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一般質問まとめ(2025年6月)|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2025年第2回定例会での一般質問が3日間にわたり行われ、無事に終了しました。 今回の一般質問は、幅広いテーマが扱われ、重なるものも少ない印象でした。どのような内容があったかを、複数名が取り上げたものなどざっと振り返ってみます。 ▼熱中症対策時期的にやはり注目度が高く、一番取り上げられたテーマだったかなと思います。クーリングシェルターであるむさしのいっとき避暑地へのウォーターサーバーの設置や、エアコン設置助成制度への要望がありました。エアコンについてはただ設置するのではなく、どうすれば使ってもらえるのかまで含めて考えなくてはならないという指摘もありました。 ▼水道事業について今夏4ヶ月分の基本料金が東京都負担で無償化されることになり、都営水道一元化と含めた議論が展開されました。ちなみに今回これにより徴収されなくなるのは武蔵野市で4.4億円ほどの予定です。 ▼保育や介護現場での人材不足について毎回のように人材不足についての内容が出てくるようになりました。待遇改善が叫ばれますが、武蔵野市だけでどうにかなるような話ではなく、わかりやすく奪い合いの構図になってしまい、困難を極めています。事業者の実態把握も含めて丁寧な対応が求められました。 ▼学校と通学路の安全について立川市の小学校へ2人の大人が侵入した事件を受けて、学校のセキュリティについての質問が複数出されました。この事件を受けて、現在警察が全ての学校の安全チェックを行っているとのこと。その指摘を待って、具体的な取り組みを実施することになっているそうです。 ▼米問題について連日報道がとまらない米問題ですが、市としては学校給食事業について特に心配の声が出ました。これまで生産者と顔の見える関係づくりに力を入れてきており、それにより仕入れが成り立っているとのこと。現状としては米が足りないといったことはなく、週3回米飯、1回パン、1回麺類のままで行くそうです。とはいえ全体的な単価は上がっているため、今後の課題がないわけではありません。 ▼市立公園でのボール遊びや花火についてボール遊びについては中学生以上が禁止となっているのがほとんどで、花火については禁止されていることから、都立公園の利用を促されるようになっています。もう少し環境を整えることはできないのかと質疑されましたが、近隣の理解について大きな課題があるとの答弁。ルールを定めてもその通りに守ってもらうのは難しく、大きなトラブルが懸念されるとのことで、昨今の情勢を考えると致し方ないのかなとも思いつつ、歯痒さを感じるテーマです。 その他にもこのような内容が取り上げられました。キーワードを掲載しておきます。・文化政策とまちづくり・吉祥寺のまちづくり・組織ガバナンスと内部統制・長期計画策定と検証体制・財政力指数と都への課税権移転問題・行革甲子園・基金管理運用の検証体制・マイナンバーカード更新対応・保険証とマイナ保険証 ・会計年度任用職員の待遇改善・氷河期世代への対応・保健センター複合施設整備への懸念・地域防災計画・トイレトレーラー・ムーバス減便の影響・グリーンインフラ・境山野緑地とナラ枯れ・葬祭場の設置運営に関する指導事務要綱・石神井川上流地下調節池の工事 ・日常生活用具給付等事業の拡充・放課後等デイサービスでの医療的ケア児受け入れ・がん患者のアピアランスケア・高齢者への弁当配食サービス廃止への懸念・流産死産をした方への支援拡充・生理の貧困・性被害・プレコンセプションケア・HPVワクチン・男性へのDV・自殺総合対策 ・子どもの権利条例・若者限定アンケートの結果・五小通りの拡張計画・市立小中学校の校庭整備・学習者用コンピュータの活用・ジャンボリー対応・武蔵野東学園の問題 各議員の質問テーマはこちら インターネット中継録画はこちら

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質問の読み原稿(2025年6月)|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。6月6日に市に対する「一般質問」を行いました。この記事ではその際の読み原稿を掲載します。 実際のやり取りについては録画が数日内にアップされますので合わせてぜひご覧ください。 それでは以下、読み原稿と自分用のメモをそのまま掲載します。 会派ワクワクはたらくの本多夏帆です。プライベートで今年度は井之頭小学校のPTA活動に取り組んでいます。井之頭小学校は今年70周年、そして来年から仮設校舎に移りますので、特徴的なブーメラン校舎も最後ということで、いろいろな記念行事が行われたりしています。 実務的なところで、とにかくどこからでも、学校改築のことについて聞かれます。その中でなるほどなと思ったエピソードがあり紹介します。というのも実際にPTAの予算組みをするにあたって、引越し費用はどうなるの?という話が出ました。 確かに、それは予算として計上しないといけないのだろうかと疑問に思い、市の担当者へ伺い、前例である第五小学校の事例を調べていただいて、学校の予算に含まれるので大丈夫ということがわかりました。おそらくこうした問い合わせ、疑問質問が、学校関連の団体などから多数寄せられているのではないかと思います。 細かいことなので後で、とされていることが多いのかなと感じますが、当事者たちからすればいったいこれはどうすればいいんだろう…ということがすでに多発しているわけです。イレギュラーな年にあたっているのはわかりますが、こうした細かい対応こそが地域から求められていることで、そのためのコミュニケーションが大切であると思います。 これから学校改築は各校でどんどんと同じ流れを辿ることになります。ぜひ市は待ちの体制ではなく、スピーディーかつきめ細やかな情報共有をお願いしたいと思います。 前段が長くなりましたが、他校にも影響することと思いここでお話させていただきました。さて今回は長期計画の進捗確認やこどもにまつわる課題への対応等についてということで質問いたします。 1. 武蔵野市第六期長期計画・調整計画・第二次調整計画の進捗等について(1) 調整計画及び第二次調整計画の進捗状況について伺う。私たち市民はその状況をどのようにして知ることができるか、公表する予定やその手法があればあわせて伺う。 こちらの質問は、私たち自身がちょうど4年の任期の折り返しを迎え、そうするともうすぐ市長の任期折り返しも見えてきたなと思ったことから、進捗確認をしたいと思ったのがきっかけです。この進捗確認というのが、とてもやりにくいのが現状の市政だと思っており、何か手はないのだろうかと考えたことから、今回取り上げることにしました。 事業がどのように進んできているのかを調べるにあたっては、ちょうど武蔵野市のホームページで更新されていたよくある質問、市では行政評価について具体的にどのように取り組んでいるのですかという記事がまず参考になりました。 ここには、市が事務事業評価と、行財政改革に取り組んでいることが記載されており、全体感としてはそうした動きがあることがわかります。 それぞれ、冊子がpdfで掲載されているので、じっくり見る方には便利かと思いますが、この2つの取り組み自体は視点が異なるものです。事務事業評価はどちらかというと経費削減、業務効率化の視点、行財政改革は事業の目的や課題、そこから見えてくる取り組みということで整理がなされているかと思います。 まずそのことをこちらが読み取らないといけないこと、そしてさらには、両方に同じ事業があったりなかったりするので、気になる事業がピックアップされていなければ、進捗を伺うのは難しい状況です。 また、個別事業については、個別計画において定められている検証方法があるということもあります。が、これについても相当興味を持って調べないと、たどり着くことは難しいだろうと思われます。 全てを単純化してくれとは言わないのですが、せっかく長期計画を作り、おおよその事業について記載をしているのですから、その進捗が長期計画ベースで追えるようにするのが良いのではないかと考えますがいかがでしょうか。前回にも質問しております、計画の抽象度をどこまでに設定するのかということにも関連しますが、今回このことを質問しているのは、次期長期計画策定において、これまでのやり方から大きく変えることを検討してほしいからです。ということで、次の質問です。 ▼メモ・市HPよくある質問 市では行政評価について、具体的にどのように取り組んでいるのですかhttps://www.city.musashino.lg.jp/faq/shiseijoho/shiyakusho_gyosei_ippan/1004432.html事務事業評価実施結果集→経費削減、業務効率化の視点行財政改革を推進するための基本方針及び武蔵野市行財政改革アクションプラン(第七次 令和7-11年度)→目的、現状と成果、課題、取組事項 自分用のメモ (2) 第七期長期計画の策定準備について前回の一般質問でも取り上げたが、準備の状況や検討している新たな視点等について伺う。また、(1)のように計画内容の実施状況や効果検証についても長期計画策定時点で検討する必要があると考えるが見解を伺う。 例えば、今はちょうど選挙前ということで、よく政党の公約実現についてのPRを目にします。何%が実現!というもので、どこまでそのような設定ができているのかは中の人間ではないので詳しくはわかりませんが、それでも並べた項目に対してできたかどうなのか、進捗が一目でわかるのはいいなと感じます。 細かな数値目標などはこれまでの取り組みのような形で取り組んでいくにしても、長期計画で掲げたテーマ・事業がどうなっているか、これを一目でわかるようにはできないのでしょうか。また、策定段階ではよく市民参加の取り組みがなされるわけですが、進捗している段階ではどうでしょうか。