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2期目への挑戦

選挙公報が公開されました|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。選挙期間がスタートし、2期目への挑戦を行っています。 全戸配布・駅や公共施設で配布される「選挙公報」が公開されました(新聞のようなあれです)。 今回も議員としての姿勢や選挙期間中の行動についてお伝えし、その他細かい政策などはホームページやSNSにてとしています。限られた文字数の中でいかに興味を持っていただけるかを考えて作成しました。 武蔵野市ホームページでのpdf公開はこちらからご覧ください。とはいえ、こういうとき紙媒体は見やすいなと感じます。ぜひチェックしてみてくださいね。

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政見動画企画が公開されました|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。選挙期間となり、2期目への挑戦を行っています。 今回、地域の事業者さんたちが有志で企画された「政見動画」が公開されました。私も事前に撮影に行き、スタジオで撮っていただきました。 動画は3分で一発撮り、原稿持込もなしということでとても緊張しましたが、なんとか時間めいっぱい使ってお話することができました。ぜひご覧いただき、周囲の皆さまにもこんな企画があるよとお伝えいただけましたら幸いです。 1人でも多くの方が地域のまちづくりに関心を寄せ、広く深い議論によって施策が充実していくよう、尽力していきたいと思います。 政見動画はこちら(Youtube)からご覧ください。

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ご推薦をいただいた団体について|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2期目への挑戦、選挙期間に突入しています。 今回も、4年前に引き続き2団体より推薦をいただきましたのでご紹介します。 東京行政書士政治連盟さま 自身が行政書士であることから、ご推薦をいただきました。行政書士は暮らしや事業のさまざまな手続き、書面作成のサポートなどを行う仕事で、行政とも深くかかわりがあります。 コロナ禍では特にこうした手続きの必要性が高まり、各種支援金の申請などについても、各地で行政書士が多数活動しました。 私自身もそうした手続きに多数かかわり、そこで感じた課題、行政にやってほしいサポートなどの提案に繋げることができました。今後も現場での気づきを大切に、専門家としての知見の活用についても、さらに市へ提案していきたいと思います。 東京都社会保険労務士政治連盟さま 自身の母が社会保険労務士でありかかわりがあることから、ご推薦をいただきました。社会保険労務士も年金などの個人の手続き分野から、企業の人事労務環境の整備など、さまざま行政に関連する業務を行っています。 昨今の働き方改革然り、企業体質の改善など、よりよい環境をつくるための活動が注目されています。また、行政書士同様、成年後見業務も取り扱っており、福祉分野でも広がりを見せています。 こうした士業・専門的知見を有する方々と市が連携し、住民福祉の向上を目指すことは大切です。各士業の制度趣旨を理解し、的確に提案へと繋げていきたいと思います。

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本多夏帆の選挙戦|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。いよいよ選挙期間がスタートしました。応援、ご協力本当にありがとうございます。 まずは、私の選挙スタイルについて3つのポイントをお伝えします。 選挙カーは使いません! 4年前同様、選挙カーは使用せずに街頭活動を行います。こどもたちのお昼寝や、大人の方でも休んでいる方、体調の悪い方などもいるでしょう。また昨今、在宅勤務の方も急増しています。 多様なライフスタイルがある中で、選挙カーによるマイクの使用は生活を邪魔してしまうことが多くあると思います。 移動に使うのは良いと考えますが、大音量でアピールをするやり方は、現代のしかもこの都市部において住宅などが密集している状況で、デメリットのほうが大きいと考えています。 これらのことから、本多夏帆は選挙カーを使わず活動します。主に日中、3つの駅前付近でお話をする機会を多く設けていきますので、ぜひお話しにお越しください。毎日のタイムリーな情報はTwitterで発信します。 リアルとオンラインのハイブリッド活動を! 選挙期間は特に皆さん朝から晩まで駅に立つといった活動が多く見られますが、じっくりと情報交換をするには、日中の活動も重要と考えています。 三鷹・武蔵境・吉祥寺3つの駅周辺でバランスよく活動し、お話する機会を作っていきたいと思います。 また、自身が子育て中ということもあり、2、3時間に一度は授乳休憩が必要なこと、朝早く・夜遅くの街頭活動が難しいことから、オンラインでの活動もあわせて展開します。 できる限り情報をブログや動画でストックし、皆さんがご自分の都合のいい時にチェックしていただけるよう工夫します。TwitterスペースやYoutubeライブなども利用し、リアルタイムでやりとりができる機会も設けていきます。 対立より共創を 最後に選挙戦でのスタンスです。前回出馬した際もこの言葉を掲げて取り組みました。 選挙はそれぞれの考えのぶつかり合いでもあります。議論することはとても大事ですが、相手を蹴落とそうとしたり、見下したり、そういったことはなんら、このまちのためにはなりません。 そういった姿勢では、当選後の議会活動でもコミュニケーションがうまく取れなくなり、結局のところ住民福祉の向上には繋がらないと考えます。 リスペクトを忘れず、誠意をもって選挙活動に取り組みたいと思います。 以上、私の選挙スタイルについてお伝えしました。この内容は選挙公報や配布ちらしにも掲載しています。そちらもぜひチェックしてくださいね。

