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文教委員会まとめ(2024/12/11)|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 委員として出席した、文教委員会(2024年12月11日開催)における主な議論について紹介します。 ▼議案・0123吉祥寺・0123はらっぱの指定管理者の指定 ・自然の村の指定管理者の指定 ・武蔵野プレイスの指定管理者の指定 ・体育施設の指定管理者の指定 ・吉祥寺図書館の指定管理者の指定 今回の議会ではさまざまな施設に関する指定管理手続きが行われています。休館日の設定について、プレイスと吉祥寺図書館であればなぜ水曜から変わらないのか、これまでもさまざまなところで意見が出ていることから質疑しました。 図書館としてのアンケートではそれほどニーズ高いとは捉えていないとのことでしたが、青少年の居場所としてのアンケートでは、水曜日の要望が出ていたと認識していることから、図書館に求められている機能の変化とともに捉え直してほしいことを要望しました。 他の議員から0123の土日運用についても質疑がありました。 また、自然の村については、最近はひたすらに熊の話なわけですが、電気柵などをつけるという対策が決まり始めている中で、自然というものをどう捉えるのか?という疑問を率直にぶつけさせてもらいました。 リスクマネジメントではあるものの、自然の中での体験活動というものをどう捉えるのか、議論が必要だと思います。 ・五中備品買い入れについて ・五小解体工事請負契約について 入札の結果が特徴的だったこともあって、多くの質疑がなされました。備品買い入れについては10社指名したものの1社入札、解体工事は工期を優先するために予定金額を公表した結果8社が同額でくじで決定となりました。どちらもそうあることではないようです。 入札についてはこれまでもかなりの質疑があり、どうすれば公平性や透明性を高められるのか、課題となっています。物価高騰などもあいまってより難しい状況にあります。 ・補正予算 保育施設や幼稚園に対して、都の補助金も活用しての物価高騰対応臨時金が給付されます。また、国と都からの補助金に市もさらに補助を加えて、保育施設に対して性被害防止対策の推進がなされるとのこと。外部からの視線をカットするパーテーションやカーテン、内部向けのカメラ設置などに利用できるそうです。 そして目玉として出てきたのは、私立国立小中学校に通うこどもの保護者に対して、物価高騰対応としてのデジタルギフト1万円分が支給されるということです。発端は市立小中学校における給食費無償化の議論の中で、対象外のこどもたちはどうするのかということでした。 がしかしそうするとこうした臨時給付を何度もしなければならないことになるため、今後どうしていくのかは考えなくてはならないと思います(今回の予算規模2600名分で事務費含めて約3500万円ほど)。 デジタルギフトの中身については業者が決定しないと確定しないとのことでしたが、せっかくやるのであれば市内産野菜などに使える引換券事業がすでに子育て支援事業としてなされていることを鑑み、ぜひそうしたことも視野に入れてほしいと要望しました。 ▼行政報告 ・市立保育園の給食食育振興財団への段階的委託について 2025年4月から委託を想定していたが、調理員の雇用意向調査の結果、人員不足により4園同時ではなく段階的委託にする(2025年4月から吉祥寺保育園・境保育園、2027年4月から南保育園・境南保育園)。 ・総合体育館の大規模改修基本設計について 概要版にて説明あり。さまざまな箇所でリニューアル、一番の課題は16ヶ月もの休館か。 以上、文教委員会まとめでした。本会議での議決は12月18日に行われます。

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今回の一般質問を振り返って|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 12月5日に一般質問をしました。今回のテーマは3つです。 ①持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方について ②ICT活用や広報力向上の取り組みについて ③投票率向上の取り組みについて まず、①持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方については、今年市議会で特に話題になったと感じた「人材不足」や「待遇改善」についての検討を後押しするべく、第一テーマとして取り上げました。民間同様、公務員の分野においても人が足りないということが大きな問題となっています。 どうしても人対人の業務が多く、でもだからこそやりがいも大きい仕事であると思います。一方でカスタマーハラスメントについて今回別の議員が質疑していましたが、大変なことが多いというのも事実です。 武蔵野市が目指してきた「まちぐるみの支え合い」というキーワードを出しながら、熱意ある方が集まってくださるよう、より一層の工夫について市長とディスカッションすることができました。 武蔵野市のYoutubeで配信されている、学校用務員の方々の合同研修動画や、職員の方々による武蔵野市で働く理由紹介動画など、例に出させていただきましたので、ぜひあわせてご覧ください。 https://youtube.com/@citymusashino?si=aRYv30cmUBw7kGzV ②ICT活用や広報力向上の取り組みについてでは、広報戦略アドバイザーが就任されたことを受けて、これまで以上のブラッシュアップが進んでいるはずと期待を込めて質問しました。 特にホームページの階層がわかりにくい問題については、すぐにできることから始めてほしいと要望し、また市民意見交換会の告知についても十分な余裕や告知の工夫などをお願いしました。 