一般質問まとめ(2月27日)|武蔵野市議会レポート
一般質問の中でピックアップした質疑のメモです。各議員の質疑からバラバラに取り上げているので、順不同、時系列に沿っていません。
・と→は各議員の発言要旨
(市長)は市長回答の要旨、(市)は部長級の市担当者回答の要旨
2月27日(木)
[こども]
▼学校給食
・給食無償化の影響は
(市)質や量への影響はないと考えている。どうしても不足する場合には補正予算をお願いしてきている。
→みかんが半分になっている。栄養価が足りているからいいということではない。こどもに悲しい思いをさせている。
(市)確かにその通り。今回は長らくみかんをお願いしていた熊本の事業者が体調不良で仕入れられず、別の事業者にしたところ値段が倍になってしまった。イレギュラーではあるが、こどもたちに残念な思いをさせてしまいお詫びしたい。
・サービスが一方通行にならないようにしてほしい
(市)タブレットなど活用しながら、特にコミュニケーションが取りにくい調理場のほうとのやり取りについても考えていきたい。
・給食のゲルマニウム半導体検出器による食材検査を続けるか
(市)すでに一定の役割は果たしたと考えていることから、今後は学期に1回の測定とする。
▼時間講師
・市講師や都講師の状況や待遇は
(市)市講師と都講師ともに約100名ずついる。市講師については、時給2950円と賞与あり。都講師は経験により異なり時給1950〜3480円。学校運営上の役割はなく、授業関係のみ。PCと机の用意はなく共有となっている。
▼ジャンボリー
・具体的な対策の状況は
(市長)雪解けを待ち、防護柵を設置予定。6月頃に完成すると見込まれる。
→結論を出すタイミングはどこなのか?7月から実施することになるがそのペースで大丈夫なのか。判断のプロセスについて見える化してほしい。
(市長)これまでは中止になるということがなく、その判断基準自体が設けられていなかった。昨年を契機にそうしたこともルール化してキャンセル対応などもきちんとできるようにしていかなくてはならない。最終的にはこどもたちの安全第一で、準備を重ねたい。実行委員会で視察を予定しており、市長も同日程かはわからないが視察するつもり。
・他市の状況や専門家への相談は
(市)三鷹市・町田市は近くに熊が出ておらず、昨年も決行している。他のキャンプ場などで電気柵を設置しているところに聞き取り中。長野県のNPOに専門的な相談をしている。
▼児童手当
・ギャンブル依存症などによる受給者変更について
(市長)個人情報にかかるため詳細は割愛するが、さまざまな事情で受給者変更の相談がある。
▼子育て支援
・産後ケアの稼働状況は
(市長)年間700人ほどが申請している、日帰り型ほぼ100%稼働率、宿泊型50〜80%程度、訪問型は迅速対応できている。特に日帰り型の予約が取りづらいとの声。市内事業者が来年度3から5に増えることから協議を続けている。
→一律での予約システム導入できないか
(市)それぞれの事業者がシステムを使っており、他自治体からも受け入れを行っていることもあって、なかなか統一は現状難しい。
・ゆりかご面接や健診の受診ない場合
(市長)ゆりかご面接申し込みなく、連絡がつかない場合は子ども家庭支援センターと連携し状況把握に努めている。保育園や幼稚園どちらにも通っていない場合は、自宅訪問などして状況確認している。
・ひとり親家庭訪問型学習 生活支援事業の状況
(市長)ここ数年ずっと満員だったが、前回15人定員にで11人となった。3月に募集を早めたことから新年度の様子見もあったかもしれない。見直して、定員割れの際は追加募集など行う。
▼中学校英語スピーキングテストESAT-J
・トラブルなどはどうか
(市)過去2年の受験において、特に何も生徒から声は出ていない。都は何かあれば連絡するよう伝えている。検証し結果公表することは望ましいと思うが、現状それを要望するには至らない。何かあればもちろん学校にも話が来ると思う。実態把握に努めることは必要。
▼中学校の特別支援学級の通学支援
・通学にガイドヘルパー活用はどうか
(市)現状通学に利用できない制度になっている。他の支援のやり方で対応したいと考えている。
・通学に時間がかかっていることで負担が大きい
(市)確かにそうだが、五中に新しくできることによって少し解消されるとも思っている。シンプルにバスを出してドアtoドアということではなく、子どもにとっての最善の利益考えたい。
▼武蔵野東学園
・高等専修学校での退学処分と撤回についてどう感じているか。
(市長)報道で知り、退学処分の撤回となったことにはひとまず安堵した。今何ができるのか、こどもの権利擁護委員は取組検討を続ける。
・グループホーム友愛寮閉鎖にともなって
(市長)在宅になった人数については個人が特定される可能性があるため開示できない。在宅であっても、日中活動自体は変わらずにできると思う。
→在宅を選択したということなのか?
