BLOG

ブログ

お知らせ

応援・サポートのお願い|個人献金のご案内

いつもお世話になっております。武蔵野市議会議員の本多夏帆です。こちらのページをご覧いただき、ありがとうございます。 おかげさまで2019年の初当選から、現在2期目の当選を果たし、議員活動を続けさせていただいております。 今後も充実した政治活動を行っていくため、皆さまにはぜひご理解・ご協力を賜りたく、お力添えのほどどうぞよろしくお願いいたします。 個人献金のご案内 【お申込み方法】 こちらのGoogleフォームよりお申込みのうえ、下記へのお振込みをお願いいたします。個人献金には詳細なルールがありますので、以下の注意事項をよくご確認のうえのご寄付をお願いいたします。 【注意事項】 ・100円単位からで構いません。お気持ちに感謝いたします。・公職選挙法により、匿名の寄付はできません。・お振込みはフォームでのお申込者と同じお名前でお願いいたします。・国会や都道府県議会と異なり、税制上の優遇措置はなく、控除の対象になりません。純粋な寄付となりますためご理解ください。 ・年間あわせて50,001円以上をご寄付いただいた場合、政治資金収支報告書に住所・氏名・職業・金額・寄付日が掲載され、選挙管理委員会において公開されます。・同一の後援会(政治団体)に対する個人献金の年間限度額は150万円です。・未成年の方、外国籍の方からの寄付は法律で禁止されております。・手動で確認しているため、ご寄付いただいてからご連絡するまでにお時間を頂戴します。またメールが迷惑メールフォルダに入ってしまうこともありますため、ご確認ください。 お送りいただいた個人情報は、本多夏帆の活動のご案内や監査及びご本人が希望する事項以外での目的で使用することはありません。 【お振込み先】 みずほ銀行(吉祥寺支店246)普通 口座番号1645820 ホンダナツホ 個人名の口座ですが、資金管理団体は政治団体「チーム本多夏帆」名義となります。チーム本多夏帆という団体名で、選挙管理委員会に手続きを行っております。 お振込みでなく直接持参でのご寄付も受け付けております。お問合せください。 【お問合せ先】 メール:nh@office-breath.com公式LINEも便利です。友達追加のうえ、トークでご連絡ください。個別にやり取りが可能です。

活動報告

文教委員会8/20まとめ|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2024年8月、閉会中の委員会が開催されています。 8月20日にひらかれた文教委員会(こども・教育分野)に委員として出席したので、まとめをお送りします。 今回は議案や陳情なく、行政からの報告に対する質疑を行いました。 資料は下記にあります。 https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1045731/1045733/1046293/1046301.html ▼財政援助出資団体の運営状況ヒアリング ・武蔵野市子ども協会と一般財団法人給食・食育振興財団について、市がヒアリングした要旨が報告されました。 ・保育園DXについて、子育て関係のアプリやツールの乱立が課題ではと指摘しました。最初はよくあることだと思うので、今後の工夫を求めました。 ・学童のニーズ調査、実態把握を行なって体制を整え、また育休退園などの課題にも取り組んでほしいことも要望しました。本件は予算要望でもお願いしています。 ・給食の知識やノウハウ、AI活用をし将来的に価値を販売するなどで規模の維持できないか提案しました。少子化にともない、給食事業は今後の事業拡大に課題があります。武蔵野市の質の高さだからこその提案です。 ・協会や財団の採用において、公務員採用との連携を行えば効果高まるのではと提案しました。コスト削減にも繋がるはずです。 ・若手採用におけるキャリアプランと待遇の明示が大切ではと提案しました。石の上にも3年の時代ではないので、少し先の未来をしっかりと伝えていくことがモチベーションに繋がると思います。 ▼子どもの権利擁護機関(相談室)の設置について ・10月から権利擁護センターを市役所7階に設置するとのこと。 ・相談対応や救済の調整、啓発などを行うセンターになります。 ・開設記念イベントミミワンのおねがいを開催中! ・ミミワン以外のキャラクターはどうしたのか、せっかくのデザインなのにもったいないと指摘しました。当初デザインは3つあり、お気に入り投票は行われましたが、多様性の意味でも登場させては?と伝えました。 ・規模と方向性として、どこを指標にしていくのか問いました。寝屋川市のいじめ対策である監察課の取り組みを例に、精力的な活動に向けて体制を整えてほしいと要望しました。 ▼第50回むさしのジャンボリー開催中止について ・7月20日から各校順番に開催予定だったがツキノワグマの頻回出没を受け中止したとのこと。 ・6月の予行では今年度の出没情報なく、その後からトレイルカメラや清掃中の職員が目撃するなど出没情報あり。 ・野外活動センターの職員も現地に入り、18日に開催直前ではあるが苦渋の決断をしたとのこと。 ・パトロールや忌避剤の設置など対策中。 ・今年度は施設を閉鎖し、来年度に向けて対策を行う予定。 ▼第四期武蔵野市学校教育計画中間まとめについて ・8月15日〜9月30日に意見募集実施! ・市民説明会、子ども向けワークショップなども開催あり。 ・オンラインディスカッション広場も新規導入。 ・子ども用フォームのわかりにくいところを指摘、修正を求めました。 ・先日の子ども議会でも出た具体的な意見のように、実際に感じていることを反映していく必要があると伝えました。 →ALTの固定化、土曜や長期休みの学校開放、他校との交流、荷物重い、ICT活用小学校と中学校に差など ・第三期の振り返りをするのに、教育を受けた子どもの声必要ではないかと今後に向けた提案をしました。 意見募集については下記からぜひご覧ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/ikenboshu_enquete/public_comment/1048195.html

