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2/28に一般質問を行います|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2月28日(火)に市に対してフリーテーマで質疑をする「一般質問」を行います。中継もありますのでぜひご覧ください。また、動画のアーカイブも数日内にアップされます。 以下、読み原稿です。当日は読みながら多少修正をしているため、正確なものは議事録の公開をお待ちください。質問項目は事前に提出をしています。 当日は原稿を読んだ後、残った時間で市の回答に対して再質問を行います。今回は原稿が4000字程度なので、いつもよりは時間に余裕があるかな?と思っています。 読み原稿 ワクワクはたらくの本多夏帆です。感染症の流行の始まりと同じ頃に生まれた娘が、今月3歳になりました。まる3年、本当に長い長い期間であったなぁと思います。 まだ終わりではなく現在進行形ではあるものの、一定情報が出てきた中で、これからは自己判断という部分が大きくなってきます。マスクについてなども、指針がなくなる今後、それぞれの組織ごとにどうするのかが示され始めたところです。 活動ごとのリスクの評価の違いによって、結論が分かれるものと思いますが、そこにあるのはそれぞれの民主主義であり、決定の後にも尊重がある、そうであってほしいと思います。想像すること、自分の想像を超える部分があるということを受容すること、コロナ禍を経ての学びはここにあるのではないかと考えています。それでは質問に入ります。 1.武蔵野市の情報共有・市民参加・協働の循環と計画に基づく市政運営について (1)現在の取り組みについて前回、12月は産後でお休みを頂いたので9月の議会ですが、一般質問で市と市民の関係性をテーマに自治基本条例関連の質疑をいたしました。だいぶ壮大に話を広げたので時間が足りず自分としては消化不良になってしまったのですが、今回は任期最後ということで大切なこととして、改めて取り上げた次第です。 市と市民の関係性について、協働においてこれは対等であるとの答弁をいただきました。車の両輪のように、はたまた、これは最近気に入っている表現なのですが30人31脚のように、横並びになってまちのために取り組んでいく。そんなイメージかと思います。 昨年11月に行われた自治基本条例のシンポジウムでは、条例はこれまで行ってきたことを明文化したものだということが伝えられ、それに対して素晴らしいという考えもあれば、文字にするとやらされている感があるという声もありました。 これはさまざまな条例制定においても同様のことが言えると思います。そんなルールなくても当たり前、そう思うこともあれば、なければ気づかないこともある。きまりになると圧力を感じるかもしれないけれども、考えなくてよいという気楽さもあったりする。 自治基本条例において、まず情報共有がなされ、市民参加が行われ、そして協働に至る。このサイクルを回し続けることが大切であるとして基本原則となっています。この数年まちを考える身となってみるとこのサイクルはよくできたしくみだなぁと思うとともに、課題となるところはどこなのだろうかと深く考えるようになりました。 例えば30人31脚において、前に進むには目的地、そしてスピードや歩幅など手段の情報が共通認識になっている必要があります。目的と手段の共有だけでなく、さらには年齢もライフスタイルもバラバラの30人がまず集まれる、そして参加できるところからの工夫も必要かもしれません。そもそもやりたい、やりたくないといった違いもありそうです。まちという大きな規模で考えれば、このことの難しさは想像に難くありません。 このようにサイクルをさらに細分化してみることで、すぐに解決には至らなくても、少しずつでも課題解決に繋がればと考えています。そこで以下質問します。 ①自治基本条例の基本原則「情報共有・市民参加・協働」の3つのサイクルを回すことで自治を推進していくために、現在市が積極的に行っている取り組みについて伺う。 ②意見交換会やパブリックコメント等の市民参加への取り組みを行う際のより一層の工夫について伺う。これは以前からお尋ねしていますが、コロナ禍を経て少しずつ活動も活発化する中でさらなる工夫がなされているのではないかと思い改めて伺うものです。 ③計画策定に向け熟慮を重ねる間に社会が大きく変化した際、どのような軌道修正が考えられるか、取り得る手段の可能性について伺う。 自治基本条例の基本原則は、情報共有・市民参加・協働に加えて計画に基づく市政運営の4つです。この計画というのが同じ目的地ないしは手段を指すと考えます。昨今の社会情勢は変化のスピードが早く、また有事の際には当然計画通りにいかないことを私たちは直近で体験をいたしました。 