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チーム本多夏帆キックオフを開催しました|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 5月13日に1時間半ほど、チーム本多夏帆のキックオフをリアル開催しました。お子さんを含む10名ほどのご参加をいただき、ありがとうございました。 今回は初回ということで、皆さまのお話を順に伺いつつ、少しずつ説明も入れさせていただきました。 ・チェック機能を果たしてほしい・教育やこどものことに興味がある・市外からだが取り組みに関心があり参加した・発信を続けてほしいなどなど 今後はテーマを決めながら開催告知をすることで、関心のある内容のときにご参加いただけるよう、工夫をしていきたいと思います。 雨の中ご足労いただき、ありがとうございました。20日にはオンライン開催もありますので、ぜひご参加ください。詳細は以下の記事へ。 定期イベント開催します!|お知らせ | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)

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武蔵境活性化委員会の活動報告会へ|活動報告

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 4月25日は武蔵境活性化委員会の活動報告会へ行ってきました。1年間の活動をお聞きし、コロナ禍でもたくさんの工夫の中でさまざまな活動をされてきたことを知りました。 中でも二小や境南小とのコラボについては、中1となった当時の6年生の皆さんが集まってプレゼンテーション、素晴らしかったです。こどもたちとまちがしっかりと繋がっているのだなと感じることができました。 最後はザナも登場。武蔵境の盛り上がりを感じました。ありがとうございました。 ▼武蔵境活性化委員会さかいマルシェ/とんがらし学校/さかいのとんがらし/iisakaii/さかい夜市/武蔵境イルミネーションなど[ホームページ]

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保育園開設時の補助金不正受給問題について|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 先日報道もあり、武蔵野市で問題となった、2016年保育園開設時の補助金不正受給について、市から議会への報告がありました。 ちなみに第一報としての2023年3月24日に出された市からのリリースはこちらです。 市からの報告を公開できる範囲でまとめると、・報道されている通り他の自治体で同様の問題があり、市も調査を行っていた・3月23日に当該事業者より市へ報告書が出され、不正受給の事実があると伝えられた・事業者自体が行った調査による報告書であるため、その真偽含め詳細な調査を市は行っている最中・今後事業者は第三者による調査を行うようだ・いくつもの自治体に及んでいること、市を通じて都の補助金も入っていることから、都が情報交換の場を設ける このような内容でした。 今回この報告は担当分野である文教委員会の懇談会(非公式な会議)として行われましたが、文教委員以外も傍聴・発言が認められたため、さまざま質問が出ました。 主に不正受給の実態、手続きについてなどが多かったですが、私はこうした不正受給を経営体質の問題であると考え、お金の問題はもちろん重要で徹底して調査してもらわないといけませんが、こうした問題は氷山の一角。実際に通っているこどもたちのために、保育の質を担保する行政の責任をきちんと果たしてほしいとお願いしました。 他の議員からも、こうした問題が起きたとき、やはり生じやすいのは保育士不足や現場でのトラブルであること、行政が指導監督しなければ誰がやるのかと、厳しい指摘が飛び交いました。 「しっかりやります」という言葉は、実態をともなわなければ意味がありません。 こどもたちを取り巻く環境において、毎年のように事故や事件により大切ないのちが奪われています。そうした現状を他人事と思わず、予防的な取り組みを行っていかなくてはなりません。何かあってからでは遅いのです。 悲しいニュースを見るたびに、次は自分の子かもしれない…と思っている保護者の気持ち。机上の空論にせず、実効性のある施策を、積極的に行政がかかわってほしいと思います。本件は続報をまた待ち、改めてお知らせします。

