委員の先生方が、どういう論点、テーマでやるかというのを決めていただけるのですが、そういうところもぜひ議論していただければなというふうに思っておりますので、今おっしゃったことを庁内でも議論させていただいて、策定委員の皆さんにもその旨はお伝えさせていただき、その議論が七調に結びつけられるようにしていければなというふうに考えています。」 とまでおっしゃっていただいています。私がもう一声とお願いしたシーンなのですが、ここまでおっしゃっていただいているので、私としてはこれから具体的な取組がなされると考えているわけです。その後この議論がどうなっているのか、教えていただきたいと思います。 今のやりとりは私と小美濃市長によるものですので、実際庁内ではどのように動くことになるのかというヒントについても触れておきます。令和4年度決算特別委員会での総合政策部長の答弁があります。 私の同様の問題提起についての答弁で「かなり全般的なというか、広範な部分なので、難しい部分もあるのですが、お話しいただいた公共施設という視点で見た場合は公共施設等総合管理計画。例えば大規模改修ですとか、更新、さらなる延命化をするのかといったときには、その劣化状況をいわゆる機能的劣化。その機能的というのは、今の社会状況に、例えばバリアフリーなんかも違いますし、使われ方。今で言えばIT系とかそういうものも含めて見る。 そういう基準を公共のほうで──資産活用課が主管課ですが──全庁で議論して示した上で、その施設、施設をどう見るかというのは、分野の計画の中で大体包含されている場合が多いですが、個別の分野別で見ていく形になります。また、当然各分野の計画をするときには、長計にひもづいてですけれども、その各計画の進捗の中で新たなニーズを見直しのときには入れて、そういう視点で。 ただおっしゃっていただいた、この間一般質問で出た、民間のサービスまで出てくるというと、まだ今後課題の部分もあるかなと思いますが、全庁的な今の進め方としては、今御説明したとおりかなと思います。」 ということでした。ここからすると、庁内としては担当課だけでなく他の分野のところが意見を出せるフェーズがあるということなのだと思うのですが、実際どうなっているんでしょうか。 また、私自身議員になる前に空き家対策の計画策定の市民委員をやったことがあるのですが(当時は議員になるとは思ってもいませんでしたが)策定のプロセスというのはやはりほとんどが出されたものを微調整していくもので、大枠はすでに決まっています。そうなるとやはりこの前段階、大きな方針を検討する場において、この施設をどうするのか、このエリアをどうするのかという戦略的な議論が必要で、それができるのは経営層そして長期計画策定の段階だと思うのです。 先日の第二次調整計画の全員協議会の場でも、長期計画の抽象度レベルについて問題提起をしました。ある種、武蔵野市における経営的な議論というのは長期計画議論の場で行うものですから、ここのやり方を変えないといけないと思いますし、また現在の公共施設等総合管理計画においてはこうした議論を仕掛ける点において不足があると考えています。 ただ、一応書いてはあるんです。第二期公共施設等総合管理計画、私は本当はこれ大好きなんです。でもその通りに進んでいないんですよ。基本方針にこうあります、 「公共施設等は、まちの魅力や都市文化を醸成する重要な要素であるため、個々の施設の維持・更新に留まらず、施設整備や管理の適正化、サービスの提供主体の最適化に取り組む必要がある。そのため、公共施設等のあり方、道路や公園、未利用市有地の有効活用などについて、従来の考え方にとらわれることなく様々な工夫を行い、武蔵野市の将来像を見据えた大きな視点を持って、施設の再構築を図るとともに、必要な投資は行いながら新しい価値を創造していく。」 私がこの短い期間で同じことを何度も何度もしつこく質疑しているのは、もう時間がないと考えているからです。このままずるずるいくと、公共施設がこれまでと同じようにリニューアルされ、公共課題は埋もれて解決に至らず、少子化の波の中で手放さなくてはならない資産が多数出てくることになろうかと思います。あるいは問題を50年後に先送りするだけです。市長にはこれまでのやり方を変えるのだというご決断をいただきたいと思っています。