コロナ禍においては事業の延期が多かったように思いますが、そのままずらせば良いものもあれば、社会変化を反映させたほうがいいものもあったのではないかと思います。これまで積み重ねた検討を大きく修正するのにはかなりのエネルギーをまた要するわけですが、過去に計画で定めたからということだけを根拠にするのでは思考が停止してしまいます。 どんどん変更をという考えではなく、必要性が生じた際のためにこの質問をいたしました。そういう時にどのような可能性、選択肢があるかを知っておくことが大切だと思います。ご答弁をお願いします。 (2)「広報専門員」について 次に関連して、具体的な提案を申し上げます。かねてから情報共有、広報が課題であると議論されてきました。市長も施政方針で手を替え品を替えと記載されているように、あらゆる手を打っていくべきだと思います。企業においても広報活動は大変に重要な業務であり、経営にも深くかかわる分野です。 広報媒体が多様化するにつれ、全国でも同様の課題が指摘される中で、自治体広報を強化するために、「広報専門員」といった名称のアドバイザー、専門的知見を有する職員が全国各地で配置されるようになってきました。検索すると兵庫県、神戸市、徳島市などなど、そして最近では杉並区もこうした取り組みを行なっていることがわかります。 東京都では昨年戦略広報部という部署を作り、実務経験のある広報担当を採用しているとのこと。昨年総務委員会で訪問した尼崎市でも、庁内に広報についてアドバイザーが控えており、チラシひとつでも担当課から相談をして、どうすれば対象者に情報が届くか、その先の広報目的の達成まで含めて、逆算して広報活動を行なっているということでした。これらを踏まえ以下伺います。 ①昨年は市のホームページのリニューアルがありましたが、その後の反響について伺う。②市のホームページリニューアル後においても、残された課題は何と認識しているか伺う。③広報専門員を配置することへの見解を伺う。 (3)アントレプレナーシップ教育について 次にアントレプレナーシップについて、アントレプレナーシップは起業家的行動能力とも訳され、イノベーションをもたらし新しい価値を生み出す思考・行動要素として注目されています。先ほど30人31脚を例に、やりたいかやりたくないかといったそもそもの違いもあるかもしれないと述べましたが、地域社会が抱える課題に対して取り組む、かかわるというモチベーションの部分についても、考えていかなくてはならないのだと思います。 次のテーマとしている投票率向上にも通ずる話であり、私が4年前初めての一般質問に際に、SDGsにおいて起業家育成は地域課題の解決にとって必要だとして質疑させていただいたことにも立ち返る話です。当時は起業家育成として創業支援と絡めていましたが、今回は起業家的行動能力ということで、より広く一般的な学びとして取り入れられると考え提案するものです。以下伺います。 ①市の職員に対し、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての市長の見解を伺う。②学校教育において、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての教育長の見解を伺う。③市民に対して、アントレプレナーシップ教育における学びを提供することについての市長の見解を伺う。 2.投票率向上のための取り組みについて 地域社会に対するモチベーションの表れでもある投票。最もシンプルで分かりやすい指標と言えるのが投票率なのかもしれません。 ①第六期長期計画・調整計画の議論においても、「投票率が低い」という言葉が策定委員より出ている。これについての市長と選挙管理委員会委員長の見解を伺う。 ②投票率向上を目指すにあたり、武蔵野市の投票率が平均より高いということに満足せず徹底して取り組みを実施すべきと考えるが見解を伺う。 ③法的に可能なことは1つでも多く取り組んでほしいと考えるが、現状行っていないこととして投票済証にデザインを取り入れることや、投票に来た人にオリジナルグッズなどを渡すなど、今後取り組む予定の具体的な内容を伺う。 ④「選挙小屋」という北欧の取り組みが注目されている。武蔵野市においても候補者が一堂に会し、市民と気軽に交流できるイベントなどを行うことができないか、見解を伺う。 以上が質問となります。最後にお詫びです。令和2年度決算特別委員会において、八丁通りの標識が変更されたと述べましたが、過去まで遡って調べ直したところ工事が行われただけであり標識の変更はされておりませんでした。事実誤認により発言しましたことお詫び申し上げます。より注意をして発言してまいります。

