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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。

2025年第2回武蔵野市議会定例会が終了しました。開始当初も書きましたが今回は選挙を挟む異例なスケジュールで、それもあいまってかはわかりませんが議案の数も少なく、コンパクトな議会となりました。

▼主な議案の内容
・こどもの医療証がマイナンバーカードに入ります
・市立小中学校のタブレット端末が更新されます
・高齢者総合センターが中町の仮設から元の場所に戻ります
・夏の4ヶ月水道基本料金無償化が決まりました

▼陳情の審議結果
・支援措置制度の運用に改善を求める陳情
→不採択(賛成なし)
支援措置制度が発動後に疑義が生じた場合調査をすることを求める内容で、私の会派も反対しました。総務委員として審議しましたが、行政不服審査法に基づく救済措置が直接的でないにせよ存在していることから、まずはその活用をすることを陳情者へ提案しました。

・武蔵野市手話言語条例に関する陳情
→採択(賛成多数)
手話言語条例の制定を求めるものでしたが、私の会派は反対しました。趣旨は理解するものの、計画行政の中できちんとそのプロセスに乗せるべきと考えたためです。この辺りは判断の考え方が分かれるところで毎度難しさもあります。。反対について述べた討論は以下の通りです。

会派ワクワクはたらくを代表し、本陳情に反対の立場で討論いたします。手話言語の重要性については、委員会での質疑を通じてさらに理解を深めさせていただきました。これまで以上に武蔵野市における取組が推進されることを望むものでもあり、また市議会においても例えばリアルタイム字幕システムの導入など、さらなる利便性の向上に早急に取り組む必要があると感じております。

一方、武蔵野市は計画行政を重要視しており、こうした条例を検討するにあたり、長期計画の議論に乗せるべきというのが我が会派の基本的な考えです。今回、第六期長期計画を再度読み直しましたが、確かにこのような内容を読み取るのは難しいばかりか、どちらかというと施設やサービスの再編といった議論が多く、当事者の方々が求める実用的、実利的な視点が少ないのではないかという印象を受けました。計画策定において多様な市民の声を活かすことは当然でありながらも、まだまだその点において改善すべきところがあるのではないかと感じています。現在武蔵野市では第七期長期計画策定の準備を行っており、どのように策定を進めるか、その議論においてもこのような当事者視点を取り入れることについて、さらに働きかけていきたいと思います。

以上より、陳情の趣旨は理解しますが、市の取組推進のためのより実効性ある議論を進めたいという考えから反対といたします。

会派ワクワクはたらくとしての討論原稿

他、再審法改正を求める陳情と吉祥寺東町3丁目マンション建設計画についての被害救済を求める陳情は継続審議となりました。

▼その他会議について
本会議終了後は代表者会議にて、先日の都議選期間中における、選挙投票システムのエラーについての報告がありました。1日に何度も再起動を行わなくてはならず、投票をお待たせする事態になったとのこと。実は私もその場に直面し、数分待ったので、割とひやひやしました…

このトラブルにより投票できなかった人がいるかは不明で(ちょっと時間をつぶしてから来ると言った方もいたそうだがそれがどうなったかまでは捕捉できない)今年から新システムに変更し初めての選挙であったこと、いまだ原因は特定できていないことなどがわかりました。

参院選後に事業者とのさらなる原因分析などすることになっているそうですが、参政権が行使できないようなことになるのは言語道断と厳しい声が上がりました。明日からもう参院選が始まってしまうので、事業者とのフォロー体制を構築したとのことですが、いささか不安な状況です。

▼今後の議会スケジュール
7月は議会広報委員会がひらかれる予定で、また議会運営委員会を主体に中学生議会の準備も進められています(昨年度は子ども議会と呼ばれていたもの)。

8月には各委員会審議があり、9月にまた第3回定例会、この会は決算特別委員会があるので、ボリューミーな日程になります。また質問募集などもしていきますので、X(@natsuhonda8)やYouTubeチャンネルのチェックをしていただけると嬉しいです。

毎日異常な暑さですので、ぜひ気を付けながら過ごしていきましょう!