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お知らせ

保健センター増築・こども子育て支援施設整備について全員協議会が開催されました

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。昨日6月28日、保健センター増築・複合施設整備について、議員全員が行政に質疑をする意見交換の場である、全員協議会が行われました。 全員協議会とは 6月にも行われた定例会での議案を審議・採決する本会議や委員会とは異なり、特定のテーマに対して全員で質疑をする場なので、ここで何かを決定するという感じではなく、行政と議会が情報共有、意見交換をし、それが行政の施策に反映されていくイメージです。直近では前回は「学校改築」をテーマに行われました。 今回の事業について 中央図書館や市民文化会館そばにある武蔵野市立保健センター、子育てをしていると赤ちゃんの健診などでお世話になる場所。市内の医療機関と連携し、人間ドックや各種検診・健診事業を行うところでもあります。会社で健康診断を受けているという方だとあまり馴染みがないかもしれませんが、さまざまな健康づくり事業なども行われています。災害時には医療の拠点にもなる大切な場所です。 大規模改修の必要性が急に出てきたのは、2年前の配管調査においてずいぶんと劣化が進んでいるというのが分かったこと。実際に水漏れも発生していて、老朽化していることは判明したものの、市側の説明としては保健センターの機能を止めることができないため、施設を動かしながら修繕するには増築と大規模改修が必要ということで、事業として予算委員会に出てきました。増築については旧図書館跡地(図書館裏の今空き地になっているところ)が利用されることになります。 すでに基本計画の素案などが示されていますが、保健センターの大規模改修を行うために、市はさまざまな手法を検討し、施設の基本的な方針や役割、機能などを整理したとされています。 一方で、事業についてはまだ不明な点が多く、予算規模としても今すぐに予算として計上されないものの全体で40億規模ということが伝えられており、そもそも公共施設としては60年もたせるのがめやすとして計画に示されているのに今回35年でこのようなリニューアルとなっていることや、保健センターの機能を拡充するのかと思いきや庁内検討のみで専門家の意見を入れていないこと(通常は有識者会議を行うことが多いです)さらには他で動いていたはずの子育て支援施設構想と事業がくっついたことで、議論がさまざま複雑化してしまいました。 こうした流れの中で3月の予算委員会でこの事業についてもっと議論の場と専門家の意見をという付帯決議(予算に賛成するものの、議会として意見を付けるもの)を議会側が全会一致で行ったことにより、現在行われている有識者会議(保健センター機能充実検討有識者会議)と並行して全員協議会を開催することになりました。今回の6月と8月の2回に渡って開かれることになっています。 協議会での説明 会ではまず行政から以下の説明がありました。 ①保健センター機能充実検討有識者会議での議論のまとめ 健康増進事業、健診・検診機能、妊娠期から切れ目のない支援、感染症対策・災害時医療対策、自殺総合対策及びメンタルヘルス対策といったテーマごとに出された有識者による意見について ②整備の事業スケジュール案 今年度は有識者会議を踏まえ基本計画案を策定しパブリックコメントを実施、計画策定後に近隣説明会や市民説明会を実施→来年度以降は基本設計を行いながらまちづくり条例の手続きを行い実施設計へ、さらに撤去工事を進行→2025年度には増築工事を開始、2027年度には保健センターを暫定利用しながら大規模改修工事、2028年度から新たな施設利用がスタートという想定 ③市民(利用者)の動線イメージ レイアウトはまだで、どのようなフロアが必要か、健診や相談、手続きといった内容が組み込まれている ④給排水管応急対応工事について 大規模改修工事の実施までの応急工事として、配管の更新や点検口の増設などを直近の7月で行いたいというもの(420万円規模) 以上を踏まえ、議員からの質疑がさまざま行われました。 自身が行った質問等 いずれ議事録が公開されますが、ひとまず速報版として自身の質問のまとめを紹介します。 前段で述べた感想 ・有識者会議第2回を傍聴して、そこで議論するというより有識者の知見をとにかくいただくというスタイルであると認識した、内容も多岐に渡るためこれを反映するのもなかなか大変だなというのも感じた・会議の中で医療拠点、特に災害時に「ここを作っておいて良かったよね」となることが理想だと思う・当初から申し上げている通り、ソフトとハードの議論が入り混じることで話がややこしくなっている気がする 施設整備の考え方について ・こども子育て支援についても、全世代の健康づくりについても、コンテンツとしては外に出ていく必要がある、この場所はある意味ハード面の強化ということがまず第一になるのではないか。例えば建物的な面で言えば耐震的な意味でも災害時ここが倒れたら元も子もない、人的リソースで言えば組織の中の連携を強めるための施設でもあると思うがこれについての見解は。 ・複合化というのではなくて、「包括化」みたいな考え方なのではないか。複合化とすると結局別のものが単に同じ建物に入りますという印象を受けるが、目指しているところは違うのではないか。表現として違うように伝わっていてもったいないと思う。 ・必要な機能は社会情勢の中で変わっていくので学校の改築のように変化を見据える必要もあると思うがどうか。 ・医療面において備蓄もそうだが運び出しについても有識者の指摘あった、備えなくてはならない機能が多いと感じるが、こうした建物のつくりについても有識者意見はきちんと反映されるのか。 ・一般質問で聞いた際も子育て支援について地域差ができないようにするとの答弁、サテライトやオンライン活用については。 細かな機能面について ・チャレンジルームの記載があるが、これまでの仕組みにおけるチャレンジルームと同義なのか、近くの小学生だけが視野?ここだけが対象が限定的でこの図において浮いている感じがする。 ・こども家庭センターの設置について、こども自身からの相談を受けていくことになる、こどもにとっても安心できる居場所として作り込む必要あると思うが、想定されているのか。 ・相談機能の面で駆け込み寺になるには、日頃からふらっと立ち寄れる環境であること、そこにいていいんだよということが伝わるために考えていることはあるか。 ・多世代が共存するためにはさまざまハードルがある、子どもの権利のほうで居場所についての議論の中でもあったが、なんで学校に行っていないんだとか赤ちゃんの泣き声がうるさいとかそうしたちょっとした一言、チッとか言われることによってもうそこへ来なくなる。コーディネーター的な存在が必要かもしれないがどうか。 その他の質問や今後の予定 1人10分あたりで会派ごとに時間が割り振られるのですが、私だけで13分ほど使わせてもらい、宮代議員からはそもそもの大規模改修の必要性、事業の進め方について質疑を行いました。 他の議員からも内容はさまざまで、第六期長期計画との関連性、応急工事ができるとなるとそもそもの大規模改修の必要性はなど、事業自体についての質疑が多かったように思います。 8月の全員協議会の際には、基本計画案が示されるとのことなので、さらに細かい中身についての議論が行われる予定です。基本計画案についてはパブリックコメントも行われるため、ぜひご注目いただきたいと思います。またお知らせします。 ▶基本計画の素案など事業の全体についてはこちら