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社会保険労務士の方々との議員懇談会に参加しました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 先日、東京都社会保険労務士政治連盟武蔵野統括支部主催の議員懇談会へお招きいただき、参加をしてきました。 私自身は行政書士ですが、母が社会保険労務士ということもあり、議員になる以前からお世話になっている皆さまです。再会できてとても嬉しい気持ちになりました。 初めて参加した議員懇談会でしたが、そのやり方がとってもいいなと感じたので記事にした次第です。 議員懇談会というと、議員がずっと話し続けるのかな…と思っていたのですが、最初にいくつかのテーマについて社労士会の方が説明、その後議員からの質疑というかたちで進められ、業務理解にしっかり繋がっているなと感じました。 武蔵野統括支部は12市(武蔵野市・三鷹市・府中市・調布市・小金井市・小平市・東村山市・国分寺市・狛江市・東久留米市・西東京市・清瀬市)から成っているとのことで、それぞれから議員が参加していましたが、同じ多摩エリアということもあって、状況は割と似たり寄ったりなのではないかと。そのため質疑も聞いていて参考になりました。 説明を受けた各テーマを具体的に記載すると、以下のとおりになります。 社労士の業務についてはよく理解している自負はありましたが、支部として行政に入って行っていることなど、よく理解することができました。 コロナ禍では士業など専門家にいかに頼るかということが大きなテーマだったとも思っており、行政と士業の日頃の繋がりが有事の際に活きると考えています。 引き続き各分野の知見を深めながら、こうした専門家の方と協働しつつ、市民生活の向上に繋げていきたいです。この度はお招きいただきありがとうございました。

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2023年2月一般質問について|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。2月20日から約1か月間の議会(定例会)がスタートします。 今回は4年間の任期最後の議会会期となります。市長の予算編成方針である施政方針に対して質疑する「代表質問」は会派代表である宮代議員が担当し、私は一般質問にて以下の内容を質疑します。 来年度の予算が決まる今回の議会、ぜひご注目ください。 武蔵野市の情報共有・市民参加・協働の好循環を生み出すために等について (要 旨) 武蔵野市の情報共有・市民参加・協働の循環と計画に基づく市政運営について (1)現在の取り組みについて ①自治基本条例の基本原則「情報共有・市民参加・協働」の3つのサイクルを回すことで自治を推進していくために、現在市が積極的に行っている取り組みについて伺う。 ②意見交換会やパブリックコメント等の市民参加への取り組みを行う際のより一層の工夫について伺う。 ③計画策定に向け熟慮を重ねる間に社会が大きく変化した際、どのような軌道修正が考えられるか、取り得る手段の可能性について伺う。 (2)「広報専門員」について  自治体広報を強化するために、「広報専門員」といった名称のアドバイザー、専門的知見を有する職員が全国各地で配置されるようになってきた。 ①市のホームページリニューアル後の反響について伺う。 ②市のホームページリニューアル後においても、残された課題は何と認識しているか伺う。 ③広報専門員を配置することへの見解を伺う。 (3)アントレプレナーシップ教育について  アントレプレナーシップは起業家的行動能力とも訳され、イノベーションをもたらし新しい価値を生み出す思考・行動要素として注目されている。 ①市の職員に対し、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての市長の見解を伺う。 ②学校教育において、アントレプレナーシップ教育を取り入れることについての教育長の見解を伺う。 ③市民に対して、アントレプレナーシップ教育における学びを提供することについての市長の見解を伺う。 投票率向上のための取り組みについて ①第六期長期計画・調整計画の議論においても、「投票率が低い」という言葉が策定委員より出ている。これについての市長と選挙管理委員会委員長の見解を伺う。 ②投票率向上を目指すにあたり、武蔵野市の投票率が平均より高いということに満足せず徹底して取り組みを実施すべきと考えるが見解を伺う。 ③法的に可能なことは1つでも多く取り組んでほしいと考えるが、現状行っていないこととして投票済証にデザインを取り入れることや、投票に来た人にオリジナルグッズなどを渡すなど、今後取り組む予定の具体的な内容を伺う。 ④「選挙小屋」という北欧の取り組みが注目されている。武蔵野市においても候補者が一堂に会し、市民と気軽に交流できるイベントなどを行うことができないか、見解を伺う。