お知らせ

家具転倒防止対策に武蔵野市から補助が出ます|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。地震に台風と、災害への備えが求められていますね。 武蔵野市では今年から「家具転倒防止金具」などを購入した場合に補助金が出る制度ができました。上限は1万円です。 これは小美濃市長の公約に掲げられていたもので、早期に実現した取り組みです。 この機会にぜひ内容をご覧いただき、防災対策へとお役立ていただければと思います。 家具転倒防止金具等購入費補助事業|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)

活動報告

計画策定の意見交換へ|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。武蔵野市は現在、新しい市長の公約実現に向けた調整の真っ最中。2024年8月15日に、その計画策定委員会と市議会各会派との意見交換会が行われ、私たちワクワクはたらくも参加してきました。 武蔵野市は計画行政を重視することから、当選したからとトップダウンでどーんと実現するのでなく、きちんと手続きを踏んでいくスタイルを取ります。これはこれまでの市政の積み重ね、文化だなと思います。 そもそも現在は第六期長期計画という10年間の計画の間であり、後半の実行計画としての調整計画が昨年議論されリリースされたばかり。今回はそこから読み取れない内容や変更修正が必要かもしれない箇所について議論し、第二次調整計画を作ります。 第六期長期計画・第二次調整計画の策定|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp) 上記にも掲載されている通り、今回は市長公約から5つのテーマに絞って議論がされています。詳細は論点集に記載あり。 就労を含めた高齢者の社会参加の支援 子育て世代への外出支援 今後の学校改築のあり方の検討 吉祥寺イーストエリアのまちづくり 吉祥寺パークエリアのまちづくり 1人あたり10分!(策定委員の回答コメント含む!!)しかないので、ワクワクはたらくは2人で20分。とにかく時間がないということで伝えることはしっかり伝えようと書面を準備し臨みました。以下提出した内容です。 1.就労を含めた高齢者の社会参加の支援 ・シルバー人材センターなどの活動が活発化していくことは望ましいと考える。 ・一方、なぜ高齢者にだけこうした支援がなされるのか疑問がある。若い世代の参画も活性化したいが、今回おそらくその一環として「プロボノ」の取り組みが始められることになっており、それとの関係性、ボランティア/有償ボランティアへの市の考え方、方向性について知りたいと考えている。 2.子育て世代への外出支援 ・産後の移動が大変という市長のご経験をもっての公約であることは理解しているが、すでにこども商品券などの配布が行われていることから、それによるタクシー利用で良いのではないかと考える。 ・移動に困難を抱えている障害児への支援拡充は必要と考える。療育に通う場合の送迎も負担が大きいと聞く。 ・子育て支援施設の地域偏在が解消することを望む。 3.今後の学校改築のあり方の検討 ・基本的に全体の見直しを行うことには賛同する。 ・そもそも学校施設の「複合化」が計画にあるが、その議論が進んでいないと考えている。複合化の実現ができるかどうかによって、学校規模・建築規模も変わると考える。 ・教育のあり方について考えるとともに、公共施設整備の考え方、施設だけでなく土地含め市民一人あたりどの程度に持っていくのか、機能・サービスの地域偏在をどう解消していくかといった課題とも関連するため、早急に全体感を持った議論を行うことが必要と考える。 4.吉祥寺イーストエリアのまちづくり ・こどもの居場所、子育て支援の強化をエリアとして行うことに賛同する。 ・駐輪場は外周部の方向性に意味があると考えているが、需要との慎重な調整が必要である。 5.吉祥寺パークエリアのまちづくり ・用地買収のスピード感と時代のスピード感を調整していかないと、時代遅れの開発になる。 ・地権者の考え方、市民の期待感の醸成につき慎重な姿勢が求められるのではないか。 以上が書面の内容でした。こちらを読み上げながら考えを説明し、全体的に前向きなコメントをいただいたと感じています。市長もオブザーバーとして参加されていたので、一緒に会派の考えを聞いていただけたのは良かったです。 委員の方からその場でいただいた内容をいくつか紹介します。 ・プロボノについては専門スキルを活かす場合きちんとお金を払ったほうが良い これについては私も本当にそう思っています。今回プロボノの話が出てきて、ボランティアの精神性は素晴らしいと思う一方、現代に合った考え方だろうか?、担い手不足の解消に繋がるのだろうか?と疑問を持っています。対価をきちんと払うことで、多様な人にまちづくりにかかわってもらえるのではないでしょうか。一般質問でも取り上げようと考えているところです。 ・まちづくりは25パズルのように1つずつ動かしていくものでとにかく時間がかかる これは非常にわかりやすい話で、イメージがわきました。5×5のパズルを1つずつ動かしながら、完成に向けて進めていく。もしかしたら私たちはその最後を見ることはできないのかもしれませんし、完成図もよくわからない。それでも1つずつ動かしていかなくてはならない。このイメージをどう共有していくのか、今後の課題でもあるなと思いました。 そして言い残したこととして追加したのですが、学校づくりについては渋谷区の中学校はすでに学区制をやめていることを紹介したところ、へぇ~そうなんだ!という反応をいただいたのが面白かったです。 学校選択希望制(中学校) | 学校教育への取り組み | 渋谷区ポータル (city.shibuya.tokyo.jp) もちろん良し悪しはあると思いますが、武蔵野市の教育のあり方を議論する中で、こうした事例についてもさらに研究が進むといいと思います。 こどもたちにとって、多様な選択肢を提供することが求められる時代です。これまでの価値観を大切にしながらも、新しいチャレンジをしていくことが重要です。 いつも通りではありますがあっという間に時間が終わってしまい、部屋を出てからも雑談し委員の方が次の会派のために呼び戻される事態に。笑 話し足りない想いは同じようです。専門家の先生方ともっと気軽に意見交換したいなぁと思うところ。 短い期間ではありますが、これから策定委員会でさらに議論がなされ、市民との意見交換会も開催されていきます。絞られたテーマではあるものの、学校教育や吉祥寺のまちづくりといった大きなテーマもあり、連続性のある議論がなされていくことは間違いありません。 ぜひこの機会に注目いただき、ご参加いただければ幸いです。