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2022年6月一般質問ピックアップ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今回は20名の議員が一般質問を行いましたが、その中で何人もの方が取り上げていた事案についてピックアップしてお伝えします。 石神井川上流第一調節池(仮称)工事について 吉祥寺本町2丁目や八幡町2丁目での道路陥没が記憶に新しい中で、この原因究明にも多くの質問が寄せられていましたが、今回陳情でも出ているように、都立武蔵野中央公園から地下トンネルを掘る工事が行われることについても心配の声が寄せられています。 この工事は東京都の河川事業で、石神井川から地下のトンネルに水を流し、洪水などの対策を行うというものです。外環道の工事でも毎度話題となるシールド工法ということもあり、当初から本当に大丈夫なのか?という声が上がっています。これはニュースでも大きく報道された調布市での陥没事故が大きなきっかけになっていると思います。(シールド工法についてはこちらの東京都水道局広報映像Youtubeをどうぞ) 中央公園にて行われる工事については、10年間という長期に渡るものであることや、通学路でもあるエリアにおいて終日トラックが1日100台ほど行き交うのではないか、近くでトラックの待機など生じるのではないかといった心配がされています。音や振動についても当然影響がないとは言えません。 現在は東京都がさまざま手続きを進める中で、周辺住民の方への説明などがなされています。工事名が石神井川ということもあり、武蔵野市に関係することだという印象が薄いこともあるのか、なかなか事業について情報が広まっていないことも課題とされています。 近くにお住まいの方だけでなく、中央公園は多くの方が利用されていると思います。市と都のやり取りも活発化していくと思いますので、気になることなどあればぜひお寄せください。 物価上昇と給食費について 元々物価が上がりつつあるところに、国際情勢も相まってさらに仕入れが難しくなっているという実情に対して、複数名の議員から値上げするのかどうかという問いがありました。 現状市としては9月までの入札は終わっており食材が確保できているとして、10月以降は慎重に推移を見ていくとのこと。他の自治体ではすでに値上げをするとしているところもあるようで、今後の状況をよく見ていく必要がありそうです。 市の答弁からは、簡単には値上げしないという姿勢を感じましたが、創意工夫を重ねながら子どもたちの栄養を守っていっていただきたいなと思います。 CIO補佐官の任命について 予算委員会でも多数指摘のあったこちらも、4月にすぐ登用されたとのことでさまざま確認がありました。最高情報責任者補佐官ということで、総務省のリストから地域に縁があるということで、亜細亜大学で非常勤講師をされている方が任命されたとのことです。 その選び方についての質問や実績、また市の持つ情報に触れるということから契約形態や守秘義務等についての質問もありました。 さまざまな役職や専門家の登用といった場面で、公平性・透明性を求める声が多くなっているように感じています。そうした部分においても情報共有、明快な根拠が提示されていくことを望みます。 一般質問の市議会中継録画はこちら

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2022年6月総務委員会メモ

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。昨日6月14日は総務委員会でした。 任期4年目は初めての総務委員会となりましたが(会派でくじにより割り当てられた総務・厚生を会派2人で話し合い分担)いつもボリューミーな総務委員会、やはり今回も…ということでなんと記録的な23時フィニッシュとなりました。 1日中頭を使いっぱなしとなるとさすがに意識が朦朧としてくる感じがありましたが、なんとかすべての議論を終えることができ安堵しています。 当日は貸し出されているiPadを駆使しつつ、メモを取ったり討論原稿を書いたりしていますので、そのメモをシェアします。メモなので分かりにくいところもあるかもしれませんがご容赦ください。 最初の数字は議案の番号です。簡単に内容と質問、答弁、討論した場合は討論原稿があります。 ■議案 38 市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 【内容】 ・男性の育児参加を促進する休暇制度 ・パートナーシップ制度導入により性別関係なく働きやすい環境をと、介護休暇の取り方等に変更を 39 市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例【内容】 ・育児や介護による離職防止、両立支援のために、非常勤職員の勤務環境整備(在職期間撤廃) ・制度の告知、研修や相談体制の整備 【本多質問】 性別に関係なく、当事者が不利益を被らないようにするためにさまざま取り組むものと思うが具体的にどのようなことを現段階で考えているか 市答弁→キャリアデザイン研修を3年目に、また管理職については今後ハラスメント研修なども踏まえ考えていく 40 市有地活用事業者審査委員会設置条例【内容】 ・市有地に定期借地権を設定して貸し付け土地を有効活用するための事業者選定を行う附属機関の設置 【本多質問】 そもそもなぜこの条例を制定するのか、これまでも取り組んできたと思うがなぜこのタイミングで?これまでとの違いは 市答弁→以前は市有地活用事業について要綱で定めてきたが、PPPガイドラインや地方自治法を踏まえ、審査委員会を設置するに至った。付属機関に該当すると考えている。 41 市税条例等の一部を改正する条例 ・地方税法等の一部改正への対応等 42 手数料徴収条例の一部を改正する条例 ・動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律施行に対応 43 緑被地確保のための農地保全条例を廃止する条例→総務 ・生産緑地制度への移行に伴い、保全生産農地の制度が役割を終えたため 44 建物明渡請求に係る訴えの提起について【内容】 ・建物の明け渡しと、賃料相当額・訴訟費用を求めるもの ・昭和37年に代替地として低廉な価格で賃貸したが、すでに事業協力者が不在の状況 ・過去に何度も解約を申し入れているが話がまとまらず今に至っている ・老朽化し危険、事業協力者がすでにいないこと、違反建築物となっていること、小学校の改築で必要な土地であること、立退料を提供する用意があること 【本多質問】 ・解約通知とあるが解約条項はどうなっているか ・いつもお伝えしているリスクマネジメントの観点から、このまま訴えを行わなかった時の市のリスクについての見解は 市答弁→契約を解除したまま居住されている状況、賃料がもらえない、建物の管理責任、供託5年で時効 ・学校改築で必要というのは市の都合というのが出過ぎる印象もあるが、裁判上の訴えの必要性という理解で良いか、法的な視点に加え、感情的な部分での当事者の方への配慮も必要ではないかと思う ・今訴えを提起する理由 ・提起をした場合、しなかった場合の今後の流れ 【本多賛成討論】市議会というのは市全体のことを考えなくてはならないというスタンスのもと、このような個人の方との事象は取り扱いが非常に難しいものですが、契約に基いて運用されてきたものであり、法を鑑みれば何もしないということは市全体のリスクにもなり得ると考えますし、当然当事者の方の生命財産を守るためにも必要な行為であるという認識です。関係性を大切にしながらのフォローを要望し賛成します。 48 産業振興条例の一部を改正する条例→総務 ・次期産業振興計画策定のために産業振興審議会を設置するため 【本多質問】 新規参加がしやすい環境を整えて欲しいが考えは、長らく同じ方がいろんな委員会に登場する印象、お願いしやすいというのもあると思うが、それでは関係性が増えていかない 47 令和4年度武蔵野市一般会計補正予算第2回 ・総務費 危機管理対策事業(自宅療養者等への支援事業の追加、年明けから増加) ・商工費 中小企業者等追加経済対策事業(商店会活性出店支援金の延長) ■陳情 陳情はこちらの市ホームページに掲載されています ①国民の祝日「海の日」を7月20日に固定化する意見書の提出を求めることに関する陳情 【内容】海の日を7月20日に戻す意見書を出して欲しい。 【本多不採択討論】海の日は身近なものだが、どちらの施策が良いか判断する材料が足りない。他の祝日も含めて総合的な判断が必要と考え反対します。 ②吉祥寺東町1丁目市有地利活用のパブリックコメントを凍結とし、市民説明及び意見交換の市民参加の機会を求めることに関する陳情 【内容】タイトルの通り 【本多質問】 ・令和2年2020の検討委員会報告において、会の代表者の方参加されている。中間まとめのパブリックコメントに対し、検討委員会においてどう対応したか ・意見の違いが出た時にどうしていくか、パブコメなどで出たものにどう答えていくのか 【本多不採択討論】趣旨として、市民との協働を重視するという点は大変共感するものです。一方で、パブリックコメントも、市民との意見交換も、自治基本条例においても大切に考えなくてはならないものです。その点で、白紙という意味ではないにしても、陳情のパブリックコメントの凍結というのは対応として疑問があります。 残念ながらコロナ禍のすれ違いが大きな原因であると今回感じておりますが、本事業については検討委員会に今回の地域の団体代表の方も参加されてきたといったこれまでの経緯を踏まえつつ、市はさまざま反省を生かし今後地域住民とのコミュニケーションを増やす意向であるということは確認できましたため、陳情には反対の討論とさせていただきます。 市には、改めてコロナ禍を経て進めている事業についてはより一層の丁寧さをお願いしたいと思います。陳情者の代理の方からは地域を支えてこられた平井先生と地域の方々の想いを伺うことができ、感謝申し上げます。今後の議論に繋げていきたいと思います、ありがとうございました。 ③保健センター増築及び複合施設整備基本計画(素案)に関する陳情 【内容】工事や設計にあたり近隣へしっかりと配慮をして欲しい。 【本多質問】 市の方向性と合致しているか、法規制だけでなく実態としての配慮と考えて良いか 市答弁→方向性として合致している、必要な機能確保するために考えながら調整していく ④市における、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の見直しを求めることに関する陳情 【内容】市の出している感染対策をするようにという各所のメッセージを外して欲しい他。 【本多質問】 何を根拠にこれらの感染対策のメッセージを発しているか、自分たちでデータを基に考えているか 【本多不採択討論】適宜対策は変化してきていると認識しています。陳情者から研究者の方のお話もありましたが、対策をした方がいい、しない方がいいという両方の考えがあるのは理解しますが、どちらを信じるのかというのは結局のところ、それぞれの主観になると思います。前回の厚生委員会での陳情の際にも、事業者として自分たちで考えて選択を重ねてきたとお伝えをしました。議員ももっと勉強をとのことですが、私自身自分の家族も、従業員の生活もかかっていますので、この間学ばずにここに座っているつもりはありません。 それから亡くなった方の数が少ないというお話でしたが、少ないから対策しなくて良いということになるのか、これは疑問です。また、対策をしたから少なく済んだのではないかというデータについても検証する必要があると思います。今後も状況に合わせて対策は適宜見直しはされていくと思いますし、早く落ち着いた生活にという望みはお互いに共通していると思いますので、それぞれのやり方で前に進んでいければいいのかなと考えます。現在の状況において予防的な意味も含め、市がすぐにメッセージを発しなくていいという段階にないと私は判断していますので、陳情には反対します。 ⑤自治基本条例周知事業の慎重な執行を求める陳情 【内容】自治基本条例の策定プロセスにおいて係争中であるため、周知事業をストップして欲しい。 【本多質問】 ・今回の裁判で違法性の認定が行われる部分は? 市答弁→財務会計行為に対して違法性があるかというのが争点、市は違法性がない認識 ・仮処分的なものが適用されるような裁判ではないという認識で良いか? 市答弁→そう 【本多不採択討論】係争中だからといって事務の執行を差し止める根拠が現状見当たらないため、反対します。少なくとも市は違法性はないとの認識で、その点について我々議会が判断できるものではなく、住民投票条例検討の件で当然に配慮をしながら本事業の周知を行うものと思っておりますが、裁判における市の立場からすれば、係争中であるから事務の執行を止めるというある種の道義的判断も困難であると考えます。 また、配布物や内容について行政報告などでといったご要望もありますが、日頃からの関係性の中でそうしたやりとりがあったり、何かあったらお伝えをしたりということは議会以外の場でもあります。これを行政報告といった場面でやり出すと大変な労力がかかると思いますし、行政の行う事務に対して検閲のようになり、根本的に信頼しないというスタンスにもなってしまうと思いますので、意に沿うことは難しいと判断いたしました。 そもそも昨年末から続く住民投票条例検討の動きについても、自治基本条例の中身が市民に周知されることによって、より一層活発な議論が行われるものと考えておりますため、陳情には反対をいたします。 市議会中継録画はこちら(開催から数日でアップされます)

