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本多夏帆

本多夏帆です。2020年に入り最初の一般質問、産後に被ることは間違いなかったのでやるかやるまいか、かなり悩んでいました。

結局やることにしたのは「提出が間に合うように生まれてきたから」というなんともよく分からない理由。実際退院日の翌日午前中までが原稿締切で、あと1日遅く生まれていたらもう間に合わないというところだったので、これはやれということだなと勝手に考え決行した次第です。

なんだかんだいって一度も休むことなく、今のところ中座もなく、議会に参加できています。最初は眠すぎて倒れるかと思いましたが…骨の痛みもおさまってきて、なんとか座っています。ありがたいことです。

では、原稿をそのまま掲載します。下記原稿を読み終えたのち席に戻り、答弁に対し再質問をしていきます。そこは議事録が出てくるのをお待ちください。

今回の一般質問時の原稿

ワクワクはたらくの本多夏帆です。私事ですが、今月無事に出産を経て戻ってまいりました。妊娠中はさまざまなご配慮・ご心配をありがとうございました。大袈裟なようですが、何があるか分からないのが出産です。母子ともに元気に戻ってこられたことに幸せを感じております。前回の質問時にも言った通り産後の方が心身ともに大変ですが、皆さまのご理解のもと、こうして役割を担えることに感謝しております。

そんな中我が家では、私が育休を取るのではなく、夫が1年間の育休を取ることを選びました。まだまだ珍しいことかもしれませんが、これまた貴重な経験になると考えています。
今まさに直面しているからこそ分かる課題を浮き彫りにし、良い方向へ変えていけるよう、今後も努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は任期が始まって4回目の一般質問です。1年の締めくくり、そして次年度に向けた回であると考え、これまでに質問させていただいた内容を振り返ってみました。保育や教育、産業振興等、数々のテーマを扱ってまいりましたが、今回は私が最も力を入れている「柔軟な働き方と柔軟な子育ての実現について」、そして質問時に前向きなご回答をいただいたと認識しております「市民の市政参加と政治参加を支えることについて」をピックアップして質問をしたいと思います。

1,柔軟な子育てを支えることについて
私は、柔軟な子育ての実現のためには、柔軟な働き方の実現が必要と考えております。フルタイムでないと保育園に入れない、落ちたら復職できない、保育園に入りたいからフルタイムで復職する、こんな風に0か100しか選べない、現場ではもはや選べてすらいないのかもしれませんが、そんな状況が全国の待機児童問題に言えると考えます。柔軟な子育てと柔軟な働き方はどちらも密接な関わりがあり、卵が先かニワトリが先か、両側で改革が進められていかないとなかなか状況が変わらないでしょう。そのため、行政、民間企業ともに改革をしていく必要性を感じております。そのうえで以下質問いたします。

⑴令和2年4月認可保育施設の一斉入所申込につき、結果に対する評価を伺います。
次年度に向け、認可保育施設の新規設立や認証保育所の認可化等の施策が行われています。その中で、私の周りでも受かった、落ちたと、一次の結果では喜びだけでなく悲痛な叫びも耳にしました。その後二次の調整も行われた状況ですが、今回の結果について市はどう評価をされているのでしょうか。昨日の代表質問でも何度も出ておりますが、結果に対する評価をお願いしたいと思います。なお、斡旋まで完了していないので現時点での評価で構いません。

⑵多様な保育ニーズに対応するための定期利用保育事業や地域型保育施設における余裕活用型一時預かり事業につき、進捗を伺います。
こちらは待機児童が減っていかないとなかなか難しいという御答弁を以前いただいておりました。柔軟な保育を実現する一つの手法であると大変注目している施策ですので、ぜひ力を入れていっていただきたいと考えておりますが、事業の進捗はいかがでしょうか。

⑶幼児教育・保育の無償化につき、運用してみての課題や、市民から出た要望とそれに対する市の考え・対応を伺います。
昨年10月から始まった無償化ですが、数ヶ月が経ち、運用もある程度落ち着いてきたのではないかと思います。その中でどのような課題が出てきているでしょうか。運用側も利用側も事務が増えているというのは昨日伺いました。他にも何かあれば具体的にお教えください。
また、無償化について私のところにも市民の方々からさまざまな声が届いていますが、市へはどのような要望が出ているでしょうか。また、それに対して市はどう考え、対応をされているか、今後するつもりかを伺いたいと思います。

⑷保育の質・学童の質の向上というのが計画等に頻出しますが、向上したいと考えている質とは具体的に何を指すのか見解を伺います。
例えば「保育の質」と調べると、一般的な定義としてはOECDのものが出てきます。「子どもたちが心身ともに満たされ豊かに生きていくことを支える環境や経験」これがその定義です。子どもプランや保育ガイドラインを見ても質の定義については記載がないと認識しています。市の具体的な考えを伺いたいと思います。
ここが定義づけされていないと、何を持ってして質が向上したとするのかという検証の問題が出てきますし、またどうやって質を向上するのかという個別的な具体策についても検討が難しいと思います。
今も子どもプランや予算案等に具体策は数々出てはいますが、1つ1つ施策がバラバラに出てきているような印象を受けます。策を講じる根拠となる「質」とは何を指すのでしょうか。

2,市民の市政参加を支えることについて
第六期長期計画策定の過程にも見られたように、武蔵野市では市民参加の歴史がしっかりと築かれてきました。また、審議中の自治基本条例案の中でも、市民参加の方法について議論が深められたと感じています。その中で、
⑴策定委員会に類する会議体が、より市民に開かれたものとなるための施策につき、検討の進捗を伺います。
こちらは前回の定例会において質問し、WEB中継等はすぐにというのは難しいものの、資料のホームページ掲載はなるべく早く行えるのではないかといった前向きな御答弁をいただいたと認識しております。その後検討がどうなったか、お聞かせいただければと思います。

3,市民の政治参加を支えることについて
政治の世界に飛び込んで約1年、これまでも選挙には必ず行く人間でしたが、あまりに何も知ることなく投票していたなと反省しているところです。私含め議員による議会活動、政治活動を通じて周囲への働きかけを行っていく必要があるのはもちろんですが、市が市民の政治参加を支えることにより、より良い市になっていくことに繋がっていくはずです。そのために2点質問します。

⑴令和2年度の各種選挙に向け、市民の政治参加を支えるべくどのような施策を行う予定かを伺います。
⑵そのうち特に投票率の低い若年層に向けての活動内容を伺います。

以上、御答弁よろしくお願いいたします。

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