お知らせ

CREATE WEEK WOMAN×AI×communityに登壇します|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 お声がけをいただき、AIについてトークするオンラインイベントにてお話させていただくことになりました。 ぜひXやFacebookからお気軽にご視聴ください。 [イベント概要] CREATE WEEK特別企画! WOMAN×AI×community7/18 10:00-12:00 ONLINE 女性×AI×コミュニティというテーマで東京都市議会議員のお二人とCREATEのザリアさんをお招きしてざっくばらんにAIトークします。オンラインでご覧いただけます。 詳細はこちら

活動報告

給食費無償化が決まるまで|武蔵野市議会レポート

令和6年第2回武蔵野市議会定例会が終了しました。今回は案件としては少なめの印象でしたが、法改正への対応だけでなく、給食費の無償化の補正予算やファツィオリのグランドピアノ購入について(結果:継続に)、路面下空洞調査についての陳情審査(結果:採択)なども行われました。 まず今回の記事では、給食費無償化について説明します。 ▼給食費無償化の議論について<議論が始まった経緯>経緯をおさらいすると、給食費無償化については昨今さまざまな区長公約などで出てくることが増え、当選した区長がすぐに着手し実現という流れが特に23区で起きていました。そうしたことを受け、昨年の武蔵野市議選でも訴える候補者が多くいました。 武蔵野市でこのような大きな規模の取り組みについては、基本的に長期計画策定の議論の中で揉むというのが通例で、昨年2023年の前半に前市長が取り組みたいと策定委員会に打診したことからこの議論が始まりました。 ちょうど昨年は第六期長期計画10年の後半のための、調整計画というものを策定する段階にあり、さまざまな論点が出される中で新たなものとして前市長から提案されたという形です。 策定委員会の中での議論はどちらかというと慎重で、というのも試算で毎年5億円規模の予算が必要とわかり、これからの財政の見通しや施策の優先順位などを考えた時にどうなんだという意見が多かったと記憶しています。 ちなみに私たちの会派ワクワクはたらくも同様の意見で、子が市立小学校に通う当事者としても無償化は嬉しいことではあるものの、今後の財政状況や優先順位を考えるとあまり積極的ではない姿勢でした。 そんな中前市長が辞職、そのタイミングでこの調整計画も完成を迎え、給食費無償化については国や都の動向を見ながら議論をしていくという方向性が示されました。 <新市長になるところからこれまで>その後の市長選においても、両候補者ともに無償化を謳っていましたし、そのうちやることになるのかなぁという流れの中にあったわけですが、やはりこの長期計画での議論というのを武蔵野市は大切にするので、さてどうなるかと思っていた矢先、今回の動きが出てきたということです。 ちなみに動き自体は少し前から見えていて、というのも小学校からのお知らせで1学期の給食費引き落としをいったん止めるという案内がなされ、手続きが終われば無償化されるのだろうという雰囲気があったということです。実際に我が子の引き落としもされませんでした。 そして今回の議案が補正予算として提出され、いよいよ給食費無償化実現へというところまで来たわけです。 <今回の議案審議でのポイント>①何のために無償化を行うのか議案審議の中で注目されたことは、質が守られるのかということと財政の見通しについてです。 ちょうど先日NHKで桜野小学校の給食が取り上げられたこともあり、武蔵野市の質を維持する取り組み、市内農家さんとの連携の工夫などへの評価が得られていることは一同再認識したところでした。 市の施策提案理由としては、この質を守るということ、それを実現するために無償化に取り組むというもので、ここについても本質的な議論をすることになりました。10年以上値上げをしてこなかった給食、現在も物価高騰対応のための補助金を投入することでなんとかまかなっているという状況で、これからもこの質を担保するためにはやはり資金が必要、値上げをするという議論ではなくて市が負担をすることで質を守っていくということが述べられました。 本来的には法律で保護者負担となっているので、国がこの考えを改める必要があることについても市は求めているとのこと。 これは子育て支援、少子化対策の一環なのかということも問いましたが、というよりは武蔵野市の給食の質を守るためというのが軸のようでした。めぐりめぐって当然にそうした子育て支援の一環になることは考えられますが、どういう理由づけを行うかはやはり重要なことであり、きちんと理由が伝わるように広報したほうがいいことも提案しました。 そうでないと他の施策との優先順位についても、なかなか説明が付かないのではないかと考えています。なぜ給食費なのか、例えば今回の委員会でも話しましたが鍵盤ハーモニカは6000円もして私自身驚きました。もちろん物価高騰などあると思いますので費用がかかることは仕方がないのですが、さまざまな学用品を購入したり、また修学旅行などにも費用がかかっています。 そうした中でなぜ給食かということはきちんと説明できないといけないと思いますし、その他についての議論を続けていく必要があります。 ②都の補助金ありきなのかなぜやるのかという議論においては東京都の補助金が大きいという答弁が何度もあり、都の補助金ありきなのかということも気になる点でした。すなわち補助金がなくなったらやめるのか?ということです。 折しも現在は都知事選真っ只中。都の方針に引っ張られることになるのでは、これまたどのように説明していくのかは大きなポイントになります。ちなみにこの都の補助金で約5億円予算のうちの半分がまかなわれることになります。確かにかなり大きいインパクトです。 補助金が出されることになったので議論が一気に前に進んだということでしたが、いくら補助が出るとはいえ10年で20から30億円規模になるわけで、公共施設などの建設費もとてつもない金額になってきていることを考えると、こうしたことの積み重ねが後から大きくきいてくることを想像しなくてはなりません。 ③対象外となるお子さんたちへはどうするのか市長公約にもあった、不登校や市立以外に通っているお子さんへの施策についても、議論を積み重ねる必要があります。 今回の施策では、アレルギーや宗教上の理由などにより、食べたいけど食べられないお子さんについては無償化相当分を支給するということが示されました。が、不登校のお子さんについては実費支給ではなく、例えば桜堤調理場などで給食を食べられるような取り組みを行うということでした。 同様の取り組みは八王子市でも行われているそうで、確かにそれ自体は良いと思いますが、行きたくても行けずに食べられないというお子さんも多くいるはずです。 実費支給について食べたくても食べられないという考え方であるならば、もう少し対象を広げることも今後検討することが必要ではないでしょうか。 また、先述したこの取り組みは子育て支援、少子化対策なのかという点に立ち返ることができるならば、市立以外へ通うお子さんにも何らか取り組む必要があることになります。 今回はそこまでの話に至りませんでしたが、課題として検討していくという答弁はありましたので、今後の動向を見ていきたいと思います。 <まとめ・今後に向けて>ということでまだ熟議には至っていない施策ですが、都の補助金申請のタイミングや引き落としの時期なども考えると、今回の補正予算で出すというのはひとつのやり方なのだろうと思います。 これからこの取り組みがどのように広報され、市民理解を得ていくか、また対象外となっているお子さんについての対応などもより議論がなされるよう求めていきます。