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2022年6月一般質問の読み原稿

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。今回も無事に一般質問を終えました。 当日の読み原稿をシェアします。読みながら多少変えているので、正確なものは議事録をお待ちください。 今回は虐待のセンシティブな内容があるため、フラッシュバックなど心配な方はご注意ください。また、録画がすでに公開されていますのでこちらも合わせてどうぞ。 武蔵野市議会ホームページ ちなみに今回はこれまでで一番多い約7000字です…終了後、夜に録ったラジオstand.fmはこちらから。 武蔵野市の子ども子育て支援施策や市民と協働するまちづくりの実現等について  こども家庭庁の取組方針と武蔵野市の子育て施策等について  武蔵野市では子どもの権利条例の検討が進められています。先日も市民意見交換会や地域フォーラムなど行われ、見学をさせていただきました。賛否にかかわらずさまざまな意見が共有され、このように他の人の声を聞き考えるというプロセスがとても大切であると感じています。 私は今回の条例検討のプロセスにおいて、どれだけ子どもたちの周辺課題が共有できるか、そしてそこからの行動変容へ繋げられるかが最も大切であると考え、今回は作られている最中の条例の中身というよりも、子どもたちや子育てをする者を取り巻く課題の共有をしこれからのさらなる議論へ進んでいきたいと質疑を構成することにしました。ということで話が長くなりますが、ぜひお聞きいただき一緒に考えていただければと思います。  以前の議会、これは令和3年の代表質問の時にも取り上げたものですが、内閣府の子供・若者育成支援推進のための有識者会議では、数々の課題が共有されています。前回は会議の途中でのコロナ禍での課題というのがメインでしたが、すでに会議は終了しているため、この会議の報告書の中身を少し紹介します。  子ども・若者が過ごす「場」ごとの課題としてまず家庭においては、介護により勉学や生活に支障が生じる事態や親が介護と子育てを同時に行うこととなるダブルケアの課題、児童虐待、貧困、親の長時間労働等による孤独などがあります。 学校においてはいじめの認知件数は増加傾向にあり、重大事態も過去最多、インターネットやSNSでの誹謗中傷といった問題や、コロナ禍の影響が懸念される自殺者数の高止まり、学校に行けない、行かない不登校の児童生徒数も増加しています。 地域においてはつながりの希薄化、地域活動の担い手の高齢化・固定化による新たな参加のしにくさ、また就業においては長期間就業自体をしていないという若年層の多さや長期間ひきこもり状態にあること、そして起業意識の低さなども指摘され、さらには求められる能力の高度化なども課題とされています。以上が報告書の紹介です。議会ではずっと耳にしていることばかりですが、こんなにも多くの課題があることが分かります。当然これだけではないとも思います。  虐待について言えば、皆さんはペルザーデイブさんの『Itと呼ばれた子』という本を読んだことがあるでしょうか。私はこの本を小学生の時に学校図書館で見つけて読みました。この本では生々しい虐待の描写がひたすらになされていくのですが、あまりに壮絶なのであらすじの文をそのまま読みます。フラッシュバックなどご心配の方は、20秒ほど耳をふさいでいただければと思います。以下引用です。  ガスコンロで焼かれる。塩酸入り洗剤で掃除をさせられる。赤ん坊の汚物を食べさせられる。児童虐待を生き抜いた著書がはじめて明かした、壮絶な日々の記録  「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」———母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう———  https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784789719254  以上引用終わり。先ほど紹介した有識者会議の報告書においても、虐待についての委員の意見として、虐待による死亡の中でも0日児死亡、生まれてすぐの死亡ですね、これはあまり数が減っていないことや、日本は児童の権利条約、これが子どもの権利条約ですが、これを批准しているが権利侵害の最たるものである虐待が起こるのは、社会として子どもの権利を守らなければならないという意識があまりに低すぎるからだという指摘がなされています。  私の世代は今子育てをスタートしたり、真っ最中といった世代ですが、自分たちが子どもの頃と比べてみても、随分と社会の価値観が変わってきているということを実感します、例えば親と子の関係性、また、学校を中心とした学びのあり方についてもそうです。基本的に上から押さえつけるような考え方ではなく、自分と子どもは別人格であること、上下関係ではない、ある意味で横に関係性があるイメージになってきているのではないでしょうか。 分かりやすいのは体罰はダメとなったこと、ありのままでいいよと承認する、その人らしさを大事にするという視点を持つこと、ともに学ぶこと、最近は理不尽な校則を考え直すという動きもありますね。こうした新たな価値観が大切であると考える親、大人が増えているように思います。 とはいえ一方で親子の共依存が問題視されたり、競争社会で勝ち抜くために子どもたちが多忙な生活を強いられたり、他人と比較されることのプレッシャーを与えられる、孤独や孤立に至る関係性、ネグレクトといったことも依然として課題と言えます。まだまだ試行錯誤の時代である、子育てにおける価値観の変化の過渡期であるとも言えるかもしれません。  一方で、○○だから守ろう、支援しようという時の○○というのは、例えば子どもだからとカテゴリを当てはめるのではなく、個々に何が課題となっているのかという視点から考える必要があるのではないでしょうか。行政ニーズの多様化と言われますが、潜在していた複雑な課題が見えるように、また誰かに見せられるようになったということも大きく影響していると考えられます。武蔵野市でも福祉総合相談窓口ができたように、困っていることをまず聞かせて欲しいというスタンスで対応に当たっていくことが大切だと思います。  人権というのは、子どもも大人も関係なく尊重されるものです。今回は子どもの権利というテーマですが、そもそもは人権を尊重するのだという理念であり、個々がそのことの理解を深めることが大切と考えています。これは今回の議論のプロセスにおいても、条例が策定された後も、重要なことだと思います。  私は高校時代に、少年法について研究をしたことがあります。当時はサカキバラ事件やバスジャック事件など子どもたちによる事件が大きく報道され、その後少年法が厳罰化されたという時代でした。私は厳罰化という上から押さえつけるようなやり方は、抑止力にはならない、根本的な解決にはならないだろうと高校生ながらに思い、いかにして家庭・地域・学校が子どもたちに対し関わっていくか、自由といはいえ好き放題ではない、リバティとフリーダムは違うということをどう伝えていくのかが課題であり重要だと結論付けたのを覚えています。  これはすなわち、互いにとっての人権をいかにして理解して行動していくのかということに繋がると思います。ルールがあるから、条例があるから守りましょうではない、もっと根源的な話です。子どもの権利条例の話題を聞いていると、いじめが起こった後のことをどうするか、具体的にはオンブズ制度の部分がクローズアップされることが多いように感じます。 もちろん子どもたちのSOSにどう答えていくかということも大切ですし、事が起きる前から取り組みを調査していくという意味合いでのコミッショナーやオンブズマンということであれば良いですが、そもそもいじめが起こらないようにするにはどうしたらいいかという議論にももっと時間が割かれて欲しいと思っています。  日本全体のトレンドとして、国のほうでは子ども家庭庁創設やこども基本法の成立の動きが活発化しています。東京都でもこども基本条例が制定されました。