今もこどもプランや長期計画関連のパブリックコメントが募集中、また自転車利用のアンケートも実施されています。ぜひご参加ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/ikenboshu_enquete/index.html 最後に③投票率向上の取り組みについてでは、先日の都議補選の投票率が39%と低かったことから、来年の各種選挙に向けて振り返りを求めました。期日前投票は前回とさほど変わらなかったものの、当日の投票が前回日で65%と大幅に下がったことがわかり、その原因分析もお願いしました。 来年に向けての新たな取り組みとしては、不在者投票のオンライン請求、ユニボイスの導入を検討されているとのこと。ニーズを感じながら新たな取り組みを取り入れようとしてくださっているのがわかり、この数年だけでも前進が見えています。 また、投票用紙をSNSにアップする事象が増えてきていることについても懸念を伝えました。主権者教育などを通して、秘密投票の意味なども含めて伝わると良いと思っています。 以上、今回も質疑の中でほとんどのものを前向きに捉えていただけたと感じました。激しい変化の時代の中で、スピーディーに取り組んでいただくことを願い、さらなる後押しをしていきたいと思います。 後日動画もアップされますので、ぜひご覧ください。 https://musashino-city.stream.jfit.co.jp/ 当日の読み原稿はこちらから。 https://www.honda-natsuho.info/activity-report/2147/

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「支え合いのまちづくりを持続可能にするために」質問原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年第4回定例会でも、一般質問を行いました。まずはその読み原稿を掲載します。今回はいつもより1000字ほど少ない5000字程度でしたが、ゆっくり読んだのでちょうどいい時間配分になりました。 以下原稿です。 2024年が終わろうとしています。皆さんはどんな1年だったでしょうか。武蔵野市政にとっては、とにかく選挙選挙の1年であったなぁと振り返っています。選挙があると、政策議論が活発化し、進むものは一気に進む、一方で進まないもの、やらなくなってしまうものもあります。 ただそうした各論的な部分での変化はあるにしても、武蔵野市の計画行政における軸足、長い時間をかけて築いてきた総論的な文化においては、どっしりとしたものがあり、脈々と繋がっている、それが豊かさに繋がっているのだろうという実感を私自身も持てるようになってきました。 もちろんそれに甘えていてはいけないわけで、今回はそんな危機感を持ちながらのテーマとなっています。 1. 持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方について 11月30日、武蔵境のスイングホールをいっぱいに使ってひらかれたケアリンピック武蔵野2024に伺いました。大変多くの方で賑わっていて、途中からはホールに入るのも難しいくらいでした。来年はもっと広いところでやることになるのではないかなど勝手に拡大の想像をしています。 このケアリンピック武蔵野は、介護や看護に従事する方々の取り組みを知って功績を讃えたり、そのノウハウを皆で共有したりするイベントですが、その大きな目的は「まちぐるみの支え合いの仕組みづくり」とされています。 まちぐるみの支え合いという言葉は、武蔵野市のさまざまな計画、取り組みにおいて出てくるキーワードです。市のホームページでも検索するとたくさんのページがヒットしますし、Google検索でも調べてみると、武蔵野市の情報ばかりが並んでいます。 そもそもこのまちぐるみの支え合いというのは、地域包括ケアシステムを意味していると以前に説明を受けました。地域包括ケアシステムというのを身近で親しみやすくした表現であると伺っています。 地域包括ケアシステムについて厚労省の資料を調べますと、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきますとあります。 また続いて、地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要ですと書かれています。 2025年、もう来月からです。ケアリンピック武蔵野が始まったのが2015年かと思います、早10年です。武蔵野市の地域包括ケアシステム構築は間に合ったのか、どうなのでしょうか。 と思うとともに、私自身はこの武蔵野市の言うまちぐるみの支え合いというのは、地域包括ケアシステムよりもさらに広いイメージとして構築されてきたのではないかと感じています。 重度な要介護状態になっても住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的にというそれだけのイメージではないと思うのですが、皆さんはどう感じるでしょうか。 こどもも大人も関係なく、多様な状態にあるそれぞれの人、市民に対して、きめ細やかなアプローチを目指す。これが地域の自主性、主体性に基づいた、地域の特性に応じた構築となったということなのかもしれませんが、どうでしょうか。 一方、そうした素晴らしい理想を掲げる中でも、課題は常に変化し、山積しています。特に今年、大きなテーマとなったのは人材についてではないでしょうか。少子高齢化の波が、武蔵野市にも押し寄せているということです。 まちぐるみの支え合いを持続可能なものにするためには、人が必要です。人対人、これが一番大変で、それでいて代替することができないと私は確信しています。早期に手を打っていかないといけないと思いましたので、前回の一般質問と似ているところもありますが続けて扱うことにしました。それでは具体的な質問です。 (1) 武蔵野市職員における欠員状況について子ども家庭支援センターの相談件数が減少していることについて、先の文教委員会で質問したところ、欠員が生じており、相談体制が整っていない状態がわかりました。同様に欠員が生じている状況が武蔵野市職員の人員配置において、どの程度起きているのか、人数や、長期か短期かといった期間等含めて具体的に伺います。 こうしたマンパワーで行っている業務がとても多いのが行政分野の仕事と思います。全てを機械に替えることはできません。ニーズが多様化、複雑化している中で、人材の確保は喫緊の課題です。すでに近くで奪い合いが起きていることも、今年議会でよく話題になりました。 そうしたことを受けて、(2) 採用の方向性について採用力の強化、待遇改善に向けても、正規職員としての採用が求められる流れがあると感じますが、市としてどのような方向性を考えていますか。また具体的に動きのある職種について等詳細を伺います。 (3) 担い手不足への新たな一手について地域の力を発揮するためには、シルバー人材センターのみならず、全世代参加型の新たな仕組みの構築が必要と考えます。特に若い世代が公共サービスの担い手、補完する力となれるよう、行政版「すきまアルバイト紹介」のような取り組みを検討してはどうでしょうか。今後の可能性を伺います。 シルバー人材センターにとどまらない施策については、この間の二次調整計画の議論の中でも、何度か提案をさせていただいたと思います。少し調べますと、民間のアルバイト紹介事業をやっているところが、岐阜県下呂市と協定を結び展開しているというのもあったのですが、こちらはどちらかというというと行政の仕事というよりは、農業などの産業振興分野などにおける人材不足を解消することが主な目的であり、移住や定住についての取り組みとも連動しているようでしたので、武蔵野市の状況とは少々異なるなと感じました。 どちらかといえばやはりシルバー人材センターの若者版であったり、武蔵野プロボノプロジェクトの有償版であったり、市民社協で取り組まれているボランティアコーディネートの有償版であったりといったようなイメージで、今の取り組みをさらに拡大、整理をしていけば良いと考えています。こうした取り組みを根付かせていくことが、武蔵野市の風土「まちぐるみの支え合い」という理想像にも合っていると思います。ご見解を伺います。 2. ICT 活用や広報力向上の取り組みについて 毎度取り上げているテーマですが、実は先日、議会広報委員会としても広報戦略アドバイザーに面談いただく機会があり、大変有意義な時間を過ごさせていただきましたことを御礼申し上げたいと思います。 市議会で発行しております議会だよりについて、これまで長きにわたりリニューアルの検討が進められてきましたが、最終局面の段階で広報戦略アドバイザーが就任されたこともあって、最後の仕上げのところでお話を伺うことができました。庁内の皆さんもこんなふうにアドバイスをいただいているのだなと身をもって知ることができ、それも合わせてとても良かったなと思っています。そうした実体験も踏まえての質問です。 (1) 新たな取り組みの成果について質問/今年度は市民の声を聴くためのアプリケーション・システムの導入が相次ぎました。現段階での成果や検証状況を伺います。 長期計画や教育計画の策定プロセスにおいて、AIファシリテーターを活用したオンラインディスカッションサービスが、また吉祥寺のまちづくりを考えるプロジェクトの一環として地域共助デジタルプラットフォームアプリが試行的に導入されました。また、少し毛色は違いますが、武蔵野プロボノプロジェクト(むさぼの)においてはオンラインプラットフォームシステムが利用され、業務の見える化、繋がりを生む取り組みになったと思います。これらの成果はどうだったでしょうか。 もちろん年度途中ですので、まだ分析はこれからというのもわかりますが、例えば今回子どもプラン武蔵野の中間まとめ意見募集や、自転車等総合計画改定に役立てるための自転車利用に関するアンケートにおいても、このようなツールは使用されていません。せっかく試行的導入をしたのに、なぜなのかと気になっています。この辺りも含めて、どういうお考えなのか教えていただきたいと思います。 (2) ホームページリニューアルの成果について 質問/前回のリニューアル時に見直されなかった階層の課題について、広報戦略アドバイザーに意見を聞いているかを伺います。また、今後の対応についても伺います。 こちらはこれまでにも何度も質疑してきたことですが、広報戦略アドバイザーが就任されましたので、推し進めていただきたく再度質問しました。ほしい情報に辿り着くまでに、何回クリックしなければならないのかということです。情報の探しやすさについて、ずっと課題を抱えているホームページだと思います。 また、階層の課題と言いつつも、もっと簡単に解消できることもあります。最近の例で言えば、パブリックコメントのページから情報を見ようと入りますと、子どもプランの中間まとめの意見募集をやっているんだなとクリックするものの、そこにはパブリックコメントの情報しかありません。市民意見交換会の情報は、関連リンクからさらに飛んでいかないと知ることができないのです。 パブリックコメントのページには意見交換会という文字自体ないので、関連情報リンクを押すという行動を取っていただかないと見つかりません。そもそもセットの取り組みとすれば一緒に掲載してもいいかもしれませんし、あるいは関連情報リンクの上に市民意見交換会の情報はこちらといった文字を付け足すだけで済む話です。これは階層を見直すまでの話でもなく、動線を考えたページづくりをすればいいので、すぐにできることだと思います。 利用者目線でのサイト構築は市民の利便性向上というだけでなく、広報公聴のためにも重要な取り組みです。広報戦略アドバイザーの就任を機に、早急に見直していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 (3) 意見募集の工夫について質問/パブリックコメントや市民意見交換会などのスケジュールについて、業務効率の側面もあるとは思いますが、効果的な広報の実施等を鑑みれば、期間の設定が短いと感じます。