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補正予算の審議について|武蔵野市議会レポート

本日、だいぶざわつきました武蔵野市議会の報告をします。そもそも本日は定例会の会期最終日ということで、例年では決算認定だけをやって終わりなのですが、補正予算が提出されたため、その審議を追加で行うことになりました。 【予算の内容】資料を2点つけますが、予算の主な内容は消防団第2分団の改築にともなう、仮詰所のリース契約の入札が不調となったことから、見積もりを取り直し、約1.5倍に増額をするというものです。 【審議の経緯】最終日ということでこの日しか審議する日がないことから、執行部側からは本会議での即決を求められましたが、本来こうした議案は基本的に委員会へ送り、委員会でじっくり議論するもの。さすがにこれを即決はないだろうということで、議会側の総意で総務委員会を開くこととし、本会議を中断して急遽総務委員会を開会。そこで質疑が行われることになりました。 【会派の意見】私たちの会派ワクワクはたらくは総務委員がいないため、直接質疑をすることはできませんでしたが、議論を拝聴し、金額の適正性が検証されたと言えないこと、今後さまざまな発注の困難さが浮き彫りとなる中でこのやり方を認めてしまってはさらに苦しくなるという未来を見据え、予算に反対をしました。 【審議の結果】結果的には1票差で可決。私たちの考えと似た視点もあれば、吉祥寺東部のまちづくりをとめることはできない、入札をする中でこの予算額よりさらに下がるはずだといった肯定意見もあり、賛成が上回ることとなりました。 【私見】今回の内容は、確かに物価高騰などを踏まえればリスク管理と言える一手かもしれません。しかし、だからといって焦って上程し熟慮せず、また計画のスケジュールを優先するあまり高い金額設定をしていくということは今後の市の事業全体の首を絞めることにもなりかねません。 まちづくりを進めたいのは皆同じ想いです。どこを優先するかということでもありますが、今回はまだもう少し時間的余裕があったことからも、ブラッシュアップしたうえでタイミングを再度はかってほしいと考えていました。予算は通ってしまいましたが、担当課などとも議論を続け、来年の予算にも繋がる話をしていきたいと思います。

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2023年9月一般質問の原稿を掲載します|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 先日行った一般質問の読み原稿を掲載します。話しながら少しずつアレンジしていたりもするため、メモのような内容で恐縮です。 正確なものは議事録掲載をお待ちください。中継動画はこちらからご覧いただけます。あわせてご活用ください。 以下登壇した際に読んだ原稿です。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。夏の思い出についてひとつ、今年は武蔵野市議会での友好都市訪問ということで、市議会としては7年ぶり、私にとっては初めての長野県安曇野市へ行くことができました。 0歳児を育てている身として、参加をほぼ諦めているような状況でしたが、こどもと一緒にでも参加ができるようにと議長をはじめ皆さんが動いてくださり、安曇野市議会の皆さまもあたたかく迎え入れてくださって、視察への参加が実現しました。  こうした機会について無理して行かなくてもいいんだよという考えもあったり、オンラインでもいいんじゃないということもあったりします。 もちろんケースバイケースだとは思いますが、同じ組織に属する者として、同じ経験をし認識を合わせておくというのは、組織の成長、発展にとっても重要なことであると考えています。だからこそ参加できるなら参加したいと考え、これまでもそうしてきました。  私は議員としてこうしたことを当たり前にしたいという気持ちはあれど、周囲の理解、協力があってこそいろんな人がいろんな活動ができる、要所要所で助け合いながら生きている、武蔵野市議会そして議会事務局をはじめとする武蔵野市の寛容さを改めて実感した経験となりました。この場を借りてお礼申し上げます。  さて、そんなひと夏を過ごす中で、地域においてまたさまざまなふれあいがありました。そこからの着想で重たい内容にはなりますが、今回は命を大切にする武蔵野市の多様な取り組み等についてといタイトルで大きく3つ質問をしたいと思います。  「いのちを大切にする」武蔵野市の多様な取り組み等について 生と死に向き合う市民に武蔵野市ができることについて  どちらかというとこれまで妊娠出産や育児といった、いのちの始まりの部分にフォーカスした質疑を多くしてきましたが、地域の中にいると、当然にそれと同じくらい「死」と向き合う場面があります。  行政書士という仕事柄、相続や成年後見といった手続きのお話を伺うこともありますが、現在の市役所もそれは同様ではないでしょうか。市のホームページでも、お悔やみのページには手続きや葬儀、戸籍についてといった事柄が並んでいます。 これまでも多くの議員からお悔やみコーナーの設置や、手続きをわかりやすくすることなどの指摘はなされてきています。これはこれでとても大切なことだと思いますが、今回テーマにしたいのは別の視点、もうひとつの福祉です。  