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2022年の議員活動を振り返って|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。毎年言っていますが、あっという間に年の瀬となりました。今年はずいぶんと冷え込みが厳しい気がしますが、皆さま体調はいかがでしょうか。 さて毎年恒例、ブログでの1年の振り返りを行いたいと思います。ちなみに2021年の記事はこちらから。 1月 年明け早々すごい雪が降りましたね。感染症の影響は大きく、市の賀詞交歓会も中止に。行事が少ないこともあってか、例年あまりない委員会主催の勉強会が多数開催されました。 ■議会広報委員会参加■厚生委員会懇談会、文教委員会勉強会(ふるさと歴史館)、文教委員会勉強会(ICT)参加■一中改築説明会参加■会派で議会報告会開催■みんなで書こう!パブリックコメントイベント開催 2月 ■閉会中委員会参加■武蔵野市福祉公社40周年式典オンライン参加■2022年度第1回定例会参加 3月 ■2022年度第1回定例会(予算委員会あり)参加■男女平等推進協議会議員懇談会参加■土地開発公社評議員会参加■環境フェスタ参加■レポート発行↓ 4月 第三子妊娠が判明、幸いつわりも軽く、3度目の妊娠期間へ。 ■議会広報委員会参加■武蔵境活性化委員会活動報告会オンライン参加 5月 議会としては新たな1年のスタート月、抽選を経て厚生委員会から総務委員会に移りました。 ■閉会中委員会参加■土地開発公社評議員会参加■保健センターの機能充実検討有識者会議見学 6月 ■2022年度第2回定例会参加■全員協議会(保健センター増改築・子ども子育て支援施設)参加■武蔵野市視覚障害者福祉協会総会参加■三鷹駅北口交通街づくりワークショップ見学■公益社団法人日本青年会議所武蔵野大会式典参加■レポート発行↓ 7月 ■議会広報委員会参加■会派から市長/執行部への予算要望■玉川上水作業説明会(東京都事業)参加 8月 ■閉会中委員会参加■全員協議会(保健センター増改築・子ども子育て支援施設)参加■建設委員会行政視察(吉祥寺まちづくり)参加■吉祥寺東町1丁目市有地庁内検討委員会報告書市民説明会見学■はらっぱ防災フェスタ見学■一中仮設校舎内覧会参加■第ZERO回武蔵野映像祭り参加 9月 ■2022年度第3回定例会(決算委員会あり)参加■吉祥寺東町1丁目市有地利活用意見交換会見学■地域防災計画意見交換会見学■公会堂改修有識者会議見学■三鷹駅北口交通環境基本方針研究会見学■レポート発行↓ 10月 2年間中止となっていた行政視察にようやく行くことができました。お腹はだいぶ大きい状態でしたが、議員の皆さんや議会事務局の方々のサポートを経て、現地でも多くの方に助けていただきました。ありがとうございます。 ■総務委員会行政視察参加■外環道路特別委員会行政視察参加■教育委員会定例会見学■市政報告オンラインイベント開催■第六期長期計画調整計画策定員会オンライン傍聴 11月 市民と議会の意見交換会が開催され、私は出産にあたりちょうど参加できませんでしたが、40名ものご参加があったとのこと、活発なコミュニケーションの場となり本当に良かったです。 また、農業委員の皆さまと総務委員会の意見交換についても欠席となり申し訳ございません。会派にて情報共有を行いました。 ■閉会中委員会参加■市政施行75周年記念事業・自治基本条例シンポジウム参加■旧赤星邸議員見学会参加■農産物品評会×CO+LAB MUSASHINO参加■さかいマルシェ参加■Teesn Townむさしのイベントこどものまち見学■三鷹駅北口むチューイルミネーション事業点灯式見学■市政報告Youtubeライブ配信イベント開催 12月 11月末に出産したため、大事をとって定例会最初の3日間(一般質問の期間)はお休みをさせていただきました。その後担当の総務委員会から復帰、子連れ登庁でこれまた第二子の時同様、他の議員の皆さんのご理解のもと控室にて授乳など行いました。 ■2022年度第4回定例会参加 ※第三子出産のため一般質問はお休み■第六期長期計画調整計画策定員会オンライン傍聴■レポート発行↓ 以上、書ききれていないこともあるかもしれませんが、ざっと1年間のまとめです。詳細について過去ブログにて記載しているものも多数ありますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 また、発行したちらしのデータはDropboxにて共有しておりますので、上記見にくい場合はそちらもご活用ください。今年はYoutubeもスタートし、まだまだ不慣れではありますが発信手段を増やすことができたかなと思います。 ◆資料公開用フォルダについてhttps://www.honda-natsuho.info/%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/1342/ ◆Youtubeチャンネルについてhttps://www.honda-natsuho.info/%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/1339/ ◆公式LINEの友達追加で最新情報をぜひお受け取りください!