個別計画のほうで市民委員などが参加したり、パブリックコメントなどが行われたりしていることはわかります。が、長期計画という視点で、全体を見ていくというフローにおいて、市民参加を行うというのはできないものでしょうか。そこで次の質問です。 ▼メモ・2025年第1回定例会 一般質問 答弁第七期長期計画の今後の策定スケジュールですが、令和10年から令和11年の2年間を策定期間とし、令和12年度から令和21年度までの10年間を計画期間とすることを予定しております。公共施設等総合管理計画については、前の答弁で申し上げた課題もございますので、できれば同じ時期に策定をするのが望ましいと考えておりまして、将来的に第七期長期計画と第3期公共施設等総合管理計画を同時に改定することとし、ただ現行の第2期公共施設等総合管理計画は令和8年度までですので、第3期公共施設等総合管理計画を改定するまで、現行の第2期計画の大枠を維持しながら計画期間を延長してまいりたいと考えております。 大変大切な指摘だなと思っています。それと、これは今までの武蔵野市の長く行ってきた計画行政全体にも関わることかなというふうに思っているのです。大きな転換があったのかなと思うのは、やはり長期計画条例ができた第五期長期計画のときだったかなというふうに思っています。このときに条例をつくって、今まで基本構想のみを議会が議決していたものを、長期計画全体を──施策の大綱と基本理念ですけど、しかし長期計画の中身を議会が議決をするということを、これは議会が決めたことですから、いいとか悪いとかという話ではないのですが、それを決めたことによって、長期計画にのっとった事業以外は、何となくできない、やってはいけないような雰囲気になってしまったということがまず背景にあります。そうなるとどういうことが起きるかというと、何とかしてそれに書き込もうというエネルギーが働きまして、より長期計画の中身が具体化していくのですよね。これは、先ほど御指摘ありました、どれぐらい抽象度が必要なのかというものと関係が出てくることなのですが、あまり具体化してしまうと、今までも議会の中でも、この質問の中でも随分出ましたけども、物すごい速さで今時代が動いている中で、個別事業を長期計画の中で固定してしまうということに対する、何というのですか、危険度というのでしょうか、そこが非常にこれから課題になってくるかなというふうに思っております。そういう意味では、おっしゃるとおり、七期長期計画をどのようにつくっていくのか。もう現状、実際には条例上にもちょっと瑕疵が出てきておりますので、条例の改正はしなければなりません。なので条例改正と併せて、これは議会の皆さんともじっくりと議論させていただきながら、第七期長期計画というのはどういう形にしていくのかというのは考えていかなければいけないなというふうに思っています。これは一番重要なのが、やはり議決をどうするのかということと、抽象度についてどうするのかということが2つ、大きなものになるかなと。議決するにしても、何を議決するのか。今のように施策の大綱まで議決するのか、もしくは当時行っていた基本構想のような、ある意味方向性に対して議決をしていくのか等、今から議論していかなければ間に合わない、それこそ3年後、4年後には間に合わない課題がたくさんございますので、これは御指摘のとおりだと思いますので、そういった意味では、まず庁内で一定のものを議論させていただいて、それを基に議会の皆様ともしっかりと議論させていただきたいなというふうに思っています。 武蔵野市議会議事録 (3) 「むさしのどこでもミーティング」について新規事業で行われていたむさしのどこでもミーティング事業について、実績や事例を伺う。呼ばれたら行くというスタンスの事業と思うが、長期計画の各事業の検証や事業推進のためのコミュニケーション等に活用できないか、見解を伺う。 ▼メモ・むさしのどこでもミーティングhttps://www.city.musashino.lg.jp/heiwa_bunka_sports/shiminkatsudo/1044110/index.html 自分用のメモ 2. 武蔵野市のこどもたちにまつわる諸課題と対応について(1) 出産にまつわる費用負担について国政においては「出産費用の無償化」の議論が進んでいるようだが、制度設計によっては産婦人科の経営がさらに厳しくなることも懸念されている。これについての見解を伺う。また、武蔵野市では出産に至るまでの健診費用についても市の補助チケットだけでは費用が不足しており、毎回のように 5000 円以上が持ち出しになっている現状があるが、その実情と費用補助の考え方、今後の方針についても伺う。 これについてはどこでクリニックにかかるかなどいろいろと個人差はあると思いますが、私自身も市内の産婦人科において3人の出産をし、5000円、1万円持ってきてくださいと言われることは何度もありました。 そもそも母子手帳の交付に繋がらないケースなども問題視してきましたが、繋がったとしても健診においてこのような費用がかかることについて、人によっては相当な負担になっている現状があると感じます。武蔵野市はこのことをどのように受け止めているのか、今回の質疑で伺いたいと思い質問しました。 (2) 保育園における午睡について実際に保護者からも相談があった。現在の取組状況を伺う。認識している課題(安全面・年長児の対応等)と対応を伺う。 こちらは報道などにおいてはよく安全面のことが言われますが、実際にご相談があったのは認可園における年長児への対応についてです。年長児は、どこかのタイミングから午睡をやめ、小学校での生活に備えることになっていると思います。実際に私のこどもも年長になってから、2学期くらいからでしょうか、午睡はせずに別の遊びをして過ごすようになっていました。 今回ご相談いただいたのは、午睡をやめるタイミングがその園では年明けからということで、それは遅いのではないかということ、また年長児はからだの発達もあり、眠る必要のないお子さんもいて、眠くないのに寝かされる、起きているのに布団でじっとしていなくてはならないといった、非常に苦しい状態が想像できる状況にあるということもわかりました。 ここから想定されるのは、人員配置の難しさだと思います。こどもたちが別の行動をするためにはスタッフが必要です。その配置が足りないがために、こうした状況が起きているのではないか、また安全性においても人が必要というのは同じ課題があるのではないかと思い、まとめて質問することとしました。 ▼メモ・宜野湾市https://www.city.ginowan.lg.jp/soshiki/kikaku/4/2/1/5_5/12765.html ・東京都 通知https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/ninkagai/ninkagai-jigyousha/anzenkanri 自分用のメモ (3) ファミリースポーツフェア等での表現について先日も盛大に開催されたが、ファミリースポーツフェアの説明にある「年齢や障害の有無にかかわらず楽しめる」という表現について、そんなはずはないというお言葉を障害児の保護者からいただいた。何の気なしに私たちはそうした言葉を使ってはいないか、見解を伺う。 これは非常に難しい問いかけだと思います。今回コメントをいただいたのは、重度の障害のあるお子さんと暮らす保護者の方です。おそらくは、障害の有無にかかわらずと言われても、参加するのが難しい人もいるんだよということで、自分たちの存在は?という、率直な気持ちだったと思います。だからイベントをやるなとか、おかしいとか、そういうことをおっしゃっているのではなく、こうした表現について、私たちは根本から考える必要があるのではないかという問いかけだと思っています。 (4) 調理場での給食提供について不登校児を対象に給食提供している取組につき、利用者数の推移と課題、今後の対応を伺う。 こちらはちょこちょこと質疑で出ている内容なので、都度状況を伺っているところですが、まずは現状を教えていただければと思います。良い取り組みだと思ってはいますが、以前から私自身が課題として挙げている、サービスの地域偏在のひとつになってしまっていると思っているので、今後どうしていくのかを議論したいと思い質問します。 ▼メモ・町田市 国内初のカフェ・プレイルーム、こども広場併設の学校給食センターhttps://www.shidax.co.jp/corporate/press-release/2025/0401/ 自分用のメモ (5) 給食費無償化のメリットを享受できていないこどもへの対応について費用の補助がされているケースとそうでないケースが存在している。食べたくても食べられない場合は補助があり、学校に行きたくても行けないために食べられない場合には補助がない認識である。この考え方について、今一度整理する必要性はないか、見解を伺う。 こちらについても、12月の文教委員会などさまざま質疑をさせていただいているものですが、ルールが固定化される前にどうにかしたいのでまた聞きます。庁内での議論はなされているでしょうか。また、次の質問も関連するのですが、 (6) 国立や私立等市立以外の学校に通うこどもへの支援についてすでに実施されたデジタルギフト事業は一度きりとなっている。給食費無償化の流れと物価高騰対応としての流れが整理されていないと感じており、この取組の効果、課題と対応について改めて伺う。 ということで、こちらについても給食費無償化の話と連動しながら出てきたと思っており、いま一度考えなくてはならないと思っています。こちらについては先の予算特別委員会においても質疑がありました。 ▼メモ・他の議員への小美濃市長答弁給食費無償化のときにも御答弁させていただきましたが、これは給食費をそのまま支援するというわけではありません。物価高騰の分を私学に通っていらっしゃる方々にも還元しようということで、るる御説明させていただきましたが、物価高騰分を割り出して、1万円分のデジタルギフトをやらせていただいたと。令和7年度につきましては、物価高騰の推移を見て判断をしたいというふうに思っています。 武蔵野市議会議事録 私自身はこの事業に別に反対するわけではないのですが、目的の読み取りが難しいのと、先ほど質問した、不登校児への支援との兼ね合いがきちんとなされていないのではないかと思っているのです。すべてのこどもたちへの支援とするためにはどうすればいいのかということをきちんと議論する必要があると思っています。 以上が今回の質問の内容です。なお、こちらを提出後にも、市内保育園の給食仕入れ事業者が突如倒産したというニュースが入ってきました。西東京市の給食提供事業がストップし弁当配布を行っているというのもこの1学期の話であり、食というものを扱う責任、そして大変な時代であることの強い実感を持っています。 悪循環からどう脱するのか、そもそもそうした状態に陥らないようにどう備えるのか、自治体運営の厳しさはますます増すことだろうと思います。私たちも一層気を引き締めて、議論、まちばでの情報収集、市との情報共有にも努めていかなくてはならないなと考える次第です。都議選、参院選と選挙も続きますから、これからのまちづくり、政治について自分ごととして考え、まずは投票へ行くことを呼びかけたいと思います。今回選管には質問しませんでしたが、新たな取り組みを応援し、壇上での質問を終わります。