これらの議論の中でも、子どもたちを取り巻く数々の課題が共有され、次の行動変容に向けて動きが進んでいくものと思われます。  今回、武蔵野市保健センター機能充実検討有識者会議を傍聴したところ、子ども子育て支援施設複合化についての説明においても、国の動きなどが報告されていました。今、武蔵野市では子どもの権利条例という理念的な部分についての議論と、子ども子育て支援施設の議論、両方が同時に走っており、そこに国の法律の動きも乗っかってきています。それぞれは別に動いているように見えますが、実は当然に密接に関わっていると思いますし、それこそ全く連動しないのもどうなのかということもあります。  条例を作ることの意義の一つが事業をしっかりと予算化していくことにあるとするならば、国の動きも同様に予算として基礎自治体にも大きく影響してくるものと思います。そこで今回は、ちょうど先日行われた保健センター機能充実検討有識者会議で出てきたものを中心に、武蔵野市の子ども子育て支援施策全般の質問を以下行います。  (1)現在分かっているこども家庭庁の取り組み方針に対し、武蔵野市の子ども子育て支援策についてさらなる検討が必要と考えているところ等、分析を伺う。  (2)武蔵野市子どもの権利に関する条例の検討とこども家庭庁創設の動きとの関連性について伺う。  (3)ゆりかご面接や乳幼児健診の受診率と参加できていない実態等について伺う。  これは保健センター機能充実検討有識者会議でも紹介されていましたが、数パーセントの参加できていない人たちに関する言及が特になく、そちらの法が課題なのではないかと考え伺います。  (4)産後ケアが拡充されたが、時期が延びたこと等の拡充内容と産後うつや母親の自殺との関係性について伺う。  これは先日保健師さんとお話をさせていただいた時に、施設が増えただけでなく時期が延びたことも伺い、どういう経緯でこの拡充が行われたの知りたいと思い質問します。  (5)保健センター機能充実検討有識者会議に小児科医がいない理由を伺う。  こちらは医師会の方や助産師の方、また大学教授の方などさまざま傘下されていることは認識していますが、日頃子どもたちや保護者と接している小児科医の方にもご意見をいただくのが良いのではないかと思い伺います。  (6)この有識者会議において保健センターでの健康増進として紹介されている事業内容が高齢者層を主な対象とするものであると感じるが、健康寿命とは異なるテーマとして若年層のメンタルヘルス対策についての見解を伺う。  小児科医がいないこととも関係しますが、保健センターで目指していることは全世代の健康増進であると理解しています。どうも健康増進事業というテーマになると、高齢者向けの事業内容がほとんどであるため、若年層に対する事業についても教えてください。  (7)武蔵野市において子育て支援施設を複合化することの意義と、市内での地域差を作らないようにする対策について伺う。  これは重ねての質問ではありますが、複合化することの意義をもう一度教えてください。また、複合化した結果、サービス提供に地域差が生じてくるのは本来の目的からすれば本末転倒だと思います。ご見解を伺います。  市民と協働するまちづくりの実現について  今回の一般質問でもまちづくりについて取り上げる議員が多いと思いますが、今、武蔵野市は全域でさまざままちづくりが進められ、コロナ禍も少し動きが変わってきており、今年はまた違った雰囲気で事業が前に進んでいくのではないかと期待をしています。  そんな中、昨年来、あるいはコロナ禍においてても市政で大きなテーマとなっている市民との協働という考え方について、これは不断の努力で取り組んで行かなくては、まちづくりが前向きに進んでいかないと思います。そこでいくつか質問をいたします。  (1)三鷹駅北口交通環境基本方針の策定について、オープンハウスが開催され、今月には市民ワークショップも行われる。事業の進捗状況や反響を伺う。  これは今ちょうどやっている最中のものなので、、可能な範囲で教えていただければと思います。  (2)吉祥寺東町1丁目市有地利活用事業について、コロナ禍を経ての市民参加の実現について現状と課題認識を伺う。  こちらは他の議員も複数取り上げられていましたが、私も先日市民意見交換会に参加をし、会自体の周知広報が不足しているのではないかと感じました。日程の設定の仕方については変えていくというお話が昨日もありましたが、唐突に感じられる広報についてこちらはどう対応していけばいいのでしょうか。パブリックコメントを書けば良いという話になってしまうと、じゃあ何のために意見交換会や説明会をやっているのかという話になってしまいます。行かないというのではなく、行けないという状況を作らないように最大限努めていただきたいですが、どのようにお考えでしょうか。  (3)令和3年度の吉祥寺東部地区のまちづくりについてや、令和4年度の武蔵境南口公衆トイレリニューアル事業等、周知広報がなされる中、市民の関心が高まるにつれさまざまな意見が出てきていると感じる。こうした市民の声に対し、どのように説明責任を果たしていくのか、また事業を進める中での市民参加の実現についての見解を伺う。  これは、最近共通して起きていることと感じて質問することにしました。例えば東京都の事業が武蔵野市で行われるとなった時も同様に、木の伐採について変更があったり、工事のやり方に変更があったりと、事業が進みながらも声を聞きながら事業が変更されていくというのを見ています。当然全てがそうはなっていないのだと思いますが、事業が決まってからの動きこそ、住民に寄り添って進めていくことが重要と考えます。ご見解をお願いいたします。  市民からの相談や過去の一般質問等よりピックアップした事項について  (1)各種計画等策定委員会の会議体が、より市民に開かれたものとなるための施策につき、検討の進捗について伺う。  これは令和2年度第1回定例会で質問したもので、その時のご答弁は  これまで外部の委員などが入るさまざまな委員会などの会議はできる限り公開し、傍聴できるようにしてきました。ホームページなどで議事録も公開していますが、作成にはどうしても一定の日数が必要です。そのため、議事録完成前であっても、会議当日の配付資料については会議終了後に速やかにホームページで公開するなど、できることから取り組みを進めている状況です。―中略― このたび上程しております自治基本条例(案)でも、情報共有の重要性についてうたうとともに、会議及び会議資料の公開についても新たに盛り込んでおります。そのため、会議資料の公開についてもできる限り速やかに取り組むよう、改めて庁内に呼びかけてまいります。また、今後のICTの進展や費用対効果も踏まえ、より進んだ情報公開の手法について引き続き検討を進めてまいりたいと考えます。  でした。当時はまだ案だった自治基本条例もその後制定され、より一層力を入れられているものと考えています。検討や実施の現状を伺います。  (2)市のホームページ更新にあたり、その進捗と今後どのようなスケジュール及び手法で市民参加が行われるか伺う。  これもまた一つ前の質問と関連しますが、依然として会議の日程などはカレンダーに載ったり載らなかったりしています。市民意見交換会についても同様で、先ほど吉祥寺東町1丁目利活用事業の件でも、よくよくページを調べなければ実施の予定を把握することができませんでした。このような具体的な事案などをしっかりと集めていくことで、分かりやすいホームページリニューアルに繋がると思いますので、今後の見通しを伺います。  (3)若い世代の投票立会人の募集や投票日の学生アルバイト募集が行われている。成人年齢引き下げも踏まえ高校生世代へのアプローチや、一方で年齢問わず投票へ行ったことがないといった市民に対する施策の可能性について伺う。  こちらはちょうど今参議院選挙前であることもあり、さまざま若い世代に向けてアプローチをしていただいていることを踏まえて、市民の方からもアイデアをいただいたものです。深夜になる業務などは未成年には難しいと思いますが、昼間の業務を切り分けたり、また一方で投票率の低い世代というのは私たち30代も含まれるため、投票へ行ったことがないという方に向けた施策などは考えられないだろうかと質問しました。以上、よろしくお願いいたします。 