もうひとつの、と申したのは、今回改めて考えてみた福祉の意味にあります。こうした自らの死や身近な人の死に向き合うことを考えたとき、武蔵野市のどこで相談したらいいのだろうと考えると、おそらくは福祉総合相談窓口になるのではないかと思います。そもそもこの窓口はどこに相談したらいいかわからないとか、複合的な問題を抱えているといった場合に相談することができるものです。 困りごとや生活への不安をコーディネーターの方に聞いてもらうことができ、課題の解決に向けて分野横断的に連携対応するという体制になっています。  総合して相談できるということになっているのはとてもありがたいことなのですが、そもそもこの福祉というのは一体なんなんだろうと。議員としてここにいると、当たり前のように使う言葉ですが、生活している中で福祉という言葉ははっきりと中身がわかるものなのか?疑問がわきました。 市のホームページでもこの相談窓口について、福祉に関してという前置きがついていますが、どこからどこまでが福祉なのか、その具体的内容というのは一般にイメージできるものなのでしょうか。  福祉という熟語は、福も祉も、しあわせ、さいわいを意味する漢字から成り立っています。英語でいうとwelfareよく生きるという単語が近いものとされていますが、これを調べているときに見つけた社会福祉法人伊豆の国市社会福祉協議会の解説はいたってシンプルで、「ふだんのくらしをしあわせに」と福祉の頭文字をとって書かれていました。 なるほど〜と思いました。ふだんのくらしをしあわせにするために、困っていることや不安なことについて相談できるのが福祉総合相談窓口である、これが本来的な意味合いなのではないかと。 次のテーマでもあるこどもの権利条例の部分とも重なりますが、これくらいわかりやすくあるいは大きな風呂敷を広げておかないと、困っている市民となかなか繋がることができないのではないかと思います。  このように、福祉的な相談といったとき、今回のテーマにしている死というものにおいても、手続きや支援制度云々といったことだけでなく、精神的な部分での支援、市民の幸せを実現するための体制、取り組みが必要と考えています。これは分野的に言えば心の健康ということでもあります。  おそらくこういった相談が仮に総合相談に来た際、健康分野に連携されるのだと思いますが、相談したところからは、どうなるのでしょうか。そもそも、武蔵野市はこういったケースに対応しているのか? 死というものに向き合ったとき、その不安を吐露できる場所があるのか。ただただ辛い、怖い、悲しいといった感情を出せるところはあるのか。健康のための予防的取り組みは多数見ます。体操もあります。でも病気になって行けなくなってしまう。もう治る見込みもない。余命宣告を受ける。参加していたコミュニティーから離れてしまう。 そのままもうできることはないのか?死ぬまでがふだんのくらしではないのか?市の書類のどこを見ても予防、認知症を知る、障害を知る、最後まで安心して住み続けられる、そこまでです。そこまでもとっても大事ですが、私は最後まで、市民の幸せを考えられる、市民のいのちを大切にする市政であってほしいと思い、今回の質問をすることにしました。  (1)市民が「死」について考える取り組みが市によって行われているか伺う。  (2)死を目前とした市民のQOL向上のための市の施策について伺う。  (3)身近な人の死に向き合う市民に対する市のサポート体制について伺う。  武蔵野市子どもの権利条例の実効性を高めることについて  この4月から、こどもの権利条例が施行されたわけですが、次の動きとしてはこどもプランの策定というのが大きなところかと思います。条例の推進体制としても、目標設定や検証について、8月にリリースされた逐条解説でも説明がなされています。そこで、  本条例が施行されてからの武蔵野市の取り組みの変化を伺う。  施行後の反応はどうでしょうか。特にこどもたちの反応は気になるところです。第六期長期計画・調整計画の策定プロセスにおいて実施された、住んでる住みたい武蔵野市を中高生世代が考えようというワークショップが5月にありました。 その報告書を見ますと、こどもの権利条例ができたがどうかという問いかけに対して、難しそうとか、何か自分たちにプラスがあったかというとそんなに出てこない、正直に言うとあるんだなと知っているくらいといった反応があったようです。  当然これはこの参加者の中でという声にはなりますが、まだまだその変化というものは見えるかたちにはなっておらず、これからだというタイミングなのはつくる側の視点であり、私としてはせっかく世に出したのだから、そのタイミングを逃さず啓発やPRなどしていくのも体感を広げるには良いのではないかなと思ったりします。  他にも、このワークショップでの中身には、興味深い声が多数ありました。少し紹介をしますと、学校の相談室や保健室は悩みがあっても気軽に行けない、自分の弱みを握られるという感覚があるそう、また武蔵野市のホームページを見に行ったことはないとか、こども向けのイベントはたくさんあるが中高生向けのものを探すのはかなり困難であったとか。 こうした点はこれまでも議会でも話が出ていたと思いますが、すぐに改善することができるものもあるのではないでしょうか。