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16日16時三鷹駅北口からスタート!|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。このたび、2期目を目指して武蔵野市議会議員選挙に立候補しました。皆さまのご協力のおかげです。 子育てと働く真っ最中の議員が議会には必要です。応援いただきたく、よろしくお願いいたします。 下記のとおり、初日4月16日の活動を行います。 4月16日(日)活動予定13時~ボランティアさん集合16時~出陣式@三鷹駅北口17時~三鷹駅北口でお話、ちらし配布 16時頃から三鷹駅北口ロータリーにおいて、第一声と呼ばれる最初のお話をさせていただきます。ぜひ多くの方にお集まりいただけたら幸いです。 お忙しいところかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 毎日の活動予定はTwiiterなどでも発信します。1週間賑やかになりますが、よろしくお願いいたします。私の選挙スタイルについては次の記事↓でお伝えします。 本多夏帆の選挙戦|2期目への挑戦 | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)

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兼業議員を続ける理由|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今日は別の仕事をしながら議員をするという「兼業議員」について書いてみたいと思います。 私は兼業議員として、自分の事業も続けながら議員の職に就いています。具体的には会社経営と行政書士業です。議会活動は不定期なので、年間のスケジュールを週にならしてみると、週の半分は議会、半分は自営業という感じで動いているかなと感じます。 兼業議員であることについて、若い世代が議員にチャレンジするためには、4年に一度選挙があるということからその不安定な状況を鑑み、議員のセカンドキャリアを考えて兼業を継続するという考え方もあると思います。 一方、私自身はそうした理由ではなく、自営業に取り組む中で社会を知ることができるのと、社会を変える手法は官民両方に可能性があるからという理由で兼業を続けています。 自営業に取り組む中で社会を知ることができるというのは、課題解決の経験値はもちろん、顧客やスタッフなどとかかわる中で暮らしの生の情報を手に入れることができるということです。生活に最も身近な政治といえる市政に携わる中で、こうしたかかわりは自分の尺度や判断力を担保するものと考えています。 政治家は「現実を知らない」とか「雲の上の存在」などと揶揄されることも多く、そうしたことにならないようにという危機感もあります。まちの中の機微のようなものを、感覚として持っていたいという想いです。 社会を変える手法が官民両方にあるというのは、自分自身が子育てと仕事の両立に悩み、大人もこどももともに過ごせる施設を自営で始めたことに起因しています。 民間企業として待機児童問題に対し新しい選択肢を提供することができたと思うとともに、制度を作っているのは行政であるので、そちらにも声を届けていかなくてはならない、そう考えました。 社会を変えるのに、手法はさまざまあります。どの方向からどうやって取り組んでいくか、さまざまな角度からチャレンジをすることで少しずつ動かしていくことができると思います。1人でできることには限界がありますが、やれることにはすべて取り組んでいきたい、そういう想いで現在は兼業議員をしているところです。 確かに子育てもあり、時間的制約は限界値に近いと感じています。しかしやれることはやる。たとえ少しずつでも変えられることを知っているからです。 特に私を含む30代が議員を務めるのは、なかなかに大変だというのが現実だとは思います。結果的にこの世代の議員が少ない、出馬しにくい環境であるとも言えるでしょう。 私の場合は夫が会社で育休を取ることができたり、実家が近かったりとサポートを受けやすい状況にあるのが大きいと感じています。現実、余裕があるとは言えませんがなんとか取り組むことができている(と思う)というところです。 住民の世代構成とかけ離れた議会でいいのでしょうか。私はそうは思いません。生きている社会背景が異なるのが世代、年代が異なっても代弁してくださる方はもちろんいますが、生の声を届ける存在が誰もいないのは問題です。なるべく住民の世代構成と似たような議会構成となるのが理想です。 兼業だと活動が足りないのではないか、片手間でやっているのではないかというご指摘をいただくことがあります。消極的な理由ではなく、積極的な想いを持ってすべてを両立させているということをお伝えしたくこの記事を書きました。 私自身はさまざまなフィールドにおいてもっともっとやりたいことがあると思っています。すべてが中途半端にならないようにするのが目標です。こればかりは最後精神論になってしまいますが、なんとかやりくりをしながら、強い気持ちを持ち続けて取り組んでいきたいと思います。

