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他の議員の一般質問まとめ|武蔵野市議会レポート

武蔵野市議会では、15名による議員からの質疑(一般質問)が2024年2月27日から29日に行われました。 さて、今回の議会では市長の施政方針・予算編成方針についての質疑(代表質問)を先にやっているため、そこで登壇していない議員のうち、事前に質問事項を提出した議員が一般質問を行います。いつも20名ちょっとくらいが少し少ないのはこのためです。 ちなみに他自治体の議会に比べると、質問をする議員の割合はかなり多いそうです。武蔵野市議会だと基本やるものという感覚ですが、実はそうではないそう。年に4回しかないのでフル活用したいところです。 一般質問は議員が自分で内容を決められるため、分野は多岐に渡りますが、それでもトレンドなどあり、割と内容が被る傾向にあります。今回2名以上が取り上げたテーマは、 ・能登半島地震を受けての防災減災対策 ・給食費無償化 ・HPVワクチン男性接種助成 ・こどもの居場所、多世代の居場所 ・武蔵野市子どもの権利条例の取り組み ・市長公約の住民投票条例の凍結とは ・市長公約の水素バスの実現性 ・公園管理体制の見直し ・国民保護計画についての取り組み ・教科書採択の経緯 このような内容が複数回登場しました。 市内小学校において発生した児童による盗撮事件について、教育委員会は非行行為と捉えており、人権道徳教育、いのちの安全教育、情報モラル教育の3つに重点的に取り組み、自分の大切さ、他の人の大切さについて指導していくとのこと。姿勢としては被害者の思いを第一にというコメントがありました。 また、市内私立学校における問題というのが、固有名詞を避けながら話題にあがりました。こちらは私学ということもあり、議会という場で取り上げることについての是非もあるため、慎重な対応が求められると考えます。答弁としては市の権限の説明があり、そのうえで子どもの権利条例の理念と救済制度についての解説がなされました。 こどもの権利という視点からすれば、市民の救済のために取り組むのが市の役割です。市民からの声を受け止め、でき得る対応を全力でやっていただきたいと思います。 3月初旬は各委員会が開かれ、市からの議案と市民からの陳情について、それぞれ審議されます。それが終わると中旬は予算特別委員会です。インターネット中継もありますのでぜひご覧ください。 https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1001139.html

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一般質問の振り返り|武蔵野市議会レポート

今回は市長が変わったことから、これまで何度か考え方を聞いてきた少子高齢化について、改めて質問をしました。 国がこの6年がラストチャンスと言っていることに対し、義務教育で危機感を学んできた身として、この20年何をやっていたのかという強い疑問をお伝えするとともに、基礎自治体としてどう取り組むか、住民の奪い合いをしている場合ではないと提起しました。 市長は国と同様の考えを持っているというお答えでしたので、これからの6年がラストチャンスであることを踏まえ、市の少子化に対する施策への提案を続けていきたいと思います。 また、今後さらに深刻化する担い手不足についても、シルバー人材センターしかないことへの疑問を伝え、働く世代や学生などがもっと仕事としてまちのことにかかわれるしくみづくりができないか提案しました。 そして子どもの権利条例が施行されて1年が経とうとするタイミングであることから、その実効性を高めるための質問、提案を多数させていただきました。 ・事務事業見直しのように全ての課で条例の理念実現に向けた検証をすること(施策や窓口業務など含めて取り組みを見直す) ・兵庫県川西市のサポートルームのように校内の居場所を充実させること(不登校に限らず体調不良など誰でも利用できる教室の設置と教室至上主義からの意識改革) ・校外でこどもが出入りするところと、官民問わずネットワークを構築すること(理念の浸透のみならず事故予防など情報共有にも) ・学びの場と居場所それぞれのニーズ配分はこどもにより異なるので横断的に細やかなサポートをすること(かかわる人が多いからこそたらい回しや対応漏れにも繋がる) ・未就学児の居場所を運営してきた団体と現状や今後の見通しなど情報共有をすること(こどもが来ないのでやめようかという悩みに対しての寄り添いや工夫) ・こどもの事故防止に全力を注ぐこと(時間なく再質問できませんでしたが事故情報の共有など都度やってほしいし親になる前の学びの部分でも積極的な情報提供が必要) こども関連は話したいことがあふれてしまい、時間が足りませんでしたが、条例ができたからこそやれることの徹底、拡充をお願いしたいと思います。 最後にこれまでも質疑してきたことから、産後ケア事業の利用実態把握と安全管理の徹底のために事業者と連携すること、12月の選挙についての振り返りについて質問をしました。過去の質疑についても定期的に振り返り、そのままにしないよう努めています。 小美濃市長になり初めての一般質問となり、細かい点は部長からの答弁というスタイルでしたが、市長には価値観や方針を問い、細かいことは部長からとなればやり取りとしては濃くスムーズな議論の展開になると感じました。今後も質疑の充実を図れるよう、こちらも準備の徹底をしていきたいと思います。 中継録画は速報版にアップされたのち、通常のアーカイブに入ります。ぜひそちらもご覧ください。 https://musashino-city.stream.jfit.co.jp

