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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今回は4年間の振り返りをざっくりとですがしてみたいと思います。

コロナ禍という有事での議会経験

4年間のうち3年間はまるまるコロナ禍という事態で、その意味では非常にイレギュラーな議会活動を経験させてもらったと思います。

1年間、よくわからない状態で通常の活動をヒイヒイ言いながら経験したと思ったら翌年は感染症の拡大。臨時の招集が多数あり、補正予算や国/都から来る施策の審議と可決、また中止や延期になる市の事業の嵐…

何が優先でいま新しく何をしなくてはならないのか、情報収集と価値判断をとにかく積み重ねていかなくてはならない圧倒的な期間だったと振り返ります。

ベテランの議員からは、よく東日本大震災のときの議会エピソードが出ることが多くありました。有事の際、議会というものがどう機能するのか、どうすれば機能的に動けるのか。

これぞ備えあれば憂いなしで、今回は議会でオンライン会議の活用・練習も多数行われてきました。まだまだ議会活動に実装とまではいきませんが、それでもこれまでに比べれば大きな前進だと思います。

任期中の出産について

必要性に迫られるという観点で言えば、この4年間で第二子・第三子の出産を私自身が経ることとなり、武蔵野市議会では初めての任期中出産議員となりました。

私が議員となる以前に、議員の産育休についての議論があったそうですが、直面したときにとそのままになっていたようで、いざそのときがやってきたわけです。

妊娠中や出産後の活動についてどうするのか問われ、私自身は兼業議員であり仕事も休まないので(経営者は産育休制度がありません)議員活動も基本的に休まず続けるという選択をしました。

ただ当然何かあった場合には休みを取ることも考えますということで、健康に留意をしながら活動させてもらうことにしたのです。

これは第一子の出産・育児を経ていてある程度経験があったことや、会社員である夫が育休を1年間取得することができたというサポート体制があったからこその選択であり、皆が皆そうすべきとは全く思っていません。

むしろ「選べる」ことが大切だと考えていて、出産以外でも休みたいときに休める、そうした議会であることが必要と考えたためにこうした行動を取りました。

武蔵野市議会は特別な理由があれば休むと届け出ることができます。これには出産も含まれますし、病気になったり、介護であったりしても、特別な理由に当たります。

当然私もこのことは中に入ってから知ることになりましたが、こうしたことを私自身が発信することによって、多様な状況にある人が議員を目指せる、そうであってほしいと思います。

産後は議員の控室で何度も授乳をさせてもらいました。そうしたことに対して武蔵野市議会は寛容な場所です。地方視察やさまざまな活動においても他の議員や議会事務局の皆さんにお声がけやたくさんの配慮をいただいて、私自身出産育児を両立させることができ、心から感謝しています。

次の記事へ続きます。

4年間を振り返って②|2期目への挑戦 | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)