活動報告

一般質問まとめ|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。22名の一般質問が終わりましたので諸々報告します。 ▼自身の一般質問におけるやり取り まず今回は市政サービスが地域に偏っていることによるデメリット(アクセスの困難性・労力・財政面でのコストなど)を説明し、今後の公共施設更新における考え方の見直しを求めました。 何がどこに必要で今ある施設をどう活用/リニューアルするかを考える、この数年さまざまな機会を捉えて提案を続けてきたことです。 これに対し、今度の調整計画策定の段階から頭出しを行い、偏りの見える化と再構築に向けて動き出していただけるという非常に積極的な答弁をいただくことができました。 また、若年性認知症や起立性調節障害といった若い世代の病気や障害への対応を求め、相談窓口の課題やケアをする方への支援、ピアサポート、コミュニティなどの必要性について議論しました。 実態がまだ見えていないところもありますが、若年性認知症については40歳から64歳の介護保険の要介護認定を受けていて一定認知症の症状がある方が88名、起立性調節障害においては市立小中学校において各校3から5名ほどいるのではないかと考えているということがわかりました。 きちんと状況を把握し、全体から見て少人数だったとしても、寄り添い、最適な対応を行うことが必要です。当事者だけでなく周囲がこういった症状について理解し行動するためにも、市による啓発が大切であると取り組みをお願いしました。 そして、保育や教育におけるアプリ乱立についても全体の設計がないことを問題提起、また未就学児のいじめや日本版DBSについても今後のこどもプラン策定の議論に向けて頭出しを行うことができました。 ▼議員による一般質問のトレンド 2名以上が取り上げたテーマは主に以下の通りです。今回は割と内容がばらけた印象であまり重ならず、それぞれの興味関心の強い分野がよく表れていたように思います。 ・契約と監査 ・公共施設更新と財政の考え方 ・東京都知事選の出馬要請報道 ・防災対策 ・都の石神井川上流調節池事業と中央公園の工事状況 ・グループホームの整備 ・ハラスメント対策 ・教科書採択と教育委員の関係性 ・共同親権への対応 ・日本版DBSへの対応 ・熱中症対策 ▼今後の議会の動き 定例会もこれで前半が終了。これから各委員会で市からの提出議案審議が行われます。法改正への対応が多いですが、以下のような補正予算や議案の内容にも注目です。 ・市立小中学校の給食費無償化(約4億3000万円) ・グランドピアノの買入れについて 武蔵野スイングホールのピアノをファツィオリのグランドピアノに更新したいというもの(約3233万円) ・満3歳以上の児童に対する職員配置基準の改正対応 満3歳以上満4歳未満の児童20人につき1人→15人につき1人、満4歳以上の児童30人につき1人→25人につき1人に変更 ・おくやみサポートサービス事業 ・境南市民農園の廃止 なお、現在不在となっている教育長について新たな候補の方への同意議案が提出されていましたが、6月17日の休憩中に開かれた議会運営委員会において、議案の撤回が行われました。 候補の方が教科書の著者であることから、今年度中学校の教科書採択が行われることも鑑み、より一層の透明性・公平性を確保したいとのことです。 一般質問の中でも何名かの議員からこの点についての質疑があり、市としては慎重になった対応と思われます。 今後の選定については未定で、またも空席が続くこととなってしまいました。非常に難しい状況です。