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一般質問の読み原稿|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2024年2月28日、事前に提出した内容に沿って一般質問を行いましたので、以下原稿を掲載します。全体的に前向きな答弁をいただくことができたと思います。 [読み原稿] 会派ワクワクはたらくの本多夏帆です。能登半島地震の発生から、まもなく 2 ヶ月になろうとしています。震災によって亡くなられたすべての方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。 今回は年始という、日常とは異なる行動を取っている方が多くいらしたと思います。私の身近なところでも、帰省で現地にいたという学生がいました。とにかく怖かったということはもちろん伺ったのですが、印象的だったのは、SNS での出来事です。 周りの友人たちが震災情報ばかりのテレビに飽きたなどと投稿する、確かにそうした気持ちがあることも理解するところではありますが、ものすごくショックだったと。 震災のような場合どうしても距離があると、当事者意識は生まれにくいものです。どこか他人事、あるいは無関心。すぐに忘れてしまう。それ自体がすべて悪いとは言えませんが、自分の行動がどのような影響を及ぼすかを想像することが重要と考えます。 すべての可能性を思いつくのは難しいかもしれませんが、だからこそ我々は学び、調べ、他者とかかわり、知らないことを知っていく。これが判断のもととなる思考の深さに繋がるのだと思います。 小美濃市長におかれましては、今回おそらくまず「聴く」という姿勢を重視されているのではないかと受け止めています。私も議員活動において、まず聴くというのを大切にしています。そこからのスピーディーな判断、決断というものは大変さもありますが、それこそ政治のあるべき姿であり、リーダーたるものと考えます。 職員の皆さんや専門的知見を有する方々とも力を合わせて、そして議会、市民の皆さんとも一丸となって、武蔵野市がより暮らしやすく心豊かなまちとなるよう、市長の実行力をお願いしたいと思っております。これからどうぞよろしくお願いいたします。 それでは通告に従い、少子高齢化との向き合い方や子どもの権利条例の実効性を高めること等について質問いたします。 1.少子高齢化とどう向き合うかについて まず(1)日本全体の少子化について市長の見解を伺います。このテーマは、私が議員になってから何度か質問をしてきたことですが、今回市長が変わられましたので、改めて伺います。 ちょうど昨日の発表ですが、厚生労働省によれば 2023 年の日本人の出生数は全国で 70 万人台前半になる見込みで、8 年連続減少、国が統計を取り始めた 1899 年以降、最も少なくなる見通しです。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は将来推計人口で、76 万人を割るのは 2035 年頃と見込んでいましたが、実際は 12 年早まった形となっています。 少子化について、先日の記者会見で林官房長官は「少子化の進行は危機的な状況にあり、若年人口が急激に減少する 2030 年代に入るまでのこれからの 6 年程度が少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンスで、対策は待ったなしの瀬戸際にある」と述べています。 以前にも議会でお話をしたことがありますが、少子高齢化で大変なことになるぞというのは、私が義務教育で学んだことです。真っ赤な顔をしてたくさんの高齢者を担ぐ働く世代のイラスト。私が中学を卒業してから 20 年が経ちました。この 20 年間、ラストチャンスを迎えるまでこの国はいったい何をしていたのでしょうか。 人口が減少傾向にあるということ自体は大きな流れとして仕方がないと思います。しかし、あまりに急速な人口減少は、社会、経済にとって大きな打撃、混乱を招きます。少子化への取り組みは、武蔵野市にとって他人事ではないと考えています。 そこで(2)武蔵野市としての少子化に対する取り組みの方向性について伺います。基礎自治体における少子化の議論は、人口の流出入の話に終始してしまい、私はこれはある意味自治体同士での住民の奪い合いをしているだけで、少子化という大きな流れに対する施策という視点には立っていないと考えています。 武蔵野市の特徴として若年層の女性の単身世帯が多いことから合計特殊出生率が上がりにくいこと、出産のタイミングでどの市区町村に住んでいるかなど、数値的に見ることが難しいのは理解していますが、そもそもの少子化に対してどう考え、取り組んでいくのかということを議論したいのです。 そして、先日の第六期長期計画調整計画における検討においても、武蔵野市における全分野にかかわる課題として、担い手不足をどうするかということを挙げさせていただきました。 (3)まちの各所における担い手不足についての方策を伺うという質問ですが、今後急速な人口減少が進むと、この課題はさらに深刻な状態へと陥ることとなります。持続可能なまちであるためには、少子化への取り組みとともに、まちの中での活動をどう皆で担っていくのか、抜本的な見直しが必要と考えます。 2.武蔵野市子どもの権利条例の実効性を高めることについて 昨年 4 月に武蔵野市子どもの権利条例が施行され、もうすぐ 1 年が経とうとしています。そこで(1)本条例が施行されてからの武蔵野市の取り組みを伺います。 私は乳幼児が 3 人家におりますので、周知広報のためのクリアファイルなどが郵送されてきたことは存じ上げています。どちらかというとそした周知広報については、取り組まれたことを実感しているのですが、それ以外の取り組みを知りたく、今回の質問をしました。 関連して(2)本条例施行にともない、庁内における検証等取り組みを行ったのか伺います。こちらは条例施行にともない、庁内ではどのような取り組みをされたのかということです。 検証というのは具体的に、例えばすべての部署で行われていること、施策、窓口業務などなど、子どもの権利条例にあるものが反映されているか、する予定があるかといったことのローラーをかけたか、事務事業見直しのように取り組みを見直してブラッシュアップしていくことが必要と考え、提案も含めて質問したく思いました。 次に、具体的な施策を取り上げて(3)学びの場や居場所の選択肢を増やすための施策についてです。 まず①オンライン授業の実施はもちろんのこと、自宅や校内外における学びを支援するために、市が取り組むことについて具体的に伺います。 