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子どもの権利条例が可決されました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会において、子どもの権利条例が可決されました。私の所属する会派ワクワクはたらくは、こども関連の施策をさらに推し進めるべく、賛成しました。 私たちの会派は文教委員会に委員がいないため、議決日の本会議で少し質疑をさせていただき、その後賛成意見を読み上げる討論を行いました。 以下にその原稿を貼り付けます。 ▼質疑 ・憲法などとの整合について過去に会派でも質疑をしてきたので、第1条にこの条文を入れていただいたことは良かったと思っているが、条約や憲法などに基づいてとあるが、その解釈についても相違ないということで良いのかどうか確認したい →相違ないという回答でした。国や都とも足並みを揃えて、どんどんこども施策を推し進めてほしいと思います。 ・本条例策定において、残された課題があると考えているか、あるとすればそれは何か →課題というよりかは、これからがスタートであるという認識だという回答。プロセスにおいても色々とあると思うが、乳幼児と暮らす自分としては、学校での議論が中心となったことに対して、乳幼児あるいは義務教育ではない高校生世代についても、もっともっと議論し、どうやって権利保障を実現していくのか、取り組む必要があると思うと伝えました。 ・この条例の点検、見直しについてはどのような想定をしているか  →適宜政策の評価をしながらとのこと、ただし課題としてきちんと認識された場合には条例まで遡って見直しを検討するという回答をもらいました。 ▼討論(意見表明) ワクワクはたらくを代表し、子どもの権利条例について賛成の討論をいたします。こどもの権利、と言うと少し固く聞こえてしまうのかもしれないですが、こどもの意思、自分とは別の、他者の意思に向き合おうということなんだと思っています。乳幼児と暮らす中で、生まれてすぐの赤ちゃんでも、こちらがなかなか分からないだけではっきりと意思表示をしていると感じます。 私たちが当選してから4年ですが、当初から何度も「子どもの権利条例を」という言葉を議員の質疑から聞いてきました。そこで市議会の会議録を検索してみると、子どもの権利というワードが初めて出てきたのは1990年、平成2年のことです。これは児童の権利に関する条約が国連総会で採択された翌年。当時はこの条約を根拠に、放課後の居場所についての質疑がされていました。 そこからもうひたすらに、議事録としては毎年このワードが出てきて、子どもについてのさまざまな地域課題の解決に向け、議論と政策の実現が重ねられてきたのだと思います。そう考えるとこの条例は、ようやくというか、やっとかというタイミングだったのかもしれません。もはやそう捉えると、国や都の動きについてもやっとかという感は拭えませんが。 にもかかわらず、陳情にもあったように、拙速ではないか、もっと議論をという声もあります。なぜでしょうか?1000件を超えるパブリックコメントもすべて読みました。どんどんやってほしいという声がある一方で、こんな条例は無駄だ、こどもからの意見にもそういったものがありましたね。なぜそのように言われるのか。行政の皆さんはここを考えたでしょうか。制度設計を推し進める中で、この声の分析をしたでしょうか。 この反対の声の原因には、これまでの不満があるのだと思います。今、助けてもらえていない、過去に助けてもらえなかった、そうした経験がある中で、このような条例ができたところで期待できない。本当に変わるのか?作っても無駄なのではないか?こうした気持ちがあるのではないでしょうか。 だからこそ条例を作るのであれば実効性のあるものにしてもらいたい、現状の条例案でそれが叶うのか?もっとクオリティーを高め、準備をしたほうがいいのではないか?だからもっと議論や時間が必要だ、ということなのだと私は考えています。 昨年の9月の決算特別委員会でも、子どもの権利条例策定のプロセスにおいて、期間的には2年だけれども会議だけでなく視察やヒアリングなどさまざまな取り組みを行い、濃い時間であったことを伺っています。一方で、そのプロセスにおいて多様な意見が交錯するさまを市民に伝わるようにどんどん見せていってほしいということをお願いしました。 経緯を伝わるように見せていくというのはとても難しいことで、それこそ先日の公会堂改修と吉祥寺のまちづくりの話が交錯したように、市民に情報を共有していくことはかなり高難度、技術の要ることだとも感じます。 有識者会議や策定委員会といった会議体についても、どうやって委員の選定をしているかなど基準について以前から問いかけをしてきましたが、例えば団体などを代表して、言うならばあて職のようになっているところは、団体の母集団に対してきちんと情報共有・意見収集がされているのか、丸投げにせずにそこまで市がフォローする体制を持てているのかといった課題も残されているのではないでしょうか。 100%関係者にすべて情報共有をというのはなかなか実現できる状態ではないと思います。今回は住民投票制度の検討を経ながら策定プロセスに突入していったことからも、当初から緊張感のある、やれることは全部やるのだという気概を職員の方々から感じる場面も多くありました。 