前向きに留まらず具合的な答弁をお願いし、以下質問いたします。 ①これまで何度も議論してきたサービスや機能の地域偏在について、横断的なプロジェクトにおいて再検討を要望するが見解を伺います。②また、関連する公共施設等総合管理計画について現在捉えている課題を伺います。③そしてこの 2 つの計画の関係性と今後の策定スケジュールについて伺います。 2 学校給食の質や量、食事の取り方について(1) 学校給食無償化の影響について質や量ともに影響は出ていないということでよいか、状況を伺います。物価高の影響で、他の自治体の例を調べるとやはり量が足りていないという声が出ていたり、規定の栄養量が足りていなかったという事態が発生したりしているようです。また、そうした困難な状況において、事業者が突然に閉鎖となり、急に給食が提供されなくなるといったことも起きています。武蔵野市においてはそのような状況が起こっていないのか、確認したいと思います。 (2) 量についてこれまで質の議論は多くしてきたと思うが、量についてはどのように考えているのか、文科省の通知や市の資料も見たが、市内の実態がわからないため伺います。量においては個人差があるためにその配慮を行うことになっていると思うが、どのように調整がなされているのかについても伺います。 (3) 食事の取り方について食事が足りないという声があり、その原因についてさまざま調べてみると、単純に量が不足していることだけでなく、例えば食べる時間が短いことやその環境等によっても満腹感が左右されるようです。こうした点についての見解、課題、工夫を伺います。 実際に私の周りにいるこどもたちに給食について聞いてみたところ、学年もさまざまですが、中学年高学年からは足りないという声が多く出ました。私の息子は1年生ですが、低学年ではあまりそのようには感じていないようです。一方、幅広く出たのは、やはり時間が短いということです。食べ終わらないということもあるし、急いで食べることによって満足感を得難い状態にあるのではないかということも推察されます。また自校調理ではないために、全体的にぬるいという声もありました。質を上げるというのは食材の話だけではないのではないでしょうか。ぜひ多角的な検討をお願いしたいと思い、今回の質問を行いました。 3 里親制度の啓発について先日、武蔵野プレイスで行われた、里親制度の啓発イベントに参加しました。里親となった方が実際の体験談をお話されたり、いただいた冊子にも里親の方々の事例が生の声として掲載されていて、本当に貴重なお話を伺うことができたなと感じています。 里親というと身元を引き受けてずっと一緒に暮らしていくというイメージが強いですが、都の施策においては普段施設で暮らすこどもを週末や長期休みだけ預かるというフレンドホーム制度というものもあるようです。週末だけということについてはどういうことなのだろうと思っていたのですが、施設で暮らすこどもが家庭での生活を体験するという意味があるそうです。 例えば、お父さん、男性が髭を剃る、ということは施設では目の当たりにしないまま大人になる可能性があるということで、確かに生活するメンバー、状態によっても、どのようなことを知りながら大人になっていくかというのは異なるなと感じました。公園へ行ったり、外食をしたり、そういった1つひとつが経験になるということです。こうした取組の重要性を知ることができ、私自身も大変興味深く、当事者意識を持ってこのテーマについて関心を寄せているところであります。 (1)啓発・広報について市として行っている活動について伺います。(2)都との連携について今後市内にできることになっている児童相談所との連携も合わせて伺います。(3)多様なこどもたちが存在していることについて制度の広報だけでなく、身の回りに多様な状況のこどもたちがいるということ自体を私たちが理解し、行動する必要があると考えるが、市の見解を伺います。 先日、児童養護施設で働く方々とお話する機会があり、そこで、地域の人にどんなことをしてもらいたいですかという話がありました。そこで、避けたりせずに挨拶をしてほしいと言われたんですね。その事業者さんの養護施設は、中古の戸建てなんかを活用しているものが多く、住宅街の中にある、溶け込んでいるようなところにあるとのことです。