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本多夏帆
活動報告

武蔵野市の市民意見交換会って何するの?

こんにちは、武蔵野市議の本多夏帆です。雪もちらつくようになり、本格的に冬ですね。 さて、先日武蔵野市の行財政改革に関する市民意見交換会に参加してきたので、報告記事を書きたいと思います。市民意見交換会ってどんなことをするの?という疑問にもあらかた答えられるようにしてみます。 今回の市の案内ページはこちらです↓第六次武蔵野市行財政改革を推進するための基本方針・アクションプラン 中間まとめhttp://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/public_comment/boshu/1030762.html パブリックコメントの募集とともに、市民意見交換会が実施されました。双方が必ず行われるわけではなく、長期計画や市政運営全般に関わる条例など、重要度の高いものについては開催されることになっています(自治基本条例)。 で、これは今後のホームページリニューアルに期待したいですが、なかなかこの会の情報を得るのは難しいかもしれません。開催される場合、パブコメのページにたどり着かないと発見が遅れます…(今回私も、どこかで見た記憶が…どこだっけ?としばらく探しました) 今回は三鷹駅北口そばの芸能劇場にて開催でした。金曜夜という設定で、本当はいろんな方にご参加いただきたかったのだと思いますが、緊急事態宣言が発令された初日…タイミングが悪かったと職員の方々もおっしゃっていて、参加者は私のほかに1名のみ、職員は5名でした。 人数が多いときはそうもいかないようですが、今回はきっと少ないだろうとの見込みで、職員と市民がぐるっと向き合って話ができるようなテーブル配置になっていました。長方形で10名ほどが顔を合わせて話せます(会場写真を撮らせてもらえばよかった)。 昨今の状況を踏まえ、座ると前にも横にもアクリル板があるという状態。もちろん検温と手指消毒を入り口でしています。 市民意見交換会なのでなるべくざっくばらんに、いろんな方が発言し、互いの考えを知ったり、議論を深めたり、要望したり、分からないことを職員の方に説明してもらい理解を深めたりというのが、会の中身です。 毎回細かなルールは違うようですが、今回は1人ずつ1回の発言は5分までで区切り、それに対して職員が答えるというのの繰り返し。2人で1時間もあると思いましたが、あっという間に終わってしまいました。 本来は議員は見学という立場が多いのですが、今回はさすがに2人しかいなかったので私も少し質問させていただきました。 今回は行財政改革の基本方針とアクションプランについてだったので、市政の未来を見据えた質問や、市の価値観を問うものが多く話されたと思います。 ・ICT活用による業務の効率化をどのように考えているか(確認)・行財政改革だからこそ横断的なアクションプランが欲しい(提案)・セーフティーネットを重視とあるがどういう考えなのか(確認) などなど、こんなような形です。ここで出されたものはパブコメと一緒に回答がまとめられ、後日公表されます(発言者の名前は出ません)。計画の中に盛り込まれるものももちろんありますし、直接的に反映されなくても他の場面で議論となったり、議員が議会で取り上げたりもします。 当日発言するのが難しいなぁと思う場合であっても、ぜひそこでの議論を踏まえて後日ゆっくりパブコメを出すこともできますし、多様な議論がなされるのでいろいろと考えるいい機会になるのではないかなと思います(ちなみに今回は会が1月8日でパブコメ期限が15日)。 まだまだ多様な意味では参加者も少ないですし、私としてはオンライン配信や参加含め、もっといろんな方が参加しやすい環境を作っていくことも急務と思います。いろんな日程でやってはくださっていますが、私も子どもをほっぽって(=家族に任せて)参加するしかないので、常にリアルで参加するというのも難しいところです。 パブコメや市民意見交換会って自分も関われるの?と思っている方も多いのではと思い、今回は大まかな流れとともに書いてみました。参考になれば幸いです。