活動報告

一般質問の読み原稿を掲載|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2024年6月14日、市議会にて一般質問を行いました。前の記事では質問項目を掲載していますが、当日の読み原稿を以下掲載します。後日中継動画もアップされる予定です。 会派ワクワクはたらくの本多夏帆です。こどもが小学校に入学し、これまでとはまた違う非常にリアルな実感を日々得ています。 先日、自分の住む地区では、小学1年生の入学歓迎イベントということで学校の家庭科室をお借りしておやつを一緒に食べるというイベントが開かれました。私もこどもと参加しとても楽しかったのですが、運営をしてくださっているメンバーはほぼ地域防災の方々と同じでした。ありがたいなぁと思うとともに、このままではいけないなと改めて感じたところです。 今日もシルバー人材センターの話がありましたが、あらゆる分野で担い手不足が叫ばれる中、多様な人材、多様な世代がスキルと地域へのモチベーションを活かし、市民同士が幅広く支え合う仕組みづくりを早く実現していかなくてはならないと思います。 前回も質疑したことですので今回この点は質問に盛り込んでおりませんが、タイムリーな話題でしたので重ねて冒頭提案したいと思います。では今回の内容に入ります。 ■エリアマネジメントの推進や若い世代の病気・障害への対応等について 1. 市政サービスにエリアマネジメント的視点を導入することについて ここ数年、さまざまなところで提案していることですが、市長も交代され、新たな調整計画の策定も行われるとのことですので、改めて問題意識を共有したいと思い、質問に取り上げました。 エリアマネジメント的視点としているのは、エリアマネジメントという言葉自体ですと民間主導のイメージが強いことから、それよりかはもう少し官民連携の意味合いを強く、視点として考え方のメリットを活かしたいという少しぼかした表現をしています。 昨年2023年10月の第六期長期計画調整計画の策定委員会と議会との意見交換の場でも、このテーマについてやり取りをさせていただきました。 私からの問題提起として、武蔵野市は公共施設の配置については計画で整理がされていますが、機能・サービスについての配置は整理されていないのではないかということです。 例えばチャレンジルームやむさしのクレスコーレは異なる機能を持ち市内に1つずつしかない、三鷹駅北口近辺の公共施設には授乳室もない。最近話題によく上がりますが、東部には中高生の居場所が少ないよねとか、今回他の議員からもトイレの話がありましたがこの辺には全然ないよねとか、こうしたソフト面からの議論はどこが発信して議題として入り、そして実現していくのだろうかと。 これに対し策定委員長からは、健康福祉分野や保育分野においては機能を面的に考えることが根付いているが、そうでない分野との格差が大きくなっているというお話があり、都市基盤担当の委員からは同様の問題意識を委員になって最初に感じたというフィードバックをいただきました。公共施設等総合管理計画の中でハードだけでなくソフトまで考える必要があるということです。 委員のお言葉をそのまま引用しますと「今の個別計画の立て方がそれぞれ個別にみんな落とされちゃって、その段階では今までの機能を継続するのが前提になった検討しかされないんですね。都市施設はいろんな意味で統合されたり、廃止したり、新しい機能を入れたり、生きた都市にするには、 そういう議論が必要です。ところが、個別計画に落としちゃうと、今までの既得権とか、こうやっていたという慣習がどうしても強く出ちゃう。それは関係者だけで議論しているからであって、そこにコンペとかプロポーザルとか外部の人の意見とか、そういうのをまちづくりにもっと入れるべきと私がいつも主張しているのは、その意味です。基盤というか、問題意識は非常に共通しています。その辺はこれから努力したほうがいいと思います。」 引用を終わります。こうしたお話がある中で、先月5月の閉会中の文教委員会で行政報告がありました市民会館の改修についての議論においても、同様の問題提起をさせていただいたと思います。似たような機能が同じエリアに集積している中で、なぜ機能・サービスの配置についての議論をせずに同じものを続けるための話し合いしかしないのか。 先程のお言葉にもあった「生きた都市」を作っていくためには、行政自身がもっと先々の未来を描いていかないと、結局出来上がった時には時代遅れと言われてしまうわけです。私はここが政治家の役目でもあると思っています。 コスパならぬ「タイパ」という言葉をよく聞くようになりました。タイムパフォーマンス、時間対効果、すなわち費やした時間と得られた効果の相対性ということです。かけた時間に対して大きな満足を得たいという想い。時間についての考え方、価値観というものが変わってきていると思います。 機能・サービスが地域の中で偏っているということは、アクセスするのにとかく時間がかかります。必要なサービスなのに、たどり着くまでにすでに労力がかかっている。 これは最近議会でもよく話題に上がりますが、特別支援学級に通うお子さんの送迎についての課題、未就学児でも療育に通うまでも行き帰りだけで疲れてしまうという声もあります。そこにしかないからチャレンジルームには行けない、そんなお子さんも何人もいるのではないしょうか。 コロナ禍を経てオンラインの活用もされるようになりましたが、どうしても代替できないものも多数あります。サービスを利用する市民にとっては、これが生活であり、日常です。 だから移動支援をするという考え方もありますが、1日30分、1時間、2時間、こうした時間の積み重ねが大きな負担になっている可能性があるということについて、再度考えてみてほしいのです。 また、保健センターの機能についての議論も同様ですが、それこそ地域でどう機能を配置をするのかを考えれば、コストのかけ方も変わるかもしれません。 吉祥寺東町1丁目市有地利活用事業のこれまでの経緯の中でもお話しましたが、これから30年間の機能を見越して新しい箱物を作るというのは、時代の要請ではないということです。箱は箱として存在するけれども、中身は柔軟に変わり続ける。そうした考えで公共施設の更新や土地の活用を考えていかなくてはならないと思います。そこで以下3点質問します。 (1)サービス提供の地域偏在についての現状認識を伺う。(2)今後の長期計画や個別計画での議論の方向性を伺う。(3)具体的に解消していこうとすでに考えているサービスを伺う。 2. 若年性認知症や起立性調節障害といった若い世代への対応について 最近、当事者の方からのご相談なども増えており、縦割り構造などの影響をやはり受けていると感じましたのでテーマとして取り上げました。そこでまず(1)若い世代の病気や障害に対する市の主な取り組みを伺います。 ご相談を受ける中で、若年性認知症の方が市役所に来た際、当時は福祉総合相談窓口がなかったことから相談窓口がわからず、さらには担当が高齢者支援課であったというお話を伺いました。 現在は福祉総合相談窓口ができたわけですが、認知症とはいえ高齢者とは言えない世代の方がご相談に来ているわけです。そういう中で高齢者とつく名の課が窓口となった時の、当事者の想いというものをどう考えるかということです。 自分が病気になりこの先が不安でいっぱいな中、何をどう相談していいかもわからずに怖々市役所に来ている。そういう状態なわけです。 おそらく今、福祉総合相談窓口でお話をしたとしても、その先担当になるのは高齢者支援課であるというのは現在も変わっていないのではないでしょうか。こうしたことも踏まえて(2)市の福祉総合相談窓口事業の全体的な成果と今後の課題を伺います。 ちなみに、やはりという感じではありますが、武蔵野市のホームページで「健康・福祉」を押すと、出てくるのは高齢者支援・障害者福祉・生活福祉・地域福祉・健康保健・福祉総合相談窓口・ひきこもり相談というボタンです。ほぼ意味がわからないと思います。 サイトリニューアルにおいてなぜこうしたわかりにくい構造が見直されなかったのか、何のためにリニューアルをしたのか、強い疑問を持ち続けていることを改めてお伝えしておきます。新たに着任される広報戦略アドバイザーにも相談し、早期に見直していただきたいと思います。 (3)若年性認知症について 改めてになりますが、若年性認知症は、65歳未満で発症した際に診断されるものです。