@740ouxev(https://lin.ee/E8Ah56Q) 2023年は4年の任期が終わり、4月に市議会議員の選挙があります。武蔵野市でのさまざまな活動も活発になってきた印象です。身近な地元の政治、興味を持っていただけるように私も活動を続けていきたいと思います。 今年も1年たくさんの声を聴かせていただき、ありがとうございました。なかなか分かりにくい政治・行政についていかに分かりやすく伝えるか、これが一番の課題であると感じています。 来年も多くの方とかかわりながら、武蔵野市がより良い状態になっていくよう、尽力したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。寒さの厳しい折、皆さまどうぞご自愛ください。よいお年を。

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市制施行75周年記念事業と自治基本条例シンポジウムへ|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 11月3日は市民文化会館にて開かれた、武蔵野市の75周年記念式典に行ってきました。子どもたちによる合唱や吹奏楽あり、素晴らしかったです。 そのあとには自治基本条例のシンポジウム。こちらはようやく開催できたものでひとまずはホッとしましたが、やはり中身についてはいろいろと考えさせられるなと。これからの課題を再認識した時間でした。 シンポジウムでのパネルディスカッションでは、以下の内容が出ました。簡単なメモになりますが掲載します。 ・自治基本条例ができたことの意義は?・これからそれによりどうなる?・自治基本条例は行政の透明性を高める・情報なければ参加なし・武蔵野市で活動するようになったきっかけは?・活動してよかったことは? ・住民同士の協働と住民と行政の協働・やってきたことを条文に落とし込んだ・平和が入っているのは特徴的・市民としてこの条例をどう受け止めているか? →難しい、かたい印象、やってきたことを言語化されると乗せられているような?個人で参加できる権利がある実感、シンプルで論理的 ・若い世代どう関わるか・やってくれないと先に線を引きがち・町田で団地の役員に中学生が手を挙げた事例・市報の改善?・この条例は市と市議会を縛るもの・制定は目的でなくツールに・いざというときの住民投票 以上が聴きながらメモした内容です。全体として条例の作り手からの視点、市民として活動している方々からの視点、そして市長とがさまざま発言するという流れでした。 最後にちらっと住民投票制度について市長が発言したことで、報道により再上程が近いという印象を持たれた方も多いかと思います。現状として議員のところにはなんら説明や調整など来ておりません(少なくともうちの会派にはありません)。 一方で再上程が今後行われないということではないため、それについても疑問視する意見をいただきます。これは今後市も議会も、そして市民の皆さんとも皆で議論していくべきことであり、突然急にどうこうなるということではなく、1つひとつ段階を経ながらどうなるか進めていくものです。 前回案が議会に上程されるに至るまでも、庁内検討が済みその状況が私たち議員や市民の皆さんに向けて明らかにされてから、実際の上程まで約1年がかかっています。 住民投票制度にそもそも反対というお考えもあれば、制度内容によるというご意見など、現在は市内外からさまざまな意見が飛び交っている状況です。市がどのように検討を進め、次の案を練っているかは現段階では分かりませんが、情報が出て来次第また適宜展開していきたいと思います。

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旧赤星邸の見学へ|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。11月10日は議員対象の旧赤星邸見学会に参加してきました。お天気にも恵まれ、清々しい気持ちでの見学会です。 当時の建築技術において先進的であった点などを多々ご説明いただきました。館だけでなく自然豊かなところも魅力的です。 市が取得するに至った経緯などは下記ホームページが詳しいので、ぜひご覧ください。現在は有識者会議も始まり、これからの利活用に向けて議論がスタートしています。 私自身は三鷹市の山本有三記念館に子ども時代入り浸っていた記憶があり、なんとなくその雰囲気に似ているなと感じています。これからさまざまワークショップや意見募集なども行われるでしょうから、その際は皆さまぜひご参加を! ◆武蔵野市ホームページはこちら