小美濃市長の公約にはオンライン授業の実現というのがあり、また今回の施政方針演説の中でも、具体的な書き込みがありました。オンライン授業は感染症対応だけでなく、学びの場の選択肢のひとつとなるものです。学校に行けない、行かないお子さんが学びや交流にもたどり着くことができます。 ハード面・ソフト面ともに早期の整備、充実した内容へとしていっていただきたいと思います。今回の質問では、オンライン授業だけでない学びの場の選択肢を考え、市の取り組みを伺うものです。 次に、②小中学校内における居場所に関する取り組みについて伺います。昨年、文教委員会で兵庫県川西市の校内サポートルーム事業を視察しました。ひとつの教室を校内の居場所として使い、すべての児童生徒に使う権利がある。 不登校だけでなく体調不良のお子さんなども来ていて、とにかく誰でも使っていいそうです。勉強したり絵を描いたり、友達やスタッフとおしゃべりをしたりとそれぞれが思い思いに過ごします。さまざまな施策をやってきてそれでも不登校のお子さんが減らなかったことから、校内の居場所を充実させるように考え方を切り替えたそうです。 人員配置に課題があるという話を当時聞いてきましたが、兵庫県自体が今回の予算で、県内の校内サポートルームに支援員を配置する予算を組んだそうなので、これもまた児童生徒との安定的なコミュニケーション、サポートルームの運営に繋がっていくものと思われます。 この事業における肝と感じたのは、教室が一番!教室が絶対!ではなく、教室以外にも学びの場・居場所があるのだということを、大人もこどもも意識改革することだということです。 教室に行くことが難しい理由はさまざまです。先生も保護者も、こどもたち自身も、多様な学びの場や居場所についての理解をし、互いを尊重することが、こどもの健やかな成長に繋がるものと考えます。 武蔵野市においては、こうした校内の居場所があるところもあればないところもあると思います。そうした実態についてお聞かせいただければと思います。 そして③校外の居場所との市の連携体制を伺います。先程の川西市のお話では、校内サポートルームを整備するとともに、校外の民間のフリースクールなどの調査も行って、すべての視察を行いリストアップ、保護者からの問い合わせに対してそのリストを提供しているということでした。 市が運営しているものではなくても、すべて視察したうえで、保護者やこどもの相談に乗れる体制を作れていることは理想的であると感じました。今回の都の予算においても、フリースクール利用への補助制度があり、学校外のそうした居場所についても、利用ニーズがさらに高まってくるのではないかと考えます。 また、フリースクールのような居場所だけでなく、例えば塾や習い事の教室、スポーツ施設など、こどもたちが出入りしている場所というのは民間でも多数あると思います。公共施設でもコミセンや図書館など多数居場所と言えるところがあるでしょう。そうしたところと連携はできているのでしょうか。 こどもの権利条例が施行され、周知広報や具体的な取り組みはどこまで広げられているのでしょうか。校外の居場所との連携体制を伺います。 さらに、④未就学児の居場所について今後の方向性を伺います。今回の施政方針演説において、0123 の今後についてはお話がありました。市内では多数の子育て広場など未就学の居場所になっているものがあると思いますが、私がよく伺っているところは以前に比べて全然こどもが来なくなっているとの課題感をお持ちで、市の職員さんが広場に来たときにもその話題になりましたが、どこも同じような実態があるということもお話されていました。 これはある程度保育園に入れるようになったことや、そもそもこどもが減っていることなども原因と思いますが、こうした状況の中でボランティアで広場をやられている方々からすれば、もうやらなくてもいいのかな?と戸惑いや寂しさのようなものも、私自身は感じ取っているところです。 こうした現状について、市はどうかかわりを持つのだろうかと、例えばデータの部分、人口やこどもたちの動きについて情報共有をする、他にやってほしい活動があるとか、何かそういったかかわりは持てないのだろうかと考えました。市の方向性を伺いたいと思います。 (4)こどもにかかわる事故を減らすための施策についてです。①全国の保育施設等での痛ましい事故報道が続いています。つい先日も、世田谷区の保育施設で、生後 4 ヶ月のお子さんのうつ伏せ寝による死亡事故が起きました。これだけ 0 歳児のうつ伏せ寝はリスクが高い、してはいけないと言っているのに、それでもやっていたということのようです。 強い憤りを感じるとともに、なぜ?と思う気持ちでいっぱいです。昨年の決算特別委員会でも保育における事故について伺いましたが、改めて市の状況と対策を伺います。 ②市内の家庭での事故発生状況と対策を伺います。 昨日も大変悲しい事故が起きたというニュースがありました。福岡県の小学校で、1 年生のお子さんが給食のうずらの卵を喉に詰まらせて亡くなられたとのこと。こちらは原因やその場での対応などがどうだったのか、これからの究明になると思いますが、こうした事故の報道を見るたびに本当に残念でなりません。 日本小児科学会のこどもの生活環境改善委員会によるリーフレットには、窒息を起こしやすいものとして、ぶどうやミニトマト、さくらんぼ、ピーナッツ、球の形をした個包装のチーズ、うずらの卵、ソーセージ、こんにゃく、白玉団子、あめ、ラムネといった丸くてツルッとしているものや、餅、ご飯、パン類などの粘着性の高い食品、そしてリンゴや生のにんじん、水菜、いかといった固くて噛み切りにくいものについて、注意喚起がなされています。 窒息ゼロを目指すためには、こども側の原因と食品側の原因の両方をできるだけ減らすための行動をと呼びかけられており、こうした事故情報などを知識として知り、この食品を全く食べないということではなくて、切ってから提供するとか、食べるのを急がせないなど、各自が対策をきちんと実行することが大切であると改めて思います。 武蔵野市役所のロビーでも、消費生活センターからの広報で家庭内でのこどもの事故を防ごうという呼びかけがなされています。