他の議員の一般質問まとめ|武蔵野市議会レポート
武蔵野市議会では、15名による議員からの質疑(一般質問)が2024年2月27日から29日に行われました。
さて、今回の議会では市長の施政方針・予算編成方針についての質疑(代表質問)を先にやっているため、そこで登壇していない議員のうち、事前に質問事項を提出した議員が一般質問を行います。いつも20名ちょっとくらいが少し少ないのはこのためです。
ちなみに他自治体の議会に比べると、質問をする議員の割合はかなり多いそうです。武蔵野市議会だと基本やるものという感覚ですが、実はそうではないそう。年に4回しかないのでフル活用したいところです。
一般質問は議員が自分で内容を決められるため、分野は多岐に渡りますが、それでもトレンドなどあり、割と内容が被る傾向にあります。今回2名以上が取り上げたテーマは、
・能登半島地震を受けての防災減災対策
・給食費無償化
・HPVワクチン男性接種助成
・こどもの居場所、多世代の居場所
・武蔵野市子どもの権利条例の取り組み
・市長公約の住民投票条例の凍結とは
・市長公約の水素バスの実現性
・公園管理体制の見直し
・国民保護計画についての取り組み
・教科書採択の経緯
このような内容が複数回登場しました。
市内小学校において発生した児童による盗撮事件について、教育委員会は非行行為と捉えており、人権道徳教育、いのちの安全教育、情報モラル教育の3つに重点的に取り組み、自分の大切さ、他の人の大切さについて指導していくとのこと。姿勢としては被害者の思いを第一にというコメントがありました。
また、市内私立学校における問題というのが、固有名詞を避けながら話題にあがりました。こちらは私学ということもあり、議会という場で取り上げることについての是非もあるため、慎重な対応が求められると考えます。答弁としては市の権限の説明があり、そのうえで子どもの権利条例の理念と救済制度についての解説がなされました。
こどもの権利という視点からすれば、市民の救済のために取り組むのが市の役割です。市民からの声を受け止め、でき得る対応を全力でやっていただきたいと思います。
3月初旬は各委員会が開かれ、市からの議案と市民からの陳情について、それぞれ審議されます。それが終わると中旬は予算特別委員会です。インターネット中継もありますのでぜひご覧ください。
https://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/kaigi/1001139.html