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長期計画についての全員協議会がひらかれました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2月になり寒さがさらに厳しくなりましたね。体調に気を付けていきましょう。 第六期長期計画・第二次調整計画の策定について 市長公約との整合を図るため、長期計画のさらなる議論がこの半年間展開されました。策定委員会8回(市長、教育委員、市議会それぞれとの意見交換含む)、市民との意見交換会4回、中高生世代との意見交換会1回が行われたとのことです。 それらを踏まえて策定された計画について、議会への説明の場となる全員協議会が2月12日にひらかれました。 全員協議会における本多の質疑・意見 原則オンラインでの策定委員会良かった 市長公約との整合というのは初めてのトライだった、今後も情勢の変化などに対応するための実績にしてほしい 財政計画をここでやる意味はどこにあるのか、財政計画の主体は市であり策定委員会に持っていくというのでいいのか、プロセスに違和感がある 長期計画の抽象度をどこに持ってくるか検討したほうがいいのではないか、長期計画と個別計画のバランスを考えるべき その他、各論への意見や市長公約との整合について、財政計画の内容などの質疑が各議員から行われました。 第7期長期計画の議論がすぐ目の前に迫っていることから、今日の議論について市側で早期に検討いただきたいと思います。 ◆計画の詳細についてはこちら(武蔵野市ホームページ)

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保健センター・子育て支援複合施設増改築の議論(全員協議会)|武蔵野市議会レポート

2024年10月7日、保健センターと子育て支援施設の増改築について、全員協議会がひらかれました。当初の予算が40億円程度だったものが70億円と示されたことで、議論と情報共有を議会からも求めていたものです。 前回2月の全員協議会においては、大幅な見直しを求める議員や、お金がかかっても機能を落とさずにと訴える議員など、考えもさまざまでした。それを踏まえての市からの修正案が示されました。 ▼修正ポイント ・増築棟の4階と地下を削り、大幅にフロア面積を縮小(857平米減)  →多目的に利用する部分を減らしたことから、機能としての縮小はない ・チャレンジルームを当初の地下から既存棟の3階へ  →当初から希望があった地上階にし、プライバシーへの配慮については別動線を確保 ・大野田ポンプ所は地下に入れられなくなるため現在の場所にて更新予定 ▼事業費の変遷 2021年3月 基本計画試算 約40億円 2024年1月 基本設計概算 約69.5億円 2024年10月 設計変更案 約56.7億円[今回] ▼議論や質問の内容 概ね議会のさまざまな意見が取り入れられた内容になっており(機能は落とさずに規模縮小で予算減)議会側の受け止めとしては前向きな意見が多く出ました。特にチャレンジルームが地下から3階になったことで、明るい環境で過ごせることについても喜びの声があがりました。 私からは、この見直し検討のプロセスについての評価を伺ったところ、市として大きな価値になるという認識を持たれていることがわかりました。今後も公共施設の更新が続くことから、このように規模を精査し見極めることがとても重要な視点になってくると思います。 また、吉祥寺南病院の閉院をはじめとして、市内全体の医療体制について、今後もどうなっていくかわからないことから、その状況との連動についても質問しました。市としても将来についてはわからないが、その点柔軟に対応ができるように考えていく必要があるとのことです。 子どもの居場所についてはどのようなイメージをしているかについては、中央エリアに中高生の居場所が不足していることをメインに考えているようでした。西はプレイス、東はこれから複合施設が駅前にと考えられていることから、中央はこの場所にということです。乳幼児から中高生まで、時間帯や部屋などをうまく考えながら、それぞれが過ごしたり交流したりしていけるように想像しているとのこと。 キッチン設備や土足エリア、靴を脱げる相談スペース、ベビーカー動線などについても伺いましたが、細かい点は今後の実施設計の検討に反映されることになります。 最後に大きな考え方として何度も質問していることですが、この場所に機能を詰め込めば良いということではなく、全市的に健康や子ども子育てについての取り組みを戦略的に配置していく必要があることを確認しました。 先日も地域の会議で、高齢者総合センターの方が「中町にセンターが引っ越してきたことで中町の方からの相談が増えている」というお話をされていました。各地域に機能を分散配置していくことも、本来の目的達成に繋がるものと考えます。 今後のスケジュールとしては、順調にいけば12月の議会に補正予算が出され、実施設計に移りたいとのこと。そこでまた議論がなされることになります。 市からの提案資料は下記からご覧ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1045731/1045733/1046293/1046305.html

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保健センター増改築の全員協議会を開催|武蔵野市議会レポート