それでも、最後の最後になってもっと!という声が出ることに対し、まだできることがあるのでは?という視点を持って今後も市政運営をブラッシュアップしていただきたいと思っています。 そこには、市と議会とのルール、これまでの取り決めというのも関係しているかもしれません。そうしたことも含めて、改革していく必要性があると思います。 先日の文教委員会の質疑、陳情審査におけるやり取りにおいても、先程の質疑での部長のお言葉でも、大切なのは策定したそのあとだという声が出ていました。作って終わりではない、より施策の実効性を高めるためにこの条例を活用していかなくてはならないし、ときにこの条例についても点検・見直しをすることも必要だと思います。 どうも条例の策定後は、法改正などに対応することはあっても、なかなか積極的に見直しが行われていない現状があるのではと感じることが多いです。策定当時の理念が大切なのも理解はできますし、脈々と継がれてきたという歴史が大事なのもわかります。これは具体的には例えば環境浄化や男女平等関連を指しています。 それでも、昨今何度もお伝えをしているように社会の変化は日々どんどん起きていて、言葉の意味さえも変化が早い時代です。本来の目的である子どもの権利保障が実現されるようにするためにはどうしたらよいのか?そこに軸足を置いて、条例の見直しについても積極的に取り組んでいってほしいですし、議会からもそうした提案が行えるといいのではないかと考えています。 最後に、この条例策定においては、これまでと違ったさまざまなプロセスを拝見することができ、今後のさまざまな施策の検討にも活用できる部分が多かったと思います。ちなみに庁内での意見募集結果も興味深く拝見し、組織内でも多様な価値観があることを改めて認識しました。 職員の皆さんも、そして市民の皆さんにとっても、新たなチャレンジが多数あったと思いますが、果敢に取り組んでいただいたことに感謝し、今後の施策への期待と議員としての責任を胸に、賛成の討論とさせていただきます。 あわせて、この条例に関連して出された3つの陳情については不採択の立場を取りますが、子どもたちのためにという想いは共通しているものと思っております。 今後の長期計画やこどもプランなど諸計画の策定、そして政策の実行の中でも、ともに考え、議論、意見交換をさせていただき、この条例が形骸化せず、しっかりと目的が達成されるように行動していきたいと思っております。ありがとうございました。

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3/3総務委員会まとめ~陳情審査編|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 前回の記事では総務委員会での議案審議と行政からの報告についてまとめました。今回は陳情審査についてです。 陳情一覧は令和5年 請願・陳情一覧|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)にあります。総務委員会にはここから4件が付託されました。 「住民投票制度確立に向けた論点整理」関連予算の保留に関する陳情 陳情者から直接の訴えとなる陳述があり、そこでは住民投票制度への必要性に対する疑問や、市長・市議会に対する不信感についても意見されたと感じました。 趣旨としては、この4月の選挙を終えるまで、予算執行を待ってほしいというものと受け止めました。 私からは、陳情の内容を受けて行政に対して以下を質問しました。 ・自治基本条例から住民投票制度を別の条例でと分けたのはなぜか?→市の答弁:住民投票制度についてはじっくりと議論する必要性を感じたため ・第六期長期計画調整計画での議論の中でも、制度ありきということではないように書き込みの仕方を検討してほしいという声があるがそれについてどう考えているか?→市の答弁:これについてもしっかりと議論しようということだと考えている このような内容でした。いずれにせよ、住民投票制度については、じっくり議論をするのだという市の姿勢を伺うことができたと思っています。 予算にある事業内容については予算特別委員会で審議が行われるものとして、総務委員会では継続という結論となっています。 ◆関連情報住民投票制度について|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp) 武蔵野公会堂改修関連予算の執行停止に関する陳情 こちらも直接の陳述があり、周辺住民や事業者からの意見を聞いていないのではないかという意見がありました。 2月の総務委員会でも、公会堂改修の意見募集を行うという報告に対し、なぜ20年の延命化ということが市民に伝わっていないのではないかという指摘がありましたが、そのことが顕在化したような内容とも感じました。 