複数のこどもたちがそこで生活していて、職員さんは泊まり込みでかわるがわる生活のサポートをしている。保護者会なんかにも行くそうです。 そうした家庭環境がある、そこで暮らしているこどもがいるということを、私たちは想像の中に入れておく必要があると思います。何か特別なことをするということではなく、さまざまな状況にあるこどもたち、また保護者がいるということ、何か事情があるのかもしれないな、という想像力を働かせることで、不要な争いや誤解、傷つけるようなことや悩ませることも減るかもしれません。 4 市民からの質問や意見について直近で寄せられた質問や意見について答弁を求めます。 (1) 武蔵野市の成人式について準備の困難性等から午前ではなく午後からの開催を検討してほしいという声があるが見解を伺います。また、そういった声をこれまで集めてきているのか、毎年対象者が異なるために改善の難しさがあると感じるが、どのようにブラッシュアップしてきたかについても伺います。 (2) 小中学校で利用するタブレットについて故障に対する現在の対応を伺います。本体の故障だけでなく、バッテリーや充電ケーブル等も本調子ではないと聞くが、そういった細かなところまでフォロー体制ができているのか、本来の目的である学びの促進にかなう状態になっているのか確認のため伺います。 (3) 喫煙マナーについて市内でゴミ拾いをすると、最も多いのはタバコの吸い殻であると感じます。他の自治体でも全域で路上喫煙を禁止したり、罰則を設けたりする施策が進められていますが、市としてはトレーラーハウス設置以外に方策があるのかを伺います。公園でも喫煙する方や、大量の吸い殻ゴミが発見されており、お怒りの声をいただいています。もはやこうしたことについて思うのは、吸うということではなくポイ捨てがまずいけないのだということなのですが、吸う人も吸わない人も気持ちよく生活ができるよう、市が強いリーダーシップを執る必要性を感じるが見解を伺います。

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一般質問まとめ(2月28日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月28日(金) [こども]▼登下校時の見守り・ボランティアではなくシルバー人材センターの仕事として募集できないか(市長)意見として参考にしたい。(市)期間限定などの形でほとんどの学校で行われている。地域のこどもは地域で守るという姿勢、さまざまな体制取られている。市のホワイトイーグルや警察などの見守りも行われている。各校区に合わせて対応していきたい。 ・学校改築中の対応(市)校長が決定する通学路に沿って通うことになる。スクールバスには添乗員、バス停にもスタッフを付ける。 ▼給食後の歯磨き・歯科医師会が昭和46年から続けて要望してしているがどうなっているか(市)設備が不足していることや感染症対応などあり課題が多い。希望者には個別対応している。 ▼学童クラブ・都型認証について、今後課題があるか(市長)新制度について補助要綱がまだ示されていない、課題がある可能性はある。大多数のクラブで要件を満たすことが難しいと考えている。市内全クラブの47室のうち4つが40人を超える定員で運営している。国の条件でやっているため、都の認証に合わせて定員を減らしそれにより待機児を出すということは考えていない。→このまま移行するのは難しいとするならば、市長会などで都ときちんと交渉してほしい。(市長)市長会でも話題に出ている、要望していきたい。 ▼保育・誰でも通園制度(市長)国は一時預かりと同じ条件を想定していると思われ、市もそのように考えている。制度の意義には賛同しているが、保育施設などでさまざま課題があることも理解している。準備を進めたい。 ▼こどもとLGBT・慎重さが必要なテーマ(市長)こどもを対象にしたLGBT教育は実施したことはない。性の多様性については自分らしさを大切にするという観点で教育に盛り込まれている。(市)標準服の指定をなくす、呼称の工夫など対応を行っている。教師の理解重要。 [防災]▼学校改築での対応・同じ敷地で2校が使用となるが対応は(市長)五中・一中については、小学校が入ってくることから、備蓄品などは当面倍になる。