設定の基準はあるのか、考え方や課題、方向性を伺います。 こちらもこれまで取り上げてきたテーマですが、大きく見直しをしていく必要があると感じ、質問します。イベントなどのPRにおいても、さまざまな手法がありますが、告知の期間については、最初が45日前、それから30日前、20、15、10…というように徐々に間を詰めてお知らせをしていくというのがポイントと言われることがあります。 どこまでやるかはもちろんコストパフォーマンスだとは思いますが、このやり方が示しているのはやはりお知らせが必要な方に届くまでには、1ヶ月ほどの時間が必要であるということだと思います。 パブリックコメントについてはだいたい1ヶ月ほどあるものもありますが、特に気になっているのは市民意見交換会です。どうしても議会日程に引っ張られるところがあると感じており、議会でお知らせをして、この週末に意見交換会が開かれますといったような直近のスケジュール感で設定されているものも多々あるのではないでしょうか。 業務の都合で致し方ないというのも理解はしているのですが、やはり必要な方に情報を届けるという視点でいくと、抜本的に大きくやり方を変えないといけないのではないかと思っています。いかがでしょうか。 3. 投票率向上の取り組みについて この1年、武蔵野市では選挙が続きました。市民の方も、そして選挙管理委員会など選挙に携わった方々も大変お疲れさまでした。選挙は価値観のぶつかり合いであり、非常に大きなエネルギーを感じるもので、近くにいるとちょっと疲れるなと思うところもあるのですが、それでもこの議論の中で、このまちが、暮らしがより良くなる可能性を実感することができ、市民の中でも問題意識の共有がなされる機会にもなるものと前向きに捉えています。 少し間が空いてまた来年も初夏に選挙が予定されていますので、このタイミングで一定の振り返りを行いたく以下質問します。 (1) 今回の都議補選の投票率について、世代別の結果を含めて市の分析を伺います。(2) 来年の都議選等各種選挙に向けての、新たな取り組みの方向性を伺います。(3) 投票所での撮影風景が SNS で問題になっています。市の見解や対策を伺います。これは投票用紙を撮影してSNSにアップしたりしているもののことです。投票所内での撮影は禁止ですという張り紙があることは認識しているのですが、それでもこのような状況にあることを懸念しての質問といたしました。 以上、よろしくお願いいたします。

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農業委員会との意見交換会に参加しました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年11月25日、総務委員会の視察としてひらかれた、農業委員会との意見交換会に、委員外ではありますが参加させていただきました。 意見交換の前に実際の畑で収穫体験!大根と白菜を収穫し、その大きさ、立派さに驚きました。武蔵野市産の野菜、新鮮でとても美味しいのです。 そのあとは畑の中を見ながら、ハウスの状況なども教えていただき、途中でねずみの死骸にも遭遇…最近特に害獣対策が大変であることも伺いました。 会議室に移動後は議員からの質問に答えていただく形で意見交換会を実施。夏の暑さについてや設備投資、また野菜の適正価格とは?という大きなテーマについても議論を深めることができました。 都市農業を引き継いでいくことの大変さは、相続税への対応のみならず、設備の老朽化などからもあいまっています。農業委員と議会との連携に向けて、今後も意見交換を行っていくことを約束しました。

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臨時会が開催されました|武蔵野市議会レポート

2024年11月22日、武蔵野市議会では臨時会が開催されました。これは都議補選にともなって辞職したひがし前議員が副議長であったことから、その空席の人事を行うことを主な目的としてひらかれたものです。 下記の流れで多数の手続きを経て、最後にはこの間行われた選挙についての専決処分の議案も審議されました。 [当日の流れ]・本会議 副議長選挙→与座議員に・議会運営委員会 この後の流れの確認など(与座議員になったことにより総務委員長の交代などが発生)・総務委員会 委員長推薦→やぶはら議員に・全員協議会 都市計画審議会委員抽選→東山議員に決定・本会議 東京都十一市競輪事業組合議会議員及び東京都六市競艇事業組合議会議員指名→木崎議員に決定 議運・外環委員会の定数減 専決処分の承認(衆院選・国民審査・都議補選の補正予算) 淡々と手続きは進みましたが、選挙費用の場面ではやはり皆さんいろいろなご意見があり、急な選挙となったことに対する影響や、連続の選挙となったことでの費用の詳細など質疑がありました。 また、都議補選については投票率が大幅に下がったことを受けて、課題感の共有がはかられました。 [裏話]副議長選挙の際、たまたまですが開票立会人になったので、小林議員と2人前に出て開票作業を近くで見ていました。 すると欄外に書かれたものが1枚。この場ではこれが無効票扱いとされ、24人中23人が与座議員に投票、1人は無効票にということになったのです。 しかし休憩を挟み事務局が確認をしたところ、欄外にあっても他意がないと読み取れるようであれば有効とした判例が見つかり、結果としてこの1票も有効ということで修正がなされました。 なかなか珍しい状況になりましたが、またひとつ勉強になりました。 [今後の議会スケジュール]12月の定例会に向けて、準備が過密になっていく時期となります。来週には一般質問の締め切りがあるので、皆そこに向かって…というところ。 また11月23日には「市民と議会の意見交換会」も行われますので、ぜひ当日はお気軽にご参加ください。 13時半から武蔵野市役所にて、詳細はこちら。

