BLOG

ブログ

2026年5月、成蹊大学において、議員・事業者としてお話をする機会をいただきました。
授業のテーマは「プレゼンテーション」です。
市議会議員として行う市への「一般質問」は、問いかけをしながら政策提言を行うのがメインです。その手法をお伝えすることで、プレゼンテーションの多様性や、政治家が行っていることは未来への「提案」であるということを知っていただけたのではないかと思います。

▼ワーク1:実際の質問通告書から課題を読み取る
講義では、実際に私が市に提出している「通告書」の現物を共有し、そこから課題と対策を読み取ってもらうワークを行いました。
グループディスカッションでは、学生たちが真剣に課題を探し、勇気を持って発表する姿が印象的でした。

今回取り上げたテーマは「投票所における撮影の禁止と投票の秘密を守ることについて」です。自分たちの身近な行動がどういった社会課題に繋がっているのか、「なぜ?」と掘り下げることで、より深い理解に結びつけられたと感じています。

▼ワーク2:身近な学校への疑問から行動の重要性を知る
そのうえで、今度は「学校に対して思っていること」について具体的に考えて発表してもらいました。

様々な意見が出たところで、私から「その声を学校に伝えたことがあるか? 伝える手法を考えたことがあるか?」と問いかけてみました。学生たちからは「確かに何も行動したことがなかった」「アンケートの存在に気づいていなかった」といった気づきが生まれました。

何かを変えたければ、まずは自分が行動し、声を発することが大切である。

この主権者としての基本の姿勢を、肌で感じてもらうことができた瞬間でした。

▼ワーク3:武蔵野市の地域課題をテーマにディスカッション
最後に、これまでの内容を踏まえ、武蔵野市の地域課題についてプレゼンテーションを行うためのテーマ決めを行いました。

学生からは、以下のようなリアルな視点が多く挙がりました。

・身近な道路問題や信号の時間の長さ
・地域に銭湯が少ないこと
・家賃が高いこと

これに対し、私からは事実ベースでのフィードバックを行いました。

・なぜ道路問題の解決には時間がかかるのか(個人の財産権との関係)
・なぜ銭湯が減ってしまったのか(歴史的な背景)
・家賃問題に対して、他自治体が行っている家賃補助と定住条件の政策例

課題に気づくだけでなく、なぜそれが簡単に進まないのかという現実の難しさ、その中で何ができるのかを継続して要望していく重要性など、多角的な気づきを得てもらえたのではないでしょうか。

▼政治の「提案力」と、教育現場への期待
私自身、地域の課題と対応を「提案」という形で組み立てることの重要性を再認識するとともに、教育現場における主権者教育の可能性に強い期待感を持ちました。

この大学での経験をもとに、直後の市議会定例会でも一般質問を行い、大学生と市との関係構築・交流の重要性を提言しました。

市外から市内の大学に通う学生であっても、武蔵野市への愛着やモチベーションを高めてもらうことは、市の未来にとっても大きなチャンスです。住民ではないからと線を引くのではなく、市が積極的に関わることが大切です。

市側からも、市内にある5大学との連携の中でも考えていきたいとの前向きな答弁がありました。今後の具体的な取り組みに、しっかりと期待し、注視していきます。