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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。

先日報道もあり、武蔵野市で問題となった、2016年保育園開設時の補助金不正受給について、市から議会への報告がありました。

ちなみに第一報としての2023年3月24日に出された市からのリリースはこちらです。

市からの報告を公開できる範囲でまとめると、
・報道されている通り他の自治体で同様の問題があり、市も調査を行っていた
・3月23日に当該事業者より市へ報告書が出され、不正受給の事実があると伝えられた
・事業者自体が行った調査による報告書であるため、その真偽含め詳細な調査を市は行っている最中
・今後事業者は第三者による調査を行うようだ
・いくつもの自治体に及んでいること、市を通じて都の補助金も入っていることから、都が情報交換の場を設ける

このような内容でした。

今回この報告は担当分野である文教委員会の懇談会(非公式な会議)として行われましたが、文教委員以外も傍聴・発言が認められたため、さまざま質問が出ました。

主に不正受給の実態、手続きについてなどが多かったですが、私はこうした不正受給を経営体質の問題であると考え、お金の問題はもちろん重要で徹底して調査してもらわないといけませんが、こうした問題は氷山の一角。実際に通っているこどもたちのために、保育の質を担保する行政の責任をきちんと果たしてほしいとお願いしました。

他の議員からも、こうした問題が起きたとき、やはり生じやすいのは保育士不足や現場でのトラブルであること、行政が指導監督しなければ誰がやるのかと、厳しい指摘が飛び交いました。

「しっかりやります」という言葉は、実態をともなわなければ意味がありません。

こどもたちを取り巻く環境において、毎年のように事故や事件により大切ないのちが奪われています。そうした現状を他人事と思わず、予防的な取り組みを行っていかなくてはなりません。何かあってからでは遅いのです。

悲しいニュースを見るたびに、次は自分の子かもしれない…と思っている保護者の気持ち。机上の空論にせず、実効性のある施策を、積極的に行政がかかわってほしいと思います。本件は続報をまた待ち、改めてお知らせします。