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2025年6月の登壇予定(一般質問)|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 6月は市議会定例会が開催されます。各議員がフリーテーマで質疑する「一般質問」、今回も事前に提出を行いましたので登壇いたします。 6番目のため、6月6日(金)夕方頃の予定です。これから当日に向けて、読み原稿など準備していきます。 事前に提出した質問内容は以下です。大きなテーマを2つ取り上げます。当日は中継もありますのでぜひご覧ください。 件名 長期計画の進捗確認やこどもにまつわる課題への対応等について (要 旨) 1.武蔵野市第六期長期計画・調整計画・第二次調整計画の進捗等について (1)調整計画及び第二次調整計画の進捗状況について伺う。私たち市民はその状況をどのようにして知ることができるか、公表する予定やその手法があればあわせて伺う。 (2)第七期長期計画の策定準備について前回の一般質問でも取り上げたが、準備の状況や検討している新たな視点等について伺う。また、(1)のように計画内容の実施状況や効果検証についても長期計画策定時点で検討する必要があると考えるが見解を伺う。 (3)「むさしのどこでもミーティング」について新規事業で行われていたむさしのどこでもミーティング事業について、実績や事例を伺う。呼ばれたら行くというスタンスの事業と思うが、長期計画の各事業の検証や事業推進のためのコミュニケーション等に活用できないか、見解を伺う。 2.武蔵野市のこどもたちにまつわる諸課題と対応について (1)出産にまつわる費用負担について国政においては「出産費用の無償化」の議論が進んでいるようだが、制度設計によっては産婦人科の経営がさらに厳しくなることも懸念されている。これについての見解を伺う。また、武蔵野市では出産に至るまでの健診費用についても市の補助チケットだけでは費用が不足しており、毎回のように5000円以上が持ち出しになっている現状があるが、その実情と費用補助の考え方、今後の方針についても伺う。 (2)保育園における午睡について実際に保護者からも相談があった。現在の取組状況を伺う。認識している課題(安全面・年長児の対応等)と対応を伺う。 (3)ファミリースポーツフェア等での表現について先日も盛大に開催されたが、ファミリースポーツフェアの説明にある「年齢や障害の有無にかかわらず楽しめる」という表現について、そんなはずはないというお言葉を障害児の保護者からいただいた。何の気なしに私たちはそうした言葉を使ってはいないか、見解を伺う。 (4)調理場での給食提供について不登校児を対象に給食提供している取組につき、利用者数の推移と課題、今後の対応を伺う。 (5)給食費無償化のメリットを享受できていないこどもへの対応について費用の補助がされているケースとそうでないケースが存在している。食べたくても食べられない場合は補助があり、学校に行きたくても行けないために食べられない場合には補助がない認識である。この考え方について、いま一度整理する必要性はないか、見解を伺う。 (6)国立や私立等市立以外の学校に通うこどもへの支援についてすでに実施されたデジタルギフト事業は一度きりとなっている。給食費無償化の流れと物価高騰対応としての流れが整理されていないと感じており、この取組の効果、課題と対応について改めて伺う。 武蔵野市議会議員 本多夏帆の「働く」チャンネル(YouTube) 公式LINE:友達追加のうえ、トークでご連絡ください。個別にやり取りが可能です。 応援・サポートのお願い|個人献金のご案内

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「市が担う公共の役割の再構築や学校給食・里親制度等」質問原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2025年第1回定例会でも、一般質問を行いました。まずはその読み原稿を掲載します。今回は7000字近くとなりました。 以下原稿です。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。今回は大きく4つ、市が担う公共の役割の再構築や、学校給食、里親制度、そして市民からの質問意見について質問します。冒頭、少し代表質問のようになりますが、年頭の議会ということで、全体的な議論をさせていただきたいと思っております。 1 武蔵野市が担うべき「公共の役割」について(1) 公共の役割を問い直す時期に来ているのではないかということについて昨今、社会保障制度をどのように考えていくべきなのか、国政における議論が過熱しています。少子高齢社会が進み、働く世代の負担がますます重くなるとされる中において、年金制度の賦課方式とそもそもの仕組みや、社会保険料の増額についての反発が高まっています。 その一方で高額療養費制度については最後の砦であるという意味合いも強く、こうしたところについては社会保障の取り組みが奏功しており、必要性を認識している国民が多くいるのではないかと感じています。 昨日、衆議院における予算審議でもこの件が取り上げられており、ちょうど武蔵野市選出の福田かおる議員が質疑されていたので、中継動画を今朝追って拝見しました。厚生労働省、そして財務省としても、どうやってこの仕組みを持続可能なものにしていくかという観点に依っており、さまざま模索しているもののいかんせんプロセスが見えにくいことから、今回のように唐突な印象を与えてしまっていること、そして1つひとつの制度だけを見るのではなく全体感を持って考えていかなくては、私たち自身も矛盾した意見を出してしまう可能性もあるなと感じた次第です。 ①このようなことは「公共が担う役割」を再構築するものと考えるが、市としてはこうした国民のうねりに対し、どのような見解を持っているか伺います。②市としてもこれまでと異なる考え方、価値観を模索していく必要性があるとも考えるがいかがか伺います。 (2) 長期計画と公共施設等総合管理計画について第六期長期計画・二次調整計画の策定が完了し、次は第七期長期計画の策定準備へと向かう期間に突入します。 昨年、令和6年第2回定例会においても、地域偏在の現状認識について伺いました。その際の小美濃市長の答弁は「行政サービスを提供する手段が、公共施設の場合、本市ではこれまで3層構造の考え方を基本としつつ、提供すべきサービスの性質や内容に応じて、どの程度のエリアの範囲を考えて整備すべきか、整理をしてまいりました。例えば3駅圏ごとにあるべき図書館や市政センターなどは、各エリアに均等に整備されております。またより身近なエリアでは、コミュニティセンターのほか、子育てひろば、こどもクラブなど、地域偏在が少なくなるよう、各エリアへ整備を進めております。 様々なサービスや機能の地域偏在は難しい問題ではありますが、既存施設の改修や改築のタイミングを捉え、エリアで求められるサービスや機能を充足する複合化や多機能化を実施したり、身近な地域の多目的施設であるコミセンを拠点として展開することのほか、地域生活環境指標などで、サービスや機能の地域偏在を見える化することが大切であると考えております。(中略)いずれにいたしましても、行政サービスとして提供する必要など、長期計画や個別計画の策定や既存施設の改修や更新を捉えて、市民の皆様の声を伺いながら考えてまいります。 再質問の答弁においても「またそれを見える化していくということも非常に大事なことでございますので、どういうふうにそれを示していくのかというのは今後の議論になってくると思いますが、これから公共施設の整備をしていくわけでありますけれども、そういう中にはそういう視点はぜひ入れていかなくてはならない、また議論もしていかなくてはならないと思っています。」 さらには再々質問の答弁で「最終的には策定委員の先生方が、どういう論点、テーマでやるかというのを決めていただけるのですが、そういうところもぜひ議論していただければなというふうに思っておりますので、今おっしゃったことを庁内でも議論させていただいて、策定委員の皆さんにもその旨はお伝えさせていただき、その議論が七調に結びつけられるようにしていければなというふうに考えています。」 とまでおっしゃっていただいています。私がもう一声とお願いしたシーンなのですが、ここまでおっしゃっていただいているので、私としてはこれから具体的な取組がなされると考えているわけです。