そこで、  (2)第六期長期計画・調整計画策定プロセスにおけるワークショップ「住んでる・住みたい武蔵野市を中高生世代が考えよう」や第三期産業振興計画策定プロセスにおける市民等ワークショップなどにおいて、若い世代の声が生々しく可視化されているものと考えるが、市としての分析、気づきについて伺う。  そして、以前からこのこどもの権利条例を策定するにあたり、何度もテーマとして出てきたと感じているのが、自分たちの声を言葉にすることが難しい幼少期のこどもたちについてどう動いていくのかということです。  (3)声として可視化されにくい幼少期のこどもたちの価値観については、どういった調査や分析を行い、施策へ反映するのか伺う。  こどもたちの考え、好き嫌いといったさまざまなものをひっくるめて価値観という言葉を使いましたが、かなり広い、また意思というものとも少し意味としては離れるかもしれません。がしかしそれくらい幼少期のこどもたちの声を分析するというのは難しいことだと思っています。取り組みについてお聞かせいただければと思います。  子育て支援におけるハード面の整備について  (1)おむつ替えや授乳スペースなど、子育てに必要なハード面の整備について、現在不足していると認識しているところがあるか、またその改善予定について伺う。  →公園のそばにトイレやベビールーム的なものがないことで困っているという声  (2)公共施設において、例えば女性トイレにあるおむつ替えシートが男性トイレにはないといった、保護者の性別により子育てを阻害しているところがないか伺う。  →トイレ、幼児用の小便器、おむつ替え台、武蔵野総合体育館は多目的更衣室ある、プールは?  (3)ハードが多数整備されていたとしてもその情報が子育て世帯に届かないと利用に繋がらないが、市公式サイトの施設マップなどでの工夫を伺う。  →市関連施設のページでマップが見られる、施設ごとにアイコンで説明があるが、機能から検索できないので不便…これは子育て世代だけの問題ではない…平成30年度決算特別委員会でも指摘したが、サイトリニューアルで変わらなかった点。授乳やおむつ替えであればすくすくにMAP掲載あるがそこへの導線はどうか。

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どうする?学童クラブでの昼食提供ー他の議員の質疑から|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 こちらの学童クラブでの昼食提供についても6月議会でさまざま議論が噴出、今回にも続いている内容です。 市内でもさまざまクラブごとに対応がなされている状況で、家からの持参のみのところもあれば、保護者が主体となって注文したお弁当を配布する取り組みをしているところもあります。 現状、クラブ側ではスタッフの業務範囲を超えることから配食に保護者の立ち会いが必要となっていて、そうしたことも負担ではといった議論がなされているところです。 これも他の自治体で動きがどんどんと出てきていて、市が取りまとめて注文をしたり、全ての日ではないにしても給食を提供したりし始めていることから、業務範囲やアレルギー対応など、課題をクリアしながら進んでいくものと感じています。 8月の文教委員会でも給食についての議論があり、今後学校だけでなく市立保育園への給食提供がされるようになる見込みとの報告がありました。バランスの取れた質の高い給食が、市内のさまざまなところで安価に供給されるようになるならば、これはこども子育て支援に大きく繋がるものと考えています。 現在提供されていないチャレンジルームなどのこどもたちの居場所や、幼保施設に通っていないこどもたちにも、食にアクセスできる状態が作れると良いのではと提案をしています。 武蔵野市の給食は財団が担っているため、少子化を考えるといかに提供の裾野を広げていくかといったことも、今後の事業計画として必要ではという指摘もありました。 法的な枠組みなどもあるとは思いますが、公共サービスにおける食事提供というのは非常に大きな役割・生活の根本の部分を担うものであるため、効率化を図りながら拡充をしていってほしいと考えています。 その他、関東大震災から100年を受けての防災対策や特別支援教育における体制、保育園整備の補助金不正受給などさまざまな質疑がありました。補助金不正受給については今回の文教委員会で報告があるとのこと、また詳細をお知らせします。

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どうなる?給食費無償化〜他の議員の質疑から|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 他自治体で広がる給食費無償化。6月の議会でも多くの議員が取り上げ、今回も話題になりました。 答弁からは市長は実施したいという考えだが、武蔵野市は計画重視の市政であるため、市民や議会の理解を得なくてはならないとのこと。現在は長期計画の議論の中で、有識者や市民に意見交換をしてもらっている段階だそうです。 私自身、質を低下させない給食費無償化については選挙時のちらしにも掲載し、子育て支援の取り組みとして賛同するところではありますが、実際にかかる費用として毎年約5億円。子どもたちについての優先順位として、ここから着手するのが良いのかどうか?考えていかなくてはならないと思います。 5億円あれば学校でこどもたちとかかわる大人を何人増やすことができるでしょうか?