軽微なものは把握できないと思いますが、命にかかわるような重大なものについて、状況や対策などを伺えたらと思います。 ③こどもに関連した交通事故や、未成年・若者等の自転車・電動キックボード等利用時の事故の状況や対策について伺います。 もうすぐ新年度です。春は動き方が変わり、交通事故のリスクが高まります。我が家も小学生入学を控えたこどもがおり、今必死に交通ルールや道順を勉強しています。それでも毎日一緒に歩く中で、何度ヒヤッとすることがあるかは数え切れません。 また、昨今、自転車や電動キックボードの事故についても、強い危機感を持っています。未成年だけでなく若者というところでも、多くの事故が起きていると SNS で話題にもなりますが、利用できるエリアは徐々に増え、利用者自体も増えているものと推測されます。状況や対策を教えてください。 3.過去に質問したことの進捗等について (1)産後ケアの予約が取りづらい状態についての調査、また改善されたかを伺います。この 1 年でも、産後ケアが提供される市内施設も増え、拡充が進んでいることを実感しています。 がしかしやはり私自身は予約の取りづらい状態にぶつかってしまい、結局享受することはできませんでした。周囲でも同様の声が聞こえてくることから、再度産後ケア事業の状況について伺います。 (2)2023 年 12 月に行われた武蔵野市長選挙につき、力を入れた取り組みや新たな施策、今後の課題等について伺います。こちらは選挙のたびに伺っていますが、今回は急な選挙になったこともあり、人員配置や周知広報などさまざま大変なことがあったのではないかと思います。その辺りもお伺いいただければ幸いです。 以上、壇上より質問いたします。よろしくお願いいたします。

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2023年9月一般質問の原稿を掲載します|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 先日行った一般質問の読み原稿を掲載します。話しながら少しずつアレンジしていたりもするため、メモのような内容で恐縮です。 正確なものは議事録掲載をお待ちください。中継動画はこちらからご覧いただけます。あわせてご活用ください。 以下登壇した際に読んだ原稿です。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。夏の思い出についてひとつ、今年は武蔵野市議会での友好都市訪問ということで、市議会としては7年ぶり、私にとっては初めての長野県安曇野市へ行くことができました。 0歳児を育てている身として、参加をほぼ諦めているような状況でしたが、こどもと一緒にでも参加ができるようにと議長をはじめ皆さんが動いてくださり、安曇野市議会の皆さまもあたたかく迎え入れてくださって、視察への参加が実現しました。  こうした機会について無理して行かなくてもいいんだよという考えもあったり、オンラインでもいいんじゃないということもあったりします。 もちろんケースバイケースだとは思いますが、同じ組織に属する者として、同じ経験をし認識を合わせておくというのは、組織の成長、発展にとっても重要なことであると考えています。だからこそ参加できるなら参加したいと考え、これまでもそうしてきました。  私は議員としてこうしたことを当たり前にしたいという気持ちはあれど、周囲の理解、協力があってこそいろんな人がいろんな活動ができる、要所要所で助け合いながら生きている、武蔵野市議会そして議会事務局をはじめとする武蔵野市の寛容さを改めて実感した経験となりました。この場を借りてお礼申し上げます。  さて、そんなひと夏を過ごす中で、地域においてまたさまざまなふれあいがありました。そこからの着想で重たい内容にはなりますが、今回は命を大切にする武蔵野市の多様な取り組み等についてといタイトルで大きく3つ質問をしたいと思います。  「いのちを大切にする」武蔵野市の多様な取り組み等について 生と死に向き合う市民に武蔵野市ができることについて  どちらかというとこれまで妊娠出産や育児といった、いのちの始まりの部分にフォーカスした質疑を多くしてきましたが、地域の中にいると、当然にそれと同じくらい「死」と向き合う場面があります。  行政書士という仕事柄、相続や成年後見といった手続きのお話を伺うこともありますが、現在の市役所もそれは同様ではないでしょうか。市のホームページでも、お悔やみのページには手続きや葬儀、戸籍についてといった事柄が並んでいます。 これまでも多くの議員からお悔やみコーナーの設置や、手続きをわかりやすくすることなどの指摘はなされてきています。これはこれでとても大切なことだと思いますが、今回テーマにしたいのは別の視点、もうひとつの福祉です。  もうひとつの、と申したのは、今回改めて考えてみた福祉の意味にあります。こうした自らの死や身近な人の死に向き合うことを考えたとき、武蔵野市のどこで相談したらいいのだろうと考えると、おそらくは福祉総合相談窓口になるのではないかと思います。そもそもこの窓口はどこに相談したらいいかわからないとか、複合的な問題を抱えているといった場合に相談することができるものです。 困りごとや生活への不安をコーディネーターの方に聞いてもらうことができ、課題の解決に向けて分野横断的に連携対応するという体制になっています。  総合して相談できるということになっているのはとてもありがたいことなのですが、そもそもこの福祉というのは一体なんなんだろうと。議員としてここにいると、当たり前のように使う言葉ですが、生活している中で福祉という言葉ははっきりと中身がわかるものなのか?疑問がわきました。 市のホームページでもこの相談窓口について、福祉に関してという前置きがついていますが、どこからどこまでが福祉なのか、その具体的内容というのは一般にイメージできるものなのでしょうか。  福祉という熟語は、福も祉も、しあわせ、さいわいを意味する漢字から成り立っています。英語でいうとwelfareよく生きるという単語が近いものとされていますが、これを調べているときに見つけた社会福祉法人伊豆の国市社会福祉協議会の解説はいたってシンプルで、「ふだんのくらしをしあわせに」と福祉の頭文字をとって書かれていました。 