その後この議論がどうなっているのか、教えていただきたいと思います。 今のやりとりは私と小美濃市長によるものですので、実際庁内ではどのように動くことになるのかというヒントについても触れておきます。令和4年度決算特別委員会での総合政策部長の答弁があります。 私の同様の問題提起についての答弁で「かなり全般的なというか、広範な部分なので、難しい部分もあるのですが、お話しいただいた公共施設という視点で見た場合は公共施設等総合管理計画。例えば大規模改修ですとか、更新、さらなる延命化をするのかといったときには、その劣化状況をいわゆる機能的劣化。その機能的というのは、今の社会状況に、例えばバリアフリーなんかも違いますし、使われ方。今で言えばIT系とかそういうものも含めて見る。 そういう基準を公共のほうで──資産活用課が主管課ですが──全庁で議論して示した上で、その施設、施設をどう見るかというのは、分野の計画の中で大体包含されている場合が多いですが、個別の分野別で見ていく形になります。また、当然各分野の計画をするときには、長計にひもづいてですけれども、その各計画の進捗の中で新たなニーズを見直しのときには入れて、そういう視点で。 ただおっしゃっていただいた、この間一般質問で出た、民間のサービスまで出てくるというと、まだ今後課題の部分もあるかなと思いますが、全庁的な今の進め方としては、今御説明したとおりかなと思います。」 ということでした。ここからすると、庁内としては担当課だけでなく他の分野のところが意見を出せるフェーズがあるということなのだと思うのですが、実際どうなっているんでしょうか。 また、私自身議員になる前に空き家対策の計画策定の市民委員をやったことがあるのですが(当時は議員になるとは思ってもいませんでしたが)策定のプロセスというのはやはりほとんどが出されたものを微調整していくもので、大枠はすでに決まっています。そうなるとやはりこの前段階、大きな方針を検討する場において、この施設をどうするのか、このエリアをどうするのかという戦略的な議論が必要で、それができるのは経営層そして長期計画策定の段階だと思うのです。 先日の第二次調整計画の全員協議会の場でも、長期計画の抽象度レベルについて問題提起をしました。ある種、武蔵野市における経営的な議論というのは長期計画議論の場で行うものですから、ここのやり方を変えないといけないと思いますし、また現在の公共施設等総合管理計画においてはこうした議論を仕掛ける点において不足があると考えています。 ただ、一応書いてはあるんです。第二期公共施設等総合管理計画、私は本当はこれ大好きなんです。でもその通りに進んでいないんですよ。基本方針にこうあります、 「公共施設等は、まちの魅力や都市文化を醸成する重要な要素であるため、個々の施設の維持・更新に留まらず、施設整備や管理の適正化、サービスの提供主体の最適化に取り組む必要がある。そのため、公共施設等のあり方、道路や公園、未利用市有地の有効活用などについて、従来の考え方にとらわれることなく様々な工夫を行い、武蔵野市の将来像を見据えた大きな視点を持って、施設の再構築を図るとともに、必要な投資は行いながら新しい価値を創造していく。」 私がこの短い期間で同じことを何度も何度もしつこく質疑しているのは、もう時間がないと考えているからです。このままずるずるいくと、公共施設がこれまでと同じようにリニューアルされ、公共課題は埋もれて解決に至らず、少子化の波の中で手放さなくてはならない資産が多数出てくることになろうかと思います。あるいは問題を50年後に先送りするだけです。市長にはこれまでのやり方を変えるのだというご決断をいただきたいと思っています。前向きに留まらず具合的な答弁をお願いし、以下質問いたします。 ①これまで何度も議論してきたサービスや機能の地域偏在について、横断的なプロジェクトにおいて再検討を要望するが見解を伺います。②また、関連する公共施設等総合管理計画について現在捉えている課題を伺います。③そしてこの 2 つの計画の関係性と今後の策定スケジュールについて伺います。 2 学校給食の質や量、食事の取り方について(1) 学校給食無償化の影響について質や量ともに影響は出ていないということでよいか、状況を伺います。物価高の影響で、他の自治体の例を調べるとやはり量が足りていないという声が出ていたり、規定の栄養量が足りていなかったという事態が発生したりしているようです。また、そうした困難な状況において、事業者が突然に閉鎖となり、急に給食が提供されなくなるといったことも起きています。武蔵野市においてはそのような状況が起こっていないのか、確認したいと思います。 (2) 量についてこれまで質の議論は多くしてきたと思うが、量についてはどのように考えているのか、文科省の通知や市の資料も見たが、市内の実態がわからないため伺います。量においては個人差があるためにその配慮を行うことになっていると思うが、どのように調整がなされているのかについても伺います。 (3) 食事の取り方について食事が足りないという声があり、その原因についてさまざま調べてみると、単純に量が不足していることだけでなく、例えば食べる時間が短いことやその環境等によっても満腹感が左右されるようです。こうした点についての見解、課題、工夫を伺います。 実際に私の周りにいるこどもたちに給食について聞いてみたところ、学年もさまざまですが、中学年高学年からは足りないという声が多く出ました。私の息子は1年生ですが、低学年ではあまりそのようには感じていないようです。一方、幅広く出たのは、やはり時間が短いということです。食べ終わらないということもあるし、急いで食べることによって満足感を得難い状態にあるのではないかということも推察されます。また自校調理ではないために、全体的にぬるいという声もありました。質を上げるというのは食材の話だけではないのではないでしょうか。ぜひ多角的な検討をお願いしたいと思い、今回の質問を行いました。 3 里親制度の啓発について先日、武蔵野プレイスで行われた、里親制度の啓発イベントに参加しました。里親となった方が実際の体験談をお話されたり、いただいた冊子にも里親の方々の事例が生の声として掲載されていて、本当に貴重なお話を伺うことができたなと感じています。 里親というと身元を引き受けてずっと一緒に暮らしていくというイメージが強いですが、都の施策においては普段施設で暮らすこどもを週末や長期休みだけ預かるというフレンドホーム制度というものもあるようです。週末だけということについてはどういうことなのだろうと思っていたのですが、施設で暮らすこどもが家庭での生活を体験するという意味があるそうです。 例えば、お父さん、男性が髭を剃る、ということは施設では目の当たりにしないまま大人になる可能性があるということで、確かに生活するメンバー、状態によっても、どのようなことを知りながら大人になっていくかというのは異なるなと感じました。公園へ行ったり、外食をしたり、そういった1つひとつが経験になるということです。こうした取組の重要性を知ることができ、私自身も大変興味深く、当事者意識を持ってこのテーマについて関心を寄せているところであります。 (1)啓発・広報について市として行っている活動について伺います。(2)都との連携について今後市内にできることになっている児童相談所との連携も合わせて伺います。(3)多様なこどもたちが存在していることについて制度の広報だけでなく、身の回りに多様な状況のこどもたちがいるということ自体を私たちが理解し、行動する必要があると考えるが、市の見解を伺います。 先日、児童養護施設で働く方々とお話する機会があり、そこで、地域の人にどんなことをしてもらいたいですかという話がありました。そこで、避けたりせずに挨拶をしてほしいと言われたんですね。その事業者さんの養護施設は、中古の戸建てなんかを活用しているものが多く、住宅街の中にある、溶け込んでいるようなところにあるとのことです。複数のこどもたちがそこで生活していて、職員さんは泊まり込みでかわるがわる生活のサポートをしている。保護者会なんかにも行くそうです。 そうした家庭環境がある、そこで暮らしているこどもがいるということを、私たちは想像の中に入れておく必要があると思います。何か特別なことをするということではなく、さまざまな状況にあるこどもたち、また保護者がいるということ、何か事情があるのかもしれないな、という想像力を働かせることで、不要な争いや誤解、傷つけるようなことや悩ませることも減るかもしれません。 4 市民からの質問や意見について直近で寄せられた質問や意見について答弁を求めます。 (1) 武蔵野市の成人式について準備の困難性等から午前ではなく午後からの開催を検討してほしいという声があるが見解を伺います。また、そういった声をこれまで集めてきているのか、毎年対象者が異なるために改善の難しさがあると感じるが、どのようにブラッシュアップしてきたかについても伺います。 (2) 小中学校で利用するタブレットについて故障に対する現在の対応を伺います。本体の故障だけでなく、バッテリーや充電ケーブル等も本調子ではないと聞くが、そういった細かなところまでフォロー体制ができているのか、本来の目的である学びの促進にかなう状態になっているのか確認のため伺います。 (3) 喫煙マナーについて市内でゴミ拾いをすると、最も多いのはタバコの吸い殻であると感じます。他の自治体でも全域で路上喫煙を禁止したり、罰則を設けたりする施策が進められていますが、市としてはトレーラーハウス設置以外に方策があるのかを伺います。公園でも喫煙する方や、大量の吸い殻ゴミが発見されており、お怒りの声をいただいています。もはやこうしたことについて思うのは、吸うということではなくポイ捨てがまずいけないのだということなのですが、吸う人も吸わない人も気持ちよく生活ができるよう、市が強いリーダーシップを執る必要性を感じるが見解を伺います。