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総務委員会での視察に参加しました|武蔵野市議会レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 武蔵野市議会では、毎年10月に常任委員会(総務・文教・厚生・建設)それぞれが他自治体を視察に行くという恒例イベントがあります。 この2年はコロナ禍で中止でしたが、今年は受け入れ先も無事に見つかり、視察に行けることになりました。当選して初めての視察以来、2度目の委員会視察に参加することができましたので、そのレポートです。 視察先はどうやって決まるの? 年度や委員会ごとにまちまちだとは思いますが、基本的にはまず委員会メンバーに希望のテーマなどが図られ、それに議会事務局がさまざま工夫しつつ視察先へ依頼、旅程を組んでいくことになります。 今年私が所属する総務委員会は他の委員会よりも所掌分野がかなり広いため、どのような内容になるかなぁと思いつつ、ほとんど事務局任せにはなってしまいましたが、何度も断られながらも事務局の皆さんが視察先との調整をしてくださいました。 旅程が決まり、事前に質問事項を送付して、いざ出発です。 今回の視察の中身 2泊3日の旅程の中で、4つの自治体を伺うことができました。 ①芦屋市:芦屋リジューム事業(主に女性活躍)について②西宮市:危機管理センター・防災事業について③堺市:さかいSDGsプラットフォームについて④尼崎市:あまラブ指数などを活用したシティプロモーションについて 宿泊は甲子園・大阪梅田でした。過去の例として2日目にまた新幹線移動などある広範囲な視察工程もあるので、今回はまとまったエリアでの視察で、無理のない旅程に感謝です。 それでは1つずつ内容と気づきを書いていきたいと思います。 ①芦屋市:芦屋リジューム事業(主に女性活躍)について まずは女性活躍をテーマとした芦屋市の芦屋リジューム事業について。リジュームは再生・リスタートの意味。 女性が活躍するまち芦屋を目指し、『ASHIYARESUME(アシヤリジューム)』事業を実施しています。『ASHIYARESUME』事業は、第1歩を踏み出したいと考えている女性を対象に、ライフスタイルの見直し、キャリアの棚卸、多様な働き方の提案などから、自分らしい生き方や働き方に向けた支援や就労や起業に向けたスキルアップのための支援などを行ないます。 芦屋市ホームページ さまざまなイベント、講座などを行っていて、まさに私の行っていることとも繋がりがあり、食い気味にお話を伺いました。 特徴的と感じたのは、女性活躍と男女共同参画は切り分け、また具体的な創業支援フェーズも切り分け、とにかく一番最初の一歩を踏み出すためのきっかけづくりにとことん焦点を当てた事業だという点。 働き方や生き方を知る、そのためのサロンやマルシェ、施設見学、ミーティングなどを開催されているとのことです。コロナ禍はもちろんオンライン活用にて。 女性向けというのが押し出されることに敏感な私としては、女性以外からの反応はどうかといったことや、男性育休などの施策との絡みなども伺いましたが、その辺りは他の市の事業で整えている印象。 上記の通りこの事業はあらゆる角度から女性のきっかけづくりに集中していて、その統一感のようなものが事業効果に表れていると感じました。 1社が継続して事業を行っているとのことだったので、この部分が固定化せずに多様な事業者が主体になり市と協働していくことが今後の課題ではないかとも思いました。 ◆芦屋市ホームページはこちら ②西宮市:危機管理センター・防災事業について 西宮市では、市役所の第二庁舎として2年前に建てられたばかりの危機管理センターを見学し、その他防災情報システムの中身なども見せていただきました。 阪神淡路大震災の経験を振り返り、あの時はやはり市庁舎が大破して使うことができず、災害時にもきちんと活用ができる拠点が求められていたとのこと。 市内に点在する公共施設の統合や移設などを総合的に勘案して、市役所の目の前、元は教育委員会の施設だったところに今回のセンターが出来上がったとのことです。 整備の目的○庁舎機能の集約化老朽化や耐震性に課題を抱え、かつ本庁舎周辺に点在している庁舎機能を集約するとともに、各部門の効率的な再配置を行うことで、日常の市役所の業務効率化と連携強化を図ります。 ○危機管理体制の強化近年、頻発している地震や台風・豪雨などの自然災害をはじめ、様々な危機事案に対応する、防災・危機管理の中枢拠点となります。これまでは、災害発生後に中心的な役割を果たす対策本部機能や消防本部機能が複数の庁舎に分散していましたが、同庁舎の整備により庁舎を集約することで連携して迅速な対応することができます。 西宮市ホームページ 屋上にはヘリポートがあり、救急対応なども行われるとのこと。