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活動報告

中学生議会が開催されました|武蔵野市議会レポート

2025年8月17日、武蔵野市議会では中学生議会が開催されました。昨年は子ども議会という名称でしたが、中学生による議会のために変更がなされました。 この議会で議員となるのは、市内中学校に通う生徒の皆さんです。各校から2〜4名が参加。今日に向けて3ヶ月ほどの準備期間があり、質問・提案に至るまでを議会運営委員会の市議会議員がサポートしてきました。 各校からの提案内容をかいつまんで紹介します。 (発表順) ▼第三中学校 給水BOX、楽器の練習場所について・熱中症対策で市中に「給水BOX」を設置したい・給水BOXは公衆電話BOXのような箱型で夏は涼しく冬は暖かいようにする・公園の水はぬるく飲みたいと思わない状態、新たなスタイルの機器必要・楽器練習場所が少ない、中学生だけだと借りられないケースも・コミセンで中高生向けの利用時間帯を作れないか?個人用防音BOXもあると便利・夏休みの学校利用を拡大できないか? ▼第一中学校 ゴミ箱の設置と充実した公園づくりについて・公共の場にゴミ箱を設置してほしい、特に吉祥寺のポイ捨てが気になっている・魅力的なまちなのに景観の妨げにもなっている・透明なゴミ箱でテロ防止、入り口を小さくし家庭ゴミ防止など対策・公園をひらかれたものにするため、ユニバーサル遊具を増やしたい、現在は高架下公園のみ・屋根のある公園を増やしてほしい、暑さや雨を防げる ▼第六中学校 自転車利用者と歩行者の安全について・自転車と歩行者のトラブルを減らしたい・歩道を走っているときの事故が多く、講習会をもっと工夫したほうがいいのでは・小中学校での講習会に自動車視点の内容も加えたらどうか?・市の講習会が知られていない、申込制のハードル・電車広告で交通ルールのクイズ動画を流してはどうか? ▼第四中学校 吉祥寺のゴミ箱設置と道路拡張について・吉祥寺のポイ捨てに対し大きな課題感・お店同士が提携してゴミ箱を設置し、提携店舗ならどこでもゴミが捨てられるようにする取り組み、市から補助金を出すしくみはどうか?・スマートゴミ箱の導入、高価なゴミ箱だが広告を載せることでコストを下げる・命を守るための自転車専用道路の拡充、特に中央通りに・五日市街道の西久保3丁目あたり、片側の歩道が極端に狭いため反対側の歩道を削り拡張できないか? ▼第五中学校 公園、修学旅行、夜道と駐輪場について・三鷹駅前に公園をつくり、北村西望の作品をもっと見てもらい平和に繋げたい、帰宅困難者対策にも・境浄水場に蓋をして大きな公園を作れないか?ミストのある公園も良い・バスケットコートが少ない、高架下や大通り沿いなどで騒音対策を行い公園にしてほしい・学習指導要領にある目的に照らし、海外への修学旅行はどうか?期間を長くすることも有効では・部活動の帰り道など暗い、光害に配慮しつつ設置を増やせないか?あるいは生徒個人が持つ懐中電灯の配布はどうか?・駐輪場は2時間まで無料だが塾などでは足りない、もう少し長くできないか?学生割引も ▼第二中学校 武蔵野市の魅力発信について・観光客は増えているが、若い世代や外国人観光客への魅力発信が足りていないのではないか?・SNSをさらに活用、おすすめスポットマップ作成、魅力発信新聞の発行・中学生が学校ローテーションでインスタ投稿案を作成し共感を呼ぶ・TikTokで魅力的な場所の動画を発信、隠れスポット、映えスポットなど・中学生が取材し新聞に(ここで実際に作成してみたという新聞を配布してくださいました!武蔵境のイタリアンバルが紹介例に) 以上のように、多角的なテーマ設定での提案が行われ、それぞれに対して議会運営委員会の市議会議員から答弁としての前向きな姿勢が示されました。 昨年はここで話された内容がその後の議会での質疑に多く反映され、各議員が自身の問題意識と絡めながら展開をされていき、実際に施策に反映されたことも複数ありました。◇昨年のレポート 今日も市長や教育長だけでなく、副市長、部長などの職員も多数傍聴していたので、今年もこれらの提案がさまざまなところで取り上げられることになると思います。 声を届けること、根拠を持って提案することの重要性、政治が身近な暮らしの延長にあることを中学生の皆さんにも実感していただけていたら嬉しいです。 参加された皆さん、お疲れさまでした!貴重な提案をありがとうございました。