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文教委員会視察報告2024|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今年も常任委員会ごとの視察が行われ、私は文教委員として10月16日~18日に参加をしてきました。今回はそのレポート記事です。 視察の概要 ・長野市:児童生徒の学校以外の居場所「SaSaLAND」・石川県:県立図書館における子どもの居場所機能・滑川市:学力向上の取り組み「科学の時間」・立山町:子育て支援策と元気交流ステーションみらいぶ 視察の詳細 ▼長野市:児童生徒の学校以外の居場所「SaSaLAND」 視察工程上、現地まで行くと時間が足りないということで市庁舎にて。 平成2年築の分校だった建物を使用している。教育支援センターとしての位置づけだが、学校とは異なるものという「感覚」の部分が重要なポイントであると感じた(勉強しなさいとかなになにしなさいとかはない)。 これだけ経費をかけて、本当に人は来るのか?という内部的な意見への対峙がまずあった。凶暴な子が来るのか、親は何をしているのかといった近隣の声もあった。こうしたことについては、担当者の熱い想いで向き合ってきたことがお話の中で随所に感じられた。 人件費やバスの経費が年間4,000万円ほど。元養護教諭や元消防士などがおり、緊急対応ができる。熱意や情熱で採用。給食も運ばれてくる。生徒の評価は在籍校が行う。 武蔵野市においてもこうした居場所の重要性が叫ばれる中で、地域偏在が課題とこれまでも指摘してきた。SaSaLANDについても同様の課題はあるのではないかと思う(送迎バスや保護者送迎で対応)。 市内各所に教育支援センター自体は多数配置されているとのことで、それらのサポートや連携体制が重要とも考えられる。施設のイメージはぜひ下記サイトを見てほしい。 ・長野市ホームページhttps://www.city.nagano.nagano.jp/n601000/kosodate/p001548.html 担当者が、不登校の原因についての調査がようやく最近行われるようになってきたとお話されていた。確かに不登校の数ばかり注目され、原因分析をきちんと行っていないのではないか?そうすると対策がずれるのは当然である。 国が重い腰を上げる中、現場でのリサーチももっと深くスピーディーにやっていかないといけない。 ▼石川県:県立図書館における子どもの居場所機能 とにかくインスタ映えする大規模図書館。基礎免震構造にしていたのと、円構造が効いて、震度5強でも強かったとのこと。 最近、教育委員会から管轄を離し、県政の課題に取り組む体制が整ってきている。ここは大きなポイントであったと思う。単なる図書館に終わらせず、「文化」活動を押し出しているように感じられた。地元の技術を活かしたアートが随所に飾られている。 こどもエリアの家具は遊具のように(参考:福井県のエンジェルランド:せんだみつる氏)。 とにかく巨大な施設でゆとりがある。多世代の居場所になっていた。車社会であることから使い勝手は良いのかもしれないが、こどもがふらっと立ち寄るには距離があるのではないかというのも課題感としてあり。 向かいにある大学もリニューアルされたことで、一帯がこれまたアートのように設えられていた。学生との連携も行われており、ものづくりの部屋は休日満杯とのこと。 終日テレワークをしている人もおり、それがよしとされていること、ライフスタイルを包摂していることが魅力的だった。 ・石川県立図書館 公式ホームページhttps://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/ ▼滑川市:学力向上の取り組み「科学の時間」 主体的な学びや問題解決能力を養うべく、2017年度から「科学の時間」を開始。理数教育とともにICT教育に取り組む。 小中での学習のかぶりがないように配慮をしていたり、先生の負担軽減も鑑みて事例集のようなスタンダード集を作成したりしている。地元企業との連携もあり、工場見学なども盛ん。 はじまりは教育長発信、ものづくりについて取り組んでいきたいという想い。市長もものづくりに対して想いがあった。 そもそも教育委員会が「テレビ寺子屋」なる番組を制作していた過去もあるなど、興味深い取り組みを多数されていると感じた。 一方、この取り組みによる成果の指標が難しく、特に全国テストなどでの変化は見られないとのこと。アンケートも設計が難しいことを質問したが、今後の課題であるとの答えをいただいた。 予定にはなかったが、ちょうど駅前に新しい公共施設「メリカ」ができたとのことで、電車を待つ間に視察。 災害時の避難施設であり、交流にも繋がる複合施設。下記の立山町の施設と同様に、駅直結なのが嬉しい。 ▼立山町:子育て支援策と元気交流ステーションみらいぶ モンベルのリュックサック配布でニュースになったのを覚えている方も多いのでは。子育て支援に力を入れており、保育の代替としての「まごもり」報奨金事業では、祖父母等による保育へ経済的支援を行っている。 保育園を完全に整備するというのはやはり今後への影響も考えられるため、こうしたソフト面での施策は魅力的である。 駅直結の施設みらいぶは、これまた地域交流の場となり、また保健センターの役割等も含まれていて、気軽に立ち寄れる施設として賑わっていた。 ・孫守り(まごもり)報奨金https://www.town.tateyama.toyama.jp/supportsite/kosodateguide/kosodateshienseido/6592.html ・小学校通学用リュックサック無償配布https://www.town.tateyama.toyama.jp/kosodate_kyoiku/gakko_kyoiku/shochugakko/5538.html ・元気交流ステーションみらいぶhttp://miraibu.jp/ 終わりに 衆院選のさなか、視察の受け入れをありがとうございました。またプライベートでも訪れたいと思わされる、自然豊かで魅力的な地ばかりでした。 このたびの学びの機会に、感謝申し上げます。施策のできた経緯だけでなく、今ある課題についても伺うことができ、良かったです。今後の武蔵野市政に活かしていきます。

