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本日、だいぶざわつきました武蔵野市議会の報告をします。そもそも本日は定例会の会期最終日ということで、例年では決算認定だけをやって終わりなのですが、補正予算が提出されたため、その審議を追加で行うことになりました。

【予算の内容】
資料を2点つけますが、予算の主な内容は消防団第2分団の改築にともなう、仮詰所のリース契約の入札が不調となったことから、見積もりを取り直し、約1.5倍に増額をするというものです。

【審議の経緯】
最終日ということでこの日しか審議する日がないことから、執行部側からは本会議での即決を求められましたが、本来こうした議案は基本的に委員会へ送り、委員会でじっくり議論するもの。さすがにこれを即決はないだろうということで、議会側の総意で総務委員会を開くこととし、本会議を中断して急遽総務委員会を開会。そこで質疑が行われることになりました。

【会派の意見】
私たちの会派ワクワクはたらくは総務委員がいないため、直接質疑をすることはできませんでしたが、議論を拝聴し、金額の適正性が検証されたと言えないこと、今後さまざまな発注の困難さが浮き彫りとなる中でこのやり方を認めてしまってはさらに苦しくなるという未来を見据え、予算に反対をしました。

【審議の結果】
結果的には1票差で可決。私たちの考えと似た視点もあれば、吉祥寺東部のまちづくりをとめることはできない、入札をする中でこの予算額よりさらに下がるはずだといった肯定意見もあり、賛成が上回ることとなりました。

【私見】
今回の内容は、確かに物価高騰などを踏まえればリスク管理と言える一手かもしれません。しかし、だからといって焦って上程し熟慮せず、また計画のスケジュールを優先するあまり高い金額設定をしていくということは今後の市の事業全体の首を絞めることにもなりかねません。

まちづくりを進めたいのは皆同じ想いです。どこを優先するかということでもありますが、今回はまだもう少し時間的余裕があったことからも、ブラッシュアップしたうえでタイミングを再度はかってほしいと考えていました。予算は通ってしまいましたが、担当課などとも議論を続け、来年の予算にも繋がる話をしていきたいと思います。