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こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。前回の記事に続き、9月7日の総務委員会の内容について報告します。

2つ目のこちらの記事では、行政からの報告「行政報告」6件についてまとめました。

1.市の将来人口推計2022~2052年速報版

≒長期計画や調整計画策定のタイミングで資料とするもの(前回の推計は2018年実施)

市からの資料より一部

<本多質疑>

・議員になって初めて最新の推計が出てくる機会にあたった(前回は議員になる前)、今回の変化というところでは、武蔵野市においても出生率がこの数年でいよいよ減少に転じたということを改めて受け止めなくてはと感じる、人口というものを学ぼうとするともうずいぶん前から例えば良い悪いは別として仮想国民とか、そういう取り組みも実際にあったりして、この人口に対する考え方というのは非常に興味深いものだなと思っている。人口減少への価値観分かれるところ、皆で議論していきたい(感想)

・16ページの5歳階級別人口ピラミッド、本当に30年後こうなるのか?飛び抜けたグラフだがこれは85歳以上とまとめているからこうなるのか?

→(市担当)その通りで、以上とまとめているためこのような見え方になる

・これまでの傾向との大きな違いというのは出ていない(上記出生率減はある)と思うが、すぐにでも何か対応が必要ということはあるのか

→(市担当)今すぐにということには特にない、これからの議論に生かしていくことになる

2.吉祥寺東町1丁目市有地利活用事業 事業者公募プロポーザル募集要項(案)等について

≒募集要項・要求水準書について、審査委員会を組織し案を作成した。9月7日~21日にパブリックコメント、13日と27日に市民意見交換会を実施する。8月17日には本案について事業者意見交換会を開催した

市からの資料
市からの資料

<本多質疑>

・資金力がないとなかなか大変な内容だなぁと改めて感じた(感想)

・案について事業者意見交換会がすでに行われているが、この3者について、何を見て来たのか、今後参入の感触はどうか(可能な範囲で)

→(市担当)PPP・PFI協会での情報提供から、3者立場も異なる事業者、感触はいいかな、前向きに捉えているとは思うがもちろん事業者によりさまざま

・先日の一般質問でも質問したが、市民説明会のアンケート2ページのぽち5つ目にも「誘導」という言葉がある。答弁ではそういったことはしていないとのこと、それは当然と思うし、こうした意見というのは当たり前に主観であることも踏まえたうえで、それでも職員の皆さんとしてはこうした声が出てこないようにするために何ができるかについて追究してほしい

→(市担当)なぜこんなに引きずってしまったか考えている。ワークショップが終わったとき1つの案に集約はしていない、是非を問うていないこと、すべての意見を全部取り入れることは難しいとしたうえですべての要素を検討し、本当に適しているものは何かと考えてきて進めてきたが、その過程と結果をワークショップ参加者にお伝えする機会をコロナ禍もあり作れなかったことが原因と思う。自分の意見がどうなったのかということについて、庁内検討の内容を丁寧に説明することができなかった。今、説明会などで経緯を丁寧に説明するようにしている。

→(本多)今、関係性のリカバリーを行っていると思う、引き続き丁寧に進めてほしい

・このアンケートは市民説明会におけるものだが、市民意見交換会とは異なる位置づけだと思う。こうした説明会でのアンケート結果はどのような位置づけで、何に繋がるものか

→(市担当)事業者のヒアリングのところの参考にもなると思ってまとめている

・パブリックコメントや意見交換会のあと、10日ほどで募集要項等決定となっているが非常にタイト、間に合うのか

→(市担当)募集要項自体は事業者向けのものなので、そこまで専門的な意見は出てこないと考えており、短期間での対応としている

→(本多)先ほどのアンケートと同様、ここで出てきた意見が事業者とのこれからのやりとりに生かされるのだということを合わせてPRし、市民からの意見をさまざま集められるようにしてほしい

【市HP】パブリックコメント
【市HP】吉祥寺東町1丁目市有地利活用の検討について

3.旧赤星邸の利活用検討

≒2021年にカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会から寄贈された旧赤星邸は今年度末に登録有形文化財に登録される見込み。緑豊かな庭との一体的な利活用について検討を開始する。利活用に関する10月8日近隣居住者向け一般公開、10月9日・29日には一般公開を行う予定(事前申込制)で、1月以降に4回の市民ワークショップを開催(公募枠・無作為抽出枠)

市からの資料
市からの資料
市からの資料

<本多質疑>

・登録有形文化財に登録される見込み良かった!(感想)