活動報告

2020年の議員活動を振り返って

年末までにあれこれやらなくちゃ!と決めるのは自分自身で、どんどんと詰め込んでしまうのは毎年恒例なわけですが、あれもこれもやりたいと思えることがたくさんあるのは幸せなことかもしれません。 さて、今年は本当に大変な年でした。1年を振り返り、頭の中を整理したいと思います。ぜひお付き合いいただき、市政や政治に興味を持っていただければ嬉しいです。 1月 広報委員会 国民健康保険運営協議会 賀詞交歓会 ラジオ「はひふへほんだの〇〇教えて!」レコーディング この頃は実際まだ感染症の影響は少ないように思い出す。よく考えてみれば賀詞交歓会なぞ毎日のように集まっていて、本当に「普通」の年始でした。私は大きなお腹を抱えて、皆さんに声をかけていただいたのをよく覚えています。 2月 常任委員会 第二子出産 結果的に委員会は出席でき、外部の会議である三多摩上下水道及び道路建設促進委員会だけ欠席させていただきました。入院中にちょうど感染症の騒ぎが激化し始め、不穏な空気が流れ始めた気がします。 議会日程的にはちょうどいいタイミング?に生まれてくれたため、期限にも間に合い5日間の退院翌日に一般質問の原稿提出へ。「紙が本物」という文化はなんとかしたいところ…。 3月 第1回定例会(本会議・常任委員会・広報委員会・予算特別委員会・自治基本条例審査特別委員会) まなびの森保育園内覧会 ラジオ「はひふへほんだの〇〇教えて!」レコーディング 3月はそもそも予算がありイレギュラーな議会月。感染症の影響が出始める中で、まだまだ不確かな状況において情報の整理も追いつかず、右往左往していたような思い出。休校についてが大テーマでした。 その中でこれまで議論を重ねてきた武蔵野市の自治基本条例が最終段階。特別委員会を経て可決となりました。ここまで突き詰めたものは実際運用においてまたさまざまな課題や新たな展開が出てくると思います。少しずつその様子も最近感じるところ。 ラジオのレコーディングもここが最後になってしまいました。次の手法を考えるなり何なりしなければと思いながらもう年末…これまでに出演くださった皆さまにまずは感謝。Podcastでいつでも聴けます。 4月 広報委員会 本来4月は行事月のため議会はそれほど稼働がありませんが、今年はあらゆるものが中止に。この辺りからすべてのものが止まり始める。 5月 第1回臨時会(本会議) 第2回臨時会(本会議) 常任委員会 三多摩上下水及び道路建設促進委員会(書面審査) 会派オンラインイベント「ワクワクはたらくオンラインミーティング」 私自身は初めての臨時会。しかも同じ月に2回も!感染症対応での補正予算審議がメインです。 自分自身も店舗運営を行っているため、現場として感じることが多数ありました。都の施策に対する疑問、そこから派生する市の施策に対する意見…周囲の方々ともコミュニケーションを取りながら、実際の体験をもとに発言できたのは意味のあることだったと思っています。 会派としてもオンラインイベントを開催してみて、今後に繋げようと。さまざまなところでオンラインツールが爆発的に広がっていった頃です。 6月 第2回定例会(本会議・常任委員会・広報委員会) 議会的には暗黒期に入ったのではないかと思うところ。というのは、通常のことができないので、なんとなく時短、省略、次に回す…といったような行動が多くなりだしたのです。 私自身もそうしなきゃみたいなところもあったし、行政側から情報が出てくるにもなるべく短くみたいな感じになり、とにかく物事が進まず、見えなくなっていく。 7月 第3回臨時会(本会議) 予算ヒアリング 文教委員会懇談会/傍聴 また補正予算をやって、例年通り市長らとの予算についての議論はあるも来年はどうなるか誰にも分からず、その中で文教の懇談会にて2校のICT活用話を聞けたのは希望に思えました。なぜその学校だけということは置いておいたとしても、先生の熱量や工夫が伝わってきて、今の現場を垣間見ることができたと思います。 8月 常任委員会 広報委員会 国民健康保険運営協議会 むくむくみらい保育園内覧会 この夏はまだまだ情報がストップ。委員会では行政報告も少なく、あまりコミュニケーションが取れない。行政側で何が行われているのかが見えないと感じました。少しずつそれに対する議会側の不満も出始め、その流れで決算を迎える… 9月 第3回定例会(本会議・常任委員会・広報委員会・決算特別委員会) ということでこの頃には議会が割と火照っていたように思います。9月議会はもともと決算があるのでこれまたイレギュラー月。議論も多いです。昨年度の事業を評価しようにも、本来出てくる情報がきちんと出てこなかったり(これは作業遅延のためがおおよそ)3月の事業は中止が多かったり、次のことを聞いてもまだわかりませんとなってしまい、本当に難しさを感じました。 決算については別の記事も書きましたが、私自身は自殺対策計画を軸に質疑を展開し、一貫性を持たせられたのには意義を感じています。