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一般質問まとめ(2月28日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月28日(金) [こども]▼登下校時の見守り・ボランティアではなくシルバー人材センターの仕事として募集できないか(市長)意見として参考にしたい。(市)期間限定などの形でほとんどの学校で行われている。地域のこどもは地域で守るという姿勢、さまざまな体制取られている。市のホワイトイーグルや警察などの見守りも行われている。各校区に合わせて対応していきたい。 ・学校改築中の対応(市)校長が決定する通学路に沿って通うことになる。スクールバスには添乗員、バス停にもスタッフを付ける。 ▼給食後の歯磨き・歯科医師会が昭和46年から続けて要望してしているがどうなっているか(市)設備が不足していることや感染症対応などあり課題が多い。希望者には個別対応している。 ▼学童クラブ・都型認証について、今後課題があるか(市長)新制度について補助要綱がまだ示されていない、課題がある可能性はある。大多数のクラブで要件を満たすことが難しいと考えている。市内全クラブの47室のうち4つが40人を超える定員で運営している。国の条件でやっているため、都の認証に合わせて定員を減らしそれにより待機児を出すということは考えていない。→このまま移行するのは難しいとするならば、市長会などで都ときちんと交渉してほしい。(市長)市長会でも話題に出ている、要望していきたい。 ▼保育・誰でも通園制度(市長)国は一時預かりと同じ条件を想定していると思われ、市もそのように考えている。制度の意義には賛同しているが、保育施設などでさまざま課題があることも理解している。準備を進めたい。 ▼こどもとLGBT・慎重さが必要なテーマ(市長)こどもを対象にしたLGBT教育は実施したことはない。性の多様性については自分らしさを大切にするという観点で教育に盛り込まれている。(市)標準服の指定をなくす、呼称の工夫など対応を行っている。教師の理解重要。 [防災]▼学校改築での対応・同じ敷地で2校が使用となるが対応は(市長)五中・一中については、小学校が入ってくることから、備蓄品などは当面倍になる。→それぞれのエリアの方も避難先が変わることになるのか(市長)原則は在宅避難になる、一定の方は避難先へ。 ▼災害用トイレ・ためておくタイプのものはどれくらいいけるのか(市)10日以上いける、清掃業者と契約しておりバキュームカー2台で対応してもらうことになっている。実効性は高めていきたい。 ▼避難所・段ボールベッドの状況は(市長)業者と契約しており発災時に運ばれてくることになっている。→どうやって並べるかといった訓練はどうすればいいのか。(市長)一小での訓練でもブルーシートで大体これくらいの広さというのをやったが、スフィア基準にもっと近づけていかないと二次被害が出る。実効性のある訓練をもっと行っていきたい。 ・高齢者が運営になっていることがほとんど(市長)頼りにしているが、それだけでなく提案のように昼間いる可能性の高い中学生や高校生、大学生などにも訓練伝えて参加してもらいたい。先日訓練でもトイレの組み立てを中学生にやってもらった。 ・液体ミルク導入は(市)保存期間が1年半と短く温度管理もあるためなかなか難しい。液体ミルク自体を伝える活動は防災フェスタなどで行っている。 [福祉]▼訪問介護・報酬引き下げに対する市独自補助はできないか(市長)現段階では事業者の撤退などには至っていないが、困難な状態にあるのは感じている。拍車がかからないよう国への働きかけなど検討する。 ▼災害時避難行動要支援者・名簿の入れ替えはどうしているか(市)1年に一度必ずやっている。ちょうど今の時期。 ▼男女平等・女性向けの相談はあるが、男性向けは都ウィメンズプラザへ誘導となっている(市長)性別関係なく使える相談窓口もある。今後ニーズあれば考えたい。(市)令和4年に国がアンケートを取り、単独自治体での規模感が難しいことがわかっている。一定必要性は理解している。相談員の確保や動線などさまざま課題あるため検討したい。 ・パートナーシップ制度はファミリーでこども含め考えるべきでは(市)こどもの権利という視点では確かに制度がないことは課題。制度のつくりが自治体によってさまざま。整理したい。 [健康]▼健康アプリ・ポイント活用事業を進めては(市長)他自治体でもかなり導入されてきている、研究したい。 [行財政]▼カスタマーハラスメント・都条例の影響(市長)明文化された意義ある。啓発グッズ届き、掲出している。これまでもロープレある研修してきたが、条例踏まえたものにした。大小問わずハラスメントを受けたというのは、令和4年の職員アンケートで50%から出ている(会計年度任用職員含む)。→衝撃的な数字、これまで以上に対策しないといけないのではないか。(市)部としては健康福祉部が多い。録音装置を付けたり、状況見ながら対応広げている。アドバイザーも入れ相談できるようにした。 ▼少額随意契約・物価高などの影響(市長)20−50万円、50−80万円、80万円以上と分けて対応している。50万円以上が契約書を必要とするため煩雑になるが、それが劇的に増えているという状況にはまだない。他市についてもまだそのような状況は見られていないが、今後の動向を見て市長会など通して意見していく可能性がある。その中で、検討しているという通知が昨日総務省から来た。→分割発注にしたりということになると事務量がさらに膨大になることから、国の動向見て改善してほしい。 ▼行財政アクションプラン・意見募集に課題があったのではないか(市長)確かに参加者少なく、意見交換会やパブリックコメントで出た意見は合計41件。知ってもらう工夫をしたい。 ▼公共施設における営業行為・武蔵野プレイスギャラリーでの事例(市)個別に判断する必要がある、今回の事例については展示の趣旨など主催者へのヒアリング検討している。こどもたちの居場所について、スペースCは開放して自習室にする試験運用を行う予定。

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一般質問まとめ(2月27日)|武蔵野市議会レポート

一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。 ・と→は各議員の発言要旨(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨 2月27日(木) [こども]▼学校給食・給食無償化の影響は(市)質や量への影響はないと考えている。どうしても不足する場合には補正予算をお願いしてきている。→みかんが半分になっている。栄養価が足りているからいいということではない。こどもに悲しい思いをさせている。(市)確かにその通り。今回は長らくみかんをお願いしていた熊本の事業者が体調不良で仕入れられず、別の事業者にしたところ値段が倍になってしまった。イレギュラーではあるが、こどもたちに残念な思いをさせてしまいお詫びしたい。 ・サービスが一方通行にならないようにしてほしい(市)タブレットなど活用しながら、特にコミュニケーションが取りにくい調理場のほうとのやり取りについても考えていきたい。 ・給食のゲルマニウム半導体検出器による食材検査を続けるか(市)すでに一定の役割は果たしたと考えていることから、今後は学期に1回の測定とする。 ▼時間講師・市講師や都講師の状況や待遇は(市)市講師と都講師ともに約100名ずついる。市講師については、時給2950円と賞与あり。都講師は経験により異なり時給1950〜3480円。学校運営上の役割はなく、授業関係のみ。PCと机の用意はなく共有となっている。 ▼ジャンボリー・具体的な対策の状況は(市長)雪解けを待ち、防護柵を設置予定。6月頃に完成すると見込まれる。→結論を出すタイミングはどこなのか?7月から実施することになるがそのペースで大丈夫なのか。判断のプロセスについて見える化してほしい。(市長)これまでは中止になるということがなく、その判断基準自体が設けられていなかった。昨年を契機にそうしたこともルール化してキャンセル対応などもきちんとできるようにしていかなくてはならない。最終的にはこどもたちの安全第一で、準備を重ねたい。実行委員会で視察を予定しており、市長も同日程かはわからないが視察するつもり。 ・他市の状況や専門家への相談は(市)三鷹市・町田市は近くに熊が出ておらず、昨年も決行している。他のキャンプ場などで電気柵を設置しているところに聞き取り中。長野県のNPOに専門的な相談をしている。 ▼児童手当・ギャンブル依存症などによる受給者変更について(市長)個人情報にかかるため詳細は割愛するが、さまざまな事情で受給者変更の相談がある。 ▼子育て支援・産後ケアの稼働状況は(市長)年間700人ほどが申請している、日帰り型ほぼ100%稼働率、宿泊型50〜80%程度、訪問型は迅速対応できている。特に日帰り型の予約が取りづらいとの声。市内事業者が来年度3から5に増えることから協議を続けている。→一律での予約システム導入できないか(市)それぞれの事業者がシステムを使っており、他自治体からも受け入れを行っていることもあって、なかなか統一は現状難しい。 ・ゆりかご面接や健診の受診ない場合(市長)ゆりかご面接申し込みなく、連絡がつかない場合は子ども家庭支援センターと連携し状況把握に努めている。保育園や幼稚園どちらにも通っていない場合は、自宅訪問などして状況確認している。 ・ひとり親家庭訪問型学習 生活支援事業の状況(市長)ここ数年ずっと満員だったが、前回15人定員にで11人となった。3月に募集を早めたことから新年度の様子見もあったかもしれない。見直して、定員割れの際は追加募集など行う。 ▼中学校英語スピーキングテストESAT-J・トラブルなどはどうか(市)過去2年の受験において、特に何も生徒から声は出ていない。都は何かあれば連絡するよう伝えている。検証し結果公表することは望ましいと思うが、現状それを要望するには至らない。