→それぞれのエリアの方も避難先が変わることになるのか(市長)原則は在宅避難になる、一定の方は避難先へ。 ▼災害用トイレ・ためておくタイプのものはどれくらいいけるのか(市)10日以上いける、清掃業者と契約しておりバキュームカー2台で対応してもらうことになっている。実効性は高めていきたい。 ▼避難所・段ボールベッドの状況は(市長)業者と契約しており発災時に運ばれてくることになっている。→どうやって並べるかといった訓練はどうすればいいのか。(市長)一小での訓練でもブルーシートで大体これくらいの広さというのをやったが、スフィア基準にもっと近づけていかないと二次被害が出る。実効性のある訓練をもっと行っていきたい。 ・高齢者が運営になっていることがほとんど(市長)頼りにしているが、それだけでなく提案のように昼間いる可能性の高い中学生や高校生、大学生などにも訓練伝えて参加してもらいたい。先日訓練でもトイレの組み立てを中学生にやってもらった。 ・液体ミルク導入は(市)保存期間が1年半と短く温度管理もあるためなかなか難しい。液体ミルク自体を伝える活動は防災フェスタなどで行っている。 [福祉]▼訪問介護・報酬引き下げに対する市独自補助はできないか(市長)現段階では事業者の撤退などには至っていないが、困難な状態にあるのは感じている。拍車がかからないよう国への働きかけなど検討する。 ▼災害時避難行動要支援者・名簿の入れ替えはどうしているか(市)1年に一度必ずやっている。ちょうど今の時期。 ▼男女平等・女性向けの相談はあるが、男性向けは都ウィメンズプラザへ誘導となっている(市長)性別関係なく使える相談窓口もある。今後ニーズあれば考えたい。(市)令和4年に国がアンケートを取り、単独自治体での規模感が難しいことがわかっている。一定必要性は理解している。相談員の確保や動線などさまざま課題あるため検討したい。 ・パートナーシップ制度はファミリーでこども含め考えるべきでは(市)こどもの権利という視点では確かに制度がないことは課題。制度のつくりが自治体によってさまざま。整理したい。 [健康]▼健康アプリ・ポイント活用事業を進めては(市長)他自治体でもかなり導入されてきている、研究したい。 [行財政]▼カスタマーハラスメント・都条例の影響(市長)明文化された意義ある。啓発グッズ届き、掲出している。これまでもロープレある研修してきたが、条例踏まえたものにした。大小問わずハラスメントを受けたというのは、令和4年の職員アンケートで50%から出ている(会計年度任用職員含む)。→衝撃的な数字、これまで以上に対策しないといけないのではないか。(市)部としては健康福祉部が多い。録音装置を付けたり、状況見ながら対応広げている。アドバイザーも入れ相談できるようにした。 ▼少額随意契約・物価高などの影響(市長)20−50万円、50−80万円、80万円以上と分けて対応している。50万円以上が契約書を必要とするため煩雑になるが、それが劇的に増えているという状況にはまだない。他市についてもまだそのような状況は見られていないが、今後の動向を見て市長会など通して意見していく可能性がある。その中で、検討しているという通知が昨日総務省から来た。→分割発注にしたりということになると事務量がさらに膨大になることから、国の動向見て改善してほしい。 ▼行財政アクションプラン・意見募集に課題があったのではないか(市長)確かに参加者少なく、意見交換会やパブリックコメントで出た意見は合計41件。知ってもらう工夫をしたい。 ▼公共施設における営業行為・武蔵野プレイスギャラリーでの事例(市)個別に判断する必要がある、今回の事例については展示の趣旨など主催者へのヒアリング検討している。こどもたちの居場所について、スペースCは開放して自習室にする試験運用を行う予定。