具体的に考えると、例えば1名あたり年間500万円として、新たに100人採用できます。小学校12校、中学校6校、それぞれの学校に5名ずつ、フルタイムでないとするならばさらに人数を増やすこともできる金額です。 財源の考え方として、当然他の分野から子育てに持ってくれば、給食無償化も人員増加も両方ともできるのかもしれません。少子化が止まらないことを鑑みれば、できることはなんでもやりたい、私もそう思っています。 ただしそれには相当な調整の積み重ねが必要で、かつ今の財政状態は良くても、今後の学校改築や他の公共施設改修により武蔵野市の貯金はほぼ使い切ることになるのが見えています。人口減少社会の中で、どこに税金を投入していくのか、きちんと議論をしなくてはならないのは間違いありません。 23区において一気に給食無償化が広まり、このままだと「多摩格差」と言われる状態になってしまうとも評されています。 そもそも区とはリソースが全く異なるため、それをどう考えるのか、はたまた東京都や国といった大きなところで一律に議論すべきことではないかとも言われています。武蔵野市の動きに注目するとともに、この国全体での少子化、こども子育て支援の議論へも働きかけていく必要があると思います。

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「命を大切にする市政へ」一般質問を行いました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。9月の市議会定例会がスタートしました。 議員がそれぞれ考えて質疑を展開する「一般質問」。今回はこの夏に感じたことをベースに大きく3つのテーマで市と議論しました。 全体的に前向きな回答をいただくとともに、市の考え方についての理解が深まったので、今後のさらなる提案に繋げていきます。以下、主なポイントです。 ①死と向き合う市民に市ができること 地域で過ごす中で、生まれる命もあれば死を迎える場面に居合わせることもあります。市の取り組みでは相続など手続きのことばかりがテーマになりますが、最後の最後、不安や悲しみを吐露する場はないのか、死と向き合うことに、コミュニティのちからを活かすことはできないのか、これからの新たな視点としての提言を行なったつもりです。 市からは「市民に真に寄り添う体制づくりを検討する」という答弁をもらいました。私たち自身が、身近な人の最後とどのようにかかわるか、自分の最後をどう受容していくのか、大きな課題であると考えています。 ②子どもの権利条例の実効性を高めよう! 4月から施行された子どもの権利条例を受けての市の取り組みの変化はどうか伺い、中高大生の参加した市のワークショップでの声を聴き、すぐに改善できるようなことへの後押し、親になる世代への啓発などもお願いをしました。 新しい取り組みが多数生み出されることになると思います。学ぶ当事者であり続けなくてはと思うばかりです。 ③子育てに必要なハードの整備は十分? おむつ替えや授乳スペース、公園でのトイレなど、子育てに必要な機能が整備されているのかということについて質疑しました。 武蔵野市は公共施設の配置基準がありますが、機能やサービスについての配置というのはあまり検討にあがらない印象を持っています。私の生活する三鷹駅北口はいくつかの公共施設がありますが、授乳スペースはいっこうにできません。 機能面からの配置というのはどうやらこれまでの考え方にはないようなので、このあたりは考え方として今後深掘りをしてみたいと思います。また、設備があっても周知広報がうまくいかなければ使用率は上がらないので、その工夫もお願いしました。 事前に提出した質問については、ひとつ前のブログで紹介しています。数日内に録画もアップされますので、市議会中継ページをぜひご覧ください。読み原稿は2023年9月一般質問の原稿を掲載します|武蔵野市議会レポート | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)へ。

お知らせ

市議会Note2023夏発行|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。台風の影響が出てきています。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。私自身もどうしても後回しにしてしまいがちですが、今後に備えて、身近なところから防災に取り組んでいきたいものです。 さて、武蔵野市議会Noteの最新号を発行しました。画像データのため、そのあとにテキストをそのまま掲載します。 6月議会まとめ 補正予算では物価高対応や園バス安全対策支援、自転車ヘルメット購入助成、西久保はらっぱ公園拡充などが、また五中の改築工事請負契約や下水道施設の長期包括業務委託に向けた事業者選定準備のための議案などが可決されました。 一中の改築については入札不調が起こったため、時期をずらすための補正対応も今回の議会で行われています。 陳情ではインボイス制度延期について会派として反対しましたが、これは2021年に出された関連陳情から一貫して、すでに準備している事業者も多く今からストップするのは混乱をきたすと考えるためとしています。 制度運用の中で不備はおそらく出てくると思いますが、都度修正が必要であり、見直しを求めることには賛同する立場です。