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今年も決算特別委員会が行われ、昨年に引き続き委員を務めました。同じ会派の宮代議員とどちらかが出ることになるのですが、宮代議員は予算、私は決算を2年連続で担当することにしています。

交代するのもいいのですが、同じものをやるとより深く議論ができるのではないかという考えのもと、常任委員会においても宮代議員が厚生、私が建設を2年連続で担当しています。

さて、今回の決算特別委員会の質疑では「自殺総合対策計画」を取り上げました。決算という場面でテーマを設定するのは珍しいことだと思うのですが、自殺というテーマ自体は非常に横断的、全庁的な課題であり、現状の感染症のことについてもこれが大きなテーマに今後なってくるという考えからです。

費目ごとに進んでいく委員会において、延々と同じ計画について取り上げるのは少し勇気が要りましたが、1つのことについて集中的に質疑することで、議論を深めていくことや、職員の方々の印象にも残ったのではないかと感じています。そうであれば嬉しいです。

以下、決算委員会が終わって本会議場での「討論」をした際の原稿をそのまま掲載します。どのようなことを大切に考えているかが少しでも伝われば幸いです。

ワクワクはたらくを代表し、令和元年度武蔵野市決算の認定、水道事業会計利益の処分及び決算の認定に賛成の立場で討論いたします。

今年は感染症の影響が拡大する中、より一層「行政の役割」について議論することの多い特別委員会でした。私たちの会派は、横断的な相談体制の充実、全庁での連携体制の強化を主に要望し、また財政について中長期的な視点を重視した質疑をさせていただきました。具体的には、みらいをつくるリスクマネジメントや将来の財政状況を踏まえた事業の必要性についての丁寧な発信、そして市民との、また職員同士での充実したコミュニケーションです。

たどり着いた方にとって、市役所は最後の砦です。この数カ月、悲しいニュースを聞くことが増えたように感じています。いのちを守るというのはどういうことなのか、私たち 1 人ひとりが考え、真摯に取り組む必要性があると思います。困っている方に寄り添い、思考を想像した応対、そして広報広聴の施策を求めます。

私が連日取り上げた「自殺総合対策計画」について、この機会に目を通してくださった職員の方、議員の方も多いのではないかと思います。10 代・20 代・30 代の死因の第 1 位は自殺です。また、産後の女性の死因 1 位も自殺です。こんなに悲しいことはありません。今回、感染症の影響による心の病気も問題視されています。課題は山積みですが、想像力をもって、また当事者からの生の声を大切に、日々の業務にあたっていただきたいと切に要望します。

最後になりますが、大変な状況の中、決算に向けてご準備くださり、ありがとうございました。職員の方にとっても健康が第一です。例年に比べ激務となっている方も多いのではと想像します。こういう時こそ「チーム」で働くことの意義が高まります。力を合わせて、周りの人を頼りながら、事業を進めていただければと思います。決して 1 人ではありません。

組織の内外ともに、大切なのはコミュニケーションの充実です。そのことが武蔵野市のさまざまな課題の解決、市民のより良い暮らしに寄与すると思います。引き続きよろしくお願いいたします。