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一般質問まとめ(2月27日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月27日(木) [こども]▼学校給食・給食無償化の影響は(市)質や量への影響はないと考えている。どうしても不足する場合には補正予算をお願いしてきている。→みかんが半分になっている。栄養価が足りているからいいということではない。こどもに悲しい思いをさせている。(市)確かにその通り。今回は長らくみかんをお願いしていた熊本の事業者が体調不良で仕入れられず、別の事業者にしたところ値段が倍になってしまった。イレギュラーではあるが、こどもたちに残念な思いをさせてしまいお詫びしたい。 ・サービスが一方通行にならないようにしてほしい(市)タブレットなど活用しながら、特にコミュニケーションが取りにくい調理場のほうとのやり取りについても考えていきたい。 ・給食のゲルマニウム半導体検出器による食材検査を続けるか(市)すでに一定の役割は果たしたと考えていることから、今後は学期に1回の測定とする。 ▼時間講師・市講師や都講師の状況や待遇は(市)市講師と都講師ともに約100名ずついる。市講師については、時給2950円と賞与あり。都講師は経験により異なり時給1950〜3480円。学校運営上の役割はなく、授業関係のみ。PCと机の用意はなく共有となっている。 ▼ジャンボリー・具体的な対策の状況は(市長)雪解けを待ち、防護柵を設置予定。6月頃に完成すると見込まれる。→結論を出すタイミングはどこなのか?7月から実施することになるがそのペースで大丈夫なのか。判断のプロセスについて見える化してほしい。(市長)これまでは中止になるということがなく、その判断基準自体が設けられていなかった。昨年を契機にそうしたこともルール化してキャンセル対応などもきちんとできるようにしていかなくてはならない。最終的にはこどもたちの安全第一で、準備を重ねたい。実行委員会で視察を予定しており、市長も同日程かはわからないが視察するつもり。 ・他市の状況や専門家への相談は(市)三鷹市・町田市は近くに熊が出ておらず、昨年も決行している。他のキャンプ場などで電気柵を設置しているところに聞き取り中。長野県のNPOに専門的な相談をしている。 ▼児童手当・ギャンブル依存症などによる受給者変更について(市長)個人情報にかかるため詳細は割愛するが、さまざまな事情で受給者変更の相談がある。 ▼子育て支援・産後ケアの稼働状況は(市長)年間700人ほどが申請している、日帰り型ほぼ100%稼働率、宿泊型50〜80%程度、訪問型は迅速対応できている。特に日帰り型の予約が取りづらいとの声。市内事業者が来年度3から5に増えることから協議を続けている。→一律での予約システム導入できないか(市)それぞれの事業者がシステムを使っており、他自治体からも受け入れを行っていることもあって、なかなか統一は現状難しい。 ・ゆりかご面接や健診の受診ない場合(市長)ゆりかご面接申し込みなく、連絡がつかない場合は子ども家庭支援センターと連携し状況把握に努めている。保育園や幼稚園どちらにも通っていない場合は、自宅訪問などして状況確認している。 ・ひとり親家庭訪問型学習 生活支援事業の状況(市長)ここ数年ずっと満員だったが、前回15人定員にで11人となった。3月に募集を早めたことから新年度の様子見もあったかもしれない。見直して、定員割れの際は追加募集など行う。 ▼中学校英語スピーキングテストESAT-J・トラブルなどはどうか(市)過去2年の受験において、特に何も生徒から声は出ていない。都は何かあれば連絡するよう伝えている。検証し結果公表することは望ましいと思うが、現状それを要望するには至らない。何かあればもちろん学校にも話が来ると思う。実態把握に努めることは必要。 ▼中学校の特別支援学級の通学支援・通学にガイドヘルパー活用はどうか(市)現状通学に利用できない制度になっている。他の支援のやり方で対応したいと考えている。 ・通学に時間がかかっていることで負担が大きい(市)確かにそうだが、五中に新しくできることによって少し解消されるとも思っている。シンプルにバスを出してドアtoドアということではなく、子どもにとっての最善の利益考えたい。 ▼武蔵野東学園・高等専修学校での退学処分と撤回についてどう感じているか。(市長)報道で知り、退学処分の撤回となったことにはひとまず安堵した。今何ができるのか、こどもの権利擁護委員は取組検討を続ける。 ・グループホーム友愛寮閉鎖にともなって(市長)在宅になった人数については個人が特定される可能性があるため開示できない。