その他、全国霊感商法対策弁護士連絡会の不当な声明に対する陳情含め、議会では不採択(否決)となっています。 「学童の育休退所要件について」などを市に質問しました! 毎回の議会定例会で議員が自分の決めた内容を市に質疑できる一般質問。今回私は学童や認可保育の要件、小中学生の荷物重い問題、産後ケアの拡充などをテーマに質疑を展開しました。 概ね前向きな回答をいただけたあるいは問題提起になったかと思います。中継の録画もありますのでぜひラジオ的にチェックしていただければ幸いです。 世田谷区「うめとぴあ」を視察しました! 超党派議員の有志団体「東京若手議員の会」の研修会に参加し、世田谷区の保健医療福祉の拠点うめとぴあ内、保健医療福祉総合プラザを中心に視察しました。 武蔵野市で現在進められている保健センターとこども子育て支援施設の事業とも通ずるところがあり、スペースの考え方や行われている取り組みなどを知ることができ良かったです。 現在動きのある公共施設関連まとめ 施設やまちづくりなど土地建物関連の大きな事業について紹介します! 建て替えなど 保健センターとこども子育て支援施設 実際の設計を行うべく、近接・近隣住民の方への説明会などを開催。旧図書館跡地を増築場所とするため、日照権などの議論が生じています。 小中学校(一中・五中・五小・井之頭) 五中は新築工事へ。一中は入札不調により条件の組み直しを行い再入札へ。伴って一中と井之頭小のスケジュールに遅延が発生。こどもたちや地域住民への影響を最小限にとどめてと各所から要望あり。 武蔵野公会堂 周辺のまちづくりの進捗を踏まえ、ひとまずの改築として耐震化とバリアフリー対応がなされます。これから設計事業者が決まり、実際にどのような設えになるか具体化されていく予定。 高齢者総合センター・障害者福祉センター 順に改築を行うため、中町の旧自転車保管所の土地をサービス提供代替地として整備中。エレベーター無しで設計できるようにということで広い市有地に。平屋のプレハブが建つことになっています。 市有地の利活用 旧赤星鉄馬邸 吉祥寺本町4丁目、大規模住宅と広い庭で構成され、 建物は登録有形文化財として登録されました。市HPにアンケートあり。 吉祥寺東町1丁目市有地 旧平井医院跡地、意見交換を踏まえ内容決定後、事業者募集を行ったが応募なし。現在庁内で検討中です。 吉祥寺南町3丁目市有地 看護小規模多機能型居宅介護事業所が整備されます。 まちづくりや交通関連 吉祥寺パークエリア将来像立案へ 公園口の面的な整備に向けて、新たなバスロータリーとなる交通広場だけでなく一体的にイメージを構想中。オープンハウスなど今後への広報活動が行われています。 三鷹駅北口交通環境基本方針策定へ 2ロータリー化や広場の拡張などさまざまな案が出され、ワークショップも開催されてきました。現在庁内で方針検討中。 7年ぶりの友好都市訪問へ~武蔵野市議会で安曇野市を訪れました! 昭和の時代、旧豊科町から長らく続く友好関係のある安曇野市、中道通りのアンテナショップ麦わら帽子でも特産品がたくさん並んでいるのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。わさびやりんご、玉ねぎなどが有名だそうです。 今回は任意参加の視察でしたが、前期もコロナ禍で機会がなく初めてであったため、参加させていただきました。 あづみ野祭りへの参加や市内各所の訪問、さらには安曇野市議会基本条例研修にて、武蔵野市議会にはない、議会報告会や市長への政策提言などさまざまな取り組みについて教えていただき、今後の議会改革に繋がるアイデアを多数いただきました。 詳しい視察レポートはこちら 過去のレポートが格納されたDropboxはこちら

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安曇野市への視察報告|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。暑い日が続くと思うと、今度はゲリラ豪雨…気を付けなくてはならないことが多いですが、お互いに体調管理に注意していきたいですね。 さて、7月最後の土日は安曇野市へ視察に行ってきました。武蔵野市と長野県安曇野市(旧豊科町)は昭和58年頃からの交流があり、友好都市として交流や災害協定などを結びさまざまな活動を共にしてきています。 武蔵野市議会でも定期的な訪問を行ってきましたが、コロナ禍もあり今回は7年ぶりの視察となりました。私自身、前期は一度も行く機会なく、今回が初めての訪問です。 視察自体は任意参加で、今回17名の議員が参加しました。旅程は以下の通りです。 1日目武蔵野市役所→大王わさび農園→あづみ野祭り→歓迎会 2日目安曇野市議会研修(議会基本条例など)・議場見学→安曇野スイス村ハイジの里→ビレッジ安曇野→武蔵野市役所 市内のさまざまなスポットを見せていただきましたが、ここでは特に今回大きな学びを得られた研修の内容をまとめておきたいと思います。 議会基本条例研修からの学び 研修では、安曇野市議会の議会基本条例や関係例規について紹介があり、条例ができてからの議会改革を含む取り組みについてさまざま事例をお伝えいただきました。 議会基本条例というのは、議会や議員の活動原則などの基本的な事項を定めるもので、武蔵野市議会でも令和2年から施行されています。 