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学校改築事業(一中・五中)のコンセプトなどについて、議員から行政側へ質疑を行う全員協議会が開催されました。

まず説明の中で、改築コンセプトとして標準仕様と各学校の特徴の考え方や、ゾーニング、平面図などが示され、今年の残りのスケジュール案が提示されました。それに対し、各議員が会派の持ち時間の中で質疑を重ねます。

■一中のコンセプト案はこちら
■五中のコンセプト案はこちら
↑イラストやパースなど多々掲載されているのでぜひご覧ください。

未来の学びと建物の関係性や、工事期間中の配慮、市民参加の方法など多く質疑がなされ、私自身は主に以下を尋ねました。

■9月以降開かれる説明会の内容は
■工事期間中の子どもたちが受ける制限と工夫は、それはいつ説明されるのか(井の頭小・五小の子どもたちも一中・五中の仮説校舎を使うことになる)
■説明会などの対象に「子ども」を加えて記載して欲しい(現在の記述は「保護者・学区内住民説明会」)
■説明会など情報提供や意見収集の場をオンライン化するなどして多くの方が参加しやすいように工夫して欲しい、乳幼児を抱える人たちも多く関係する、感染症もある
■改築をワクワクするようなポジティブな流れにしたい

自分の子どもが通うことになるという意味でも、非常に重要な事業と認識しています。実際、設計自体は専門の方々によるもので、パースなど見ると非常に楽しみに思うところが多いです。

その中で、行政が担うべき部分として、実際に通う子どもたちへの対応が大切だと思います。長らく仮設校舎に通ったり、校庭など設備が十分に使えなかったりすることがあります。その説明が今のところはまだあまり出てきていません。

工事中の音に対する配慮などは設計のことなので話にあがるのですが、学びや生活にどのような制限がかかるのか、対する工夫がどうなされるのかはまだ見えていません。周囲ではリスクを考え、受験などを検討する声も聞こえます。

今後、子どもたちへの影響についての情報がいつ頃示されるのかを、9月の説明会において説明して欲しいとお願いしました。

また、説明会などの機会をぜひオンライン化して、たくさんの方がアクセスできるようにして欲しいと依頼しました。これまでもさまざまな機会において要望してきたことなのですが、今回前向きな答弁をいただいたので、これは実現を強く強く強く期待しています!

残された課題

今回大きく取り上げられていたことのひとつに「標準仕様となるのはどこの部分なのか」という点があります。一中・五中から改築がスタートするために、そのうちのどこが今後の他の学校改築に引き継がれていくのかが注目されています。

行政側の説明では「学びの公平性」を考えなくてはならないということですが、例えば特別支援学級があったりなかったり、そういった福祉の面における学びの公平性の確保をどう考えているのか、福祉や防災の観点からも、市内学校の公平性は担保される必要があると考えます。

このあたりの議論は今後もさまざまな場面に派生し、20年以上をかけて各校の改築を行う中でも大きなテーマになることと思います。

また、お金の動きについても質問が出ましたが、積算できるのは基本設計がほぼ出来上がる12月に報告するとのことです。こちらもしっかりと注目していく必要がありますね。

今後のスケジュール(時系列)

○第1回説明会
 五中:9/9.11
 一中:9/10.12
*文教委員会行政報告:9/14
●第2回改築懇談会
 一中:9/21
 五中:9/29
●第3回改築懇談会
 一中・五中:11/30
*文教委員会行政報告:12/14
○第2回説明会:1月以降

第1回の説明会については、これから学校を通じてや未就学児の家庭には郵送など、お知らせがされるとのことです。注目していきましょう!

武蔵野市の学校改築に関するページはこちら↓
http://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/sesaku_keikaku/kyoikubu/1030335/index.html

追記:意見募集が始まったのでstand.fmでもラジオを収録しました!ぜひこちらからさらっとお聴きください。