在宅であっても、日中活動自体は変わらずにできると思う。→在宅を選択したということなのか?(市)家族の意向として在宅となったという認識を持っている。 ▼教育委員会と市長部局・総合教育会議と教育委員会をオンライン傍聴できるようにしてほしい(市長)まず総合教育会議は公開の会議のため、オンラインも考えていきたい。 [福祉]・がん患者のアピアランスケア三鷹市では医療用ウィッグや人工乳房などの費用助成がある。武蔵野市にはない。 (市長)前向きに検討していく。 ・ギャンブル依存症やゲーム、ネット依存の相談体制構築状況は(市長)都の計画を参考にしながら、窓口やハンドブックなど検討する予定。→闇バイトをしてしまう経緯もギャンブルというのが多くある、小学校高学年からの予防教育が重要 [インフラ]▼下水道・八潮市の陥没事故を受けて(市長)ストックマネジメント計画に基づき、優先順位をつけて点検している。2月には事故を受けて、重要な箇所の点検を通常清掃と合わせて行った。 ・雨水対策で民間の大学の地下活用はできないか(市長)下水道関連の施設を民間の土地に整備することは、存続の可能性や代替地の確保など含めて難しい。→杉並にも影響が出ている、ゆっくりしていられない(市長)善福寺川のすぐそばに住み、杉並の方々の苦労についてもよくわかっているが、簡単なことではなく、無計画に話をするようなものではない。やってくれるようなところがあるのならもちろん頼みたいくらいだ。まずは公有地から、最大限やれることをやってから。 ▼都道・女子大通りと花の通学路(市長)都の優先整備路線になっているが、事業化の日程は未定とされている。花の通学路については市から事業化を働きかけていない。女子大通りは歩道が狭く、自転車利用者なども安全ではないことから、事業化を望んでいる。反対の声ももちろん聞いており、補償など都に丁寧な対応を求めている。このままではなかなか進まない、複雑な状況。今の歩道の状況も悪いのでそこだけでも先に手をつけられないか相談している。 ・天文台通り(市長)用地買収を進めている。所有者不明など課題も多い。たましん跡地413平米を購入し、4分割して代替地に充てている。 ▼三鷹駅北口・2030年に三鷹駅は開業100周年を迎える、南北一体となりエリア活性化を(市長)現段階で100周年に向けては話していないが今後検討したい。交通環境基本方針の検討を進めていることから、それらを通してまちづくり進めたい。 ▼吉祥寺駅南口・井の頭通りの渋滞(市)交通広場の完成によってだいぶ変わるとは思っている。→吉祥寺駅へ向かうために右折できるようにならないのか。(市)実車のタクシーが右折で入れないかという検討は令和3年度に行ったがバスもあり難しいという判断をした。 ▼JRホームドア・2030年とされていた予定が繰り上がり2028年度までの設置に向けて事態が動いている(市)都の補助スキームがあるため、調整中。 ▼緑化・武蔵野プレイス前の公園(境南ふれあい広場公園)に市民参加で雑草を植えてはどうか(市長)ワークショップでさまざま議論がなされ、広場の仕上げについてどうするかについてはこれから。憩いとイベント利用を鑑みた設えを検討していく。既存樹木の植え替えなども考えている。 [行財政]▼待遇改善・会計年度任用職員のベースアップや休暇制度について今後の方針は(市長)令和7年度の早い段階で検討を行っていく予定。 ▼公共施設・マネジメントや施設保有量について(市長)ファシリティマネジメントに他より早く取り組んだ。現状1人あたり2.05平米の保有量で基準とした2.08を下回っている。 ・事務所使用料を市に納めていない団体などはあるか(市長)生涯学習事業団が使用料を収納した記録ない。市民防災協会は市の事業協力を行っているため、使用料を納めていない。記者クラブは秘書広報課が管理するスペースのため、使用料納めていない。(市)生涯学習事業団の件は歴史的経緯あり、しかし重く受け止めている。自主財源がないためどうするのが良いか、今後検討する。(市)記者クラブは都や国と趣異なる、取り上げてもらえるようにこちらが働きかける立場というのもある。一方、記者クラブに入っていないフリーの方などでも、記者会見に参加できる。 ・自治労の使用料いつから(市長)平成26年3月に使用料条例を制定したことがきっかけで、自治労の使用料徴収を始めた。 ▼非課税世帯への給付金・給付金事業の予算や適切な対象について(市長)今年度の予算において3事業、総予算で事務費含めて20億円、全額国の交付金。給付世帯の照合が難しいことは認識している。国の制度設計に基づいて支給している。(市)課題がないとは思っていないが、まずはスピーディーに支給することを重視している。

