一般質問まとめ(2025年6月)|武蔵野市議会レポート
こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2025年第2回定例会での一般質問が3日間にわたり行われ、無事に終了しました。
今回の一般質問は、幅広いテーマが扱われ、重なるものも少ない印象でした。どのような内容があったかを、複数名が取り上げたものなどざっと振り返ってみます。
▼熱中症対策
時期的にやはり注目度が高く、一番取り上げられたテーマだったかなと思います。クーリングシェルターであるむさしのいっとき避暑地へのウォーターサーバーの設置や、エアコン設置助成制度への要望がありました。エアコンについてはただ設置するのではなく、どうすれば使ってもらえるのかまで含めて考えなくてはならないという指摘もありました。
▼水道事業について
今夏4ヶ月分の基本料金が東京都負担で無償化されることになり、都営水道一元化と含めた議論が展開されました。ちなみに今回これにより徴収されなくなるのは武蔵野市で4.4億円ほどの予定です。
▼保育や介護現場での人材不足について
毎回のように人材不足についての内容が出てくるようになりました。待遇改善が叫ばれますが、武蔵野市だけでどうにかなるような話ではなく、わかりやすく奪い合いの構図になってしまい、困難を極めています。事業者の実態把握も含めて丁寧な対応が求められました。
▼学校と通学路の安全について
立川市の小学校へ2人の大人が侵入した事件を受けて、学校のセキュリティについての質問が複数出されました。この事件を受けて、現在警察が全ての学校の安全チェックを行っているとのこと。その指摘を待って、具体的な取り組みを実施することになっているそうです。
▼米問題について
連日報道がとまらない米問題ですが、市としては学校給食事業について特に心配の声が出ました。これまで生産者と顔の見える関係づくりに力を入れてきており、それにより仕入れが成り立っているとのこと。現状としては米が足りないといったことはなく、週3回米飯、1回パン、1回麺類のままで行くそうです。とはいえ全体的な単価は上がっているため、今後の課題がないわけではありません。
▼市立公園でのボール遊びや花火について
ボール遊びについては中学生以上が禁止となっているのがほとんどで、花火については禁止されていることから、都立公園の利用を促されるようになっています。もう少し環境を整えることはできないのかと質疑されましたが、近隣の理解について大きな課題があるとの答弁。ルールを定めてもその通りに守ってもらうのは難しく、大きなトラブルが懸念されるとのことで、昨今の情勢を考えると致し方ないのかなとも思いつつ、歯痒さを感じるテーマです。
その他にもこのような内容が取り上げられました。キーワードを掲載しておきます。
・文化政策とまちづくり
・吉祥寺のまちづくり
・組織ガバナンスと内部統制
・長期計画策定と検証体制
・財政力指数と都への課税権移転問題
・行革甲子園
・基金管理運用の検証体制
・マイナンバーカード更新対応
・保険証とマイナ保険証
・会計年度任用職員の待遇改善
・氷河期世代への対応
・保健センター複合施設整備への懸念
・地域防災計画
・トイレトレーラー
・ムーバス減便の影響
・グリーンインフラ
・境山野緑地とナラ枯れ
・葬祭場の設置運営に関する指導事務要綱
・石神井川上流地下調節池の工事
・日常生活用具給付等事業の拡充
・放課後等デイサービスでの医療的ケア児受け入れ
・がん患者のアピアランスケア
・高齢者への弁当配食サービス廃止への懸念
・流産死産をした方への支援拡充
・生理の貧困
・性被害
・プレコンセプションケア
・HPVワクチン
・男性へのDV
・自殺総合対策
・子どもの権利条例
・若者限定アンケートの結果
・五小通りの拡張計画
・市立小中学校の校庭整備
・学習者用コンピュータの活用
・ジャンボリー対応
・武蔵野東学園の問題