なるほど〜と思いました。ふだんのくらしをしあわせにするために、困っていることや不安なことについて相談できるのが福祉総合相談窓口である、これが本来的な意味合いなのではないかと。 次のテーマでもあるこどもの権利条例の部分とも重なりますが、これくらいわかりやすくあるいは大きな風呂敷を広げておかないと、困っている市民となかなか繋がることができないのではないかと思います。  このように、福祉的な相談といったとき、今回のテーマにしている死というものにおいても、手続きや支援制度云々といったことだけでなく、精神的な部分での支援、市民の幸せを実現するための体制、取り組みが必要と考えています。これは分野的に言えば心の健康ということでもあります。  おそらくこういった相談が仮に総合相談に来た際、健康分野に連携されるのだと思いますが、相談したところからは、どうなるのでしょうか。そもそも、武蔵野市はこういったケースに対応しているのか? 死というものに向き合ったとき、その不安を吐露できる場所があるのか。ただただ辛い、怖い、悲しいといった感情を出せるところはあるのか。健康のための予防的取り組みは多数見ます。体操もあります。でも病気になって行けなくなってしまう。もう治る見込みもない。余命宣告を受ける。参加していたコミュニティーから離れてしまう。 そのままもうできることはないのか?死ぬまでがふだんのくらしではないのか?市の書類のどこを見ても予防、認知症を知る、障害を知る、最後まで安心して住み続けられる、そこまでです。そこまでもとっても大事ですが、私は最後まで、市民の幸せを考えられる、市民のいのちを大切にする市政であってほしいと思い、今回の質問をすることにしました。  (1)市民が「死」について考える取り組みが市によって行われているか伺う。  (2)死を目前とした市民のQOL向上のための市の施策について伺う。  (3)身近な人の死に向き合う市民に対する市のサポート体制について伺う。  武蔵野市子どもの権利条例の実効性を高めることについて  この4月から、こどもの権利条例が施行されたわけですが、次の動きとしてはこどもプランの策定というのが大きなところかと思います。条例の推進体制としても、目標設定や検証について、8月にリリースされた逐条解説でも説明がなされています。そこで、  本条例が施行されてからの武蔵野市の取り組みの変化を伺う。  施行後の反応はどうでしょうか。特にこどもたちの反応は気になるところです。第六期長期計画・調整計画の策定プロセスにおいて実施された、住んでる住みたい武蔵野市を中高生世代が考えようというワークショップが5月にありました。 その報告書を見ますと、こどもの権利条例ができたがどうかという問いかけに対して、難しそうとか、何か自分たちにプラスがあったかというとそんなに出てこない、正直に言うとあるんだなと知っているくらいといった反応があったようです。  当然これはこの参加者の中でという声にはなりますが、まだまだその変化というものは見えるかたちにはなっておらず、これからだというタイミングなのはつくる側の視点であり、私としてはせっかく世に出したのだから、そのタイミングを逃さず啓発やPRなどしていくのも体感を広げるには良いのではないかなと思ったりします。  他にも、このワークショップでの中身には、興味深い声が多数ありました。少し紹介をしますと、学校の相談室や保健室は悩みがあっても気軽に行けない、自分の弱みを握られるという感覚があるそう、また武蔵野市のホームページを見に行ったことはないとか、こども向けのイベントはたくさんあるが中高生向けのものを探すのはかなり困難であったとか。 こうした点はこれまでも議会でも話が出ていたと思いますが、すぐに改善することができるものもあるのではないでしょうか。そこで、  (2)第六期長期計画・調整計画策定プロセスにおけるワークショップ「住んでる・住みたい武蔵野市を中高生世代が考えよう」や第三期産業振興計画策定プロセスにおける市民等ワークショップなどにおいて、若い世代の声が生々しく可視化されているものと考えるが、市としての分析、気づきについて伺う。  そして、以前からこのこどもの権利条例を策定するにあたり、何度もテーマとして出てきたと感じているのが、自分たちの声を言葉にすることが難しい幼少期のこどもたちについてどう動いていくのかということです。  (3)声として可視化されにくい幼少期のこどもたちの価値観については、どういった調査や分析を行い、施策へ反映するのか伺う。  こどもたちの考え、好き嫌いといったさまざまなものをひっくるめて価値観という言葉を使いましたが、かなり広い、また意思というものとも少し意味としては離れるかもしれません。がしかしそれくらい幼少期のこどもたちの声を分析するというのは難しいことだと思っています。取り組みについてお聞かせいただければと思います。  子育て支援におけるハード面の整備について  (1)おむつ替えや授乳スペースなど、子育てに必要なハード面の整備について、現在不足していると認識しているところがあるか、またその改善予定について伺う。  →公園のそばにトイレやベビールーム的なものがないことで困っているという声  (2)公共施設において、例えば女性トイレにあるおむつ替えシートが男性トイレにはないといった、保護者の性別により子育てを阻害しているところがないか伺う。  →トイレ、幼児用の小便器、おむつ替え台、武蔵野総合体育館は多目的更衣室ある、プールは?  (3)ハードが多数整備されていたとしてもその情報が子育て世帯に届かないと利用に繋がらないが、市公式サイトの施設マップなどでの工夫を伺う。  →市関連施設のページでマップが見られる、施設ごとにアイコンで説明があるが、機能から検索できないので不便…これは子育て世代だけの問題ではない…平成30年度決算特別委員会でも指摘したが、サイトリニューアルで変わらなかった点。授乳やおむつ替えであればすくすくにMAP掲載あるがそこへの導線はどうか。