免震構造や発電施設なども見せていただきました。 運用はまだまだこれからというところで、実際に稼働することがないのが一番ではありますが、大きな施設ということでメンテナンスなども大変そうです。 地理的に山も河川も海もあるということで、武蔵野市とはまた全然違う課題が多くあるのだなという印象。最近は県や自衛隊、警察などと合同で大規模な訓練などもされたそうで、報道に取り上げられた様子をビデオで拝聴しました。 また、ハードだけではなくシステムについても大変興味深く、防災情報システムから市ホームページ、SNS、防災ポータルサイトへと一気に広報ができること、避難所開設時は現地で職員がタブレットから発信ができるなど、システム活用もとても充実していました。 何よりUIが魅力的で、簡単な操作画面、仕組みになっていて、有事の際もスピーディーに対応できそうな印象。 課題としてはやはりアクセス集中がどれくらい影響するか実際把握するのが難しいことや、個人情報の関係で要配慮者リストなどは別システムになっており直接的にはまだ連携ができていないこと、災害時のメディア対応などに触れられていました。 過去の経験からの本気度が伝わってくる内容で、近年の災害についての変化などを踏まえた非常に先進的な取り組みと感じました。 ◆西宮市危機管理センターの整備についてはこちら◆西宮市防災ポータルはこちら ③堺市:さかいSDGs推進プラットフォームについて 堺市では、さかいSDGs推進プラットフォームについてたくさんの事例を紹介いただきました。 市長の強い想いで行われている事業とのことで、市長公室という市長直下の組織にて事業を行うことで、全庁的に取り組みが繋がっている様子が伝わってきました。  SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・統合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い地域として、国から選定されるものです。  堺市は、平成30年(2018年)6月、SDGs未来都市に大阪府内の自治体で初めて選定されました。 堺市ホームページ 堺市では、企業・団体・地域の人たちと連携し、SDGs達成に向けた取組を推進するため、さかいSDGs推進プラットフォームを開設しました。 堺市ホームページ 実はホームページにはそれほどプラットフォームにおける事例が載っていなかったので、これからなのかなと思っていたのですが、1年半で数十件のプロジェクトがこのプラットフォームにおける出会いの中ですでに実現していることが分かり、市のサイトということで掲載量を絞っているとのことでした。 プラットフォームでは企業や団体、学校といったところが会員となり、市はマッチングを主に担っているようです。また、全庁的に課題や要望が出てきたときにそれを民間や学校などに繋ぐという、行政と民とのマッチングにも貢献しているよう。 行政の信頼性を活かした立ち位置で、実際の事業は会員同士で行うというのが主流になっており、市としては人件費くらいしかかかっていないそうです。これにはびっくり。 SDGsとは?という時代は終わり、いかに実践をしていくかというフェーズに早くから取り組んでいることで、この実績に繋がっているのだなと思いました。 行政課題というのはたいていの場合SDGsとも関連するので、非常に親和性が高く、そのうえで市民参加もしやすい流れができていることにこの事業の魅力が詰まっています。 ◆堺市ホームページはこちら ④尼崎市:あまラブ指数などを活用したシティプロモーションについて 最後は尼崎市のシティプロモーションです。 シティプロモーションの取り組みが3つの賞を受賞ということで、とても期待値高く伺いました。動画にもまとめられているのでぜひ。 「あまがさきを好きな人(=あまらぶな人)があふれるまち」を目指して 「そのまちを好きな人と出会うことが、そのまちを好きな人を増やすことにつながる。」そんな思いから、本指針は「あまらぶ大作戦」と名付けました。今後、本市の全部局で、本指針を踏まえ、個々の事業を展開していきます。まずは職員一人ひとりが、尼崎のプロモーター(尼崎のまちを知り、好きになり、良さを伝えていく人) となること。そして、尼崎に関わるすべての人や市内で活動する様々な団体とも連携していきながら、取組を進めていきます。 尼崎市ホームページ なぜこの事業を行うことになったかという点において、尼崎市は過去からネガティブイメージが強いエリアであるというのに驚きました。私はそういう事情をあまり知らなかったのですが、昔から工場地帯として公害が問題になったり、犯罪が多かったりして、関西圏における印象があまり良くなかったとのこと。 その頃のことを今も引きずっていて、テレビ番組などでも「いじり」の対象となっていたのだとか。そういう現実があることにまずびっくりしました。 