認知症自体ひとつの病名ではなく、さまざまな病気から起きるもので、多くの場合は脳の病気で進行性があります。症状としては新しい記憶から薄れていくといったことや、判断力の低下、また個人差が大きいそうですが徘徊してしまうことや、妄想、不安などが大きく現れることもあります。まず、①市内における状況を伺います。 ご相談の中で、若年性認知症の方はまだ年齢的にも体力があり、活動もできることから、なるべく外に出て刺激を受けることが大切だというお話がありました。危ないからといってこれまで行っていた家事や仕事などをさせないようにとなってしまい、そういったことからできることがどんどん減ってしまうということも伺いました。②予防や進行を遅らせるために市ができる取り組みを伺います。 一方、40代や50代といった年代からすれば、仕事や子育てなどが真っ最中であるケースも多くなります。当事者自身の経済的影響はもちろん、家族などへの影響も大きいと考えられます。そこで③ケアをする家族や介護者への支援について伺うとともに、④いわゆる「ヤングケアラー支援法」の成立にともない、市の取り組み推進についても伺います。 この法改正は子ども・若者育成支援推進法の改正のことで、これまで支援対象として明文化されていなかったヤングケアラーを「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」と定義し、18歳未満・以上といった年齢で区切ることなく、国や自治体が支援に努めることをねらいとしています。 そして、若年性認知症について若い世代であってもこうした症状があるということを知っておくことは、自分が当事者となった際の早期発見につながるとともに、周囲として理解したうえで当事者に接するということにもつながります。 先日、とあるお店において若年性認知症の方が警察に通報されてしまい、大きなショックを受けたということがあったそうです。もちろん、徘徊などされていた場合に警察へ連絡するというのは重要なことですが、犯罪を疑われてしまうようなことがあったりすると、当事者としても悲しい思いをすることになります。 広く私たち自身が若年性認知症について知り、理解する必要があると考えます。⑤若年性認知症について知ってもらうための取り組みについて伺います。 (4)起立性調節障害について こちらも多くご相談があるもので、昨年9月、令和4年度決算特別委員会で初めて質疑をさせていただきました。特に不登校において、行きたくても行けないというケースとしてこの症状の児童生徒が多くいるのではないかという問いかけに対し、「数として確かにいらっしゃる」というご答弁がありました。 そこでまず①市内における把握状況と、②不登校との関連や対応について見解を伺います。 今年の3月、令和6年度予算特別委員会において、他の議員の質疑となりますがここでも起立性調節障害についての議論がありました。そこでは、ある程度教職員の間ではこの症状についての理解が広まっているものの、保護者においての抵抗感があったり、学校と保護者の間でのコミュニケーションにおける難しさがあったりするといったご答弁がありました。 症状を正しく捉え、当事者の方に寄り添った対応が必要と考えます。③当事者やケアをする家族等への支援について伺います。 こうした状況を踏まえ、④起立性調節障害についても啓発啓蒙が当事者にとっても周囲の理解にとっても重要であると考えています。知ってもらうための取り組みについて伺います。 今回、若年性認知症と起立性調節障害を具体的に取り上げましたが、これ以外にも若い世代の病気や障害における課題は山積していると考えています。高齢世代と比べるとどうしても世代の中でマイノリティとなってしまい、周囲の理解が得られないこと、孤独感、またケアをする人たちも制度が十分でなく疲弊してしまうことなど、容易に想像がつきます。 最初に述べましたが縦割り構造の影響、そしてどうしてもこの国の制度設計は大きなところからという視点でやられていることから、少数の対象者に対する視点が抜け落ちがちです。私は、そうしたところへの寄り添い、痒い所に手が届く対応、こうしたことこそが基礎自治体に求められていることだと思っています。 ぜひ若い世代の病気や障害について、武蔵野市に相談すれば大丈夫だよと言えるような、そうした状態を目指して一緒に取り組んでいきたいと考えていますので、積極的なご対応をよろしくお願いいたします。 3. 過去取り上げたテーマや市民からの相談事項について(1)保育や教育分野における DX が進んでいることは大変望ましいのですが、アプリの乱立や運用方法への課題が見えます。見解を伺います。 こちらは実体験でもありますが、小学校のアプリが複数、そして未就学児についても市から入れるようにという連絡があったアプリがあり、スマホにいくつものアプリが存在、さらには何でもかんでもそこに入ってくるため、緊急性や重要度がわからないという声も上がっています。 どういう経緯でこのアプリケーションを使っているのかもよくわかりませんし、学校ごとにも使用しているものは異なるものの複数に渡ってしまっているというのは同様の状況だそうです。利便性を向上させるためにやっていることが本末転倒になるようであれば非常にもったいないことです。 やり始めたところですのでこれからかと思っておりますが、こうしたものは最初の方に見直しをかけていかないとそのまま数年経ち形骸化してしまう可能性も高いため、導入初期のこのタイミングで質問させていただきました。 なにも大きなものをコストをかけて入れましょうということではなく、ユーザーのことを考えての全体の設計デザインが最初に必要だと思います。 令和5年度武蔵野市CIO直轄DX推進プロジェクトの報告書も拝見しました。プロジェクトについての伊藤CIOのお言葉に「単なる業務効率化ではなくてDXにより市民サービスの向上にもつなげられている」というのがありました。まさにここだと思います。 単に楽になればいいとか、簡素化できればいいということではなくて、市民福祉を向上するためにDXに取り組むということです。ぜひそうした視点で積極的に、スピーディーなご対応をお願いしたいと思います。 (2)未就学児のいじめについて市の取り組みを伺います。こちらは他区ではありますが実際にそうした事例があったという報道がされており、確かにあまりこれまで議論されたことがなかったのではないかという課題認識を持ちましたので質問します。 いじめ防止対策推進法では、いじめについて小学1年生以上でないと対象とはならないことから、対応がまちまちで被害者も加害者もケアされないケースが多いのではないかとのこと。 武蔵野市子どもの権利条例の運用においても、大きく関係すると考えていますし、今後のこどもプランの議論でも視野に入れる必要があるのではないでしょうか。いじめという表現ではないこともあるかもしれませんが、こども同士の権利侵害という視点で、取り組みを考えていく必要があると思います。 (3)最後に「日本版 DBS」について市の現状認識を伺います。日本版DBSとは、子どもに接する仕事に就く人に性犯罪歴がないか確認する制度のことで、国会での審議も最終局面を迎えています。 他の議員の質疑にもありましたので市の対応の概要は分かりましたが、私自身の問題意識としては、以前も提案をした民間のこども関連事業者への啓発啓蒙をどうやっていくのかということです。実効性のある形でこどもを守るためにそうしたネットワークが必要だと思います。 今回の法案では実際に運用に至ったとしても、例えば高校生や大学生といったアルバイトスタッフが前科ではなく厳重注意などを受けていたとしても、それを事業者が知り得る術はおそらくないだろうということです。 イギリスの手法ではそうした細かい情報も全て開示されるとのことで、どちらがいいのかという議論はあるにしても、実際これからこの制度を運用していくにあたっては、確認や労務トラブルなど含め事業者側の負担が相当大きいということを感じています。 市は事業者としての対応を行うことになりますが、それだけでなく市内事業者への啓発というのも役割になると思いますし、相談窓口のようなものも考えていく必要があるのではないかとも想像しています。こうしたことを踏まえて、まだ先の話ではありますが頭出しとして質問させていただきました。 以上、どうぞよろしくお願いいたします。

