武蔵野市がチャレンジクラス設置申請|お知らせ
武蔵野市にもチャレンジクラスが設置されることになり、説明会が開催されるため、現在わかっていることを含めまとめてお知らせします。
▼対象
市立中学校にて不登校・その傾向が見られる生徒、現在小学6年生の児童
※私のほうで少々まとめた表現になっています。不登校については病気や経済的な理由によるものを除き、心理的、身体的または社会的要因・背景によりその状態となっているという定義がされています。まずは対象になるかどうか、相談をされるのがよいと思います。
▼チャレンジクラスとは
学びの多様化学校(不登校特例校)の東京都版のしくみで、学校全体ということでなくクラスとして設置するもの。チャレンジルームのような居場所的役割というより、学習に重きが置かれています。都から正規の職員が配置され、学校全体との連携や施設利用ができるのがメリットです。
▼設置する主な目的
・安心して学校生活を送れるよう、ゆとりある生活時程(1日4コマ程度)を実現すること
・個別具体の支援を行うことにより登校日数の増加、学習内容の定着などを図ること
▼設置場所
武蔵野市立第五中学校
各学年1クラスずつということで、計3学級。定員は通常の1クラス35人学級と同じとのことですが、そこまで大人数になることは趣旨から逸れるためあまり想定はしていないというのが議会答弁でありました。
▼説明会情報など
詳細突如出てきた話であるため、説明会は急ですが12月22日に行われます。詳細は下記武蔵野市の公式サイトをご覧ください。https://www.city.musashino.lg.jp/shussan_kodomo_kyoiku/sho_chugakko/torikumi/1052904.html
現在は都に申請中であり、決定は2月頃ではないかとのこと。それから準備を始めるのでは4月から受け入れができないため、不確定な状態の中ではあるものの12月からこのように情報が出てきたという経緯があるようです。
おそらく過去の教育委員会定例会から話が出ていたと思われますが、正式には12月1日に市議会議員への事務連絡として設置申請をした旨の情報共有があり、市議会定例会一般質問において、多くの議員がチャレンジクラスとは何なのかという質疑を展開しました。議会への正式な説明は、2月の文教委員会で行う予定とのこと。
今見てみると、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書(2024年度に対するもの)においても、今年8月発行の内容で専門家から「チャレンジクラスの検討もしてほしい」との記載がありました。いつ時点のコメントなのかは分かりませんが、今回の判断に至った経緯については、どこかのタイミングで確認をしてみたいと思います。
最新情報は上記説明会にて開示されるものと思いますので、ご関心のある方はぜひそちらをご確認ください。
▼参考資料
・東京都教育委員会によるチャレンジクラス研究資料(2025年2月)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-02-04-091316-559
・東京都による取り組みの紹介資料(2025年4月)https://www.mext.go.jp/content/20250410-mext_kyoiku01-000041658_04.pdf