個別の事業について話すのももちろんいいのですが、大きな流れの中で評価をするという軸もぶらさずに持っていきたい。 2年連続で決算の委員をやったことで、焦らずきちんと質疑することもできたと思います。去年の決算時に聞いたことを再度確認することもでき、連続性も大事だなと。議会は都度都度になりがちなこともあって、少し深堀りができた経験になりました。 10月 広報委員会懇談会×2 文教委員会オンライン視察/傍聴 国民健康保険運営協議会 自主視察/池袋の公園事業(IKE・SUNPARK としまキッズPARK) 例年10月は2泊3日で委員会ごとに視察へ行きます。今年は当然に中止。昨年は妊婦ながらも参加しましたが、建設委員会ならではさまざまな施設や駅前広場など見せていただき、議員同士のコミュニケーションも取れて深い話ができ、そういう企画なのだと感じていたところでした。 とはいえオンラインでさまざま情報を集めることも、コミュニケーションを取ることができるようになったことも踏まえると、今後はもっともっとやり方を変えていく必要があると思います。行くとなれば当然お金もかかりますし、工夫していける部分だなと強く感じました。 そんな中お誘いをいただいて、女性議員の集団で池袋の公園事業について視察。抱っこひもで第二子を連れて参加させていただきました。キッズパークは時限ということで手法に大注目。また、インクルーシブ遊具もとても魅力的でした。 11月 常任委員会 広報委員会懇談会 外環委員会勉強会 一中改築説明会 男女平等推進市民協議会議員懇談会 障害者有志の会厚生委員会懇談会/傍聴 エコreゾート内覧会 放課後等デイサービスパレット・ライフデザインつむぎ内覧会 武蔵野市福祉公社視察 空き家セミナー/東京都行政書士会武鷹支部と市の共催 学校施設整備勉強会 あっという間に11月。公共施設も使えるようになってきて、一気にイベントごとが噴出した雰囲気です。年の前半にやっていたものなども延期延期でここに来て実施されるものが多く、ようやくという感じでした。さまざま意見交換ができたり、施設などのリリースが出たりと、少しずつ希望が見えてきたような、そんな気持ちに。 ただ、あまりに情報が一気に来たがために、急ぎ決めなくてはならないものも多くて、議論が十分にできなかったと思うところも多いです。これは来年以降にも引きずってしまうのかもしれないと感じるところ。時間がない中でも的を得た言動をしていかなくては。 12月 第4回定例会(本会議・常任委員会・広報委員会) 歳末パトロール ムーバス勉強会 議員報酬審議会ヒアリング 次年度以降を強く意識した年末の議会が終わりました。あらかた来年のことが見えてきて、議会の動きも変わってきたように思います。大きな方向性を問う質疑が多かった。 15歳から18歳までの医療費助成対象拡大という、市としては大きな条例についても議論がありました。政治的な場面も多く、私自身は是々非々と常に言ってきたことからもとにかくよく考えました。会派でも50代と30代のコンビであることから、年代による価値観や将来への意識、そして施策の位置づけ、この辺りに重きを置いて議論を重ねました。正直、毎日のように流れが変わる展開でした。迷いがあったと思います。 結論として賛成に至ったのは、とかく「子育て世代を応援する」この強い一点です。武蔵野市にお金はない、そう思っているのはおそらくほぼいない、今は誰もが「余裕のあるまち武蔵野市」という認識のはずです。でも、いつかは来ます。少子高齢社会である前提は、武蔵野市も無関係ではいられない。 だからこそ子育てを応援することの重要性が出てきます。今からできることをやっていかなくては、順繰りにガタが来る。しっかりとまず生活基盤を整えていくためにも、将来世代に向けたお金が必要です。「普通に」「今まで通りに」生活していけるのか、私たちの世代は近い未来に向けて、もっともっと行動していかなくてはならないのだと思います。 2021年に向けて 冬はまたダメになるだろう、初夏の時点でそう思いながら過ごしていた方が多いと思います。私もそのうちの一人。やはり、感染拡大は止められていません。 それでも、「正しく怖がる」という行為は、レベルアップしたんではないかと思います。経済活動は止めることはできない。それでいて文化的活動も、私たちが私たちでいるために大切な行為です。 医療現場のことを考えれば予断を許さない状況ですが(友人にも多く切実な声を聞いています)、今年で当たり前になったことを当たり前に対策として続け、さらなる創意工夫で日常を守っていくしかありません。 それぞれができることをしっかりやる、これに尽きると思います。無理は禁物、早めに相談することを忘れないで。少しずつ力を出し合って、支えあっていきましょう。地域の力は無限大です。私は来年も目の前のことに尽力します。 どうかよいお年をお迎えください。皆さまが心身ともに健やかでありますように。