お知らせ

一般質問をします!2024年6月議会|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年6月議会が始まります。今回も一般質問と言って、議員がそれぞれ事前に質問提出し議論する場面があります。 事前に提出した質問項目を掲載します。登壇は12番目のため、6月14日(金)の午後の予定になりそうです。 他の議員の提出内容も見出しのみ令和6年 一般質問|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)から見られます。 提出した質問項目 件名 エリアマネジメントの推進や若い世代の病気・障害への対応等について (要 旨) 1.市政サービスにエリアマネジメント的視点を導入することについて (1)サービス提供の地域偏在についての現状認識を伺う。 (2)今後の長期計画や個別計画での議論の方向性を伺う。 (3)具体的に解消していこうとすでに考えているサービスを伺う。 2.若年性認知症や起立性調節障害といった若い世代への対応について (1)若い世代の病気や障害に対する市の主な取り組みを伺う。 (2)市の福祉総合相談窓口事業の全体的な成果と今後の課題を伺う。 (3)若年性認知症について  ①市内における状況を伺う。 ②予防や進行を遅らせるために市ができる取り組みを伺う。 ③ケアをする家族や介護者への支援について伺う。 ④いわゆる「ヤングケアラー支援法」の成立にともない、市の取り組み推進について伺う。 ⑤若年性認知症について知ってもらうための取り組みについて伺う。 (4)起立性調節障害について  ①市内における把握状況を伺う。 ②不登校との関連や対応について見解を伺う。 ③当事者やケアをする家族等への支援について伺う。 ④起立性調節障害について知ってもらうための取り組みについて伺う。 3.過去取り上げたテーマや市民からの相談事項について (1)保育や教育におけるDXが進んでいることは望ましいが、アプリの乱立や運用方法への課題が見える。見解を伺う。 (2)未就学児のいじめについて市の取り組みを伺う。 (3)「日本版DBS」について市の現状認識を伺う。