質疑では、文化施設としての動きとまちづくりとしての動きがずれながら出てきたことにより、市民からわかりにくくなってしまったのではないかと尋ねました。 先日行われた市民意見交換会でも、文化施設としての機能よりも、吉祥寺南口エリアはどうなるの?という質問が多かったです。 まちづくりという観点からであれば周辺住民や事業者への説明が多く行われますが、今回は文化施設としての意見募集だったことがわかりにくい点になったと私自身は分析しています。 この陳情も予算に関することなので、総務委員会では継続審議とされました。 ◆関連情報武蔵野公会堂を含むパークエリアの将来像立案|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp) 民主主義・立憲主義の基盤である思想・良心の自由、請願権等を守ることに関する陳情 こちらも陳情者からの陳述があり、具体的な宗教信者に対する差別が広がっているとのことでした。 思想良心の自由など、憲法で当然に保障される内容であったことからも丁寧に審議がされたと感じますが、要望の内容が市や市議会に~しないでほしいというものであったため、今後何が起きるかは誰にもわからない中で○○するなという決議は権限を縛ることになることから、不採択となりました(小林議員が調査が必要と継続を希望しましたが賛成者なく結論を出すこととなり、全員が不採択)。 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求めることに関する陳情 最後の陳情は陳述なく、書面のみの審議でした。こちらは市庁舎内で政党機関紙を勧誘したり、議員からそうした圧力をかけたりしてはならないというものでした。 平成28年にも似たような内容で陳情が出ており、また昨年の決算特別委員会でも政党機関紙についての質疑が出ていたこともあって、武蔵野市では現状こうした問題が起きていないということから、現状にあたらないとして不採択となりました。 私からは、今はないとしたとしても、何かあった際の職員の相談窓口などはきちんと対応してほしいと要望しました。 以上、今回は総務委員会で4件の陳情審査を行いました。月曜日からはまた各委員会が開かれます。ご注目ください。 市議会|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)

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3/3総務委員会まとめ~議案と行政報告編|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。かなりの量の花粉が飛散しているとのこと、せっかくあたたかくなってきたのに外に出るのが億劫になっています。 さて、3月3日は総務委員会が行われ、私も委員として出席しました。案件の多さから深夜までか…という話があったものの、端的に、でも濃い議論がされたと思いますが18時頃に終了しました。 本記事では市からの議案と報告について、主な内容についてまとめていきたいと思います(長くなるため陳情は次の記事でまとめます)。 市からの議案審査 まずは市から出された議案についての審査です。 ▼指定管理者の指定の手続きについての条例改正指定管理者候補審査委員会を設置するというもの。 ▼情報公開・個人情報保護審議会と審査会の条例改正市議会側の条例が制定されたのでその対応を市の条例に反映する改正。 ▼事業資金融資あっせん条例の改正コロナ禍の対応につき、年を越えたため比較する年を変更するための改正。 ▼印鑑条例の改正デジタル法関連の改正対応。具体的には、マイナンバーカードにある電子証明がスマホに搭載されることに伴い、コンビニ交付の際にスマホをかざせばできるようにするためのもの。 とここまでは手続き系が多く、質疑も少なめでスイスイと進みました。 ▼補正予算年度末の補正予算はさまざまな額が確定してくることから盛りだくさん。それぞれが気になるところについて質疑をしました。いくつか私の質疑含めご紹介。 ・光熱費当初の1.5倍くらいになっているとのこと、施設関連がやはり大きな影響…その分の補正増あり。 ・活性出店支援金、開店時だけでなく6ヶ月後にも受け取ることができるが、閉店してしまった分を補正減。この支援金は商店会に入ることが要件のため、先日商店会で「入ったのは嬉しかったがもうやめてしまった」という声を聞いたのを情報提供。実効的な策を今後も望む。 ・市道16号の無電柱化事業にて管理所在不明の埋設管が確認、数ヶ月工事がずれ込むことになり、繰越明許費に計上。周辺住民へ影響するが、工期全体としての遅れはひとまずない見込み。 以上で議案審査が終わりました。陳情については次の記事でと思いますが、時系列的に陳情後にあった行政からの報告についても本記事でまとめておきます。 市からの報告事項 今回の行政報告は3件でした。 ▼特別職報酬等審議会からの答申について市長や副市長、市議会議員の報酬等についての検討が2年に一度行われます。審議会は市内のさまざまな団体の方や税理士などから構成され、私たちも審議会からヒアリングを受け、その後こうして審議会から答申が市長へ提出されます。 今回は現状維持との結論。コロナ禍であるということ、とはいえ物価高騰が起きていることなど、さまざま社会情勢を見ながらの判断ということでした。 市は基本的にこの答申に従うという方針だと報告されました。 ▼債権放棄についての報告のやり方について生活困窮や時効などにより、市が債権を放棄することになる場合の市議会への報告方法について、基本的には9月の議会でまとめて報告があるということが共有されました。 ▼男女平等に関する意識調査の報告書について次の男女平等推進計画を策定するにあたり、その基礎資料となる意識調査の報告書が出ました。私は男性にも相談窓口の拡充をと訴えてきた際、次のこの調査においてニーズを把握したいという答弁をいただいていたので、熱望していた調査結果です。内容についてはぜひ男女平等に関する意識調査(令和4年度)|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)からご確認ください。 以上、行政からの報告でした。次回の記事では4件の陳情審査についてまとめます。 3/3総務委員会まとめ~陳情審査編|活動レポート | 武蔵野市議会議員 本多夏帆 オフィシャルサイト (honda-natsuho.info)

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一般質問が終わりました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 任期最後の一般質問が終わりました(読み原稿はこちら)。全体的に前向きな答弁をいただくことができ(ちょっと拍子抜けする気持ちでもありましたが)職員の方々もご準備をいただき、意見を伝えることができてありがたいと感じています。 何度やっても緊張するのですが、今回もひとつ再質問が抜けてしまって、やり切った!ということにはならず、なかなか難しいところです(ホームページリニューアルのところを聞きたかったのに抜けました…) どうしても時間を気にしながらの質疑になるので、淡々と落ち着いてやるのにはまだまだ訓練が必要です。。 とはいえ今回大きく取り上げた広報力の向上やアントレプレナーシップ教育の促進については非常に前向きな回答で、特に広報の専門人材については予算の重要施策にはなかったものの、早い段階で導入が検討されそうな内容でした。広報目的の達成のために、とても期待をしています。 また、選挙の投票率向上についても、デザインを取り入れた投票済証は今回の市議選から導入予定とのこと、楽しみです。選挙小屋やフェスティバルといった民間の取り組みについても、最新情報として意見交換をすることができました。 市民から多様な取り組みについて相談があった際には、選挙管理委員会としてできる対応はするとのことです。何かあればぜひ選管に相談をしていただければと思います。 そしてメインテーマの情報共有・市民参加・協働のサイクルと計画的な市政運営については、現在さまざまな取り組みが行われている中で、社会変化にどう柔軟に対応していくのかについて議論しました。 具体的事例として吉祥寺東町1丁目の市有地利活用事業を挙げましたが、計画の策定や事業の執行をする中で社会変化が起こった際、どう行政が対応していくのかが課題となっています。 今回この事業では食と相談がテーマとされましたが、コロナ禍を経て本当にそれでいいのか、議会からもさまざま意見が出ていました。さらに物価高騰の影響を受け、市の事業者公募に応募がなく、現在さらなる検討段階にあると考えています。 こうした変化を誰がどう判断するのか、ここが難しいのではないかという結論になりましたが、今後のためにこうした可能性についての議論ができたことは有意義であったと自分では思っています。 計画を策定するのにかなりの労力を割き、市民参加もありながら進めているので、そう簡単に変えてはいけないと思うのは当然です。 それでも社会の変化、ニーズの変化をとらえながら事業を調整していかなくては、本来の目的達成が遠のいてしまうことも想像できます。 今後に残された課題とも言えるかもしれませんが、事業の内容や手法をどう変えながら目的の達成へ進んでいくのか、そのことについて考える時間を少し持つことができたと思います。今走っている事業としても吉祥寺東町の件は、続けて注目をしていきたいと思います。 思い返せば4年前、初めての一般質問はとにかくガチガチでどう質問をすればいいのか分からず、しかもなんとなく対峙するものだみたいな厳しい気持ちで臨みました。 