それぞれの市議会でオリジナリティがあり、今回は安曇野市議会のこの条例が施行されてからすでに10年ということもあって、先進的な内容が多く刺激を受けています。以下、武蔵野市議会との違いを踏まえてのポイント紹介です。 「議会報告会」を開催している これは武蔵野市の周辺自治体でもあるところがありますが、安曇野市議会では議会報告会を年1回以上行うと定め、個人の見解を述べる場ではなく、議会の説明の場として定期的に開催をされているそうです。 コロナ禍でオンラインでの実施にも挑戦し、現在もリアルとオンラインを併用しているとのこと。 個々人の発信を追うのももちろん大切だと思いますが、こうした公式の場があると、議会の取り組みに興味を持っていただきやすいのではと考えています。 「文書質問」のしくみがある こちらは議員3名以上の連署で議長に提出し、市側に文書で質問ができるという制度。過去に一度使われたとのことで、どのような際だったのか質問してみたところ、職員の対応についてという内容。 一般質問にそぐわないから文書にしたのか聞くとそういうことではなく、議会のない時期にタイムリーに聞く必要がある内容であったためとのことでした。 私は文書質問と言うと、コロナ禍でもよく話題になりましたが登庁できない場合に使うようなイメージがあったので(あるいは産前産後といったときにも)そういう話なのかと思ったら全然違い、そうした使い方もできるものなのだなと気づきがありました。 「政策討論会議」と「市民の意見を聴く会」なるものがある まず政策討論会議は、武蔵野市議会でいう全員協議会に似たような会議として、テーマを定めて政策討論をする会議。これまでに例えば新総合体育館について、コロナ対策についてといった内容があったそうです。 そこでさらに、市民の意見を聴く会も開かれていて、上記の新総合体育館についてというのをテーマに実施されたことも。議会での会議と市民の意見を聴く場が両方とも行われているというのは、双方向、両輪のようなイメージがあり、印象としても非常にいいなと感じました。 これとはまた別に、安曇野市議会には「政策提言」というしくみもあって、常任委員会で取りまとめた提言を毎年市長へ公式に出しているとのこと。 これは全会一致で賛成があった内容のみで、そうした形で提言できるというのは市議会としての大きな影響力が出せるのではと思うばかりです。 議会報の「モニター制度」がある 議会だよりについて市民がモニターになり、意見を出し合う制度のこと。中学生から高齢の方まで、幅広い方が応募して参加しているそうです。 見やすくわかりやすい市議会だよりになるよう、活発な意見交換がされているとのことで、確かに充実した紙面だなと感じる内容でした。 ・安曇野市議会基本条例はこちら・武蔵野市議会基本条例はこちら 終わりに すべてのプログラムに安曇野市議会の正副議長が同行されるという歓待を受け、感謝の気持ちでいっぱいです。安曇野市の皆さま、本当にありがとうございました。 安曇野市の特産品などは武蔵野市内の麦わら帽子(中道通りにあるアンテナショップ)でも購入することができます。豊かな自然、特にとっても綺麗な水がベースとなっている野菜や乳製品など、美味しく魅力的です。ぜひチェックしてみてくださいね。 なお、今回私自身は0歳児連れで参加をさせていただきました。特に別途費用などもかからないというところから可能性があるのではと模索をしてみましたが、安曇野市議会の皆さまそして武蔵野市議会の皆さまのご理解あっての実現で、心からありがたく思っています。 すべての公務が子連れというのは難しいと考えていますが、皆さまのご厚意によりこうした機会を私にもいただけたこと、さまざまな状態にある人が議員活動を行うことができるというひとつの後押しにもなるのではないかと考えています。 今回の交流、そして研修などから得た学びを今後の議会活動に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

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最近の公共施設関連の動き|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。6月の議会が終わりましたが、そこでもさまざまな公共施設に動きあり。ちょっとまとめてみましたのでご紹介します。 動きのある公共施設関連 ・武蔵野公会堂吉祥寺駅南口パークエリアのまちづくりと一体として今後を考えるため、今回は一部のリニューアル。https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogoseisakubu_shisaku_keikaku/parkarea/index.html ・保健センターとこども子育て支援施設保健センターの建て替えだけでなく、旧図書館跡地を使って増築し、こども子育て支援施設を併設する。相談機能の拡充やチャレンジルームの移転など。https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogoseisakubu_shisaku_keikaku/hokencenter_seibi/index.html ・学校(一中・五中・五小・井之頭小)五中の工事事業者が決定、工事が開始となる。一中は入札不調となり予算組み直し、井之頭小のスケジュールも後ろ倒しとなった。