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2022年6月一般質問「武蔵野市の子ども子育て支援施策や市民と協働するまちづくりの実現等について」

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。あっという間に(と毎回言っていますが)6月を迎え、7日から定例会がスタートします。 一般質問を提出しましたので、まずはその要旨を公開します。今回は15番目ということで、9日の登壇になるかなというところです。最新情報はTwitterにてお知らせいたします。 武蔵野市の子ども子育て支援施策や市民と協働するまちづくりの実現等について こども家庭庁の取組方針と武蔵野市の子育て施策等について  (1)現在分かっているこども家庭庁の取り組み方針に対し、武蔵野市の子ども子育て支援策についてさらなる検討が必要と考えているところ等、分析を伺う。  (2)武蔵野市子どもの権利に関する条例の検討とこども家庭庁創設の動きとの関連性について伺う。  (3)ゆりかご面接や乳幼児健診の受診率と参加できていない実態等について伺う。  (4)産後ケアが拡充されたが、時期が延びたこと等の拡充内容と産後うつや母親の自殺との関係性について伺う。  (5)保健センター機能充実検討有識者会議に小児科医がいない理由を伺う。  (6)上記有識者会議において保健センターでの健康増進として紹介されている事業内容が高齢者層を主な対象とするものであると感じるが、健康寿命とは異なるテーマとして若年層のメンタルヘルス対策についての見解を伺う。  (7)武蔵野市において子育て支援施設を複合化することの意義と、市内での地域差を作らないようにする対策について伺う。  市民と協働するまちづくりの実現について  (1)三鷹駅北口交通環境基本方針の策定について、オープンハウスが開催され、今月には市民ワークショップも行われる。事業の進捗状況や反響を伺う。  (2)吉祥寺東町1丁目市有地利活用事業について、コロナ禍を経ての市民参加の実現について現状と課題認識を伺う。  (3)令和3年度の吉祥寺東部地区のまちづくりについてや、令和4年度の武蔵境南口公衆トイレリニューアル事業等、周知広報がなされる中、市民の関心が高まるにつれさまざまな意見が出てきていると感じる。こうした市民の声に対し、どのように説明責任を果たしていくのか、また事業を進める中での市民参加の実現についての見解を伺う。  市民からの相談や過去の一般質問等よりピックアップした事項について  (1)各種計画等策定委員会の会議体が、より市民に開かれたものとなるための施策につき、検討の進捗について伺う。  (2)市のホームページ更新にあたり、その進捗と今後どのようなスケジュール及び手法で市民参加が行われるか伺う。  (3)若い世代の投票立会人の募集や投票日の学生アルバイト募集が行われている。成人年齢引き下げも踏まえ高校生世代へのアプローチや、一方で年齢問わず投票へ行ったことがないといった市民に対する施策の可能性について伺う。 