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保健センター・子育て支援複合施設増改築の議論(全員協議会)|武蔵野市議会レポート

2024年10月7日、保健センターと子育て支援施設の増改築について、全員協議会がひらかれました。当初の予算が40億円程度だったものが70億円と示されたことで、議論と情報共有を議会からも求めていたものです。 前回2月の全員協議会においては、大幅な見直しを求める議員や、お金がかかっても機能を落とさずにと訴える議員など、考えもさまざまでした。それを踏まえての市からの修正案が示されました。 ▼修正ポイント ・増築棟の4階と地下を削り、大幅にフロア面積を縮小(857平米減)  →多目的に利用する部分を減らしたことから、機能としての縮小はない ・チャレンジルームを当初の地下から既存棟の3階へ  →当初から希望があった地上階にし、プライバシーへの配慮については別動線を確保 ・大野田ポンプ所は地下に入れられなくなるため現在の場所にて更新予定 ▼事業費の変遷 2021年3月 基本計画試算 約40億円 2024年1月 基本設計概算 約69.5億円 2024年10月 設計変更案 約56.7億円[今回] ▼議論や質問の内容 概ね議会のさまざまな意見が取り入れられた内容になっており(機能は落とさずに規模縮小で予算減)議会側の受け止めとしては前向きな意見が多く出ました。特にチャレンジルームが地下から3階になったことで、明るい環境で過ごせることについても喜びの声があがりました。 私からは、この見直し検討のプロセスについての評価を伺ったところ、市として大きな価値になるという認識を持たれていることがわかりました。今後も公共施設の更新が続くことから、このように規模を精査し見極めることがとても重要な視点になってくると思います。 また、吉祥寺南病院の閉院をはじめとして、市内全体の医療体制について、今後もどうなっていくかわからないことから、その状況との連動についても質問しました。市としても将来についてはわからないが、その点柔軟に対応ができるように考えていく必要があるとのことです。 子どもの居場所についてはどのようなイメージをしているかについては、中央エリアに中高生の居場所が不足していることをメインに考えているようでした。西はプレイス、東はこれから複合施設が駅前にと考えられていることから、中央はこの場所にということです。乳幼児から中高生まで、時間帯や部屋などをうまく考えながら、それぞれが過ごしたり交流したりしていけるように想像しているとのこと。 キッチン設備や土足エリア、靴を脱げる相談スペース、ベビーカー動線などについても伺いましたが、細かい点は今後の実施設計の検討に反映されることになります。 最後に大きな考え方として何度も質問していることですが、この場所に機能を詰め込めば良いということではなく、全市的に健康や子ども子育てについての取り組みを戦略的に配置していく必要があることを確認しました。 先日も地域の会議で、高齢者総合センターの方が「中町にセンターが引っ越してきたことで中町の方からの相談が増えている」というお話をされていました。各地域に機能を分散配置していくことも、本来の目的達成に繋がるものと考えます。 今後のスケジュールとしては、順調にいけば12月の議会に補正予算が出され、実施設計に移りたいとのこと。そこでまた議論がなされることになります。 市からの提案資料は下記からご覧ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1045731/1045733/1046293/1046305.html

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決算の認定に対する討論|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2023年度の決算について、会派として行った討論の原稿を以下に記載します。本会議にて読み上げました。 ワクワクはたらくを代表し、令和5年度すべての決算に賛成の討論を行います。内容を絞ってお話します。 まず、委員会の終わりに、市議会に対する市からの情報共有について課題が示されたことは、重要なことであると考えています。情報共有についてはこの数年、ひたすらに言われ続けてきたことです。 今回発端となったのは認可保育園におけるお散歩中のこどもの置き去り事案でしたが、この問題については去年の決算特別委員会でも同様に指摘をし、また今年の第1回定例会においても本件をはじめとする不適切保育についての対応をお願いしています。 議会の役割のひとつは、市に対する政策提案です。提案は何に基づいて行われるのでしょうか。さまざまあるでしょうが、その中の大きな割合を占めるのは、市の状態、実態であることに違いないと思います。実態把握もできずに、的確な提案ができるでしょうか。 何も情報共有というのは、すべてが公開の場で行われるわけではないことは、市が一番わかっているはずです。公開も非公開も、それぞれに機会を捉えてこれまでも共有が行われています。私たち議会が情報の取り扱いに細心の注意を払わなければならないことは当然として、市が、よりよい状態を目指すにあたり、適時適切な情報共有を議会、市民に行うことを強く求めます。 次に、根本的な問題解決に向けた議論、行動を取っていくために、いくつかの事例を取り上げます。ひとつは会計年度任用職員の処遇改善について、本定例会すべてのフェーズを使っての質疑が繰り広げられたと感じていますが、採用、人材育成における大きな転換期に入ったことがわかります。 失われた何十年、少子化のようにそのまま様子見をしていたら、取り返しのつかないことになるでしょう。