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どうする?学童クラブでの昼食提供ー他の議員の質疑から|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 こちらの学童クラブでの昼食提供についても6月議会でさまざま議論が噴出、今回にも続いている内容です。 市内でもさまざまクラブごとに対応がなされている状況で、家からの持参のみのところもあれば、保護者が主体となって注文したお弁当を配布する取り組みをしているところもあります。 現状、クラブ側ではスタッフの業務範囲を超えることから配食に保護者の立ち会いが必要となっていて、そうしたことも負担ではといった議論がなされているところです。 これも他の自治体で動きがどんどんと出てきていて、市が取りまとめて注文をしたり、全ての日ではないにしても給食を提供したりし始めていることから、業務範囲やアレルギー対応など、課題をクリアしながら進んでいくものと感じています。 8月の文教委員会でも給食についての議論があり、今後学校だけでなく市立保育園への給食提供がされるようになる見込みとの報告がありました。バランスの取れた質の高い給食が、市内のさまざまなところで安価に供給されるようになるならば、これはこども子育て支援に大きく繋がるものと考えています。 現在提供されていないチャレンジルームなどのこどもたちの居場所や、幼保施設に通っていないこどもたちにも、食にアクセスできる状態が作れると良いのではと提案をしています。 武蔵野市の給食は財団が担っているため、少子化を考えるといかに提供の裾野を広げていくかといったことも、今後の事業計画として必要ではという指摘もありました。 法的な枠組みなどもあるとは思いますが、公共サービスにおける食事提供というのは非常に大きな役割・生活の根本の部分を担うものであるため、効率化を図りながら拡充をしていってほしいと考えています。 その他、関東大震災から100年を受けての防災対策や特別支援教育における体制、保育園整備の補助金不正受給などさまざまな質疑がありました。補助金不正受給については今回の文教委員会で報告があるとのこと、また詳細をお知らせします。

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どうなる?給食費無償化〜他の議員の質疑から|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 他自治体で広がる給食費無償化。6月の議会でも多くの議員が取り上げ、今回も話題になりました。 答弁からは市長は実施したいという考えだが、武蔵野市は計画重視の市政であるため、市民や議会の理解を得なくてはならないとのこと。現在は長期計画の議論の中で、有識者や市民に意見交換をしてもらっている段階だそうです。 私自身、質を低下させない給食費無償化については選挙時のちらしにも掲載し、子育て支援の取り組みとして賛同するところではありますが、実際にかかる費用として毎年約5億円。子どもたちについての優先順位として、ここから着手するのが良いのかどうか?考えていかなくてはならないと思います。 5億円あれば学校でこどもたちとかかわる大人を何人増やすことができるでしょうか?具体的に考えると、例えば1名あたり年間500万円として、新たに100人採用できます。小学校12校、中学校6校、それぞれの学校に5名ずつ、フルタイムでないとするならばさらに人数を増やすこともできる金額です。 財源の考え方として、当然他の分野から子育てに持ってくれば、給食無償化も人員増加も両方ともできるのかもしれません。少子化が止まらないことを鑑みれば、できることはなんでもやりたい、私もそう思っています。 ただしそれには相当な調整の積み重ねが必要で、かつ今の財政状態は良くても、今後の学校改築や他の公共施設改修により武蔵野市の貯金はほぼ使い切ることになるのが見えています。人口減少社会の中で、どこに税金を投入していくのか、きちんと議論をしなくてはならないのは間違いありません。 23区において一気に給食無償化が広まり、このままだと「多摩格差」と言われる状態になってしまうとも評されています。 そもそも区とはリソースが全く異なるため、それをどう考えるのか、はたまた東京都や国といった大きなところで一律に議論すべきことではないかとも言われています。武蔵野市の動きに注目するとともに、この国全体での少子化、こども子育て支援の議論へも働きかけていく必要があると思います。

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「命を大切にする市政へ」一般質問を行いました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。9月の市議会定例会がスタートしました。 議員がそれぞれ考えて質疑を展開する「一般質問」。今回はこの夏に感じたことをベースに大きく3つのテーマで市と議論しました。 全体的に前向きな回答をいただくとともに、市の考え方についての理解が深まったので、今後のさらなる提案に繋げていきます。以下、主なポイントです。 ①死と向き合う市民に市ができること 地域で過ごす中で、生まれる命もあれば死を迎える場面に居合わせることもあります。市の取り組みでは相続など手続きのことばかりがテーマになりますが、最後の最後、不安や悲しみを吐露する場はないのか、死と向き合うことに、コミュニティのちからを活かすことはできないのか、これからの新たな視点としての提言を行なったつもりです。 市からは「市民に真に寄り添う体制づくりを検討する」という答弁をもらいました。私たち自身が、身近な人の最後とどのようにかかわるか、自分の最後をどう受容していくのか、大きな課題であると考えています。 ②子どもの権利条例の実効性を高めよう! 4月から施行された子どもの権利条例を受けての市の取り組みの変化はどうか伺い、中高大生の参加した市のワークショップでの声を聴き、すぐに改善できるようなことへの後押し、親になる世代への啓発などもお願いをしました。 新しい取り組みが多数生み出されることになると思います。学ぶ当事者であり続けなくてはと思うばかりです。 ③子育てに必要なハードの整備は十分? おむつ替えや授乳スペース、公園でのトイレなど、子育てに必要な機能が整備されているのかということについて質疑しました。 武蔵野市は公共施設の配置基準がありますが、機能やサービスについての配置というのはあまり検討にあがらない印象を持っています。私の生活する三鷹駅北口はいくつかの公共施設がありますが、授乳スペースはいっこうにできません。 機能面からの配置というのはどうやらこれまでの考え方にはないようなので、このあたりは考え方として今後深掘りをしてみたいと思います。また、設備があっても周知広報がうまくいかなければ使用率は上がらないので、その工夫もお願いしました。 事前に提出した質問については、ひとつ前のブログで紹介しています。数日内に録画もアップされますので、市議会中継ページをぜひご覧ください。読み原稿は2023年9月一般質問の原稿を掲載します|武蔵野市議会レポート | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)へ。

お知らせ

2023年9月一般質問を行います|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。まだまだ暑い日が続きますね。季節の変わり目は体調を崩しやすいかと思います、気を付けていきましょう。 さて、9月はまるまるひと月、市議会の定例会が開かれます。 議員が事前に提出した質問に沿って質疑を行う一般質問に始まり、常任委員会にて市からの議案や市民からの陳情審議、そして今回は決算のある定例会となるため、令和4年度の決算についての集中審議も特別委員会で行われる予定です。 私は決算の委員も務める予定のため、最近の市政におけるテーマやいただいている相談などを一般質問と決算審議、また文教委員会など振り分けをしながら、一般質問の事前提出を行いました。 多岐にわたるテーマがあるため、どこで何を質問するか、効率的に組まないとすべてをやりきれないのが難しいところです。 ということで今回の事前提出内容を以下に記載します。大きく3つのテーマで質問を組んでいます。これから細かな原稿書きです、伝わる内容になるよう、頑張ります。質疑は9月6日の予定です。 ▼市議会の詳しいスケジュールなど定例会開催のお知らせ|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp) 一般質問の提出内容 件名 「命を大切にする」武蔵野市の多様な取組等について  (要旨)  生と死に向き合う市民に武蔵野市ができることについて  (1)市民が「死」について考える取り組みが市によって行われているか伺う。  (2)死を目前とした市民のQOL向上のための市の施策について伺う。  (3)身近な人の死に向き合う市民に対する市のサポート体制について伺う。  武蔵野市子どもの権利条例の実効性を高めることについて  (1)本条例が施行されてからの武蔵野市の取り組みの変化を伺う。  (2)第六期長期計画・調整計画策定プロセスにおけるワークショップ「住んでる・住みたい武蔵野市を中高生世代が考えよう」や第三期産業振興計画策定プロセスにおける市民等ワークショップなどにおいて、若い世代の声が生々しく可視化されているものと考えるが、市としての分析、気づきについて伺う。  (3)声として可視化されにくい幼少期のこどもたちの価値観については、どういった調査や分析を行い、施策へ反映するのか伺う。  子育て支援におけるハード面の整備について  (1)おむつ替えや授乳スペースなど、子育てに必要なハード面の整備について、現在不足していると認識しているところがあるか、またその改善予定について伺う。  (2)公共施設において、例えば女性トイレにあるおむつ替えシートが男性トイレにはないといった、保護者の性別により子育てを阻害しているところがないか伺う。  (3)ハードが多数整備されていたとしてもその情報が子育て世帯に届かないと利用に繋がらないが、市公式サイトの施設マップなどでの工夫を伺う。 

活動報告

2023年6月の一般質問は?|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。議会が始まり、新しい任期での最初の一般質問を行いました。 今回は主にこども子育て関連。いただいた相談事項をいくつか散りばめながら展開しました。 やりとりのまとめ版を載せたのち、通告した質問要旨を掲載します。さらっと知りたい方はぜひまとめ版までご覧ください。 当日のやりとりまとめ版 ▼武蔵野市の育業推進の取り組みは?・市はワークライフバランスの大切さについて発信を続けている。 ▼育児休業中のきょうだいの学童利用について・育児休業を取得するとそのきょうだいが学童に入ることはできない(退所)→こどもの居場所にもなっている、保護者にとっても大切な相談の場、とはいえ定員があることも認識。まずは特別な事情がある場合は相談をとあるのでそこでぜひ丁寧に対応してほしい ▼学童クラブのアンケートや第三者評価の結果から・学童クラブ利用の保護者の就労実態の多様化は認識しており、民間学童の設置含め検討続ける・人数の多いところはスペースの拡大やクラブの分割などを検討し落ち着いて過ごせる環境を・学童クラブ第三者評価からの課題はそれぞれ全体で検討し対応していく ▼こども誰でも通園制度と保育人材の不足について・働いていなくても保育園を利用できるとされるこども誰でも通園制度の詳細はまだ国から来ていない、現状でも保育士の確保などは大変な状況。現状働いていない場合に利用できる一時保育を拡充してきている。 ▼小中学生の荷物が重い問題・小中学生の荷物についてはタブレット導入後も対応に工夫を求めてきている→小学校から中学校へ進学した際に変化に戸惑いがあったそう、さらに取り組みをお願いしたい ▼認可保育を1ヶ月休むと退園になるというルールについて・認可保育での長期欠席でやむを得ないと想定されるのは、子や親自身の入院など→保護者の親の看護などで遠方へ行くのに、1ヶ月と2日で退園とされたケースがあるが、規則上はおおむね1ヶ月と記載がある。保育のしおりでは原則1ヶ月、どちらが正しいのか。