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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今日まで4日間に渡り審議してきた決算特別委員会が終了しました。

今回の決算期はまるまる感染症下という異例の状況で、かなりの事業が中止や延期、代替策に変わったり、国や都のお金がどーんと入ってきての新規事業など、とにかくイレギュラーだらけの1年間で決算審議もいつもと違う様相でした。

本当に必要なもの、変えられるもの、新たに考えなくてはならないこと…この1年によりさまざまな変化が市政にも表れたと思います。

木曜日の本会議にて決算の認定が行われますが、ひとまず各テーマにおいて私がした質問項目と、最後に討論といって意見表明のようなものの原稿を掲載しておきます。

監査委員審査意見・人件費及び総括
○経常収支比率の評価、他市との比較ではなく市の傾向としてどうか
○第6期長期計画時の財政シミュレーションとのずれはどうか
○休職や復職、退職といった職員の人事において感染症の影響はどうだったか

歳入
○ふるさと応援寄附の仕組みの中で全市的に多様な事業者が関われるようにしていけるか

議会費
○議会のインターネット中継拡大による反響や今後の課題は

総務費
○子どもコミュニティ食堂事業の支援において市に求められていることは
○職員のメンタルヘルス対策、安全衛生の取り組みや外郭団体への指導などは
○市長への手紙の傾向、青少年からの手紙はあったか
○市民と市長のふれあいトーク中止なかったが予算余っている原因は
○自治基本条例シンポジウム中止残念、再チャレンジや他の手法は
○アンケート作成時における専門家の存在の有無は
○男女平等推進におけるイベントの作り方、排他的にならないために

民生費
○多様な保育ニーズへの対応費用増の原因は
○保育関連手続きでの電子化、ICT活用の見通しは
○ひとり親家庭訪問型学習支援事業の動向や他の事業との関連
○成年後見制度の実績、感染症の影響、周知広報への課題は

衛生費
○感染症下での妊産婦ケア、中高生や若い世代に傾向見られたか
○受動喫煙対策トレーラーハウスよかった、他の私有地特に外での喫煙状況まだまだあるがどうか
○ごみ処理費用の資源ごみ高い理由、10年間ごみの量減らない理由
○効率的なエネルギー活用推進助成金の利用状況と効果は
○環境フェスタなど啓発されているが評価と今後の見通しは

労働費・農政費・商工費
○産業振興から事業者を助ける福祉的役割が重要になったと考えるがどうか
○支援から漏れてしまう働き方をしている方々に向けた今後の支援体制は

土木費
○自転車事故も感染症下で一時減ったが今年は激増している、中町集会所の交差点止まれが横断歩道マークに変更されたが通学路でもあるが警察との連携は

消防費
○多数訓練や防災イベントなども中止や縮小になり残念だが、訓練の評価や避難マニュアルなどの感染症対応の進捗はどうか

教育費
○休校の時期の抑圧された生活、子どもたちの精神面での変化などは
○感染症下での価値観の違いによる難しさ、求められるリーダーシップと対話や情報共有体制については
○点検及び評価報告書の有識者コメントをどう受け止めているか
○教職員の働き方改革、専門的なことに集中できる体制を作るためには
○不登校ゼロを目標にしていないか、地域にさまざまな居場所を

公債費・諸支出金・予備費
○なし

3特別会計
○国保においての計画中間評価、女性の自殺多い傾向?
○国保の計画評価のやり方工夫が必要、今後の方針は

締めくくり総括
○なし

▼委員会討論
ワクワクはたらくを代表し、令和2年度決算を全て賛成の立場で討論します。今回は冒頭触れましたが、この1年の経過を踏まえた第六次行財政改革の基本方針にある理念から、基礎自治体の根幹であるセーフティネット機能の重要性に立ち返るという部分の必要性をよくよく感じる、そんな決算期であったと感じています。

互いに心身の健康を守ることの重要性やこれまで見えていなかったものを見る・知ることの大切さを実感した1年でもありました。

この年にやろうとしていたことをだいぶ次年度に送りましたので、その意味ではこれからがまた大変ということもありますが、状況の変化をきちんと反映していくというメリットもあります。

一方で、この1年の中で失った機会をどうリカバリーさせていくのかという課題もあります。代替策もさまざま取り組んでいただいたと理解していますが、新たに見えた課題も踏まえ、新しい形で取り組み直すことも求められていると思います。

変化に対応しつつ着実にかつ丁寧に事業を進めていく市政を今後も期待しております。とにかく大変な1年でありました、令和2年度もありがとうございました。