https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/kyoikubu_shisaku_keikaku/shochushisetsu_seibi/index.html ・高齢者支援センター・障害者福祉センター上記2つの工事中、中町の自転車保管所跡地に平屋のプレハブを建てサービス提供を続ける。 ・旧赤星鉄馬邸7月23日のタワーズマルシェにて次回オープンハウスが行われる予定。現地の公開や意見聴取イベントなどが多数開催されてきている。アンケートも実施中。https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogoseisakubu_shisaku_keikaku/akaboshi_tei/index.html ・西久保はらっぱ公園の拡充隣地を取得できたため、拡充工事を行う。 ・八幡町2丁目の資材置き場リニューアル資材置き場を整備し直し、遊具のある公園併設へ。 ・中町第一駐輪場立体化工事を行い、収容台数を確保する。

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来年度の予算組みに向けて要望をしてきました|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今年は暑くなるのがとにかく早いような…皆さまもお気をつけてお過ごしください。 武蔵野市内は「いっとき避暑地」としていろんな公共施設が涼み場所になっていますよ。 さて、6月の議会が終わり、7月は「予算要望」の季節。来年度の予算組みに対して、さまざま意見をざっくばらんにお伝えできる機会です。 会派ワクワクはたらくも、市長・副市長・総合政策部長・財務部長と40分に渡りお話をさせていただきました。ブログでは要望の項目を共有します。 ・妊娠期から出産期の書類電子化を(予防接種など)・産後ケアのさらなる拡充を・育児鬱の男性支援も・こどもや高齢者の暑さ対策を ・学童保育と育休退所の課題改善を・特別支援学級に通う児童生徒の送迎についての実態調査を・校庭の安全性を担保するためのメンテナンスを・改築に合わせるだけでなく適宜机や椅子の更新を ・コミセンの改修等を(冷暖房設備等も)・各種運動施設の整備を・テンミリオンハウスの将来についての議論を・専門家活用で充実した相談対応を ・路上喫煙対策のさらなる強化を・公園などでの状況説明を(遊具の故障時など)・アスベスト含有建材の事前調査・除去費用の助成を・ミッドナイトパトロールの体制強化を ・住民投票制度の検討における市民との充実した議論を・策定委員や有識者の選定基準についての議論を・動きのある事業についての説明イベントや動画公開を 年に一度の機会なのでぎゅっと詰め込んだものになりますが、一般質問や予算決算などでお伝えを重ねてきていることから、年々短い時間でも深いお話ができるようになってきたと感じます(1期目の1回目の予算要望は何がなんだかという気持ちでありました…)。 お互いの価値観を確認し合いながら、またこの機会だけでなく他のさまざまな機会を有効活用しながら、一つひとつ要望を実現できるよう努めていきたいと思います。

活動報告

2023年6月の一般質問は?|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。議会が始まり、新しい任期での最初の一般質問を行いました。 今回は主にこども子育て関連。いただいた相談事項をいくつか散りばめながら展開しました。 やりとりのまとめ版を載せたのち、通告した質問要旨を掲載します。さらっと知りたい方はぜひまとめ版までご覧ください。 当日のやりとりまとめ版 ▼武蔵野市の育業推進の取り組みは?・市はワークライフバランスの大切さについて発信を続けている。 ▼育児休業中のきょうだいの学童利用について・育児休業を取得するとそのきょうだいが学童に入ることはできない(退所)→こどもの居場所にもなっている、保護者にとっても大切な相談の場、とはいえ定員があることも認識。まずは特別な事情がある場合は相談をとあるのでそこでぜひ丁寧に対応してほしい ▼学童クラブのアンケートや第三者評価の結果から・学童クラブ利用の保護者の就労実態の多様化は認識しており、民間学童の設置含め検討続ける・人数の多いところはスペースの拡大やクラブの分割などを検討し落ち着いて過ごせる環境を・学童クラブ第三者評価からの課題はそれぞれ全体で検討し対応していく ▼こども誰でも通園制度と保育人材の不足について・働いていなくても保育園を利用できるとされるこども誰でも通園制度の詳細はまだ国から来ていない、現状でも保育士の確保などは大変な状況。現状働いていない場合に利用できる一時保育を拡充してきている。 ▼小中学生の荷物が重い問題・小中学生の荷物についてはタブレット導入後も対応に工夫を求めてきている→小学校から中学校へ進学した際に変化に戸惑いがあったそう、さらに取り組みをお願いしたい ▼認可保育を1ヶ月休むと退園になるというルールについて・認可保育での長期欠席でやむを得ないと想定されるのは、子や親自身の入院など→保護者の親の看護などで遠方へ行くのに、1ヶ月と2日で退園とされたケースがあるが、規則上はおおむね1ヶ月と記載がある。保育のしおりでは原則1ヶ月、どちらが正しいのか。待機児童が少なくなってきたからこそ見直しを、個別具体なケースについては寄り添いをお願いしたい。