何かあればもちろん学校にも話が来ると思う。実態把握に努めることは必要。 ▼中学校の特別支援学級の通学支援・通学にガイドヘルパー活用はどうか(市)現状通学に利用できない制度になっている。他の支援のやり方で対応したいと考えている。 ・通学に時間がかかっていることで負担が大きい(市)確かにそうだが、五中に新しくできることによって少し解消されるとも思っている。シンプルにバスを出してドアtoドアということではなく、子どもにとっての最善の利益考えたい。 ▼武蔵野東学園・高等専修学校での退学処分と撤回についてどう感じているか。(市長)報道で知り、退学処分の撤回となったことにはひとまず安堵した。今何ができるのか、こどもの権利擁護委員は取組検討を続ける。 ・グループホーム友愛寮閉鎖にともなって(市長)在宅になった人数については個人が特定される可能性があるため開示できない。在宅であっても、日中活動自体は変わらずにできると思う。→在宅を選択したということなのか?(市)家族の意向として在宅となったという認識を持っている。 ▼教育委員会と市長部局・総合教育会議と教育委員会をオンライン傍聴できるようにしてほしい(市長)まず総合教育会議は公開の会議のため、オンラインも考えていきたい。 [福祉]・がん患者のアピアランスケア三鷹市では医療用ウィッグや人工乳房などの費用助成がある。武蔵野市にはない。 (市長)前向きに検討していく。 ・ギャンブル依存症やゲーム、ネット依存の相談体制構築状況は(市長)都の計画を参考にしながら、窓口やハンドブックなど検討する予定。→闇バイトをしてしまう経緯もギャンブルというのが多くある、小学校高学年からの予防教育が重要 [インフラ]▼下水道・八潮市の陥没事故を受けて(市長)ストックマネジメント計画に基づき、優先順位をつけて点検している。2月には事故を受けて、重要な箇所の点検を通常清掃と合わせて行った。 ・雨水対策で民間の大学の地下活用はできないか(市長)下水道関連の施設を民間の土地に整備することは、存続の可能性や代替地の確保など含めて難しい。→杉並にも影響が出ている、ゆっくりしていられない(市長)善福寺川のすぐそばに住み、杉並の方々の苦労についてもよくわかっているが、簡単なことではなく、無計画に話をするようなものではない。やってくれるようなところがあるのならもちろん頼みたいくらいだ。まずは公有地から、最大限やれることをやってから。 ▼都道・女子大通りと花の通学路(市長)都の優先整備路線になっているが、事業化の日程は未定とされている。花の通学路については市から事業化を働きかけていない。女子大通りは歩道が狭く、自転車利用者なども安全ではないことから、事業化を望んでいる。反対の声ももちろん聞いており、補償など都に丁寧な対応を求めている。このままではなかなか進まない、複雑な状況。今の歩道の状況も悪いのでそこだけでも先に手をつけられないか相談している。 ・天文台通り(市長)用地買収を進めている。所有者不明など課題も多い。たましん跡地413平米を購入し、4分割して代替地に充てている。 ▼三鷹駅北口・2030年に三鷹駅は開業100周年を迎える、南北一体となりエリア活性化を(市長)現段階で100周年に向けては話していないが今後検討したい。交通環境基本方針の検討を進めていることから、それらを通してまちづくり進めたい。 ▼吉祥寺駅南口・井の頭通りの渋滞(市)交通広場の完成によってだいぶ変わるとは思っている。→吉祥寺駅へ向かうために右折できるようにならないのか。(市)実車のタクシーが右折で入れないかという検討は令和3年度に行ったがバスもあり難しいという判断をした。 ▼JRホームドア・2030年とされていた予定が繰り上がり2028年度までの設置に向けて事態が動いている(市)都の補助スキームがあるため、調整中。 ▼緑化・武蔵野プレイス前の公園(境南ふれあい広場公園)に市民参加で雑草を植えてはどうか(市長)ワークショップでさまざま議論がなされ、広場の仕上げについてどうするかについてはこれから。憩いとイベント利用を鑑みた設えを検討していく。既存樹木の植え替えなども考えている。 [行財政]▼待遇改善・会計年度任用職員のベースアップや休暇制度について今後の方針は(市長)令和7年度の早い段階で検討を行っていく予定。 ▼公共施設・マネジメントや施設保有量について(市長)ファシリティマネジメントに他より早く取り組んだ。現状1人あたり2.05平米の保有量で基準とした2.08を下回っている。 ・事務所使用料を市に納めていない団体などはあるか(市長)生涯学習事業団が使用料を収納した記録ない。市民防災協会は市の事業協力を行っているため、使用料を納めていない。記者クラブは秘書広報課が管理するスペースのため、使用料納めていない。(市)生涯学習事業団の件は歴史的経緯あり、しかし重く受け止めている。自主財源がないためどうするのが良いか、今後検討する。(市)記者クラブは都や国と趣異なる、取り上げてもらえるようにこちらが働きかける立場というのもある。一方、記者クラブに入っていないフリーの方などでも、記者会見に参加できる。 ・自治労の使用料いつから(市長)平成26年3月に使用料条例を制定したことがきっかけで、自治労の使用料徴収を始めた。 ▼非課税世帯への給付金・給付金事業の予算や適切な対象について(市長)今年度の予算において3事業、総予算で事務費含めて20億円、全額国の交付金。給付世帯の照合が難しいことは認識している。国の制度設計に基づいて支給している。(市)課題がないとは思っていないが、まずはスピーディーに支給することを重視している。

お知らせ

2025年2月の登壇予定(一般質問)|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会第1回定例会がスタートしました。今回は予算があるので、35日間と長い開催となります。 まず2月28日(金)お昼前後に、一般質問にて登壇予定です。質問の要旨は下部に記載。今回はこのあと予算特別委員会にも委員として出席する予定のため、そこに向けた頭出しの意味も込めており、いつもより質問数が多いです。 1 武蔵野市が担うべき「公共の役割」について (1) 公共の役割を問い直す時期に来ているのではないかということについて昨今、社会保障制度をどのように考えていくべきなのか、国政における議論が過熱している。少子高齢社会が進み、働く世代の負担がますます重くなるとされる中において、年金制度の賦課方式とそもそもの仕組みや、社会保険料の増額についての反発が高まっている。 その一方で高額療養費制度については最後の砦であるという意味合いも強く、こうしたところについては社会保障の取り組みが奏功しており、必要性を認識している国民が多くいるのではないかと感じている。 ①このことは「公共が担う役割」を再構築するものと考えるが、市としてはこうした国民のうねりに対し、どのような見解を持っているか伺う。 ②市としてもこれまでと異なる考え方、価値観を模索していく必要性があるとも考えるがいかがか伺う。 (2) 長期計画と公共施設等総合管理計画について第六期長期計画・第二次調整計画の策定が完了し、次は第七期長期計画の策定準備へと向かう期間に突入する。 ①これまで何度も議論してきたサービスや機能の地域偏在について、横断的なプロジェクトにおいて再検討を要望するが見解を伺う。 ②また、関連する公共施設等総合管理計画について現在捉えている課題を伺う。 ③そしてこの 2 つの計画の関係性と今後の策定スケジュールについて伺う。 2 学校給食の質や量、食事の取り方について (1) 学校給食無償化の影響について質や量ともに影響は出ていないということでよいか、状況を伺う。 (2) 量についてこれまで質の議論は多くしてきたと思うが、量についてはどのように考えているのか、文科省の通知や市の資料も見たが、市内の実態がわからないため伺う。量においては個人差があるためにその配慮を行うことになっていると思うが、どのように調整がなされているのかについても伺う。 (3) 食事の取り方について食事が足りないという声があり、その原因についてさまざま調べてみると、単純に量が不足していることだけでなく、例えば食べる時間が短いことやその環境等によっても満腹感が左右されるようである。こうした点についての見解、課題、工夫を伺う。 3 里親制度の啓発について (1)啓発・広報について市として行っている取組について伺う。 (2)都との連携について今後市内にできることになっている児童相談所との連携も合わせて伺う。 (3)多様なこどもたちが存在していることについて制度の広報だけでなく、身の回りに多様な状況のこどもたちがいるということ自体を私たちが理解し、行動する必要があると考えるが、市の見解を伺う。 4 市民からの質問や意見について (1) 武蔵野市の成人式について準備の困難性等から午前ではなく午後からの開催を検討してほしいという声があるが見解を伺う。また、そういった声をこれまで集めてきているのか、毎年対象者が異なるために改善の難しさがあると感じるが、どのようにブラッシュアップしてきたかについても伺う。 (2) 小中学校で利用するタブレットについて故障に対する現在の対応を伺う。本体の故障だけでなく、バッテリーや充電ケーブル等も本調子ではないと聞くが、そういった細かなところまでフォロー体制ができているのか、本来の目的である学びの促進にかなう状態になっているのか確認のため伺う。 (3) 喫煙マナーについて市内でゴミ拾いをすると、最も多いのはタバコの吸い殻であると感じる。の自治体でも全域で路上喫煙を禁止したり、罰則を設けたりする施策が進められているが、市としてはトレーラーハウス設置以外に方策があるのかを伺う。 公園でも喫煙する方や、大量の吸い殻ゴミが発見されており、お怒りの声をいただいている。吸う人も吸わない人も気持ちよく生活ができるよう、市が強いリーダーシップを執る必要性を感じるが見解を伺う。 その他の議員の一般質問についても、見出しが掲載されていますのでぜひ武蔵野市議会ホームページをご覧ください。