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武蔵野市パートナーシップ制度が始まりました

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 2022年4月から、武蔵野市パートナーシップ制度が始まりました。これは、 「性別等にかかわらず、お互いを人生のパートナーとして日常生活において、互いに協力し、及び扶助し合うことを約した2人が届け出るパートナーシップ届を受理し、受理したことを証する書面を交付します」 武蔵野市ホームページ(引用元リンク) というものです。この書面交付については、パートナーシップを届け出る当事者の方について関係するものと考えられますが、今回の条例改正にはもうひとつ大きな意味合いがあります。それは、 「全ての人が、互いの人権を尊重し、多様な性の在り方に関する理解を深めることで一人ひとりの命と人権が守られ、性別等にかかわりなく、それぞれの個性と能力を十分に発揮できる男女平等社会の実現」に向けて、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 武蔵野市ホームページ(引用元リンク) とあるように、市民や事業者についても役割が定められていることです。 先日、私自身も会員である武蔵野商工会議所からもこのパートナーシップ制度についてのガイドブックが会報とともに届きました。 実際にどのような書面が交付され、それを例えば不動産での契約や医療機関、その他の場面で活用することができるのか、事例が掲載されています。 市内の状況 去年陳情が出されたことで、市内の市立小中学校での男女混合名簿が年度初めから実現していることと思われますが(全校で行われたかどうかはこれから確認され議会に報告があると思います)こうした変化は最初は当然、大変さも伴うと思います。 「男女平等社会の実現」というものが、その1つだけで出来上がるとは到底思えませんし、世の中にはなんで?と思うことが多数。 私自身は経験として、子育てを応援する企業に与えられる「くるみんマーク」が女性社員のみの企業に与えられないことや、女性活躍というものが男性に比してという制度設計になっていることも、疑問を拭い去れないでいます。 また「男女平等を目指そう」というのが総意であるとも言えないかもしれません。考え方はさまざまある、それが多様性であるはずで。 それでも少しずつ、一人ひとりが暮らしやすい、生きやすい社会を目指していくために積み重ねていくことが大切で、時代とともに変化しながら、終わりなき前進をしていくのだと思います。 「互いの人権を尊重する」この一言にすべてが込められているとでも言いましょうか。子どもの権利についても議論が進められていますが、そもそもは「人権」というものが大前提であり、人が人を大事にできるにはどうすればいいのか、その根本を考えていきたいという想いでいます。 そのことからパートナーシップ制度の話へ戻ると、今回市民や事業者にも示された役割という部分については、「性」という側面だけではなく、さまざま暮らしにくさを感じている人に対してどのような対応をしていくことができるのかを考える必要があるのではないかと思っています。 これは今回の制度が議会で議論されていたときにもお話したことですが、手続きにおける利便性、可能性を高めるということが効果のひとつとされるならば、これは性についてだけでなく、例えば高齢者や障がい者であるために契約をさせてもらえないとか、今ひとつ成年後見制度への理解が進んでいないことなども関係してきて、そういった暮らしにくさを感じている人に対して、「公」がどう解決を目指していくのかということも議論される必要があるだろうということです。 今回は男女平等という視点での制度化であり、そのためにこの制度も男女平等についての条例を改正することで形となりました。しかしそもそも人権の尊重ということで言うならば、上記のように性という側面からだけでなく、さまざま抱えられている課題についてどう向き合っていくのかも今後議論を広げていきたいと思います。 パートナーシップ制度のガイドブックはこちらからご覧いただけます。

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2022年3月のスケジュール

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 第6波もようやくピークアウトかというところ、それでも次がといった声もちらほら。何度繰り返すとしても油断はできませんし、また進化もしていかなくてはなりません。基本的な感染対策をしっかりと続けていきたいと思います。 さて、またもすでに突入していますが、3月の議員に関連するスケジュールを書いておきます。メモ代わりでもありますが、参考まで。 議会関連 1日:本会議 3日:議会運営委員会 4日:総務委員会 7日:文教委員会 8日:厚生委員会 9日:建設委員会 10日:外環道路特別委員会・議会運営委員会 15日~17日、22日、23日:予算特別委員会 28日:本会議・議会広報委員会 市議会のページはこちら 行政関連 2日:下水道総合計画見直し及び下水道事業経営の在り方検討委員会 3日:教育委員会定例会 3日:総合教育会議 8日:市民活動促進基本計画策定委員会 9日:子どもの権利に関する条例検討委員会 22日:子どもプラン推進地域協議会 24日:非核都市宣言平和事業実行委員会 24日:健康福祉総合計画・地域共生社会推進会議 25日:廃棄物に関する市民会議 30日:地域自立支援協議会 4月6日:教育委員会定例会 市のイベントページはこちら 意見募集関連(パブリックコメント) 現在は募集なし、意見集計中となっています。また何かありましたらお知らせします。 現在は市議会定例会の期間中のため、日々さまざまな情報が飛び交います。日々中継もありますので、ぜひチェックしてくださいね。 市議会中継はこちら

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2022年2月一般質問「子ども・子育て支援やコミュニティが交わる取り組み等」について