他の自治体では多くが原則2ヶ月〜となっている。 ▼産後ケアのさらなる拡充へ・産後ケア事業を拡大してきた、コロナ禍での受け入れ中止もあり予約が取りにくい状態だったと思う。今後もニーズに合わせて対応を考えていく→生後半年を過ぎると休養目的で利用できるはずの日帰りや宿泊型は使えなくなる。訪問型で休養ができるよう時間を伸ばすなど検討してほしい ▼市のホームページで情報にたどり着きやすくするために・市のホームページの階層構造は他にも影響を与える、トップページなどからたどり着きやすくするなど工夫を重ねたい 通告した質問要旨 件名 「こどもと子育てを応援するまち」のさらなる実現に向けて等について(要 旨)1.「こどもと子育てを応援するまち」のさらなる実現に向けて第六期長期計画では、子どもと子育てを応援するまちの実現を目的のひとつに、さまざまな施策が計画されている。第六期長期計画・調整計画策定の議論では、さらなる具体的な提言へという発言もあり、残りの計画期間においてより一層充実した支援の実現が望まれることから、以下質問する。 (1)「育業」と武蔵野市の保育・学童保育制度の関連について①「育業」の推進と市の取り組み令和5年4月から改正育児・介護休業法の一部が施行され、労働者 1,000 人超の企業は男性の「育業」取得率の公表が義務化された。 こうした法改正を契機に、性別を問わず誰もが育業をしやすい環境整備、機運の醸成が望まれている。武蔵野市における「育業」推進の取り組みについて伺う。 ②育児休業による保育や学童保育での取り扱い複数名のこどものいる家庭の保護者が、そのうち 1 人のこどもに対する育児休業を取得した場合に、別のこども(きょうだいとなる者)の保育や学童保育における取り扱いについて伺う。 ③「育業」推進と学童保育利用の考え方市の学童保育の案内には育児休業中は原則入会要件に該当しないとされ、そのうえで「育休中であっても家庭で監護できない特別な事情がある場合はご相談ください」と記載がある。 「育業」が推進される中で、この原則が見直されることはないのか、また例外となる「特別な事情」とは具体的にどのようなものが想定され、またどのような判断基準があるのかを伺う。 ④学童クラブアンケートに見る実態令和4年度の「武蔵野市学童クラブアンケート調査結果報告書」において、保護者の働き方の多様化や、契約書だけでは見えない残業時間の存在、育休での退所についてなど具体的な指摘や要望がある。こうした実態に対する市の考え、今後の方向性を伺う。 (2)こども・子育てを応援する各種施策について①学童クラブの第三者評価結果令和4年度の「学童クラブ第三者評価結果報告書」を受けて、課題として指摘されている以下の点についての他のクラブを含めた調査検討状況、今後の対応について伺う。ア 地域連携のさらなる促進(開かれた学校づくり協議会への参加や他の連携)イ こどもが落ち着いて過ごせる環境の工夫ウ 保護者からの苦情解決のための仕組みの確立エ ヒヤリハット報告書等の活用 ②こどもたちの成長を支える人材の不足国政では、働いているかを問わず柔軟に利用できるとする「こども誰でも通園制度」を始めるとする報道がなされている。 これまでも求めてきた、柔軟な保育制度の実現に寄与すると感じる一方で、保育や学校など、こどもたちとかかわる人材の少なさや待遇について依然として課題が多い。市の現状と対策について伺う。 ③登下校時の荷物について「ランドセル症候群」なる言葉もあるほど、小中学生の荷物の重さについては毎年のようにメディアでも目にすることが多い。ア 小中学校の登下校時の荷物について、市としてはその重さに対してどのような考えを持っているか、またその基準を定めているか伺う。イ タブレットと教科書の併用がスタートし、「置き勉」などのルールの変更はあったかを伺う。ウ 実際に昨夏は長期休暇前の荷物の持ち帰りを行う児童が、帰り道の途中で途方に暮れているのを見かけて思わず声をかけたことがある。日常的な荷物に加え、長期休暇前の対応についても変化はないのかを伺う。 2.市民からの相談や過去質問してきたことについて①保育所等の長期欠席令和5年度の保育施設のしおりには「原則 1 か月を超えて休むことはできません。ただし、里帰り出産等やむを得ない事情があると市が認める場合には、3か月以内であれば休むことができます」と記載がある。 このやむを得ない事情として想定されていることはどういったことか、また市の判断基準はどこにあるのかを伺う。 ②産後ケア事業のニーズと拡充産後ケア事業については利用者の満足度も高く、さらなる拡充を行なっていただいているが、予約が取りにくい状況について把握しているか、またその改善や、現在は相談が主となっている訪問型について、時間数を伸ばし在宅での休養目的の利用拡大が望めないかを伺う。 ③市のホームページにおける情報の見つけやすさいざ情報を探そうと思ったとき、階層が奥まっているためになかなかたどり着かないことが多い。 例えば、昨今市民参加をより促進するために公共施設の改築に関連してワークショップなども多数行われているが、市の計画などについては所管別になっているため、どこが担当しているかを知らないとなかなか見つけることができない。 サイト内の検索機能もあるが、古い情報に行きつくこともあり探し方に工夫が必要な状態である。前回のリニューアルでこの階層については課題とされなかったのか、今後の対応についても伺う。