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施政方針に思うこと|武蔵野市議会レポート

2025年2月26日の本会議では、市長の施政方針に対する、会派代表からの質疑が行われました。我が会派ワクワクはたらくからは宮代議員が質問しました。 施政方針演説は、小美濃市長にとって2度目となりますが、昨年は当選後すぐのタイミングであったため、今回が初めての本格的な予算編成であるとして、さまざま突っ込んだ質疑がなされました(昨年は公約についての質疑がとにかく多かった記憶があります)。 施政方針の内容まとめはこちら 私自身の施政方針への感想は、内容が個別具体であるがゆえに公平性が気になるな…というものでした。かいつまんだ施策が並んでいるのですが、全体感とバランスが捉えにくいということです(最近の課題感を通ずるところがあるため、ちょっと指摘が多くなりますが、これを書くことで次の議論に繋げさせてください)。 これはおそらく施政方針における基本的な考えの部分が以前に比べて簡略化され、また国や都の動きの部分も割愛されたことから、各論の施策の部分が全体の配分の中で多く感じられたのかなと思っています。 確かに演説の際、いつもよりだいぶ早いなと感じたのですが(前は1時間半近くかかっていた気がするのですが1時間で終了)、全体の分量自体が大幅に減っているのでそりゃそうだとなったわけです。 このことについては賛否両論あると思います。施政方針というもの自体を長々とする必要はないのかもしれませんし、ダラダラ書くよりいいというのもわかります。ただその場合各論となる施策の部分は、公平性を鑑みてもう少し記述の仕方を考えるとか、演説する箇所には入れないといった工夫も必要かもしれません。実際、演説の箇所にはないけれども、目玉のような施策というのは他にも多数あります。その中でなぜこれをピックアップしたんだろうという疑問が残ります。 そもそも予算の集中審議は特別委員会でやるわけで、個別具体的な施策はあとでいいのです。施政方針は方針ですから、大枠の課題認識、問題提起などがもっとあると良かったと思います。 先日の長期計画の全員協議会においても、長期計画の抽象・具体レベルをどこまでに設定していくのかという問題提起をしました。 武蔵野市は計画行政を重視しており、それ自体は良いことだと思うのですが、同じような作業が多数発生していること、策定プロセスにおける整理ができていないことが課題と考えています。 その中で長期計画という一番おおもとになるものについて、あまりに具体化しすぎているのではないかという課題感を持っています。そこまで具体的にするのであれば個別計画はなんなんだということになるからです。 これは長期計画条例などに基づいているのでそこから変えなくてはなりませんが、この条例ができた当時に比べて個別計画の存在感が大きくなっていることから、長期計画の役割自体を見直す必要があると思います。 長期計画、そして毎年の予算編成方針である施政方針においては、もう少し抽象レベルをあげて、今武蔵野市が、日本がどのような局面に立たされているのか、どのような課題を認識しているのかといった、議論の前提となる情報の共有、共通認識を持つためのものにしたほうが良いのではないでしょうか。 今日の各会派からの質疑もどうしても個別的な話になってしまい、予算特別委員会ではそれはやらないの?と思うわけです。結局役割が重なってしまっていて、議論の場としてもったいないと感じます。 ということで今日は施政方針の個別具体的な内容ではなく、全体感、構成についてコメントしました。施政方針の中身についてはYouTubeでもお話していますのでぜひご覧ください。 明日から2日間は各議員からの一般質問が行われます。私は28日のお昼前後に登壇予定です。