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4年間を振り返って②|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今回は4年間の振り返り後編です。 議会という組織について 議会は4年間でメンバーが入れ替わるため、組織として前進していくのが非常に難しいという実感があります。連続性があるようでないので、どうしても組織としての成果に結びつけるのが難しいのです。何かを変えようと議論している間に任期が終わってしまう。 会社のようにそもそも同じ方向を向いているといった組織でもないので、興味関心も優先順位もバラバラ。話をまとめるのにかなりの労力がかかるというのがよくわかりました。 例えば議会改革と題して議会のさまざまなルールや体制について、主に議会運営委員会で議論がされてきましたが、まず任期スタート時には新人との情報量に差がありすぎるので少ししてから課題の洗い出しがあり、それから順番に問題を整理して改善案が検討されていく。これであっという間に4年間が終わりとなりました。 とはいえもちろん何も変わらないということではなくて、例えば大きなこととして今回は会議中に水分補給できなかったのが持ち込み可となり水が飲めるようになり、上述したように妊娠中や産後はとにかく水分をというところでとても楽になりました。 小さなようで実は大きな変化だと思います。昔からずっとあるきまりをきちんと見直し、時代に合わせていくのは議会内でもとても大切です。 また、議会広報委員会でも広報誌やSNS、中継などについての議論が継続的に行われており、広報誌「市議会だより」は300号でのリニューアルに向けて前進をしています。 一方インターネットでの発信がまだまだ弱い傾向にあり、私なんかは紙よりネットをさらに充実させてほしいと訴えるものの、まだまだ力及ばず具体的なかたちにまでは持っていくことができませんでした。 こうしたところは利用する媒体やほしい情報の違い、デザインの好みなど、どうしても世代的な部分が出るところだと思います。 紙がいい人もいればネットがいい人もいるわけなので、両方に対してアプローチをしたい、そう思うわけですが、変化に対応するためにはさらに予算が必要になる。このあたりで議論がとまってしまいます。 自身でも議会でニーズを伝えるとともに、もっともっと若い人たちにも議会に興味を持ってもらって、こういうものがほしいとか知りたいといった声を届けてもらわなくてはならないと思うばかりです。 4年間を振り返って 総じてこの4年は、このまちのことを知り、「人間」について学ぶ期間であったと思います。キラキラとした部分だけではなくて、さまざまな感情、価値観、本質的な部分はどこにあるのかを探し求めていくこと、課題解決のためには何が必要なのか。 ときに難しい判断をしなくてはならないこともありましたが、最後は決断をすること。本当にいろんな経験をさせていただきました。 足りなかったこととすれば、リアルでの活動でしょうか。子育て中そしてコロナ禍もあいまって、オンラインでの活動が多くを占めることとなりました。 本当は市内の施設見学ツアーなど会派ワクワクはたらくのメンバーで企画したこともあったのですが、このご時世、実現させることができないままとなってしまいました。 それでもネット上では、匿名・お顔もわからない関係性ではありますが、この期間にたくさんのご意見やリアクションをいただくことができ、いつも励まされ、また学びや刺激をいただいてきたと感じています。 これから迎える選挙において不安はありますが、この4年間で出会えた皆さんとのつながりを大切に、今後もリアルとオンラインのハイブリッドで活動を発展させていきたいと思っています。 こうして振り返ってみると、議員という貴重な役割を担わせていただいたことによって、私自身はさまざまな知見を深めることができ、たくさんの出会いに恵まれました。 このことを忘れず心に留め、これからもまちの人たちのために力を尽くしていかなくてはと思わされます。歩みをとめずに、さらなる挑戦を続けます。