活動報告

今回の一般質問を振り返って|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 12月5日に一般質問をしました。今回のテーマは3つです。 ①持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方について ②ICT活用や広報力向上の取り組みについて ③投票率向上の取り組みについて まず、①持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方については、今年市議会で特に話題になったと感じた「人材不足」や「待遇改善」についての検討を後押しするべく、第一テーマとして取り上げました。民間同様、公務員の分野においても人が足りないということが大きな問題となっています。 どうしても人対人の業務が多く、でもだからこそやりがいも大きい仕事であると思います。一方でカスタマーハラスメントについて今回別の議員が質疑していましたが、大変なことが多いというのも事実です。 武蔵野市が目指してきた「まちぐるみの支え合い」というキーワードを出しながら、熱意ある方が集まってくださるよう、より一層の工夫について市長とディスカッションすることができました。 武蔵野市のYoutubeで配信されている、学校用務員の方々の合同研修動画や、職員の方々による武蔵野市で働く理由紹介動画など、例に出させていただきましたので、ぜひあわせてご覧ください。 https://youtube.com/@citymusashino?si=aRYv30cmUBw7kGzV ②ICT活用や広報力向上の取り組みについてでは、広報戦略アドバイザーが就任されたことを受けて、これまで以上のブラッシュアップが進んでいるはずと期待を込めて質問しました。 特にホームページの階層がわかりにくい問題については、すぐにできることから始めてほしいと要望し、また市民意見交換会の告知についても十分な余裕や告知の工夫などをお願いしました。 今もこどもプランや長期計画関連のパブリックコメントが募集中、また自転車利用のアンケートも実施されています。ぜひご参加ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/ikenboshu_enquete/index.html 最後に③投票率向上の取り組みについてでは、先日の都議補選の投票率が39%と低かったことから、来年の各種選挙に向けて振り返りを求めました。期日前投票は前回とさほど変わらなかったものの、当日の投票が前回日で65%と大幅に下がったことがわかり、その原因分析もお願いしました。 来年に向けての新たな取り組みとしては、不在者投票のオンライン請求、ユニボイスの導入を検討されているとのこと。ニーズを感じながら新たな取り組みを取り入れようとしてくださっているのがわかり、この数年だけでも前進が見えています。 また、投票用紙をSNSにアップする事象が増えてきていることについても懸念を伝えました。主権者教育などを通して、秘密投票の意味なども含めて伝わると良いと思っています。 以上、今回も質疑の中でほとんどのものを前向きに捉えていただけたと感じました。激しい変化の時代の中で、スピーディーに取り組んでいただくことを願い、さらなる後押しをしていきたいと思います。 後日動画もアップされますので、ぜひご覧ください。 https://musashino-city.stream.jfit.co.jp/ 当日の読み原稿はこちらから。 https://www.honda-natsuho.info/activity-report/2147/

活動報告

「支え合いのまちづくりを持続可能にするために」質問原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年第4回定例会でも、一般質問を行いました。まずはその読み原稿を掲載します。今回はいつもより1000字ほど少ない5000字程度でしたが、ゆっくり読んだのでちょうどいい時間配分になりました。 以下原稿です。 2024年が終わろうとしています。皆さんはどんな1年だったでしょうか。武蔵野市政にとっては、とにかく選挙選挙の1年であったなぁと振り返っています。選挙があると、政策議論が活発化し、進むものは一気に進む、一方で進まないもの、やらなくなってしまうものもあります。 ただそうした各論的な部分での変化はあるにしても、武蔵野市の計画行政における軸足、長い時間をかけて築いてきた総論的な文化においては、どっしりとしたものがあり、脈々と繋がっている、それが豊かさに繋がっているのだろうという実感を私自身も持てるようになってきました。 もちろんそれに甘えていてはいけないわけで、今回はそんな危機感を持ちながらのテーマとなっています。 1. 持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方について 11月30日、武蔵境のスイングホールをいっぱいに使ってひらかれたケアリンピック武蔵野2024に伺いました。大変多くの方で賑わっていて、途中からはホールに入るのも難しいくらいでした。来年はもっと広いところでやることになるのではないかなど勝手に拡大の想像をしています。 このケアリンピック武蔵野は、介護や看護に従事する方々の取り組みを知って功績を讃えたり、そのノウハウを皆で共有したりするイベントですが、その大きな目的は「まちぐるみの支え合いの仕組みづくり」とされています。 まちぐるみの支え合いという言葉は、武蔵野市のさまざまな計画、取り組みにおいて出てくるキーワードです。市のホームページでも検索するとたくさんのページがヒットしますし、Google検索でも調べてみると、武蔵野市の情報ばかりが並んでいます。 そもそもこのまちぐるみの支え合いというのは、地域包括ケアシステムを意味していると以前に説明を受けました。地域包括ケアシステムというのを身近で親しみやすくした表現であると伺っています。 地域包括ケアシステムについて厚労省の資料を調べますと、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきますとあります。 また続いて、地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要ですと書かれています。 2025年、もう来月からです。ケアリンピック武蔵野が始まったのが2015年かと思います、早10年です。武蔵野市の地域包括ケアシステム構築は間に合ったのか、どうなのでしょうか。 と思うとともに、私自身はこの武蔵野市の言うまちぐるみの支え合いというのは、地域包括ケアシステムよりもさらに広いイメージとして構築されてきたのではないかと感じています。 重度な要介護状態になっても住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的にというそれだけのイメージではないと思うのですが、皆さんはどう感じるでしょうか。 こどもも大人も関係なく、多様な状態にあるそれぞれの人、市民に対して、きめ細やかなアプローチを目指す。これが地域の自主性、主体性に基づいた、地域の特性に応じた構築となったということなのかもしれませんが、どうでしょうか。 一方、そうした素晴らしい理想を掲げる中でも、課題は常に変化し、山積しています。特に今年、大きなテーマとなったのは人材についてではないでしょうか。少子高齢化の波が、武蔵野市にも押し寄せているということです。 まちぐるみの支え合いを持続可能なものにするためには、人が必要です。人対人、これが一番大変で、それでいて代替することができないと私は確信しています。早期に手を打っていかないといけないと思いましたので、前回の一般質問と似ているところもありますが続けて扱うことにしました。それでは具体的な質問です。 (1) 武蔵野市職員における欠員状況について子ども家庭支援センターの相談件数が減少していることについて、先の文教委員会で質問したところ、欠員が生じており、相談体制が整っていない状態がわかりました。同様に欠員が生じている状況が武蔵野市職員の人員配置において、どの程度起きているのか、人数や、長期か短期かといった期間等含めて具体的に伺います。 こうしたマンパワーで行っている業務がとても多いのが行政分野の仕事と思います。全てを機械に替えることはできません。ニーズが多様化、複雑化している中で、人材の確保は喫緊の課題です。すでに近くで奪い合いが起きていることも、今年議会でよく話題になりました。 そうしたことを受けて、(2) 採用の方向性について採用力の強化、待遇改善に向けても、正規職員としての採用が求められる流れがあると感じますが、市としてどのような方向性を考えていますか。また具体的に動きのある職種について等詳細を伺います。 (3) 担い手不足への新たな一手について地域の力を発揮するためには、シルバー人材センターのみならず、全世代参加型の新たな仕組みの構築が必要と考えます。特に若い世代が公共サービスの担い手、補完する力となれるよう、行政版「すきまアルバイト紹介」のような取り組みを検討してはどうでしょうか。今後の可能性を伺います。 シルバー人材センターにとどまらない施策については、この間の二次調整計画の議論の中でも、何度か提案をさせていただいたと思います。少し調べますと、民間のアルバイト紹介事業をやっているところが、岐阜県下呂市と協定を結び展開しているというのもあったのですが、こちらはどちらかというというと行政の仕事というよりは、農業などの産業振興分野などにおける人材不足を解消することが主な目的であり、移住や定住についての取り組みとも連動しているようでしたので、武蔵野市の状況とは少々異なるなと感じました。 