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活動報告

一般質問まとめ(2025年12月)|武蔵野市議会レポート

2025年12月の武蔵野市議会第4回定例会が始まりました。 まず最初の3日間で、各議員がそれぞれのテーマで展開する一般質問、今回は20人の議員が実施しました。武蔵野市議会は現在25名、議長・副議長・監査委員は質問しないことになっているため、22人のうち20名と今回も多くの議員が質疑を行いました。他自治体に比べると毎回この比率が高いのが、武蔵野市議会の特徴であるとも思っています。 私の主観にはなりますが、以下感想含めてまとめてみました。 [よく取り上げられたテーマ] ①学校改築と中学校の数②五中へのチャレンジクラスの実施③ムーバス30周年とこれから 今回は特に中学校の数の議論について、6人を超える議員が取り上げ、大きな話題となりました。現在審議会が行われていますが、その注目度の高さとは裏腹に広く地域への情報提供が行われておらず、このままだとまた混乱や不満を招く可能性があります。議論を充実したものにするためにも、早期の対策が必要です。 (審議会についてのページ)https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/kyoikubu_shisaku_keikaku/shochushisetsu_seibi/1051220/index.html チャレンジクラスは不登校のお子さんたちに対する新たな取り組みとして大きなものであり、情報が突如出てきたことから多くの議員が取り上げました。12月22日に説明会も行われるということでまず現状をまとめたページを作りましたのでご覧ください。 ムーバスは先日30周年式典が行われたこともあり、タイムリーな話題でした。ムーバストミカが販売され大行列になり、悲しくも転売サイトにも載ってしまうなど、改めてその人気と今後の対応について考えさせられる機会になったと思います。 運転手不足や売上の獲得といった持続可能性への課題に向けて、新しい取り組みがさらに求められます。何か提案のある方はぜひ地域公共交通計画へご意見をお寄せください (今回のパブリックコメントは12月5日締め切りですが、今後素案ではなく案が出てきた際にも意見募集の機会があるはずです、ご注目ください)https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/ikenboshu_enquete/public_comment/index.html [興味深かったテーマ・新たな展開の答弁] ・おしゃべりができる図書館(川名議員)図書館のあり方が変わってきているなぁと感じます。話せるところ、静かにするところとゾーニングをすることで、多様なニーズを捉え、図書館に来る人を増やすことに繋がっているようです。ロボット活用で図書館員の働き方・閉館日などを変えられるというのも、重要であると思いました。 ・都立武蔵野中央公園のナイター設備(宮代議員)これまで中央公園のナイター設備については、誰がどう質問しようとNG!とされてきた中、今回新たに「都と協議を行う」という大きな答弁が出ました。そもそも都からNGとされているため、これまでの答弁があったわけですが、暑熱対策や災害時対応を想定し、市はまず協議をしてみるというところまで来たようです。どうなるかはわかりませんが、大きな一歩と感じました。 以上、一般質問についてのまとめでした。これから議案と陳情審査のため、各委員会が開催されます。インターネット中継もありますので、ぜひご覧ください。 (日程や中継などリンク集)https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1001139.html

お知らせ

武蔵野市がチャレンジクラス設置申請|お知らせ

武蔵野市にもチャレンジクラスが設置されることになり、説明会が開催されるため、現在わかっていることを含めまとめてお知らせします。 ▼対象市立中学校にて不登校・その傾向が見られる生徒、現在小学6年生の児童※私のほうで少々まとめた表現になっています。不登校については病気や経済的な理由によるものを除き、心理的、身体的または社会的要因・背景によりその状態となっているという定義がされています。まずは対象になるかどうか、相談をされるのがよいと思います。 ▼チャレンジクラスとは学びの多様化学校(不登校特例校)の東京都版のしくみで、学校全体ということでなくクラスとして設置するもの。チャレンジルームのような居場所的役割というより、学習に重きが置かれています。都から正規の職員が配置され、学校全体との連携や施設利用ができるのがメリットです。 ▼設置する主な目的・安心して学校生活を送れるよう、ゆとりある生活時程(1日4コマ程度)を実現すること・個別具体の支援を行うことにより登校日数の増加、学習内容の定着などを図ること ▼設置場所武蔵野市立第五中学校各学年1クラスずつということで、計3学級。定員は通常の1クラス35人学級と同じとのことですが、そこまで大人数になることは趣旨から逸れるためあまり想定はしていないというのが議会答弁でありました。 ▼説明会情報など詳細突如出てきた話であるため、説明会は急ですが12月22日に行われます。詳細は下記武蔵野市の公式サイトをご覧ください。https://www.city.musashino.lg.jp/shussan_kodomo_kyoiku/sho_chugakko/torikumi/1052904.html 現在は都に申請中であり、決定は2月頃ではないかとのこと。それから準備を始めるのでは4月から受け入れができないため、不確定な状態の中ではあるものの12月からこのように情報が出てきたという経緯があるようです。 おそらく過去の教育委員会定例会から話が出ていたと思われますが、正式には12月1日に市議会議員への事務連絡として設置申請をした旨の情報共有があり、市議会定例会一般質問において、多くの議員がチャレンジクラスとは何なのかという質疑を展開しました。議会への正式な説明は、2月の文教委員会で行う予定とのこと。 今見てみると、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書(2024年度に対するもの)においても、今年8月発行の内容で専門家から「チャレンジクラスの検討もしてほしい」との記載がありました。いつ時点のコメントなのかは分かりませんが、今回の判断に至った経緯については、どこかのタイミングで確認をしてみたいと思います。 最新情報は上記説明会にて開示されるものと思いますので、ご関心のある方はぜひそちらをご確認ください。 ▼参考資料・東京都教育委員会によるチャレンジクラス研究資料(2025年2月)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-02-04-091316-559 ・東京都による取り組みの紹介資料(2025年4月)https://www.mext.go.jp/content/20250410-mext_kyoiku01-000041658_04.pdf