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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。

武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。4日目「民生費・衛生費」において質疑したことをまとめました。
(初日は説明のみ、2日目と3日目のレポートはこちら

[保育園などでの事故の状況は?]
武蔵野市でも連続して起きている置き去り事故、また報道にあるようなりんごのすりおろしで窒息といった件など、心配は尽きません。専門員の巡回や園長会議などでチェック、啓発を行っているとのこと。

これまで市内で大事に至っていないだけであることから、とにかくでき得ることを全てやってほしいと思います。

[産後ケア施設での安全対策は?]
国のガイドラインができたため共有、また安全講習会を年に2回行っているとのこと。産後ケア施設が増えてきたことから、事故を起こさないためにも対策の徹底が必要です。

[父親の育児うつへの対応は?]
母親に限らず、父親や祖父母などの育児体制支援が必要として、武蔵野市でも取り組みが広がっています。最近はこうのとり学級を2日とし、これまで通りの保健センターでの1日目に加えて、0123や桜堤児童館でグループワークなどを行う2日目を実施しているとのこと。生まれてから入館するハードルを下げる取り組みとのことでとてもいいと思いました。

[学童クラブでの配食弁当事業の進め方]
昨年立ち合い予算をつけ、シルバー人材センターやアルバイトの時間延長などで対応してみたところ、知らない人がどんどん来るような状況よりも現場のアルバイト延長がいいということになり、その方針で進めているとのこと。

また、事業者の固定化を懸念していましたが、参入障壁はなるべく下げつつも、こどもたちに向けた弁当の内容であるかなども踏まえて判断していく必要があるという話が出ました。

[学童クラブの育休退所問題]
調べてもらったところすべてのクラブで年間20名程度が育休退所しているかというところで、4年生以上の受け入れ検討の中で難しいのもわかるがなんとかならないのか要望しました。

難しいという答えではありましたが、産後うつや看護できない状況というのがあれば相談可能とのこと。そのことがきちんと伝わる入会案内など検討してほしいとお願いしています。

[若年性認知症への取り組み強化は?]
福祉総合相談窓口など活用していただいており、個々により幅広く異なる悩みに応えているとのこと。

ホームページにはどうしても高齢者支援の枠組みに掲載されており、迷いが出るのではないか、ピアサポート的な取り組みなど推奨されているため昨年の質疑に引き続いてお願いしています。

[ワンポイント予算質疑]
・居宅介護支援事業所事務支援事業はなぜケアマネだけなのか?
東京都の補助事業に乗るため今回はこの施策。採用が懸念であることは認識しており、合同就職説明会など企画中。

・事業者向けの情報掲載を進めてほしい。特に許認可関係における申請書など全然掲載されていない。お互いに手間では。
確かにあまり掲載していないので、これから検討したい。

・生活保護受給者の方が身寄りがないために救急車からおろされたという話があったが実態は?
現状そのようなことは聞いていないが、医療費の支払いができるかというのを病院側は確かに気にするところがある。

・高齢者なんでも電話相談はなぜ24時間365日か、利用は1日2件ほどの状況。
深夜や早朝に不安な気持ちが強まりかかってくる。1時間ほど話す方もいる。

・高齢者安心コール事業、実績が37人で人数としては横ばいだが、昨今の特殊詐欺などによる電話への影響大きいのでは。
武蔵野市はマンションが多いことから行っている事業。家族と話すような会話を15分程度する。
→高齢者以外にも対応できるように考えてほしい。

・害虫等駆除対策で、吉祥寺だけねずみ対策となっているが三鷹や境は?
まちぐるみで行うのは初めてのこと、まず吉祥寺をモデル事業にして広げたい。

・むさしのエコポイントやエコリゾートに来ているキッチンカーなどかかわる事業者の公平性は?
なかなか広げられていない、リニューアル予定。

・2050ゼロカーボン制度の参加事業者広がっていない
苦慮している、メリットを押し出していきたい。

次回は3月21日、労働費・農業費・商工費・土木費・消防費、最終日24日は教育費・特別会計・水道&下水道事業会計などの審議が行われます。ご注目ください。