そうした背景があり、尼崎市を好きな人を増やしたい、好循環を生み出していきたいという想いを持って、シティプロモーションに早くから取り組みだしたとのことです。 印象的だったのは、説明してくださる職員の方が巧みに数字を扱っていたこと。データに基づいて事業を行っていること、進める中での目標設定や振り返りにおいてきちんとデータを取り、それを活用していることが感じられました。 政策評価の手法は多岐に渡りますが、事業の成果を分析し、しっかりと振り返りを行って次に向かうことの意義を改めて感じたところです。 特にこの広報分野については武蔵野市でも現在大きな課題となっていることからも、尼崎市では各課に広報担当を置き、どのように広報をすれば事業効果を高められるかまで考えたうえで事業を進めているといったことは、姿勢としてとても大切なことだと思いました。 ◆尼崎市ホームページはこちら 視察のまとめ 以上、簡単ではありますが視察の内容レポートでした。総じて多岐に渡るテーマ、かつ今の武蔵野市にとっても関心度の高い内容が多く、調整していただいた事務局の皆さまに感謝です。 また改めて、臨月前とはいえもうかなりお腹も大きい中で、公務としての責任を果たせるようサポートしていただいた方々に心から感謝いたします。休むという選択肢もあるものの、やはりいち議員として、経験させてもらえることはしたい、学びを市政に活かしたいという想いで取り組んでいます。 当然危険が及んだり、周囲に迷惑をかけたりするような場合は自分の想いだけでなくぐっとこらえなくてはならないこともありますが、今回は健康状態やタイミングも鑑み参加を決断、無事に行って帰ることができ、本当にありがたく思っています。 行く先々でもあたたかいお言葉を頂戴し、ありがとうございました。コロナ禍での視察受け入れということで、さまざまご調整いただきました。もう少し落ち着いてきたらもっともっと外へ出ていきたいなぁと思わされる久々の視察となりました。 堺市役所の展望ロビーにて、ハニワ部長と(古墳のまち!)

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「市政を話そう」オンラインイベントを開催しました|活動レポート

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。気持ちのいい秋晴れの日が続いていますね。 さて、10月1日に90分ほど、オンラインイベントとして「市政を話そう」という会を行いました。途中入退室自由にしておりましたが、10名ほどの方にご参加いただくことができました。 お話した内容 まず、久しぶりのお話し会だったので、最初の30分ほどは自己紹介がてら、私が議員になった経緯や選挙の振り返りなどを簡単に行いました。 そこから申込フォームでいただいていた質問やテーマについて優先的にお話しつつ、チャットでいただいた質問にも適宜答える形で進めさせていただきました。 そこでのお話は主に「自治基本条例と住民投票条例案の検討過程と今後」と「子どもの権利条例案の検討過程と最近の武蔵野市の教育関連」にまとまったかなと思います。 イベントスタイルと感想 特徴的だったのは、皆さん顔出し無し・ほとんどの方がニックネーム参加で、ラジオあるいはインターネット番組のように私がお話する中、それぞれが思い思いにチャットに書き込むというスタイルに落ち着いたことでした。 私は主にSNS上で発信することが多く、ネットでの繋がりのようなものがとても多い活動の仕方をしてきたので、俗に言う「個人情報のリストづくり」のようなこともしておらず、自分の支持者が誰なのか、個別具体的には分かりません。 それが良いか悪いかは別として、私の活動スタイルとしてはこのくらいの気軽さが良いのかな、今流行りかななどと考えながら、会の中身を構成することができました。 オンラインで行うことのメリットはどこからでも気軽に参加できることですが、それだけでなく今回のスタイルは私が一方的に話し続けることでラジオのように聴いていただくこともできるし、お話をしたい方はチャットに書き込んで発言することもできる、そこから双方向の会話も生まれるということで、聴きたい・話したいの両方にお応えすることが今後もできそうです。 参加者の皆さんに順にお話していただいたりするような会も必要な場面があると思いますが、気軽なおしゃべり会としては今回のスタイルをブラッシュアップしつつ、定期的に開催していきたいと思います。 予定が定まらず数日前の決定・告知となってしまうことが予想されますが、適宜発信していきますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。土曜午後のひとときにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 ▼お知らせが届くようにぜひ公式LINEの友達追加をお願いします