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こんにちは、本多夏帆です。今回の一般質問では、シーズンを考えながらの質疑を行いました。感染症のことに目を向けるのは当然ですが、ベースには普段の暮らしがあることを意識したからです。執行部側とのやり取りは動画や議事録をぜひご覧ください。

以下当日の原稿をそのまま掲載します。

こんにちは、「ワクワクはたらく」の本多夏帆です。この半年、もう半年、激動の毎日を過ごしています。皆さんもそれぞれにきっとそうなのではないでしょうか。夏が終わり、秋を迎えようとしていますが、季節の変わり目は心身ともにこたえるタイミングです。今年は特に大変な思いをされている方が多いはず、ぜひご自愛いただきたいと思っております。

さて、今回は何を質問するか、ひどく悩みました。感染症のことも少しずつ状況が変わり、次のフェーズに入ったかに見えます。また、感染症のことを考えるあまりに、他のことが頭の隅に追いやられてしまったようにも感じられます。そこで、感染症の影響下であることを踏まえつつも、この時期ならではのことに想いを馳せ、内容を考えてみました。絞りきれず幅広くなってしまいましたが、交通安全、防災、保育、産業振興、そして選挙の振り返りを題材に質問したいと思います。

まずは交通安全対策についてです。
今年も 9 月 21 日から秋の全国交通安全運動が行われます。ちょうど昨年もこの時期に同じテーマを扱いましたが、今年は尚のこと交通安全対策に力を入れていただきたいと考えております。というのも、これまでと違い、感染症の影響下において人々の生活が大きく変化しているからです。

街にはテレワークで自宅や自宅付近にいる方が増え、また子どもたちもいつもとは違う動きをしている場合が多く見受けられます。今はだいぶ元通りになったかもしれませんが、市立だけでなく私立へ行く子どもたちは午後から学校へ行く日があったり、土曜日に通学していたり、さまざまです。保育園では今までと違うスケジュールでお散歩に行っています。また、冬に自粛が要請されるような事態となれば、さらにこれまで通りとはいかなくなります。

先日、恥ずかしながら私の家族のことですが、3 歳の息子が道路に飛び出してしまったことがあります。詳細は省きますが、そのときは車を運転する方が危険予測をしっかりしてくださっていたことで、事故にはなりませんでした。それでもその後しばらくは頭が真っ白になり、冷や汗が止まりませんでした。飛び出してしまったのは八丁通りですが、普段から止まれの大きな標識を無視する車が多く、一方通行も相まってスピードを出す方が多いからです。最近はよく逆走する車も見かけます。

『令和 2 年版交通安全白書』では、緊急かつ重点的に取り組む施策として未就学児を始めとする子どもが関係する事故について大きく取り上げられています。悲しい事故が起きないように、運転者も歩行者もできることをしっかりと行っていくことが大切だと思います。市においては警察と連携しながらさまざまな施策を進められていることと思いますが、この感染症影響下において、現状や課題、対応策について伺います。

次に、防災対策です。
昨日9月1日は防災の日でしたが、今年もまた、台風の季節に入りました。気象庁によれば 8 月の記録的高温により、日本の南の海域では海面水温が平均よりかなり高く、今後 9 月下旬までその状態が続くそうです。これにより台風が発達する可能性が高まっていると報じられています。

昨年の 10 月にも大きな台風がこの武蔵野市にも到来し、自宅でさまざま準備したことを思い出します。今年はこの感染症の影響も考えると、避難についてや準備しなくてはならないことも去年とは違うのではないかと感じています。東京都のホームページでは、在宅避難や車中泊についても紹介がありました。限られた方々が避難所に行くことになるのではと予想していますが、本当に避難が必要な方がどれくらいいるのかの調査や、その方々へ向けた避難時の事前案内なども必要なのではないでしょうか。また、避難所の運営マニュアルなども感染症下で新たに用意する必要があると思います。

発災時に大きな混乱を招かないようにするためにも、市からの事前の情報共有が大切だと思います。市のホームページにある「武蔵野市防災安全センターWEB」には緊急情報も掲載されていますが、Yahoo!ブログは昨年 12 月で終了し削除されていました。地域防災計画は掲載されていますが、なるべくわかりやすい情報提供が求められます。これからアクセスが増えると思いますので、どのように周知広報されていくのか気になっています。備えるという意味でも、地域メディア・ブログなどの活用なども考えてはどうかと思いますがいかがでしょうか。防災対策の現状や課題、今後の対応について教えていただければと思います。

次に保育です。
毎度テーマにしていることですが、今年も認可保育所・地域型保育事業において、来年度の一斉入所申込みの時期が近づいてきました。待機児童数が減少傾向にある中で、今年の「保育のしおり」配布に向け、制度の中でどのようなことを検討されているでしょうか。また、これまでとの変更点や課題があれば伺いたいと思います。

私的には柔軟な保育と柔軟な働き方をテーマにしてきましたが、今回感染症の影響を受けて働き方の多様化が一気に進み出しました。この動きを見つつ保育制度の設計に反映して欲しいと切に願っています。本当に保育が必要な方に必要な分の保育を提供できるのが望ましいと考えています。まだこれから大きなうねりが出てくると考えていることから今回の質問では制度改革という大きな視点には触れていませんが、第六期長期計画にも「行政には父母・保護者が適切に子育てができるよう環境整備を行う責務がある」と記載があります。今後、地域の保育行政のあり方についてさらに議論していく必要性を感じています。

さて次に産業振興です。
地域経済には激震が走っています。私もいち事業者として街の中で過ごしていますが、不動産はどんどん空きが出てきていますし、冬に向けてさらに空きが出るだろうと言われています。この秋まで各種助成金や補助金が出ていたことから、ひとまずはそこまで頑張ろうという雰囲気はありますが、この後の動きには各事業者も不安が多いのではないかと感じています。

一方で、ひとつ良いことと言いますか、価値観に変化が表れていると感じられることがあります。それは地域で過ごすことに前向きになっている方が増えているのではないかということです。テレワーク、在宅勤務により地元で過ごす時間が増えたことにより、地域の中で新たな魅力の発見、そして地域に貢献したいとか、地元で働きたいという声も上がっています。また、オフィスの多摩地域移転の可能性もあるでしょう。今後武蔵野市は大きな変化を遂げる可能性を持っていると言えると思います。

第六期長期計画でも基本施策として「まちの魅力を高め豊かな暮らしを支える産業の振興」とありますが、このように地域経済も大きく揺れ動いている中、計画との整合を取りつつも新たな検討など必要と考えます。まちづくり含め産業振興においてこれからどのように施策を計画し実施していくのかについて伺います。

最後に選挙の振り返りです。7 月に都知事選がありました。毎回選挙の後は施策の振り返りを伺わせていただいているので、今回もお願いしたいと思います。感染症の影響を受ける中での選挙でしたが、今回の取り組みや結果、今後の課題、対応について伺わせてください。

以上、よろしくお願いいたします。