保健センターとこども子育て支援複合施設についての会議(議員全員が参加する全員協議会)がひらかれました。 本件は健康だけでなく広く分野がまたがることから、議会でも各常任委員会に報告があったり、こうした全員協議会の場で議論がなされてきました。 今回は市長が変わり、予算額のめやすが以前示された40億円に比べて70億円規模になってきているということで、急遽報告の場として会議が設けられました。 一言で言えば大荒れの会議となりました。。 会議冒頭から、今日のこの会議をひらいた意図が質疑され、基本計画ができたので議会の意見を聞きたいとのことでしたが、各会派の議員からもこの場で説明を聞いたから内容に了承したというのはやめてほしいという声が相次ぎました。 また、前回までに出ていた意見についても反映されたところがわからず、なんのために意見を聞くと言っているのか、説明資料でも70億円になる積算の内容も詳細には書かれておらず議論するのに実態がわからないなど、厳しい指摘が続きます。 本当に必要な施設なのか?という議論を議会としてもずっと続けてきたことから、あの時あの時…という振り返りとなってしまい、紛糾。。持っている情報量に違いがありすぎて、どう議論をすればいいのか、情報を出すように重ねてお願いをする事態となりました。 <会派ワクワクはたらくから質問したこと> ・そもそもの40億の根拠も見えていなかった、妥当性があったのか ・費用対効果が見えない、事業別にどれくらいのコストがかかるのかをきちんと出してほしい →カフェ機能の提案もしたがなんら反映されていない、カフェがほしいのではなくその効果を訴えている、効果についての議論はできているのか ・こども子育ては市内に機能が分散する必要もあり、機能の再検討なのか仕様だけの再検討で済むのか ・保健所に児童相談所が入ることになった、もっと連携が取れないのか ・国や都からの補助金はないのか →1億円くらいしかないことが判明、もっと探してほしいと提案 1人6分しかないのでそんなにたくさんを聞くこともできず、そもそもこんな重大な内容で6分程度で議論できるものでもないと意見しました。 多くの議員が立ち止まるべきという意見を出し、行政側としてはどこまでコストを下げられるか検討中であるとのこと。このあと2月下旬から議会定例会がスタートしますが、そこで示される予算案の議論においても、さらに異論が噴出するのではないかと思われます。 武蔵野市はこれから学校をはじめ、公共施設の大更新時代に突入。入札不調も多発しており、時代の動きとどう向き合いながら施策を打っていく必要があります。 議会定例会に向け、準備を進めます… 市のホームページはこちら https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogoseisakubu_shisaku_keikaku/hokencenter_seibi/index.html

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調整計画リリースにともなう全員協議会を開催|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆(ほんだなつほ)です。第6期長期計画調整計画がリリースされたことから、その報告のための全員協議会が1月29日に開催されました。 この調整計画は10年の長期計画の途中で見直しをし、実行計画として後半戦に臨むためのもの。 会では計画案から確定版での変更点の説明があり、そのあと1人6分の制限時間制で質疑がありました。 多くの議員が質問したことは、この計画と市長交代との関係性がどうなっているかということです。 今回説明のあった案からの変更点では、新市長の意向で変更したというものはありませんでした。策定委員会からの答申をもって完成していたものをそのまま確定させたということです。 それでは新市長の公約はどこで実現されるのか、公約と矛盾するような内容はどうなるのか。 武蔵野市は市民参加のもとでできた長期計画を重視する、では選挙は市民参加の最たるものではないのか?という意見もありました。 また、計画に書いていないことはやらないのか?という議論もあるかと思います。 武蔵野市の市民参加を重視した計画策定プロセスを約2年間踏んできた中で、その答申が終わってから市長が交代となり、確かにタイミングは計画と全く合っていなかったと言えるでしょう。 議員にもそれぞれに考えるアイデアがあり、例えば調整計画の二次をすぐに作った方がいいのではないかとか、過去にも例がある長期計画の前倒し議論をやるだとか、そもそも長期計画が10年は長すぎるのではないかなど… 調整計画自体の議論というよりは、計画行政と民意の反映のバランスについて、多くの議論がなされる事態となりました(まぁ計画の中身について今議論するというのもタイミングとしては違うと思うので結果としては良かったのかもしれませんが)。 私自身は財政シミュレーションへの影響、全分野に共通する担い手不足の記述について、同じ会派の宮代議員はゼロカーボンシティについての考え方、インクルーシブ教育とインクルーシブ教育システムについての質疑をしました。1人6分は一瞬です。。 2月下旬に始まる定例会では予算審議があるため、ここで一度新市長の見解をさらうことができたのは良かったと思います。おそらく市長の施政方針演説の準備も、相当に庁内で大変なことになっているのではと推察しています。 トップが変わる大変さはあれど、組織にとって変化はチャンスでもあります。見直し、立ち止まってみること、ブラッシュアップ、新たなチャレンジ、さまざまな機会をプラスに働かせてほしいと願いつつ、2月の質問原稿提出に向けて準備を進めます。 第6期長期計画調整計画の策定に携われた皆さま、改めてありがとうございました。 計画はこちら