・有識者会議には地域団体などがいないなと思ったが、そこは市民ワークショップのほうでということだと思う。今回は近隣という側面より全市的、文化的な意味合いが強いと考えており、そうなると地域団体と言っても地区的なものではなくて、文化的な活動をしているとか、緑化や環境の活動だとか、教育関係、観光産業など、そういったところが特に連携していけるといいのではないか?地域のさまざまな方々と情報共有、連携を深める予定か。

例えば玉川上水の整備の件で先日都の説明会に行ったが、水道の専門家だけで整備を判断するのではなくて、例えば植物であるとか、虫などの生物であるとか、そういう専門の方を入れて整備をしていかないと先々に繋がらないだろうというので想いを持って、かなりお怒りの市民の方もいた。

説明会には他の自治体からは学芸員の方も来ていたりして、そういう視点での整備というのも大事だと思うが、文化財とか緑地、シティプロモーションなどの有識者は会議に入っている、市民との連携は。その意味でも産業振興課や市民活動推進課などの市民部も関係深いのでは

→(市担当)いろんな要素があるのでさまざまご要望いただく中で調整していきたい。多様な団体それぞれとも意見交換していく。観光やコミュニティは総合政策部が総括的に入ることになった

・社会実験等の実施検討というのはどういうものか?オープンハウスみたいなものとかを例えば吉祥寺でやるとかもある?事業を知ってもらえる

→(市担当)小さいことから少しずつさまざま取り組んでいく予定

・パークPFIは池袋のイケサンパークの手法ですね(確認)

【市HP】旧赤星鉄馬邸の利活用について

4.多文化共生推進プラン(仮称)中間まとめに関する意見募集

≒中間まとめについて9月15日~10月21日まで意見募集を行う

市からの資料

<本多質疑>

・分けて考えるものではなく、国籍関係なくそれぞれの人に文化があり、互いを理解することが大事だと思う。そのうえで支援が必要なら支援が届くようにしないといけない。MIA(市国際交流協会)を知らないという方が多いように思うが、それはその方々は特に困っていないからなのか、それとも困っているのに知らないということなのか、どちらかでやることが全然違うと思うがその分析はどうなのか

→(市担当)6割知らない、4割は知っているという結果でもあるが、そもそもこれに回答できた人はそんなに困っていないという可能性があると考えている

→(本多)その通りで、言語の習得状況など見ても意識調査に回答できている人はおそらくそんなに困っていない、その分析をしっかりしていただいて、本当に助けが必要だという方に支援が到達するようにしてほしい

【市HP】パブリックコメント
【市HP】武蔵野市多文化共生推進懇談会
【関連サイト】武蔵野市国際交流協会(MIA)

5.証明書自動交付機廃止に伴う市民周知スケジュール

≒本体機器の製造中止、後継機種もなく2024年8月末で廃止へ。青カードは使用できなくなるが、緑カードは印鑑登録証として使用するため捨てないでほしい(処分した場合再度有料で印鑑登録が必要になる)

市からの資料

【市HP】証明書自動交付機について

6.地域防災計画原案に関する意見募集

≒災害の頻発化・激甚化を受け、7年ぶりの修正。案について9月15日~10月5日まで意見募集を行う。9月24、27日、10月2日には市民意見交換会を開催

市からの資料
市からの資料

<本多質疑>

・意見を集めるというよりは、ここに書かれていることが実際市民にとってどのようにかたちになるのか、大枠のしくみや流れが伝わることが大事で、意見募集をしながらPR・情報共有するという視点を持つことが特に重要な分野と考える。

防災の日もあり、フェスタもあった、そういうところからイベントと繋げるなどの工夫があるといいと思う。地域の事業者も巻き込んでほしい。先日のこどもの権利のように地域フォーラムなども打診してはどうなのか

→(市担当)情報共有していきたい、フェスタも大盛況でよかったが、そのときにこの告知をしたわけではないので今後は参考にしたい。先日東町のほうで地域支えあいステーションを学ぶ会あり職員も参加した

・他の計画や条例と整合をということを言われたが、例えば女性や子どもというところで男女別トイレなどの施策あるが、性の多様性についての記述や対応はあるか

→(市担当)計画の前提としてはあるが、要配慮者というところに包含されているような現状

→(本多)そのあとに女性と子どもというのは出てくるが、男女別トイレを~などはそれでよく、ただ考え方としてそういった配慮が必要であるということが伝わるものになっていないといけないと思うので考えてもらいたい

【市HP】パブリックコメント