しかし今となっては対立をするということではなく、ここで話していることは市民だけでなく職員の耳にも入っており、どうすれば自分の考えを理解してもらえるか、伝わるか、取り入れてもらえるか、その先のことを考えながら質疑をするようになりました。 それは別に厳しいとか甘いとかそういうことではなくて、意見や要望をどうかたちにしていくのか、その実現可能性を高めるために議員に与えられた機会であると考えられるようになりました。 もちろんこの考え方も議員によって違うでしょうし、この機会をどう活用するか、活用してほしいかというのは市民によっても異なると思います。議員の役割とは何か、この問いに対してそれぞれの答えが異なることと同じです。 年に4回、4年で16回しかない機会でしたが、産後の1回以外はすべて登壇をすることができ、15回毎回それぞれのテーマを取り上げながら深掘りすることができたのは、貴重な体験だったと思います。 過去の回もすべて動画がアーカイブで残っているので、ご興味ある方はぜひ見ていただけたら嬉しいです。実は汗びっしょりになりながら、質疑を展開している姿が見られるかと思います。 答弁の資料を作成する職員の皆さまも、毎回私が事前に出した質問書から意図を汲み取ろうと工夫してくださり、感謝申し上げます。ありがとうございました。 さて、ここからは市からの議案を揉む委員会審議が始まります。3月3日の総務委員会から、ご注目ください。

お知らせ

2/28に一般質問を行います|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2月28日(火)に市に対してフリーテーマで質疑をする「一般質問」を行います。中継もありますのでぜひご覧ください。また、動画のアーカイブも数日内にアップされます。 以下、読み原稿です。当日は読みながら多少修正をしているため、正確なものは議事録の公開をお待ちください。質問項目は事前に提出をしています。 当日は原稿を読んだ後、残った時間で市の回答に対して再質問を行います。今回は原稿が4000字程度なので、いつもよりは時間に余裕があるかな?と思っています。 読み原稿 ワクワクはたらくの本多夏帆です。感染症の流行の始まりと同じ頃に生まれた娘が、今月3歳になりました。まる3年、本当に長い長い期間であったなぁと思います。 まだ終わりではなく現在進行形ではあるものの、一定情報が出てきた中で、これからは自己判断という部分が大きくなってきます。マスクについてなども、指針がなくなる今後、それぞれの組織ごとにどうするのかが示され始めたところです。 活動ごとのリスクの評価の違いによって、結論が分かれるものと思いますが、そこにあるのはそれぞれの民主主義であり、決定の後にも尊重がある、そうであってほしいと思います。想像すること、自分の想像を超える部分があるということを受容すること、コロナ禍を経ての学びはここにあるのではないかと考えています。それでは質問に入ります。 1.武蔵野市の情報共有・市民参加・協働の循環と計画に基づく市政運営について (1)現在の取り組みについて前回、12月は産後でお休みを頂いたので9月の議会ですが、一般質問で市と市民の関係性をテーマに自治基本条例関連の質疑をいたしました。だいぶ壮大に話を広げたので時間が足りず自分としては消化不良になってしまったのですが、今回は任期最後ということで大切なこととして、改めて取り上げた次第です。 市と市民の関係性について、協働においてこれは対等であるとの答弁をいただきました。車の両輪のように、はたまた、これは最近気に入っている表現なのですが30人31脚のように、横並びになってまちのために取り組んでいく。そんなイメージかと思います。 昨年11月に行われた自治基本条例のシンポジウムでは、条例はこれまで行ってきたことを明文化したものだということが伝えられ、それに対して素晴らしいという考えもあれば、文字にするとやらされている感があるという声もありました。 これはさまざまな条例制定においても同様のことが言えると思います。そんなルールなくても当たり前、そう思うこともあれば、なければ気づかないこともある。きまりになると圧力を感じるかもしれないけれども、考えなくてよいという気楽さもあったりする。 自治基本条例において、まず情報共有がなされ、市民参加が行われ、そして協働に至る。このサイクルを回し続けることが大切であるとして基本原則となっています。この数年まちを考える身となってみるとこのサイクルはよくできたしくみだなぁと思うとともに、課題となるところはどこなのだろうかと深く考えるようになりました。 例えば30人31脚において、前に進むには目的地、そしてスピードや歩幅など手段の情報が共通認識になっている必要があります。目的と手段の共有だけでなく、さらには年齢もライフスタイルもバラバラの30人がまず集まれる、そして参加できるところからの工夫も必要かもしれません。そもそもやりたい、やりたくないといった違いもありそうです。まちという大きな規模で考えれば、このことの難しさは想像に難くありません。 