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4年間を振り返って①|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今回は4年間の振り返りをざっくりとですがしてみたいと思います。 コロナ禍という有事での議会経験 4年間のうち3年間はまるまるコロナ禍という事態で、その意味では非常にイレギュラーな議会活動を経験させてもらったと思います。 1年間、よくわからない状態で通常の活動をヒイヒイ言いながら経験したと思ったら翌年は感染症の拡大。臨時の招集が多数あり、補正予算や国/都から来る施策の審議と可決、また中止や延期になる市の事業の嵐… 何が優先でいま新しく何をしなくてはならないのか、情報収集と価値判断をとにかく積み重ねていかなくてはならない圧倒的な期間だったと振り返ります。 ベテランの議員からは、よく東日本大震災のときの議会エピソードが出ることが多くありました。有事の際、議会というものがどう機能するのか、どうすれば機能的に動けるのか。 これぞ備えあれば憂いなしで、今回は議会でオンライン会議の活用・練習も多数行われてきました。まだまだ議会活動に実装とまではいきませんが、それでもこれまでに比べれば大きな前進だと思います。 任期中の出産について 必要性に迫られるという観点で言えば、この4年間で第二子・第三子の出産を私自身が経ることとなり、武蔵野市議会では初めての任期中出産議員となりました。 私が議員となる以前に、議員の産育休についての議論があったそうですが、直面したときにとそのままになっていたようで、いざそのときがやってきたわけです。 妊娠中や出産後の活動についてどうするのか問われ、私自身は兼業議員であり仕事も休まないので(経営者は産育休制度がありません)議員活動も基本的に休まず続けるという選択をしました。 ただ当然何かあった場合には休みを取ることも考えますということで、健康に留意をしながら活動させてもらうことにしたのです。 これは第一子の出産・育児を経ていてある程度経験があったことや、会社員である夫が育休を1年間取得することができたというサポート体制があったからこその選択であり、皆が皆そうすべきとは全く思っていません。 むしろ「選べる」ことが大切だと考えていて、出産以外でも休みたいときに休める、そうした議会であることが必要と考えたためにこうした行動を取りました。 武蔵野市議会は特別な理由があれば休むと届け出ることができます。これには出産も含まれますし、病気になったり、介護であったりしても、特別な理由に当たります。 当然私もこのことは中に入ってから知ることになりましたが、こうしたことを私自身が発信することによって、多様な状況にある人が議員を目指せる、そうであってほしいと思います。 産後は議員の控室で何度も授乳をさせてもらいました。そうしたことに対して武蔵野市議会は寛容な場所です。地方視察やさまざまな活動においても他の議員や議会事務局の皆さんにお声がけやたくさんの配慮をいただいて、私自身出産育児を両立させることができ、心から感謝しています。 次の記事へ続きます。 4年間を振り返って②|2期目への挑戦 | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)

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次に向けた想い|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 前回の記事「私が考えるまちの役割②」ではインフラ整備や福祉の充実を図ること、人権を尊重し個々に寄り添うことについてお伝えしました。 今回はまとめとして、次に向けた想いを記します。 4年間の議員活動を経て-次に向けた想い 1期目の4年間はこのまちのこれまでをよくよく知ることのできた期間だったと思います。 行政の行うことはやたらと時間がかかる!と言われますし私もそう思っています。 一方この期間は、どういった手続きや流れを踏んでいるのかについても知ることができ、ではどうするか、どういったところから提案をしていけばいいかといったことを、まだまだこれからではあるものの理解することができたと感じます。 若者(いつまで若者とするか諸説ありますが最近の内閣府調査では30代も含まれるようなのでそうします)として議員の役割を担うには、知識不足や特に経験値の不足を感じることがあります。 また、議員活動だけでなく子育てや仕事と両立する兼業議員として時間的余裕のなさも自覚しています。 ただ、それでもこの役割を担いたいと思うのは、議会という場は本来多様な住民で構成されるべきところであり、年代で見たときに明らかに偏りがあるからです。 リアルな若者の声を届けたい、30代は私ひとり、ましてや26人中20代は今ひとりもいません。私が自分よりさらに若い人たちの世代を代弁することはかなり難しいと感じています。生きている時代背景が全く異なるからです。 地域で活動したい、より良い状態をつくりたいと奮起する若者を育てるつもりで、ぜひ人材に投資をしていただきたいと思っています。私自身は地域に育てられている、そう実感しながら日々生きています。 長々と述べてきましたが、こうした考えと想いを胸に、次の任期を務めさせていただくべく準備を始めたいと思います。 現在議会が開かれていますのでまずはそこへ尽力しつつ、会期が終わりましたらさまざまお願いをさせていただくこともあるかと思います。お忙しい中とは思いますが、応援と、少しでもお力添えいただけますと幸いです。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 Twitter・公式LINEでは最新情報をお届けしています!ぜひ追加をお願いいたします。