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 第1回定例会が始まりました。スケジュールについてはラジオstand.fmでもお話していますのでぜひお聴きください。 さて、今回の一般質問の要旨はこちらです。 少子化社会対策白書等から考える子ども・子育て支援について 「少子化社会に関する国際意識調査」では、他国と比較して子育て支援への課題があることがうかがえる。主に令和3年版『少子化社会対策白書』を基に、市としての子ども・子育て支援のあり方について伺う。 合意形成に向けコミュニティが交わる取り組みについて 意見募集や市民意見交換会が話題となる中で、合意形成を行うためには考えを発する・集めるだけでなく「聴く」・「知る」ことも大切ではないかと考える。コミュニティが交わり合うことの可能性や取り組みについて伺う。 市勢統計に見る人流減少の影響について 電車やバスなどの交通、また健診事業などの数値を見ると大幅な人流減少が結果として表れている。産業をはじめ、多岐に渡るであろう影響につき伺う。 予定では2月28日の夜あるいは3月1日の午前中に登壇すると思います。インターネット中継もありますので、よろしくお願いいたします。終了後、原稿もアップしますのでご覧くださいね。 国際情勢が激しく揺れ動く中、自分にできることは何なのか、この瞬間に政治に携わる者としての大きな責任を感じています。ともに学び、考えていきたいです。 追記(2/28夜) 本日8番目に登壇しました。読み原稿をここに残します。 ワクワクはたらくの本多夏帆です。週末、家で国際情勢のニュースを見ていた4歳の息子は、死にたくないよと言いました。まだ死についてよく理解してはいない年齢ですが、それくらいの衝撃を受けたのだと思います。 私は今この瞬間に政治に携わる者として、そして法を学んできた人間として、私たちは常に過去から学び、新たな世界を模索するために努力をし続けなくてはならないのだと実感しています。目を背けたくなる現実に対し、決して無関心にならず、この悔しさ、悲しさを共有し、前に進んでいきたい。今、世界中の大切ないのちが守られるように、強く願います。 さて、前回の議会が終わってから、議員の役割とはを考える日々を過ごしています。あなたの言っていることはおかしいとか、自分の話が正しいからこっちは間違っているとか、そんなふうに話される。私が見てきた世界は私が見てきた世界、あなたが見てきた世界はあなたが見てきた世界、だから話し合いましょう。そうはならないのでしょうか。 持っている情報自体が互いに異なるということが議論の中でわかってきたのに、相手を否定することで自分が正しいという議論を展開するのは違うのではないかと思います。建設的な議論の必要性、重要性を実感しています。 それでは質問に入りますが、今回は細かい質問にせず、大きな問題提起をしました。1つ目は少子化対策と子育て支援、2つ目はコミュニティ、3つ目は市勢統計からの気づきについてです。 大きく問うやり方はあまりしてこなかったため、準備をされる職員の方を困らせてしまい申し訳なかったのですが、一緒に考えてくださる姿勢がとても嬉しかったです。議員になって丸3年が終わろうとしていますが、この質疑のやり取りについても何をどうするのが市政にとってプラスになるのか、プロセスも考えながら、ずっと模索しています。内容に入ります。 1少子化社会対策白書等から考える子ども・子育て支援について 「少子化社会に関する国際意識調査」では、他国と比較して子育て支援への課題があることがうかがえる。主に令和3年版『少子化社会対策白書』を基に、市としての子ども・子育て支援のあり方について伺う。 今回は内閣府の資料を用いての質問です。子ども庁なのか、子ども家庭庁なのかといった議論も行われていますね。それを見ても、子どもの支援、家庭に限らず子育てをする者への支援と課題が多岐に渡ることが分かります。 武蔵野市においては、本議会でもこれまでに多数議論に出ていますが、保健センターの増築と新たな子ども子育て支援施設についての議論が展開される中で、箱物としての議論と子ども子育て支援についての議論がごちゃ混ぜになり、議論が複雑化している印象を持っています。 それにより子ども子育て支援にネガティブな流れを持たせたくないという想いを持ち、今一度子ども子育て支援について市に求められること、市にできることを考えていこうという趣旨でこの質問をすることにしました。 先に述べました令和2年度少子化社会に関する国際意識調査報告書の内容は、衝撃的と言いますか、やっぱりそうなのか…という感想を持ちましたのでまず少し紹介します。ここでは、日本、フランス、ドイツ、スウェーデンの4ヶ国の比較がなされており、社会的支援についてというテーマの中で、直球ですが子育てしやすい国と思うかという問いがあります。 分析をされた有識者、国立社会保障・人口問題研究所の岩澤人口動向研究部部長の解説によれば、自国が子どもを育てやすいと思うかどうかについて、スウェーデン、フランス、ドイツの順で評価が高く、日本はそう思う人の割合が最も低い。その質問で子育てしやすいという回答をした理由について日本は治安の良さが高いですが、スウェーデンは教育費の支援、雇用の安定、育児休業の所得保障、保育サービスが挙げられています。 一方で、妊娠・出産時の身体的・精神的・経済的負担を軽減する施策として何が求められているかという支援策については、日本で高いのは出産費用の助成、不妊治療の助成、各種サポート窓口の一元化とのこと。育児を支援する重要施策の中でも日本で一番高いのは教育費の支援でした。 このことを見るに、日本においては経済的な負担が多いと考えられていることが伺えます。子どもを持つことの印象についても、フランスは自然、ドイツは子孫、スウェーデンは楽しいというのに対し日本は経済的負担となっているとのこと。 これだけ聞くと少々ショックも受けますがおそらくこれが現実で、日本において子どもを持つことは積極的に人生設計に組み込まれる状況にはないようです。 ただし、先に述べた子どもを持つことに対し楽しいというよりも、育てる側の自己成長に繋がるとか、質の高い環境でしっかりと子育てをしたいという真面目な考え方であり、だからこそ負担も感じやすいのではないかということも分析として添えられており、なるほどそこにも関係性があるのかと納得したところもあります。 さて、こうした状況の中で、令和3年度に出された少子化対策白書には、多岐に渡る少子化対策の中身が掲載されています。子育て世代が将来にわたる展望を描ける環境づくりでは、雇用環境の整備や働くことと子育ての両立支援策、最近グッと増えてきて法改正もされてきている男性育休の分野、地域活動への参加促進という暮らし方改革なるものもあります。 多様化する子育てニーズへの対応については武蔵野市でもすでに多く取り組んだり目指したりしている、妊娠期から子育て期にわたる 切れ目のない支援、その他地域の実情に合わせた取り組みや子どもや子育てにあたたかな社会づくり、そしてICTやAIといった科学技術の積極的活用といった施策がずらっと羅列されています。 これらをざっと見たとき、今回の武蔵野市が取り組もうとしている窓口の一元化については、先の意識調査にもあったように子育てに関わる市民にとっても要望に沿ったものだろうと考えています。福祉総合相談窓口のように、困ったらとにかくここへという分かりやすさはやはり重要です。 ただ当然それだけではなくて、窓口は一つになってもその窓口があるところは本当にひとつでいいのか、すなわち保健センターの位置にひとつあることで十分なのか、これは何も同じ段階のものがいくつも必要ということではなくて、そのもうひとつ手前で支援に繋がる場所がどれくらい身近にあるか、手を伸ばせば届くところにあるかというのが大切だと考えています。 また、今日のデータでお伝えしてきた課題、子育てにおける経済的負担あるいは子育てに対して経済的負担という印象を持っているということについて市として何ができるのか。これは非常に大きな問題で簡単に解決できるものではありませんが、当然お金をばらまこうということではなく、ただ、先日の子育て世帯臨時特例給付金の所得制限を見ても、経済支援において不公平さを感じる施策はやはり存在しています。 子どものための支援なのか子育てを行う者に対する支援なのかよく分からないのはさることながら、個人の収入と世帯の収入の考え方も公平性は感じられません。急な国の施策による市の財政に対する影響を鑑みて先日の議案自体に賛成はしておりますが、国の施策に対する現場のフィードバックとしても市から市民の声を届けていただきたい。 さらに、代表質問でも話題に上がった議員研修では、子どもの貧困について知る機会がありましたが、負担と考えられている教育費の支援とも言える学習支援について、そうした支援を知らないという子どもが圧倒的に多いことや、学力の底上げについては支援があるもののもうちょっと頑張ってレベルアップしたいといった子どもの支援はなかなかないといった、きめ細やかな支援のあり方が求められていることが分かりました。 子どもの貧困は諸外国に比べてもかなり悪い状況にあるとのことで、先の経済的負担という課題と通じていると考えます。 市においても今回の子ども子育て支援のあり方、必要な機能についての議論をする中で、こうした経済的負担という部分についてもできることがあるのではないでしょうか。 働き方や休み方という点ではハローワークや社会保険労務士などの士業と連携して市民の相談に乗ったり、情報提供したりすることも考えられるかもしれません。 例えばまだまだ育休、特に男性の育休に対する理解が浸透しているとは言えない世の中です。所得が少なくなるということから育休取得を控える人もいる。ちゃんと復職できるのか、キャリアに不利ではないか、どのような手順で取るのか、どうするのが子育てにとっていいのか。 また自営業には産休育休なる制度はありません。不規則な仕事のスタイルからも柔軟な保育制度が求められますが、どうすれば子育てをしながら安定的に働き続けることができるのか、雇用による労働ではないのでハローワークに相談することもあまりできません。 実際こうした不規則スタイルで働く身からすれば、行政に提出する保育の書類においても現実とかけ離れており、どう自分の生活を伝えれば良いのかわからない、言ってみれば自分の働き方は対象として見られていないあるいは知られていないのだなと思ってしまうこともあります。そうした情報共有をする場だって本当は欲しい。 少子化対策白書にもあるように、子育てに直面するかどうかも分からない学生の頃から、ライフプランニングを行う機会が多数用意されていてもいい。また、そもそもで言えば福祉総合相談窓口との連携も大切でしょう。ヤングケアラーも話題になっていますが、子どもにケアをされている側である大人などに支援が届かなければ、根本的解決には至らないと思います。10年以上前から、高校中退の理由は子育てする側の経済的問題が最も多かったはずです。 保健センターとの連動ということから母子保健、健康面が重視されることはもちろん大切なことだと考えていますが、今回調べる中で私自身理解を深めることができた、子育てに対する負担がどこから来ているのかということについて、求められている多岐にわたる施策を踏まえた上で、市の作ろうとしている子ども・子育て支援施設の中身を応援したいと思います。 質問は最初に述べました、こうした少子化対策についての資料を踏まえ、市の子ども・子育て支援のあり方について、見解を教えていただければと思います。 2合意形成に向けコミュニティが交わる取り組みについて 意見募集や市民意見交換会が話題となる中で、合意形成を行うためには考えを発する・集めるだけでなく「聴く」・「知る」ことも大切ではないかと考える。コミュニティが交わり合うことの可能性や取り組みについて伺う。 私はこれまでの集団活動の中で、長く合唱に取り組んできたので、合唱ならおそらく多くの方が経験されたことがあるかなと思いそれを例にお話をします。 合唱で重要なのはいかに声を大きく出せるかとか、発声がうまいかといったことだと思われがちですが、声を出す前にまず聴くことが大切であると私は考えています。 音が合っているかどうかということのみならず、同じ楽譜の同じ情報を受け取っていてもそこには解釈が生まれ、同じピアノという記号を見ていてもそれがどれくらい小さいのか、同じフォルテでもどれくらい大きいのか、同じ単語でもどのようなイントネーションで言うのか、優しく発するのか悲しい表情をするのか、互いに聴き、確認してみないとわからないものです。 それぞれに情報の解釈が生まれることに加え、それぞれの主観がベースとなるため、互いに聴き、交わり合うことによって少しずつ調整を加え、ひとつの作品にまとまっていきます。 また仕事でよく見るのですが、学生のグループディスカッションの場でもこんなことがあります。賛否を問うテーマであった場合、先に意見を表明してもらってからどちらかにまとめるのはなかなかに難しい。 まずは問いの分析を行い、そこから見えるポイントについてさまざま情報を出し合い整理をした上で賛否どちらかにまとめていくほうが実はスムーズに結論が決まります。 現在の武蔵野市が行う市民参加の手法にもさまざまなものがありますが、コロナ禍においてはどうしてもこの交わりあうという視点での取り組みに困難さがあり、意見を発する・集めることに力を入れることになってしまったのではないでしょうか。 住民投票条例のことで言えば、昨年8月の市民意見交換会の時点で、賛成ではなく反対やなぜ今なのかという意見が出ていたことは、12月の議会で述べました。11月の報道から騒ぎになったという発言をする方が多く、確かに大きくなったのはそうかもしれませんが、さまざまな意見自体は夏の意見交換会でも、そして遡って春のアンケートにおいても存在しており、表明されています。 全国への爆発的な認知度に繋がったのは報道かもしれませんが、8月にはSNSで話題になっているのも目に入っており、それを見た方が意見交換会にも参加されています。 そんな中意見交換会では、賛成意見、反対意見をただ述べる場になってしまい、少なくとも交換、交わり合うような議論ができる場にはなっていませんでした。他者の意見に耳を傾ける、背景を聴く、そうして考えを深めるような場が必要ではないでしょうか。 そうした場はどこにあるのかと考えたとき、真っ先に思いつくのはコミセンです。がしかし、コミセンに入ったことがない!という方が多数います。 私は先の議会での自分の発言に責任を持ち、年始から早速行動を始めました。先日開いたパブリックコメントを書こう!というイベントには10名ほどの市民の参加があり、計画の冊子を手に入れるのに中町集会所に入るところから体験をしてもらいました。初めて入るという方もいて恐る恐る、そしてコミセンの委員の方はこんなに冊子を取りに来たのは初めてという、そんな機会を作ることができました。 このようにこちらも少しずつですができることに取り組もうとしています。特にこれまで市政とあまり関わりがなかった市民と繋がっていくのは簡単なことではないですが、今回のことをチャンスに、より市民参加の活性化に繋げていきたいと思います。コミュニティが交わりあうことの可能性、そしてどのような取り組みができるか、市の見解を伺います。 3市勢統計に見る人流減少の影響について 電車やバスなどの交通、また健診事業などの数値を見ると大幅な人流減少が結果として表れている。産業をはじめ、多岐に渡るであろう影響につき伺う。これはまずご見解を伺い、再質問したいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。