このようにサイクルをさらに細分化してみることで、すぐに解決には至らなくても、少しずつでも課題解決に繋がればと考えています。そこで以下質問します。 ①自治基本条例の基本原則「情報共有・市民参加・協働」の3つのサイクルを回すことで自治を推進していくために、現在市が積極的に行っている取り組みについて伺う。 ②意見交換会やパブリックコメント等の市民参加への取り組みを行う際のより一層の工夫について伺う。これは以前からお尋ねしていますが、コロナ禍を経て少しずつ活動も活発化する中でさらなる工夫がなされているのではないかと思い改めて伺うものです。 ③計画策定に向け熟慮を重ねる間に社会が大きく変化した際、どのような軌道修正が考えられるか、取り得る手段の可能性について伺う。 自治基本条例の基本原則は、情報共有・市民参加・協働に加えて計画に基づく市政運営の4つです。この計画というのが同じ目的地ないしは手段を指すと考えます。昨今の社会情勢は変化のスピードが早く、また有事の際には当然計画通りにいかないことを私たちは直近で体験をいたしました。 コロナ禍においては事業の延期が多かったように思いますが、そのままずらせば良いものもあれば、社会変化を反映させたほうがいいものもあったのではないかと思います。これまで積み重ねた検討を大きく修正するのにはかなりのエネルギーをまた要するわけですが、過去に計画で定めたからということだけを根拠にするのでは思考が停止してしまいます。 どんどん変更をという考えではなく、必要性が生じた際のためにこの質問をいたしました。そういう時にどのような可能性、選択肢があるかを知っておくことが大切だと思います。ご答弁をお願いします。 (2)「広報専門員」について 次に関連して、具体的な提案を申し上げます。かねてから情報共有、広報が課題であると議論されてきました。市長も施政方針で手を替え品を替えと記載されているように、あらゆる手を打っていくべきだと思います。企業においても広報活動は大変に重要な業務であり、経営にも深くかかわる分野です。 広報媒体が多様化するにつれ、全国でも同様の課題が指摘される中で、自治体広報を強化するために、「広報専門員」といった名称のアドバイザー、専門的知見を有する職員が全国各地で配置されるようになってきました。検索すると兵庫県、神戸市、徳島市などなど、そして最近では杉並区もこうした取り組みを行なっていることがわかります。 東京都では昨年戦略広報部という部署を作り、実務経験のある広報担当を採用しているとのこと。昨年総務委員会で訪問した尼崎市でも、庁内に広報についてアドバイザーが控えており、チラシひとつでも担当課から相談をして、どうすれば対象者に情報が届くか、その先の広報目的の達成まで含めて、逆算して広報活動を行なっているということでした。これらを踏まえ以下伺います。 ①昨年は市のホームページのリニューアルがありましたが、その後の反響について伺う。②市のホームページリニューアル後においても、残された課題は何と認識しているか伺う。③広報専門員を配置することへの見解を伺う。 (3)アントレプレナーシップ教育について 次にアントレプレナーシップについて、アントレプレナーシップは起業家的行動能力とも訳され、イノベーションをもたらし新しい価値を生み出す思考・行動要素として注目されています。先ほど30人31脚を例に、やりたいかやりたくないかといったそもそもの違いもあるかもしれないと述べましたが、地域社会が抱える課題に対して取り組む、かかわるというモチベーションの部分についても、考えていかなくてはならないのだと思います。 次のテーマとしている投票率向上にも通ずる話であり、私が4年前初めての一般質問に際に、SDGsにおいて起業家育成は地域課題の解決にとって必要だとして質疑させていただいたことにも立ち返る話です。当時は起業家育成として創業支援と絡めていましたが、今回は起業家的行動能力ということで、より広く一般的な学びとして取り入れられると考え提案するものです。以下伺います。 ①市の職員に対し、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての市長の見解を伺う。②学校教育において、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての教育長の見解を伺う。③市民に対して、アントレプレナーシップ教育における学びを提供することについての市長の見解を伺う。 2.投票率向上のための取り組みについて 地域社会に対するモチベーションの表れでもある投票。最もシンプルで分かりやすい指標と言えるのが投票率なのかもしれません。 ①第六期長期計画・調整計画の議論においても、「投票率が低い」という言葉が策定委員より出ている。これについての市長と選挙管理委員会委員長の見解を伺う。 ②投票率向上を目指すにあたり、武蔵野市の投票率が平均より高いということに満足せず徹底して取り組みを実施すべきと考えるが見解を伺う。 ③法的に可能なことは1つでも多く取り組んでほしいと考えるが、現状行っていないこととして投票済証にデザインを取り入れることや、投票に来た人にオリジナルグッズなどを渡すなど、今後取り組む予定の具体的な内容を伺う。 ④「選挙小屋」という北欧の取り組みが注目されている。武蔵野市においても候補者が一堂に会し、市民と気軽に交流できるイベントなどを行うことができないか、見解を伺う。 以上が質問となります。最後にお詫びです。令和2年度決算特別委員会において、八丁通りの標識が変更されたと述べましたが、過去まで遡って調べ直したところ工事が行われただけであり標識の変更はされておりませんでした。事実誤認により発言しましたことお詫び申し上げます。より注意をして発言してまいります。

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社会保険労務士の方々との議員懇談会に参加しました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 先日、東京都社会保険労務士政治連盟武蔵野統括支部主催の議員懇談会へお招きいただき、参加をしてきました。 私自身は行政書士ですが、母が社会保険労務士ということもあり、議員になる以前からお世話になっている皆さまです。再会できてとても嬉しい気持ちになりました。 初めて参加した議員懇談会でしたが、そのやり方がとってもいいなと感じたので記事にした次第です。 議員懇談会というと、議員がずっと話し続けるのかな…と思っていたのですが、最初にいくつかのテーマについて社労士会の方が説明、その後議員からの質疑というかたちで進められ、業務理解にしっかり繋がっているなと感じました。 武蔵野統括支部は12市(武蔵野市・三鷹市・府中市・調布市・小金井市・小平市・東村山市・国分寺市・狛江市・東久留米市・西東京市・清瀬市)から成っているとのことで、それぞれから議員が参加していましたが、同じ多摩エリアということもあって、状況は割と似たり寄ったりなのではないかと。そのため質疑も聞いていて参考になりました。 説明を受けた各テーマを具体的に記載すると、以下のとおりになります。 社労士の業務についてはよく理解している自負はありましたが、支部として行政に入って行っていることなど、よく理解することができました。 コロナ禍では士業など専門家にいかに頼るかということが大きなテーマだったとも思っており、行政と士業の日頃の繋がりが有事の際に活きると考えています。 引き続き各分野の知見を深めながら、こうした専門家の方と協働しつつ、市民生活の向上に繋げていきたいです。この度はお招きいただきありがとうございました。

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市長に対する質疑が行われました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 20日に行われた市長の施政方針演説に対し、本日22日は各会派(会派とは議員のグループのこと)の代表が質疑を行いました。施政方針は来年度の市政運営について、市長の考えや予算編成で重視したことなどが盛り込まれています。 質疑においては、各会派それぞれに日頃からの関心分野がよく出ている内容だったかと思います。細かい施策については後日開かれる予算特別委員会にて議論される予定です。 私の所属する会派ワクワクはたらくからは、宮代議員が代表して質問を行いました。質問にあたってはまず宮代さんが気になるところをピックアップし、私の視点を追加するかたちで組み立てました。4年もやっているとあらかた気になるところは重なってくるので、このために議論する時間はずいぶんと減ったものです。 ワクはたの内容としては ・計画行政にも柔軟性を ・財政力指数が示す意味は ・持続可能なまちづくりとコミュニティに新たな視点を ・ゼロカーボンシティの実現に向けた実効性は ・子どもと教育という関係性、大人は? ・市内産業を広く支援するには ・ブルーキャップの客引き客待ち減への取り組み強化 このような内容での質疑でした。4年の集大成のような気持ちのこもった質疑になったかと思います。 他の会派からは、吉祥寺パークエリアの整備や公会堂改修、住民投票制度の検討、駐輪場整備と駅周辺のまちづくりの考え方、学校改築と物価高、学童保育や0123での新たな展開、給食費保健所機能の強化、他自治体との連携など、多岐にわたる内容が展開されました。 来週27・28日には、代表質問をしていない議員が行う一般質問という自由テーマでの質疑があります。私もそこで11番目に登壇予定(28日の昼すぎくらいか?)ですが、上記の会派での質疑とも繋がる内容を盛り込んでいるので、そこでさらにキャッチアップできたらというところです。連携プレーで引き続き取り組んでいきたいと思います。