どちらかといえばやはりシルバー人材センターの若者版であったり、武蔵野プロボノプロジェクトの有償版であったり、市民社協で取り組まれているボランティアコーディネートの有償版であったりといったようなイメージで、今の取り組みをさらに拡大、整理をしていけば良いと考えています。こうした取り組みを根付かせていくことが、武蔵野市の風土「まちぐるみの支え合い」という理想像にも合っていると思います。ご見解を伺います。 2. ICT 活用や広報力向上の取り組みについて 毎度取り上げているテーマですが、実は先日、議会広報委員会としても広報戦略アドバイザーに面談いただく機会があり、大変有意義な時間を過ごさせていただきましたことを御礼申し上げたいと思います。 市議会で発行しております議会だよりについて、これまで長きにわたりリニューアルの検討が進められてきましたが、最終局面の段階で広報戦略アドバイザーが就任されたこともあって、最後の仕上げのところでお話を伺うことができました。庁内の皆さんもこんなふうにアドバイスをいただいているのだなと身をもって知ることができ、それも合わせてとても良かったなと思っています。そうした実体験も踏まえての質問です。 (1) 新たな取り組みの成果について質問/今年度は市民の声を聴くためのアプリケーション・システムの導入が相次ぎました。現段階での成果や検証状況を伺います。 長期計画や教育計画の策定プロセスにおいて、AIファシリテーターを活用したオンラインディスカッションサービスが、また吉祥寺のまちづくりを考えるプロジェクトの一環として地域共助デジタルプラットフォームアプリが試行的に導入されました。また、少し毛色は違いますが、武蔵野プロボノプロジェクト(むさぼの)においてはオンラインプラットフォームシステムが利用され、業務の見える化、繋がりを生む取り組みになったと思います。これらの成果はどうだったでしょうか。 もちろん年度途中ですので、まだ分析はこれからというのもわかりますが、例えば今回子どもプラン武蔵野の中間まとめ意見募集や、自転車等総合計画改定に役立てるための自転車利用に関するアンケートにおいても、このようなツールは使用されていません。せっかく試行的導入をしたのに、なぜなのかと気になっています。この辺りも含めて、どういうお考えなのか教えていただきたいと思います。 (2) ホームページリニューアルの成果について 質問/前回のリニューアル時に見直されなかった階層の課題について、広報戦略アドバイザーに意見を聞いているかを伺います。また、今後の対応についても伺います。 こちらはこれまでにも何度も質疑してきたことですが、広報戦略アドバイザーが就任されましたので、推し進めていただきたく再度質問しました。ほしい情報に辿り着くまでに、何回クリックしなければならないのかということです。情報の探しやすさについて、ずっと課題を抱えているホームページだと思います。 また、階層の課題と言いつつも、もっと簡単に解消できることもあります。最近の例で言えば、パブリックコメントのページから情報を見ようと入りますと、子どもプランの中間まとめの意見募集をやっているんだなとクリックするものの、そこにはパブリックコメントの情報しかありません。市民意見交換会の情報は、関連リンクからさらに飛んでいかないと知ることができないのです。 パブリックコメントのページには意見交換会という文字自体ないので、関連情報リンクを押すという行動を取っていただかないと見つかりません。そもそもセットの取り組みとすれば一緒に掲載してもいいかもしれませんし、あるいは関連情報リンクの上に市民意見交換会の情報はこちらといった文字を付け足すだけで済む話です。これは階層を見直すまでの話でもなく、動線を考えたページづくりをすればいいので、すぐにできることだと思います。 利用者目線でのサイト構築は市民の利便性向上というだけでなく、広報公聴のためにも重要な取り組みです。広報戦略アドバイザーの就任を機に、早急に見直していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 (3) 意見募集の工夫について質問/パブリックコメントや市民意見交換会などのスケジュールについて、業務効率の側面もあるとは思いますが、効果的な広報の実施等を鑑みれば、期間の設定が短いと感じます。設定の基準はあるのか、考え方や課題、方向性を伺います。 こちらもこれまで取り上げてきたテーマですが、大きく見直しをしていく必要があると感じ、質問します。イベントなどのPRにおいても、さまざまな手法がありますが、告知の期間については、最初が45日前、それから30日前、20、15、10…というように徐々に間を詰めてお知らせをしていくというのがポイントと言われることがあります。 どこまでやるかはもちろんコストパフォーマンスだとは思いますが、このやり方が示しているのはやはりお知らせが必要な方に届くまでには、1ヶ月ほどの時間が必要であるということだと思います。 パブリックコメントについてはだいたい1ヶ月ほどあるものもありますが、特に気になっているのは市民意見交換会です。どうしても議会日程に引っ張られるところがあると感じており、議会でお知らせをして、この週末に意見交換会が開かれますといったような直近のスケジュール感で設定されているものも多々あるのではないでしょうか。 業務の都合で致し方ないというのも理解はしているのですが、やはり必要な方に情報を届けるという視点でいくと、抜本的に大きくやり方を変えないといけないのではないかと思っています。いかがでしょうか。 3. 投票率向上の取り組みについて この1年、武蔵野市では選挙が続きました。市民の方も、そして選挙管理委員会など選挙に携わった方々も大変お疲れさまでした。選挙は価値観のぶつかり合いであり、非常に大きなエネルギーを感じるもので、近くにいるとちょっと疲れるなと思うところもあるのですが、それでもこの議論の中で、このまちが、暮らしがより良くなる可能性を実感することができ、市民の中でも問題意識の共有がなされる機会にもなるものと前向きに捉えています。 少し間が空いてまた来年も初夏に選挙が予定されていますので、このタイミングで一定の振り返りを行いたく以下質問します。 (1) 今回の都議補選の投票率について、世代別の結果を含めて市の分析を伺います。(2) 来年の都議選等各種選挙に向けての、新たな取り組みの方向性を伺います。(3) 投票所での撮影風景が SNS で問題になっています。市の見解や対策を伺います。これは投票用紙を撮影してSNSにアップしたりしているもののことです。投票所内での撮影は禁止ですという張り紙があることは認識しているのですが、それでもこのような状況にあることを懸念しての質問といたしました。 以上、よろしくお願いいたします。

お知らせ

「支え合いのまちづくりを持続可能にするために」一般質問します|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2024年12月の議会(第4回定例会)が4日から始まります。最初の3日間は一般質問といって、議員がそれぞれの関心事や市民からの相談などをもとに、自由に質問を組み立てて市長などと議論します。 私の今回のテーマは「支え合いのまちづくりを持続可能にするために」などについて。 以下は質問の通告といって、事前に市へ送付したものです。当日はこれをもとに演説のような形で登壇し、質疑を展開します。 持続可能な「支え合いのまちづくり」実現のための人材の考え方について  (1)武蔵野市職員における欠員状況について 子ども家庭支援センターの相談件数が減少していることについて、先の文教委員会で質問したところ、欠員が生じており、相談体制が整っていない状態がわかった。同様に欠員が生じている状況が武蔵野市職員の人員配置において、どの程度起きているのか、人数や、長期か短期かといった期間等含めて具体的に伺う。  (2)採用の方向性について 採用力の強化、待遇改善に向けても、正規職員としての採用が求められる流れがあると感じるが、市としてどのような方向性を考えているか。また具体的に動きのある職種について等詳細を伺う。  (3)担い手不足への新たな一手について 地域の力を発揮するためには、シルバー人材センターのみならず、全世代参加型の新たな仕組みの構築が必要と考える。特に若い世代が公共サービスの担い手、補完する力となれるよう、行政版「すきまアルバイト紹介」のような取り組みを検討してはどうか。今後の可能性を伺う。  ICT活用や広報力向上の取り組みについて  (1)新たな取り組みの成果について 今年度は市民の声を聴くためのアプリケーション・システムの導入が相次いだ。現段階での成果や検証状況を伺う。  (2)ホームページリニューアルの成果について 前回のリニューアル時に見直されなかった階層の課題について、広報アドバイザーに意見を聞いているかを伺う。また、今後の対応についても伺う。  (3)意見募集の工夫について パブリックコメントや市民意見交換会などのスケジュールについて、業務効率の側面もあるとは思うが、効果的な広報の実施等を鑑みれば、期間の設定が短いと感じる。設定の基準はあるのか、考え方や課題、方向性を伺う。  投票率向上の取り組みについて  (1)今回の都議補選の投票率について、世代別の結果を含めて市の分析を伺う。  (2)来年の都議選等各種選挙に向けての、新たな取り組みの方向性を伺う。  (3)投票所での撮影風景がSNSで問題になっている。市の見解や対策を伺う。  以上が質問となります。私は15番目の登壇のため、5日夕方以降か6日午前中の予定です。ぜひ中継などご覧ください。 ▼武蔵野市議会「第4回定例会を開催します」https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1001139.html ▼一般質問の登壇順とテーマhttps://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/shitsumon/ippan/1046471.html