待機児童が少なくなってきたからこそ見直しを、個別具体なケースについては寄り添いをお願いしたい。他の自治体では多くが原則2ヶ月〜となっている。 ▼産後ケアのさらなる拡充へ・産後ケア事業を拡大してきた、コロナ禍での受け入れ中止もあり予約が取りにくい状態だったと思う。今後もニーズに合わせて対応を考えていく→生後半年を過ぎると休養目的で利用できるはずの日帰りや宿泊型は使えなくなる。訪問型で休養ができるよう時間を伸ばすなど検討してほしい ▼市のホームページで情報にたどり着きやすくするために・市のホームページの階層構造は他にも影響を与える、トップページなどからたどり着きやすくするなど工夫を重ねたい 通告した質問要旨 件名 「こどもと子育てを応援するまち」のさらなる実現に向けて等について(要 旨)1.「こどもと子育てを応援するまち」のさらなる実現に向けて第六期長期計画では、子どもと子育てを応援するまちの実現を目的のひとつに、さまざまな施策が計画されている。第六期長期計画・調整計画策定の議論では、さらなる具体的な提言へという発言もあり、残りの計画期間においてより一層充実した支援の実現が望まれることから、以下質問する。 (1)「育業」と武蔵野市の保育・学童保育制度の関連について①「育業」の推進と市の取り組み令和5年4月から改正育児・介護休業法の一部が施行され、労働者 1,000 人超の企業は男性の「育業」取得率の公表が義務化された。 こうした法改正を契機に、性別を問わず誰もが育業をしやすい環境整備、機運の醸成が望まれている。武蔵野市における「育業」推進の取り組みについて伺う。 ②育児休業による保育や学童保育での取り扱い複数名のこどものいる家庭の保護者が、そのうち 1 人のこどもに対する育児休業を取得した場合に、別のこども(きょうだいとなる者)の保育や学童保育における取り扱いについて伺う。 ③「育業」推進と学童保育利用の考え方市の学童保育の案内には育児休業中は原則入会要件に該当しないとされ、そのうえで「育休中であっても家庭で監護できない特別な事情がある場合はご相談ください」と記載がある。 「育業」が推進される中で、この原則が見直されることはないのか、また例外となる「特別な事情」とは具体的にどのようなものが想定され、またどのような判断基準があるのかを伺う。 ④学童クラブアンケートに見る実態令和4年度の「武蔵野市学童クラブアンケート調査結果報告書」において、保護者の働き方の多様化や、契約書だけでは見えない残業時間の存在、育休での退所についてなど具体的な指摘や要望がある。こうした実態に対する市の考え、今後の方向性を伺う。 (2)こども・子育てを応援する各種施策について①学童クラブの第三者評価結果令和4年度の「学童クラブ第三者評価結果報告書」を受けて、課題として指摘されている以下の点についての他のクラブを含めた調査検討状況、今後の対応について伺う。ア 地域連携のさらなる促進(開かれた学校づくり協議会への参加や他の連携)イ こどもが落ち着いて過ごせる環境の工夫ウ 保護者からの苦情解決のための仕組みの確立エ ヒヤリハット報告書等の活用 ②こどもたちの成長を支える人材の不足国政では、働いているかを問わず柔軟に利用できるとする「こども誰でも通園制度」を始めるとする報道がなされている。 これまでも求めてきた、柔軟な保育制度の実現に寄与すると感じる一方で、保育や学校など、こどもたちとかかわる人材の少なさや待遇について依然として課題が多い。市の現状と対策について伺う。 ③登下校時の荷物について「ランドセル症候群」なる言葉もあるほど、小中学生の荷物の重さについては毎年のようにメディアでも目にすることが多い。ア 小中学校の登下校時の荷物について、市としてはその重さに対してどのような考えを持っているか、またその基準を定めているか伺う。イ タブレットと教科書の併用がスタートし、「置き勉」などのルールの変更はあったかを伺う。ウ 実際に昨夏は長期休暇前の荷物の持ち帰りを行う児童が、帰り道の途中で途方に暮れているのを見かけて思わず声をかけたことがある。日常的な荷物に加え、長期休暇前の対応についても変化はないのかを伺う。 2.市民からの相談や過去質問してきたことについて①保育所等の長期欠席令和5年度の保育施設のしおりには「原則 1 か月を超えて休むことはできません。ただし、里帰り出産等やむを得ない事情があると市が認める場合には、3か月以内であれば休むことができます」と記載がある。 このやむを得ない事情として想定されていることはどういったことか、また市の判断基準はどこにあるのかを伺う。 ②産後ケア事業のニーズと拡充産後ケア事業については利用者の満足度も高く、さらなる拡充を行なっていただいているが、予約が取りにくい状況について把握しているか、またその改善や、現在は相談が主となっている訪問型について、時間数を伸ばし在宅での休養目的の利用拡大が望めないかを伺う。 ③市のホームページにおける情報の見つけやすさいざ情報を探そうと思ったとき、階層が奥まっているためになかなかたどり着かないことが多い。 例えば、昨今市民参加をより促進するために公共施設の改築に関連してワークショップなども多数行われているが、市の計画などについては所管別になっているため、どこが担当しているかを知らないとなかなか見つけることができない。 サイト内の検索機能もあるが、古い情報に行きつくこともあり探し方に工夫が必要な状態である。前回のリニューアルでこの階層については課題とされなかったのか、今後の対応についても伺う。

お知らせ

議会での質問検討のためのフォームを作成しました|お知らせ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 4年間の任期が終わり、そしてまた始まりました。2期目とはいえ、ひとつの節目だなぁと。支えていただいた感謝をまたエネルギーにして、頑張っていきたいと思います。 5月もいろいろありますが、6月から本格的に議会が始まります。フリーテーマで質問できるものもあるので、情報収集のためにフォームをつくりました。 1期目は自分でテーマ設定することが多かったですが、2期目はさらにご相談などいただく機会を増やしていきたいと思います。お気軽にお声掛けください。 フォームはこちらから