(市)家族の意向として在宅となったという認識を持っている。
▼教育委員会と市長部局
・総合教育会議と教育委員会をオンライン傍聴できるようにしてほしい
(市長)まず総合教育会議は公開の会議のため、オンラインも考えていきたい。
[福祉]
・がん患者のアピアランスケア
三鷹市では医療用ウィッグや人工乳房などの費用助成がある。武蔵野市にはない。
(市長)前向きに検討していく。
・ギャンブル依存症やゲーム、ネット依存の相談体制構築状況は
(市長)都の計画を参考にしながら、窓口やハンドブックなど検討する予定。
→闇バイトをしてしまう経緯もギャンブルというのが多くある、小学校高学年からの予防教育が重要
[インフラ]
▼下水道
・八潮市の陥没事故を受けて
(市長)ストックマネジメント計画に基づき、優先順位をつけて点検している。2月には事故を受けて、重要な箇所の点検を通常清掃と合わせて行った。
・雨水対策で民間の大学の地下活用はできないか
(市長)下水道関連の施設を民間の土地に整備することは、存続の可能性や代替地の確保など含めて難しい。
→杉並にも影響が出ている、ゆっくりしていられない
(市長)善福寺川のすぐそばに住み、杉並の方々の苦労についてもよくわかっているが、簡単なことではなく、無計画に話をするようなものではない。やってくれるようなところがあるのならもちろん頼みたいくらいだ。まずは公有地から、最大限やれることをやってから。
▼都道
・女子大通りと花の通学路
(市長)都の優先整備路線になっているが、事業化の日程は未定とされている。花の通学路については市から事業化を働きかけていない。女子大通りは歩道が狭く、自転車利用者なども安全ではないことから、事業化を望んでいる。反対の声ももちろん聞いており、補償など都に丁寧な対応を求めている。このままではなかなか進まない、複雑な状況。今の歩道の状況も悪いのでそこだけでも先に手をつけられないか相談している。
・天文台通り
(市長)用地買収を進めている。所有者不明など課題も多い。たましん跡地413平米を購入し、4分割して代替地に充てている。
▼三鷹駅北口
・2030年に三鷹駅は開業100周年を迎える、南北一体となりエリア活性化を
(市長)現段階で100周年に向けては話していないが今後検討したい。交通環境基本方針の検討を進めていることから、それらを通してまちづくり進めたい。
▼吉祥寺駅南口
・井の頭通りの渋滞
(市)交通広場の完成によってだいぶ変わるとは思っている。
→吉祥寺駅へ向かうために右折できるようにならないのか。
(市)実車のタクシーが右折で入れないかという検討は令和3年度に行ったがバスもあり難しいという判断をした。
▼JRホームドア
・2030年とされていた予定が繰り上がり2028年度までの設置に向けて事態が動いている
(市)都の補助スキームがあるため、調整中。
▼緑化
・武蔵野プレイス前の公園(境南ふれあい広場公園)に市民参加で雑草を植えてはどうか
(市長)ワークショップでさまざま議論がなされ、広場の仕上げについてどうするかについてはこれから。憩いとイベント利用を鑑みた設えを検討していく。既存樹木の植え替えなども考えている。
[行財政]
▼待遇改善
・会計年度任用職員のベースアップや休暇制度について今後の方針は
(市長)令和7年度の早い段階で検討を行っていく予定。
▼公共施設
・マネジメントや施設保有量について
(市長)ファシリティマネジメントに他より早く取り組んだ。現状1人あたり2.05平米の保有量で基準とした2.08を下回っている。
・事務所使用料を市に納めていない団体などはあるか
(市長)生涯学習事業団が使用料を収納した記録ない。市民防災協会は市の事業協力を行っているため、使用料を納めていない。記者クラブは秘書広報課が管理するスペースのため、使用料納めていない。
(市)生涯学習事業団の件は歴史的経緯あり、しかし重く受け止めている。自主財源がないためどうするのが良いか、今後検討する。
(市)記者クラブは都や国と趣異なる、取り上げてもらえるようにこちらが働きかける立場というのもある。一方、記者クラブに入っていないフリーの方などでも、記者会見に参加できる。
・自治労の使用料いつから
(市長)平成26年3月に使用料条例を制定したことがきっかけで、自治労の使用料徴収を始めた。
▼非課税世帯への給付金
・給付金事業の予算や適切な対象について
(市長)今年度の予算において3事業、総予算で事務費含めて20億円、全額国の交付金。給付世帯の照合が難しいことは認識している。国の制度設計に基づいて支給している。
(市)課題がないとは思っていないが、まずはスピーディーに支給することを重視している。