戦略的な取り組みが必要です。 また、ベンダーロックインについて、これも大きな転換期。国のガバメントクラウド開発事業についても暗礁に乗り上げていることが報道からも感じられるように、課題は山積み、一方で加速するDXをとめないためにも、発注段階からどう工夫するのか、市の価値観を含めて議論する必要があると考えます。 そして教育費における議論が如実でしたが、エアコン設置については予算がないとされ、学習者用コンピュータの故障対応については補正予算を組むという相反する方針。この必要性の議論はどう捉えればいいのでしょうか。言うならばエアコンは命に関わることではないのか? 誰がどのようにこの優先順位付けを行っているのか、青天井ではないにしろ、予算配分の議論は議会の役割の大きなひとつであることを鑑みれば、提案のプロセスにおける透明性の確保は課題であると考えます。特に教育分野は執行部と各学校での決定までのプロセスが非常に見えにくく、どこが主導権を握っているのか、混乱の種であるとともにだからこそ実現に至りにくい印象を強く持っています。その関係性含めて議論と変化が必要ではないでしょうか。 これらのように、今回の決算特別委員会においても、本質的な部分に至る議論が多く出ていたように思います。毎年の監査報告にあるように、ヒューマンエラーが減らないどころか、今年は議決を飛ばし追認するという武蔵野市史上初めての事案も発生しました。 これらは、システムでアラートを出せばなくなるのでしょうか。しくみですべて解決できればいいですが、おそらくそんなことはないでしょうし、新たな問題が発生するであろうことは容易に想像がつきます。システム頼りでいくというのであればそれこそ思考停止、今回解決策として出されているのが経験不足のため研修をするということどまりなのも、大きな心配に繋がっています。 ここにいる何人の方が、議決を飛ばすプロセスにかかわったのか、はんこを押したのか、それは経験不足なのか、本当にそうなのでしょうか。プロセス自体が形骸化しているのではないか。長らく築かれてきた風土、文化を変えることは、簡単ではありません。それでも市民の生命・財産を守るために変化の時と捉え、市の未来のため、本質的な見直しをお願いしたいと思います。 最後に、今回は会派として初めて決算特別委員会委員長という役割を宮代議員が担わせていただきました。議会の一員として、大きな経験と学びを会派として得られたこと、今後の議会活動に活かしていきたいと思います。委員会運営へのご協力に感謝申し上げます。 以上、賛成討論とします。ありがとうございました。

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2024年9月定例会まとめ|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2024年9月、まるまるひと月を要した市議会定例会が終了しました。この記事ではまとめとして、主な内容をピックアップしてお届けします。 ▼もくじ①議員からの一般質問②市からの議案や市民からの陳情③2023年度の決算 ①議員からの一般質問一般質問とは、議員が事前に通告した趣旨に沿って、市に質問するもの。それぞれの関心や市民からの相談などに基づいて構成されるため、幅広い分野にわたる質疑が展開されます。 ちなみにやってもやらなくてもよいものですが、今回は23人全員が登壇(議長・副議長・監査委員はできないことになっています)。他の自治体議会ではやらない人も多いようなので、武蔵野市議会は割とすごいというか、議論が充実しているような気がしています。 今回は8月に子ども議会を開催したことから、そこで中学生から提案された内容が多く反映されていたと思います。例えば荷物の軽量化やタブレット学習の向上、エアコン設置など。 また、市長公約についての議論が活発化していることから、子育て世代の移動支援や高齢者の社会参加についての議論も多くありました。 そして吉祥寺南病院の閉院にともなう地域医療体制や保健センターの改築について、武蔵野東学園友愛寮の今後など、地域で広がる不安からの質疑も出ていました。 ・質問項目の一覧はこちら・本多夏帆の一般質問についてはこちら ②市からの議案や市民からの陳情まず市からの議案としては、大きなものとしてさまざまな事業が詰め込まれる補正予算があります。私の担当する文教委員会では、タブレットの故障対応が挙げられており、導入から数年が経ち機器の状態が悪くなっていることがわかりました。現在新たな機器の調達について議論が始まっていることから、運用がどうなっているか各校の情報をもう少し提供してもらうよう、お願いをしました。 また、市における大きな変化として、指定管理者についての議案がありました。武蔵野芸能劇場、かたらいの道市民スペース、武蔵野スイングホールの3館の管理を一括して民間企業に委託するというものです。これまでは市の外郭団体が管理を担ってきたことから、そこからのメリット・デメリットについて質疑がなされました。初めてのことであるため、システム管理やそもそもの連携など、課題は多そうです。事業者のサイトを見る限り、かなりの数の施設管理運営を行っているようなので、そのノウハウを活かしていただきつつ、武蔵野市のこれまでのよき文化はうまく継承されていくような、市民のさらなる利便性に繋がる管理運営を求めていきたいと思います。 次に市民からの陳情です。 ・ボランティアごみ袋収集個数に関する陳情落ち葉の多い時期などに臨機応変な対応を求めるもので、採択となりました。 ・「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情委員会では可否同数で委員長採決となり採択すべきものとなりましたが、本会議において賛成少数で不採択となりました。我が会派ワクワクはたらくも、これまでマイナンバー活用推進の立場をとってきたことから反対しました。 ・三井不動産(株)が進める「(仮称)東京都武蔵野市吉祥寺東町三丁目計画」に関する陳情美大通り沿いでのマンション建設事案です。