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私が考えるまちの役割②|2期目への挑戦

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 前回の記事「私が考えるまちの役割①」では学びやボランティア/事業などさまざまな活動を支援すること、コミュニティや「ゆるいつながり」を支援することについてお伝えしました。 今回は後半の2つです。 インフラ整備や福祉の充実を図ること 暮らしのベースとなるのがインフラと福祉です。ここがしっかりとしているからこそ、それぞれがのびのびと生活することができます。 道路や上下水道といった基盤となるものは、将来に向けて財政をきちんと見ながら、計画的に整備を続けていくことが大切です。 また、公共施設においても、巨額な投資をすることになる一方で、少子高齢化・人口減少社会が進行することも念頭に置かなくてはなりません。 利便性や質の向上に取り組みつつも、必要性の検討や社会の変化に対応できる柔軟性を持たせながら改編を行っていくことが重要と考えます。 そして、前向きに生活をしていくには、福祉の充実が欠かせません。武蔵野市では福祉総合相談窓口ができて、分野を横断していっぺんに相談することが可能になりました。 とはいえ、窓口ができたことに満足してはならず、ここで重要なことは多様な悩み、課題に対して的確に対応することができるかという点にあります。 福祉から外れるとなればそれもまたたらい回しのようになってしまうかもしれず、例えばこどものことにおいても妊娠期から切れ目のない支援をということで相談体制はありますが、健康、経済、育児、保育、学校…と各分野にとなるとどうしても一括では難しい現状があります。 何度も何度も同じことを説明しなくてはならない、働きながら、子育てやあるいは介護をしながら、そうした日常生活の中で相談をするのも大変なことです。 保健センターの大改修において、こども子育て支援施設もあわせて増築されることになりましたが、現在の保健センターの位置を考えると市内全域からそこに相談を集約するということではなく、生活圏の身近な場所で気軽に相談できる体制づくりが必要です。 自身が行政書士という士業/手続きの専門家としても活動している観点から、このような個々の課題に対応するには、そのヒアリングとコーディネート力が問われると考えます。 市の職員がそうしたスキルをというのはもちろんですが、専門家活用や市内のさまざまな施設、そして市民のネットワークなども活かしながら市内全域で福祉の取り組みが充実していくように働きかけていきたいです。 人権を尊重し個々に寄り添うこと 人権を尊重すること、これはどんなときでもベースとなる考えだと思います。そんな中で、カテゴライズするなら人ではなく課題で!常々そう考えてきました。行政が課題を整理する際、どうしても人を集合体として捉える傾向があります。 例えば女性が、高齢者が、障がい者が、外国人が、こどもが…というように、カテゴリとして捉えて施策を打つことが多くあるのです。国の予算づけから来る影響とも言えるでしょう。 そのメリットも確かにあるのかもしれませんが、デメリットもあるのではないでしょうか。「縦割り」と批判される原因のひとつだとも思います。 個々に困っていることは異なり、そう考えないと、制度の狭間に落ち込んでしまう人も出てきます。最も身近な行政である自治体=市だからこそ、個々に目を向け寄り添い、課題解決を図るべきです。 例えば武蔵野市では女性に向けた相談事業は多数存在しますが、男性の相談はというと東京都の窓口へと案内されてしまうことが多くあります。そのことを指摘すると、女性向けの相談を侵害するのかと他の議員から言われることもありますがそうではありません。 DVで困っている人、シングルで子育てしている人に男性もいることは事実です。女性のほうが多いのは確かで、でも男性が0なわけではない。であるならば、事業の量は差をつけたとしても相談事業を0にしていいことにはなりません。 これはすでにある女性向けの事業を侵害するということではないのです。なぜ困っているのか?に目を向けたとき、施策の打ち方は変わると思います。 この点については今後男女平等に関する施策を検討するにあたり、ニーズのリサーチをするという回答を市からもらうことができました。ちょうど2023年に調査が行われることになっており、変化に向けて期待しているところです。 引き続きこうした個々の課題に着目する取り組みを推進していきたいと思います。 ここまで、私が考えるまちの役割を2つの記事に分けてお伝えしてきました。次回は2期目への挑戦に向けた想いについてです。