予算審議2025まとめ③|武蔵野市議会レポート
こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。
武蔵野市議会では、予算特別委員会が開かれています。5日目「労働費・農業費・商工費・土木費・消防費」において質疑したことをまとめました。
[闇バイトや催眠商法など、新たな取り組みが必要では?]
若い世代への取り組み強化を改めてお願いしました。闇バイトもそうですが、雇用や委託契約についても啓発が必要です。
また、催眠商法は高齢者が被害に遭いやすいとされますが、家族が気づいてとめるというパターンが多くあり、そのためにも若い世代へ発信する必要があるとされています。紙媒体での発信だけではなかなか届かないので、SNSなど積極活用し、被害拡大を防いでほしいと思います。
[共創のプラットフォームづくりで事業者の公平性担保を]
いつも同じ事業者ばかりと思われないようにするためにも、広く募るしくみが必要と提案しました。以前視察した堺市のSDGs推進プラットフォームや、府中市の協働・共創の窓口など、事業者と課題解決に取り組むスキームを検討してほしいと思います。
また、「麦わら帽子」についても市の2050ゼロパートナー制度に参画していないなど、庁内での連携も不足していると感じており、率先して取り組んでほしいとお願いしました。
[商店会の地域における役割が増大、市の対応は?]
町会がほぼない武蔵野市において、商店会の役割はとても大きいものです。防災や防犯の取り組み、また街路灯についても商店会のものが多くあります。これらはあまり市民からも知られていないのではないかという課題感を持っています。
市が商店会の事務の効率化や補助などもしているが、商店会の役割について広報していくことも大切なのではないか、発災時のことを考えても、商店会の活動をお知らせしていく必要があると提案しました。
[実効性のある防災訓練の実現に向けて]
これまでと異なるやり方で先日行われた帰宅困難者訓練のように、実際の流れをきちんとたどるような取り組みが増えています。
コロナ禍から推奨されるようになった在宅避難について考えると、これまでの訓練とはまた別のスタイルの訓練・啓発が必要と考え、新たな取り組みを要望しました。
[ワンポイント予算質疑]
・商店会出店活性支援金のスキームに変更はないか?
変更なしで継続するとのこと。市内から市内への移転は対象外だが、拡大移転なども対象として検討してほしいと要望。
・吉祥寺駅前広場整備、電源工事だけなのか?
帰宅困難者訓練を経て、備品の設置場所など課題が見えている。一緒にできる工事はまとめて行えるよう課題整理を要望。
・住まいのなんでも相談室、稼働率2割前後だが見直しは?
木曜しか設定されていないことも影響しているのではないかとして問題提起。委託先が5団体あるが報酬がバラバラなことも含め、再検討を要望。
次回は3月24日、教育費・特別会計・水道&下水道事業会計などの審議が行われます。最終日、ぜひご注目ください。