事業者の計画修正や、市のまちづくり条例の改正を求めるもので、これまでの土地/地域の経緯やまちづくり条例の趣旨など、深い議論が繰り広げられた一方、結論は出ず継続審査となりました。 ・ごみ減量と資源化に努める市民を励ます環境政策を求める陳情市長公約のペットボトル収集頻度見直しに対して慎重にというどちらかというと反対意見の内容です。武蔵野市は以前ペットボトル収集を毎週行なっていましたが現在は隔週で、その目的はペットボトルごみを減らしまた業務効率をということでした。しかし結果として他のごみは減少傾向の中ペットボトルだけは増えており、また隔週にしたことで一度に収集する量が増え乗り切らないなどの課題も生じている実態があります。こちらもさまざま意見がされましたが結論には至らず、継続審査となりました。 ・ごみ収集支援に関する陳情外の収集場所までごみを出すことが難しい方に向けた、ふれあい訪問収集についての活用を求めるものです。質疑の中で、本陳情に書かれている内容はすでに行われていることがわかり、議会の意見はわかれて不採択となりました。我が会派ワクワクはたらくもすでに行われているものということで反対しましたが、ほぼすべての会派の意見として合致していたのは、やっていることが伝わらないような広報ではダメで、制度活用について課題を認識してほしいということです。必要な方にサービスが届いていない可能性があります。 なお、継続審査となっていた歩行中及び自転車運転中の「ながらスマホ」規制に関する陳情は、「陳情の趣旨は了とし、今後交通環境の改善に向けて調査・研究に努められたい」という意見を付けての採択となりました。市と警察との連携強化など期待したいと思います。 ・実際に提出された陳情文についてはこちら ③2023年度の決算決算特別委員会において実質4日間にわたる審査が行われました。私自身は1期目からずっと会派内で決算を担当してきましたが、今回は宮代議員が担当となり、委員長職を務めるということで会派としては初めての経験を得ることとなりました。委員長は基本的に質疑はしませんが、各委員の質疑をアシストしスムーズな議論が行えるように調整を図っていきます。1日中集中を切らさずに頭をフル回転で挑むことになるため、宮代議員に聞くとやはり体力勝負であったとのことですが、無事に審査を終えることができ、会派としてもホッとしています。 質疑の中で大きなテーマとなったのは、認可保育園におけるおさんぽでの置き去り事案です。2023年12月に起きた事案で、2022年にも同様の事案が発生しています。第一報は議長らにあったそうですが、議長からその後の報告を求めたにもかかわらず、なんら情報共有がないままこの決算を迎え、議会からの不適切保育のデータ開示要求にともなって事態が明るみになったことに対する課題も多く言及されました。 また、物品購入が2000万円を超える場合に要する議決をすっ飛ばした指導用教科書購入事案についても振り返りが行われ、こうしたヒューマンエラーをどのように解消していくのか、システム改修や研修実施だけでは改善に至るのは難しいのではないかとの議論もありました。システムについては「ベンダーロックイン」も大きな問題です。 その他多数の議論がありますが、会派からのまとめとして討論を行いましたので、そちらの原稿は次の記事をぜひご覧ください。 ・会派としての決算討論原稿はこちら すべての決算については可決されました。なお、日本維新の会武蔵野市議団は行革の成果が見られないとのことから水道・下水道事業会計以外の決算認定については反対されていました。 以上、2024年9月の市議会定例会まとめでした。10月は保健センター増改築についての全員協議会開催や、各委員会での視察などがあります。ブログやSNSなどで発信しますのでぜひご覧ください。 ・中継録画はこちら

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こども関連コメントまとめ(一般質問)|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。3日間にわたる、議員からの一般質問が終わりました。 一般質問は議員それぞれの興味関心が濃く出るものなので、他の議員の話を聞いているのも非常に興味深いのですが、中でもこども子育て関連の市のコメントだけをピックアップしてみたのでぜひざっとチェックしたい方はご覧ください。 ▼母子手帳の電子化について・デジタル庁のほうで各自治体が利用する子育てアプリとマイナポータルとの連携含めて検討されていることは把握している・むさしのすくすくナビはアプリでなくWEBサイトであるため、現状どこまで連携できるかはまだわからない※三鷹市では母子手帳アプリを導入している ▼弱視や吃音について・3歳児健診など早期発見、早期治療に取り組んでいる・ことばの欄にまるがついている場合に具体的な聞き取りを行なっている、吃音という具体的なワードを入れられるかどうかについては前向きに検討する ▼通学時の荷物重量について・子ども議会でも出たので校長会でも話をしている・置き勉はかなりやっているはず・ロッカーサイズや冷水機は建て替えのところからで考えている・タブレットをこれから更新で調達するのでその際も軽量は考えたい ▼学童の弁当配食について・現在試行中のため、ある程度取りまとめてから議会に報告する予定・今夏は全体で合わせて5社の事業者利用があった・経済的な支援が必要な家庭に対し、弁当配食における支援の必要性については別途検討していく ▼むさしのジャンボリーが熊出没で中止となったことについて・中止の判断が遅くなったという認識は持っている・来年度の開催に向けて入念な準備を進める ▼不登校特例校について・統廃合の検討もこれからのため、施設整備など現時点では課題が多いと考えている・不登校の子どもの数は市内で300名を超えている状況・フリースクールの状況についてはすべては把握していない、インターネットで調査はしているが市としての把握は今後していきたいと考えている