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2022年2月のスケジュール

こんにちは、武蔵野市議会議員の本多夏帆です。 週末にさしかかった頃、我が家でも微熱か⁉という事案が発生し、すぐに引いたので検査はしていないのですが、念のため家に引きこもっておりました。 さて、すでに突入していますが、2月の議員に関連するスケジュールを書いておきます。メモ代わりでもありますが、参考まで。また、意見募集については簡単に説明を記載します。 議会関連 1日:総務委員会 2日:文教委員会 3日:厚生委員会 4日:研修会 7日:建設委員会 8日:外環道路特別委員会 16日:議会運営委員会 21日:本会議スタート 24日:本会議 28日:本会議 市議会のページはこちら 行政関連 4日:市民活動促進基本計画策定委員会 9日:教育委員会 14日:都市計画審議会 14日:下水道総合計画及び下水道事業経営の在り方等検討委員会 18日:男女平等推進審議会 19日:市民と市長のふれあいトーク 市のイベントページはこちら 意見募集関連(パブリックコメント) ▼むさしの青空市のあり方検討委員会 中間まとめ1/24-2/10(市HP) これまでと同じやり方ではできない、担い手の課題など、これから市がますます直面するであろうことについてや、これまでの過去の経緯、なぜこうしたイベントが生まれたのかといった文化的側面についても知ることができます。 ▼公共施設等総合管理計画 中間まとめ2/1-2/15(市HP) 学校を皮切りに、文化施設、コミュニティセンター、そして市庁舎と、これから数十年かけて順に更新を迎えることになる公共施設について、まずはこの5年の計画です。 ただ、私はこれを見るに次の第3期10年の部分が重要で、それを見据えて考えられているものと感じています。 これからの「公共」をどのように考えるのか、大きなお金が動く&長く利用するものだからこそ、より多くの市民で考えていかなくてはならない内容だと思います。ただちょっと募集期間が短いのが難点… ▼地球温暖化対策実行計画 改定案2/4-2/24(市HP)※事務事業編と区域施策編の2つ 2021年のものを国の計画を反映させるなどして新しくしたものです。2つありますがそんなに量はないので、さらっと読めるかも。具体的にどのようなことを今後やっていくのか、少しイメージができるかと思います。専門分野の方、ぜひお知恵を。 ▼保健センター増築・複合施設整備基本計画 素案2/4-2/28(市HP) 保健センターの給排水が劣化し、大規模な修繕が必要とのことで増築と複合施設の計画が出されています。まだそんなに古くない建物であることからも、議会での議論も紛糾気味。すべてを「コスパ」で決められないのが難しいところですが、こちらも今後の施設計画に大きく影響しそうな内容になっています。 保健センターについては感染症対応についても記載あり、また複合施設は子ども・子育て支援施設ということで、子どもや子育てについての課題などからどのような機能が必要かといったイメージが出されています。 素案ということもあり、まだまだ柔軟に対応する予定であることがうかがえますが、今回のこの意見募集は建物というハード面と子ども子育て支援というソフト面の両方がぎゅっと入ってしまっていて、どのような意見を出せばいいのか少々分かりにくいと私自身は感じました。このことは議会でもお伝えし、開催される説明会などでは工夫して欲しいとお願いしています。 気になることはどしどし送っていただければと思いますが、今すぐこの機能がこの建物に欲しいということではなくても、こんな課題があるなど、広く書いてOKとのことでしたので、ぜひ声を届けていただければと思います。 ▼国土強靭化地域計画 案2/8-2/22(市HP) 基本的には国や都の計画に沿って作成されるもので、それとの整合を取るために内容としては小難しい印象。以前からちょこちょこ議会で話題に出ていたが、国からの補助金の関係で急ピッチで作成に至ったとのこと。 災害や医療についてなど、リスクシナリオと推進方針が示されていて、ここから市の各個別の計画においてどのような検討がなされるべきなのか少しイメージすることができるかなと思います。ただただちょっと難しい内容ですが、概要版もあるのでぜひ。