ポッドキャスト「はひふへほんだの●●教えて!」番外編 本多夏帆への質問
活動報告

本多夏帆への質問:一般質問について

2019年5月1日から武蔵野市議会議員として活動を始めた本多夏帆ですが、1ヶ月半がすぎた現在、今までの活動を振り返り、ポッドキャスト番組「はひふへほんだの●●教えて!」の番外編として、気になる事を直接質問してみました。 ポッドキャストで配信 「はひふへほんだの●●教えて!」番外編 本多夏帆へのインタビューはポッドキャスト配信しております。Anchorという配信サービスを使って配信しておりますので、ぜひみなさんお聞きください。

ポッドキャスト「はひふへほんだの●●教えて!」番外編 本多夏帆への質問
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本多夏帆への質問:会派について

2018年5月1日から武蔵野市議会議員として活動を始めた本多夏帆ですが、1ヶ月半がすぎた現在、今までの活動を振り返り、ポッドキャスト番組「はひふへほんだの●●教えて!」の番外編として、気になる事を直接質問してみました。 ポッドキャストで配信 「はひふへほんだの●●教えて!」番外編 本多夏帆へのインタビューはポッドキャスト配信しております。Anchorという配信サービスを使って配信しておりますので、ぜひみなさんお聞きください。 本多夏帆への質問:会派についてのダイジェスト Q1.武蔵野市議会は様々な会派がある中、なぜ新しい会派を作ったのか? 最初は会派に入らずに一人で議会に参加することも考えていました。しかし、会派に所属していないとできないことが多いことも議員になって判りました。(例えば、会派に所属していないと会議の傍聴のみで発言権がない) なので、市政に積極的に参加するためには、会派に入るべきだと感じました。 今すでにある会派には会派の考えがあり、今まで私が仕事でお世話になった皆さんの関係や私自身の考え方の相違もあったので、自分の中でこうあるべきというものも見えていないため、議員になったばかりの真っさら状態で、新しく会派を作り市政に臨むことを決めました。 Q2. 会派を組むにあたり、なぜ宮代一利さんとパートナーを組むことになったのですか? 議員2期目、3期目以降の先輩方はすでに会派に参加しています。なので、今回新しく議員になった4人の中からパートナーを見つける必要がありました。 宮代さんは、親と同じくらい年齢が離れていますが、子供のため、将来のためという価値観や考え方が非常に似ています。また私は行政書士として、宮代さんはサラリーマンで長い間働いていたので、はたらく事についての考え方も一致する部分が多いので、一緒に会派を創ることになりました。 Q3. 宮代さんと一緒に新しい会派「ワクワクはたらく」を創ったのですが、これから何を目指していくのですか? ワクワクはたらくでは、宮代さんと私自身が議員活動をワクワクはたらくことを体現して行きたい。そして武蔵野市に住んでいる市民(選挙権がない子供達も含めて)の声を聴いて市政に反映させて行きたいです。