活動報告

教育長の辞職について[後編]|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。前編から少し間が空いてしまいました。こどもも大人も体調を崩しやすい時期、皆さまもお気を付けください。 さて、前回の記事では、教育長の辞職について①任命から辞職までの経緯、②同時期に起きていたもうひとつの問題(議決を抜かしてしまった追認案件)について説明しました。 教育長の辞職について[前編]|武蔵野市議会レポート | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info) 今回の後編では、臨時会での質疑や私見について述べたいと思います。 臨時会での質疑 前編と少し重ねてになりますが、2024年5月9日、臨時会が開催されました。当初は、物品購入(教科書)が2,000万円以上となり議決が必要だったのにそれが漏れ、その支払いのために追認するという手続きのための臨時会開催でした。 が開催日の直前になってから、市長・担当副市長の減給についての議案が提出され、その2つについて主に取り上げる会となりました。 まず、物品購入についてはどのように取り扱うかが事前に議会で話し合われましたが、通常通り議案が出ていたとすれば文教委員会に付託されることになるため、同様に臨時会でも付託しようということで、文教委員会で議論されることに。 私も文教委員だったので、そこで質疑をすることになりました。 【文教委員会での質疑】 主な質疑は以下の通りです。 ▼なぜこのような事態が起こったか?・概算の段階で2,000万を超えていたが、従来通りの簡略化した手続きをとってしまった。・前回同じ事案で1,955万円とギリギリだが、アラートなし。 ▼チェック体制についてどうなっていたか?・指導課が担当だが、課長含め最初のチェック時点で気付かなかった。・そのまま順番に進み副市長決裁までとっていたが、その後の支払い段階での会計課が気づいて差し戻した。 ▼臨時会開催の意味は?・追認自体は法律で定めがないが、判例において瑕疵が治癒される(法的に問題のない状態になる)解釈になっている。・支払期限が5月15日であったため、臨時会開催をお願いしこの9日となった。 ▼今後の取り組みは?・物品購入で2,000万円以上は議決が必要という認識不足があるため、組織的に研修を実施する。・規則について変更し、マニュアルなど運用も合わせて全庁的に見直す。 このような質疑がなされ、ある程度の事実を確認。見直しを求めるのは当然として、もはやこの案件自体は追認せざるを得ないことから全員が賛成。 責任については次に出てくる減給の議案にて、本会議に戻って全体での議論へと進みました。 【本会議での質疑】 さてここからは本会議、委員会とは異なり全員での質疑体制となります。ある程度事前に会派で質問内容を相談してはきていますが、他の質疑を聞きながら突発的に質問するということも。 まず今回提案された減給については、議決を抜かした件と教育長の辞職についての2件が一緒になっているというのがひとつのポイントです。 一緒くたになったことによって、何がどのような責任の取り方となったのか、よくわからなくなってしまいました。宮代議員から、その配分はどうなっているのか聞きましたが、明確な答えは得られず。 また、金額や期間については特に決まりがないため、過去の武蔵野市の責任の取り方や他自治体の事例を参考にしたとのこと。 こうした根拠がよくわからないことについての質疑が多い中、教育長の辞職についてもここで議論されることに(文教委員会では物品購入のことしか話題には出せなかったため、本会議で話に上がることになりました)。 ▼なぜ処分について知りながら議会に共有しなかったのか ・新教育長について過去の所属組織である大学からこの3月にハラスメントを原因とする処分が出され、議会に事前説明をしたあとにそれを知り、議会日程までもう数日と間がなかった。しかしそれを言ってしまうと言い訳にしかならない。・処分について不服申し立て期間中であった。・処分について匿名で公開されていたため、公開してもよいものなのかと考えた。大学にも取材を申し込んだが、匿名の公開であることから一切答えられないと断られた。・いったん議案を取り下げようかとも思ったが、さまざまな調査をし総合的な判断でそのまま議会の日を迎えた。 ▼これからの人事案件はどうしていくのか ・議会とやり方について協議したい。・今回賞罰についてといった確認はしなかった、今後は確認する必要がある。 ▼次の教育長についてどうするのか ・なるべく空席の期間を短くしたい。・現在鋭意選定中である。 このようなことが質疑からわかりました。議事録は速報版が掲載されています(確定版が出ると議事録のページにて検索いただく必要があります)。 今回の件についての私見 会派ワクワクはたらくとしては、以下について特に問題認識を持っています。 人事案件は公にできない情報があるからこそ、慣例で議会に対し事前に調整がなされてきた。その信頼関係を損ねる行為。 一方、明確な基準がない責任の取り方に、今後の前例となることも鑑み疑問が残る。 教育長の件も議決を抜かした件も共通して、長らく指摘してきたリスクマネジメントについて、やはり対応がなされていないのではないか。 また、質疑でも取り上げましたが、 賞罰ありだから即NGということではなく、そうしたさまざまな情報が提供されたうえでそれでも選任したのだという説明が必要。 (特に議決が抜けた件について)小さなミスが大きなミスに繋がる、定期監査でもミスが減っていない。命に影響するようなことにもなりかねない。 (特に議決が抜けた件について)誰に謝罪しているのか、何を悪いと思っているのかわからない。 ということもあります。謝罪については、臨時会を招集することについて申し訳ないというような発言にも聞こえるところがありました。 私たちはそんなことを手間に思っているのではないと伝えましたが、「市民の税金を正しく使う」ということが求められているのだと、もっと強く自覚したうえで謝罪をと思いました(ここはやり取りの中で伝えきれなかったなと反省しているポイントでもあります)。 ▼ハラスメントの事実確認について なお、ハラスメントがあったかどうかについての質疑も白熱していましたが、市長は他組織のことであるためここで断定的に発言することは控えたいと話されました。私たちもこの考えに賛同しています。 本件について事実確認をすることは容易でなく、議会の場で憶測でものを言うのは避けるべきと考えました。とはいえ調査の中でさまざま情報は入っているにせよ、個人情報にあたる内容です。かなり細かな情報まで発言されている議員もいましたが、公開され、議事録としても残る、公の場でやることではないと思います。 今回問題であったのは議会の判断に必要であろう情報を共有しなかったこと、市長が議員時代に所属されていた会派(自由民主・市民クラブ)からも、「隠し事のない市政をというのが公約だったはずだ」と厳しい声が上がりました。 市長は組織のトップとして、判断の連続であることは間違いありません。議会は二元代表制の一翼として、市長の判断を助ける立場にもあると思います。 正しいとひとことで言っても、その正しさというのは非常にあいまいなものです。 だからこそ情報共有をし、熟議熟慮のうえで判断を積み重ねていく、これが先人の知恵であり、私たちそれぞれが今もなお全うすべきことです(えらそうに書きましたが、これを全うするのはそう簡単ではないと議会の場で常々感じています)。 6月13日からいよいよ議会定例会がスタートします。市長が代わってから、毎月のように大きな議論があり、休みなくさまざま調整を行っている気がします。 変化の激しい時代だからこそ、スピーディーな判断・変化が求められています。 今回は記事作成にとても時間がかかってしまいましたが、常にタイムリーな発信を心がけ、定例会に臨みます。ご注目ください。 毎日のタイムリーな情報はXで発信しています。ぜひフォローをお願いいたします!